コエビソウ(ベロペロネ)の育て方:小さな鉢植えで朱色の苞と美しい花を楽しむ


 
コエビソウ ベロペロネ
コエビソウは、キツネノマゴ科キツネノマゴ属の低木状になる常緑の多年草です。メキシコが原産地の熱帯植物になります。

学名は、Justicia brandegeeanaで、ベロペロネと呼ばれることがあります。ベロペロネは以前の属名で、ホームセンターや園芸店で、流通名として残っています。

朱色のたくさんのが重なり、エビの尾のような形をしていることが、コエビソウの名前の由来です

の先端から白色のが咲きます。は小さく、あまり目立ちませんので、美しい苞を楽しむ植物になります。

が咲く時期は5月~10月、周年開花の性質がありますので、冬でも室内の暖かい場所であれば、が咲きます。15度以上がが咲く目安です。

熱帯植物ですが、耐寒性が弱くなく、関東地方より西の温暖な地域では、屋外で冬越しできます。寒さで落葉しますが、暖かくなった春に芽吹き、復活できます。

11月上旬に、自宅の近くの園芸店で、コエビソウの苗が、安く販売されていましたので、購入して育てます。

小さな鉢に、植え付け・植え替えをして、コンパクトな樹で、美しい樹形を楽しみます。



コエビソウの苗

コエビソウ 苗
コエビソウの苗のラベルで、の色や形を確認して購入するとよいです

ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。

植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。


ラベルの裏
ラベルの裏に簡単に説明が記載されています。

コエビソウ
ベロペロネ

花 期:周年
分 類:キツネノマゴ科
用 途:花壇、鉢植、ハンギング

栽培方法
日当りと排水性の良いところを好みます。定植する場合は土をくずさないようにします水やりは土の表面が乾いたら、たっぷりと与えてください。施肥として、液肥を1ヶ月に1~2回与えてください。










コエビソウ 草丈
コエビソウの苗の草丈は20センチを少し超えるぐらい。

大きな鉢や地植えすると、草丈が1メートルぐらいまで大きく成長します草丈が大きくなると、が倒れやすくなりますので、支柱が必要です。

小さいほうが管理が簡単ですので、大きく成長しないように、小さな鉢植えで育てます。


ビニールポット
直径9センチ、3号のビニールポットに植えられています。


コエビソウ 朱色の苞
コエビソウの特徴である朱色の。ハート形の方が重なり、規則正しく並びます。の色は、最初は淡い黄緑色ですが、日に当たることで朱色になります。

苗が小さいことが影響しているのか。が短く、エビの尾のように見えません。


唇形 花
枝の先端にができ、中心から花序を出して、唇形の白色のが咲きます。

筒状のの先端が、上下に分かれて唇ような形ので、の長さは2~3センチ、下の唇が3つに裂け、中央だけは赤紫色の斑点が、たくさん並びます

11月上旬と、コエビソウが咲く時期が終わっていますが、九州地方の福岡県ですので、最高気温は20度ぐらいですので、屋外でもが咲く可能性があります。


朱色の苞 長さ
朱色のの長さは2.5センチぐらい、もう少し長く伸びて、枝垂れた状態になれば、エビの尾のような形になります。


コエビソウ 葉
コエビソウの形は、少し先が尖った楕円形から卵形で、対生します

の色は緑色ですが、購入した苗のは、黄緑色です。葉焼けしているのだろうか?季節や日当たりなどの環境の影響である可能性があります。

コエビソウは熱帯植物ですが、暑さが厳しい熱帯地域の日陰で育ちますので、強い日差しに当たると葉焼けします


葉の長さ
の長さは3センチぐらい。

コエビソウの長さは5~8センチですので、小さいです。


葉の幅
の幅は2センチぐらい。


苗 選び方
コエビソウの苗を選び方は、の色がよく、枝が間延びしていないものがよいです



コエビソウの小さな鉢植え

小さな鉢植え
コエビソウは、草丈が1メートルぐらいまで成長する常緑の多年草です。大きく成長すると、管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます

小さな鉢植えで育てることで、管理が簡単になりますので、寒い冬に、室内などで保護しやすいです。

日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。


雰囲気
ビニールポットの状態のままで、鉢に入れると、植え付け・植え替えをしたときの雰囲気が確認できます。


スリット鉢
コエビソウ小さな鉢植えで育てるために、KANEYA(兼弥産業)のスリット鉢を用意しました。

スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。

スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。

MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます


3号
スリット鉢のサイズは3号(直径9センチ)、CSM-90になります。

スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。

ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。

根詰りすることがなく、コエビソウを元気に育てることができます。植え替えも2~3年に1回で大丈夫になります。


スリット
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。

スリットにより、が光を浴びて伸びなくなることで、底でを巻くサークリング現象を防ぎます


ウォータースペース
八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。

段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。

植物の成長によいスリット鉢を使うことで、コエビソウ小さな鉢植えで育てることができます。

日差しが強く暑い夏は半日陰、霜が降りる寒い冬は軒下などに移動させることで、最適な環境で育てることができます


八角形
準備したスリット鉢の直径9センチと3号のサイズですが、八角形に部分は、一回り小さくなりますので、普通の3号の鉢より少し小さい容量になります


鉢の高さ
鉢の高さは7.5センチぐらい。大きくありませんので、移動が簡単になります。


鉢のサイズ
スリット鉢は価格が安いので、いろいろな鉢のサイズを購入してあります。左から2.5号(直径7.5センチ)、3号(直径9センチ)、3.5号(直径10.5センチ)。

苗木を購入するときは、鉢のサイズ選びで悩む必要がありません。

コエビソウ鉢植えは、草丈が30センチから1メートルですので、4号(直径12センチ)~6号(直径18センチ)が、適した鉢のサイズになります


デザイン性
スリット鉢のデメリットは、デザイン性がないことです。価格が安く、生産者向けの商品ですので、仕方がありません。


鉢カバー
100均の鉢が、鉢カバーとしてピッタリのサイズです。が咲いている時期は、鉢カバーに入れて飾り、普段はスリット鉢のまま育てます。


立派な鉢植え
コエビソウの立派な鉢植えになる予定です。



コエビソウの用土

コエビソウ 用土
コエビソウは、水はけのよい用土を好みます

ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で、育てることができます。

作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土7:3の割合で混ぜた用土が適しています。


均一
赤玉土腐葉土が均一になるように混ぜます。


鉢底石
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。

コエビソウは、水はけがよい状態を好みますので、鉢底石を敷くことをおすすめします。


土入れ
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。

園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。


鉢 準備
鉢の高さの底から3分目まで用土を入れて、コエビソウの鉢の準備ができました。

植え付け植え替えは、最初に鉢の準備をします

土の中にあるは乾燥しやすいですので、短時間で植え付け植え替えをする必要があります。



コエビソウの植え付け・植え替え

植え付け・植え替え
コエビソウの苗を、鉢に植え付け植え替えをします。

必要な道具は、ハサミピンセット竹串です。

鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。

鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け植え替え用に購入するとよいです。

コエビソウ植え付け植え替えに適した時期は、4月~9月頃になります。暑さが厳しい真夏は避けたほうがよいです。



苗を掃除してキレイにする

掃除
購入したコエビソウの苗は、自宅の近くの園芸店で、が咲く時期が終わりますので、安く販売されていました。

ビニールポットの中に枯れ葉がありますので、ピンセットで取り除いて掃除をします。


枯れ葉
コエビソウ枯れ葉は黒色です。


枯れた茎
切り戻しをして残った枯れたがありますので、ハサミで根元で切り、キレイにします


枯れ葉 枯れた茎
コエビソウの苗のビニールポットの中の枯れ葉を取り除き、枯れたを切りました。


キレイな状態
苗は植え付け・植え替えをする前に、キレイな状態にするとよいです。



ビニールポットから取り出す

底 確認
ビニールポットの底を確認します

がたくさん出ていますと、引っかかってビニールポットから取り出すことができません。

がポットの底の穴から出ている場合は、ハサミで切ります。


横向き
コエビソウの苗を鉢受け皿の中に、横向きに置きます。


底の角
ビニールポットの底の角を指で押すと、簡単に取り出すことができます。

手で引っ張り上向きに、ポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。


取り出す
コエビソウの苗をビニールポットから取り出すことができました。



コエビソウの根鉢

コエビソウ 根鉢
コエビソウの苗をポットから取り出すことができ、根鉢になりました。

根鉢は、苗を鉢やポットから取り出して、と土が固まって見えている状態のことです。


根鉢の状態
根鉢の状態は、の量は普通です。白いは新しく、茶色のは古く、黒いは腐敗しています。

新しい白いが少なく、横向きに伸びている太いがあります。


三分の一
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け植え替えすることが基本です。

つぼみがあったり、が咲いたりしている苗は、根鉢をあまり崩さないで、植え付け・植え替えをします。



根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備

表面の土
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、汚れて、水通りと通気性が悪くなります

植え付け植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。


根元
竹串を使って、根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。

竹串は素材が竹ですので、適度な硬さでを傷つけにくく、使いやすいです。

公園などにある大きな樹は、の一部が地表に見える状態です。根元の位置が地表になると、樹の成長がよくなります


根鉢の底
根鉢の底は、が密になり固まった状態で、植え付け・植え替えをすると、の成長がよくありませんので、崩します。


根鉢の底 竹串
根鉢の底を竹串を使って崩します。


固まった
根鉢の底の固まった伸びたをほどき、土を崩しましたので、水はけがよくなります


根鉢の側面
根鉢の側面はが多いですので、竹串で崩します。


根 成長
を崩すことで、植え付け・植え替えした後に、が成長しやすくなります。


長く伸びた根
長く伸びたをハサミで切ります。


根を切る
を切ると枯れることが心配になりますが、長く伸びたは不要ですので、短く切るとよいです。


根鉢 準備
根鉢をたくさん崩すと、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。

枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要なは取り除きます。

コエビソウ根鉢を崩して、鉢に植え付け植え替えをする準備ができました。



鉢に植え付け・植え替えをする

鉢に入れます
根鉢を崩したコエビソウ用土を入れて準備した鉢に入れます。


根元の位置
根元の位置を確認します。

スリット鉢段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差になるように調節します

高い場合は、3分目まで入れた用土を減らします。低い場合は用土を増やします。少し低いですので、用土を足しました。


水通り
根鉢の中心部分を竹串で挿すと、水通りや通気性がよくなります

鉢の中に入れていますので、根鉢が崩れる心配がありません。


赤玉土
根鉢と鉢に隙間がありますので、用土を入れます。

根鉢の土が細かく、保水性が高いですので、腐葉土を入れずに、赤玉土だけの用土にしました。


隙間
の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。

赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。


段差
スリット鉢段差より少し下まで用土を入れます。


軽石
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。


散水ノズル
水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。

雨や水遣りで土が跳ねて、に付着しますと、病気の原因になりますので、表面の土を軽石にするとよいです。


小さな鉢植え 完成
コエビソウ小さな鉢植えが完成しました。

小さな鉢植えですので、いろいろな場所に飾ることができ、管理も簡単です。



コエビソウの管理

水遣り
コエビソウの苗を鉢に植え付け植え替えした後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

コエビソウは、乾燥を嫌う性質ですので、水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

乾き具合は、鉢を手に持ち重さで判断するとよいです。小さな鉢植えは簡単にできます。

春と秋は1~2日1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は、完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。

寒さが厳しい真冬は、暖かい日の午前中に水遣りをします。午後に水遣りをすると鉢の中に残った水が夜間に凍ることがあります。

が咲く期間は、水切れに注意が必要です。水切れするとが傷みます

寒い冬でも、乾いた風で1日で乾いたり、小春日和で暖かい日があったりしますので、1日1回は、乾き具合を確認するようにしましょう。


明るい日陰
植え付け植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

コエビソウは、日当たりのよい場所で管理します。暑い夏は、強い日差しで葉焼けしますので、西日が当たらない半日陰で管理します。

日陰でも育てることができますが、枝が間延びして、の数が減り、色も薄くなりますので、葉焼けに注意して、日当たりの良い場所で育てるとよいです。

熱帯植物ですので、耐寒性は強くないですが、関東地方より西の温暖な地域は、屋外で冬越しできます。寒さが厳しい地域は、室内で保護すると安心です。

暖地でも、南向きの日当たりのよい、霜や冷たい風が当たらない場所で、管理して下さい。



支柱で支える

倒れる
植え付け植え替えをした後は、が張っていませんので、風が強く吹くと倒れることがあります


草丈 20センチ
コエビソウ小さな鉢植えは、草丈が20センチぐらいですが、の先端に朱色のがあり、風が強く吹くと、倒れる可能性があります。


支柱
支柱を使って、を支えて、倒れることを防ぎます

小さな鉢植えですので、竹串支柱として使うことができます。


竹串
竹串を鉢の底まで深く挿します。


茎 修正
支柱を使って、の向きを修正できますので、雰囲気がよくなりました。



鉢カバー 立派
鉢カバーに入れると、コエビソウの立派な鉢植えになります。



コエビソウの育て方のポイント

  • 日当たりがよい場所で育てる。夏は半日陰で葉焼けを防ぐ。
  • 水はけのよい用土を好む。市販の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合。
  • 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は春から秋に緩効性化成肥料を置き肥、花が咲く時期は液肥も併用するとよいです。
  • 耐寒性は強くないですが、温暖な地域は冬越しできます。
  • 植え付け植え替えは4月~9月頃。

コエビソウは基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

鉢植え根詰りしないように、1~2年に1回、春に植え替えをします

剪定の時期は、いつでもよく、伸びすぎたを切り戻すことで、草丈が大きくならないように管理します。



コエビソウの今後

11月4日に、コエビソウの苗木を鉢に植え付け植え替えしました。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、冬越しは、簡単な保護で大丈夫ですが、夏はとても暑く、水切れに注意が必要です。

の先端に、朱色のがありますので、を咲かせることが最初の目標になります

コエビソウ今後の様子はこの記事を更新します


同じキツネノマゴ科キツネノマゴ属であるピンクネックレスを育てています。
関連記事




スポンサーリンク
スポンサーリンク


0 件のコメント :