桜を鉢植えで育てる。桜の苗木を鉢に植え付ける。


どうして、桜を鉢植えで育てたいのか?

桜 鉢植え
さくらんぼ(暖地桜桃)にたくさんの花芽が付いています。小さな苗木から育てて3年目になります。花がきれいで、さくらんぼの実もつき、とても楽しむことができています。桜をこのくらいの大きさの鉢植えで育てたい。

さくらんぼ
さくらんぼも満開になると桜のようです。樹形も同じなので遠くから見ると桜です。

桜の木は、多くの場所で見ることができますが、自宅に植える人は少ないです。花は美しく、とてもよい樹木ですが、欠点があります。

桜の欠点 庭木にしない理由

桜は、大きく成長するので家の日当たりが悪くなったり、根が伸びて家の基礎が損傷する可能性があります。剪定して大きさを調整すればよさそうですが、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」とことわざがあるように、桜は剪定に弱い樹木で、大きく成長させて花を咲かせて楽しみます。

毛虫などの害虫が多いことも、庭木にしない理由です。小さいときは殺虫剤を散布できますが、大きく成長すると難しくなります。落葉樹なので、冬には落ち葉の掃除が必要になります。敷地内であれば、好きなときに掃除すればよいですが、隣の家の敷地や道路となると、早く掃除する必要があります。

花が美しく、葉もきれいで、よい樹木ですが庭木として植えつけるには、広い敷地が必要です。桜を庭木にしたい場合は、樹高の低い「八重桜」や枝が横に広がらない「枝垂桜」などを選ぶとよいです。

いろいろな樹木を鉢植えや盆栽で育てています。

植物を育てることは楽しいです。特に樹木は、年を重ねていくことで雰囲気がよくなり、立派な樹木なります。新芽や花、紅葉で季節感を感じることが楽しみになります。春は、季節の中で特別です。寒い冬からの変化が大きく、日々の楽しみがあります。梅の花が咲いて冬の終わりを感じて、春になったことを桜の花を見て喜びます。

桜の木で、春を感じることのできる庭にしたい。鉢植えなら季節ごとに玄関に飾る樹木を変えることも可能です。季節を代表する樹木を育てることで1年中楽しむことができる庭が完成します。

桜の苗木を格安で手に入れることができました。

桜の苗木
ホームセンターの現品処分の苗木を購入しました。左の一番前の苗木が、たぶん桜です。なぜ?「たぶん」なのか、黄色のテープに「100」と書いてあるだけだからです。

苗木 品種
柿の苗木は品種の「禅寺丸」まで書いてくれています。もみじの苗木は「モミジ」だけです。桜の苗木だけ「100」しか書いてありません。桜の苗木に間違いないですが、品種は不明です。

桜の鉢植えに以前から挑戦したかったので、100円という激安な価格は魅力的です。枯らしてしまってもよいというわけではありませんが、価格が安いと気軽に挑戦できます。

桜を鉢植えにするときに注意すること。

樹木を鉢植えで育て続けると、植え替えが必要になります。樹木が元気に育っていれば成長するからです。桜は大きくなる樹木なので、早めの植え替えがよいです。植え替えをしないと、根が伸びて鉢の底から出たり、根詰まりの状態になります。樹木の成長が悪くなり、元気がなくなります。

植え替えのときに根を剪定することで、樹木の大きさを維持することができます。盆栽では、とてもうまく根の剪定をすることで、同じ大きさで年数を重ねていくことを可能にしています。

桜は剪定に弱い樹木です。正確には剪定した切り口から雑菌などが入ることで枯れることが、よくあります。枝では時期や切り口をしっかりと防腐処理することで、剪定することが可能です。根は土の中に切り口があり、経過を見ることが困難で、殺菌したハサミを使い、新しい用土にすることぐらいしかできません。

できる限り根の剪定をしないようにすることで、桜を鉢植えで育てることができるようになります。

植え替えのときに根を剪定しないようにするためには

根 桜
根は、細い根と太い根があります。細い根が土から水や栄養を吸収しています。細い根の寿命は短く、新しいものが生えてきます。古い細い根が土の中に多くあると、新しい細い根が成長できなくなります。植え替えるときに古い細い根は、土を落とすと一緒に取り除かれます。

細い根は剪定しても大丈夫です。切り口がとても小さいからです。問題は太い根です。太い根をしっかり剪定することで樹形がよくなり、樹木の大きさを維持することができます。太い根を剪定すると、切り口から雑菌などが入り腐れる可能性があります。太い根を剪定しなければ、心配する必要がなくなります。

写真の根は、太い根が底で巻いている状態です。このような根は剪定しなければなりません。太い根が鉢の底で巻いたり、走り根と呼ばれる長く伸びた根になっていなければ、剪定しなくてよくなります。

スリット鉢を使うことで太い根を剪定する必要はなくなる?

スリット鉢
スリット鉢とは、鉢の底から側面にスリットのある鉢です。細くて長いスリットと太くて短いスリットが交互にあります。鉢の形も円形ではなく八角形になっています。

排水性がよく、根が鉢の底まで伸びるとスリットに到達して、光があることから、伸びなくなります。鉢の底で根が巻いているサークリング現象が起こりにくくなります。

スリット鉢 底
根が長く伸びて、鉢の底で巻いていなければ、植え替えのときに根を剪定する必要がなくなります。このスリット鉢を使えば、桜の鉢植えを育てることができそうです。




桜の苗木をスリット鉢に植え付ける

現品処分の100円の桜の苗木の現状

接合部
桜の苗木の接合部です。接木テープが少し食い込んでいます。接合部は、あまりよくないほうです。苗木を購入するときは接合部がキレイな苗木を選びます。

切り口 苗木
樹木の苗木は芯止めしています。切り口が新しく最近切ったようです。枯れていないか確かめたのかもしれません。桜は切り口から雑菌が入り、腐食することが多いので保護処理をします。

トップジンMペースト
トップジンMペーストは切り口保護の代表的な商品です。

チューブ
チューブ入りでキャップがあり使いやすいです。

枝
中間ぐらいに短い枝があります。新芽は生きているようなので、葉が芽吹くことを願います。

ポリポットから取り出して、古い土を取り除く。

ポリポット 底
ポリポットの底から根が見えます。

根詰まり
ポリポットから苗木を引き抜きました。根詰まりの状態です。

土 根
土を取り除いて根の状態を確認したいので、水で土をやわらかくします。

バケツ 水
バケツの水につけて、土を流そうとしますが、硬く固まっています。

棒
棒を使って、土を少しずつ崩していくしかないようです。

根
土をキレイに取り除きました。長く伸びた走り根があります。このまま植え付けると、次の植え替えのときには、走り根がもっと長く、太くなります。太くなった根を剪定すると切り口が大きくなり腐食する可能性が高くなります。

長く伸びた根を剪定して、植え付けます。

根 剪定
桜の根は、あまり剪定しないほうがよく、植え替えのときも軽く土を落とす程度にします。長い根が多くあると、根詰まりしやすくなり、鉢植えで育てるなら根を剪定しなければなりません。長く伸びた根を、鉢の大きさに合わせて短く切ります。

赤玉土 腐葉土
鉢に赤玉土と腐葉土を7:3の割合で入れて混ぜておきます。鉢の底から3分の1から半分くらいまで入れるとよいです。

苗木 植え付け
苗木を植え付けます。鉢の中央に置きます。ちょっと深めの位置にします。深い場合は苗木を少し引き上げることで、調整ができますが、植え付ける位置が浅いと、用土を取り除いて最初からやり直すことになります。
 
赤玉土 棒
赤玉土を追加して、根の間に隙間なく用土が入るように、棒で軽く突きます。

赤玉土と腐葉土を入れて、ポリポットでの土の位置まで用土を入れて植え付けます。最後の表面の用土は赤玉土だけにしたほうが見栄えがよく、用土の乾き具合も見やすいです。

たっぷりと水遣りをして、接木テープを取り除きます。

水遣り
 水遣りをします。

時間をかけて
時間をかけて、たっぷりと水遣りをします。赤玉土は完全に乾燥した状態で、粒の中心まで水を吸収させるために、ゆっくり水遣りをします。

泥水
鉢の底から泥水が流れます。赤玉土の表面についた土が水で流されます。底から流れる水が透明になるまで、水遣りをします。 

接木テープ
接木テープを取り除きます。販売されている苗木は、しっかり接合している状態です。植え付けるときに接木テープを取り除きます。

食い込み
長い期間、接木テープが巻かれたままの状態だったので、苗木が成長して接木テープが食い込んでいます。

植え付け後の栽培、成長の様子

軒下
植え付けた桜の苗木は、しばらくの間、軒下で栽培します。風通しのよい明るい日陰で管理します。1つだけある短い枝には新芽があるので、観察することで状態が判断できます。

根を剪定しなければ、枯れることはありませんが、剪定しないと根が伸びて太くなり、根詰まりする可能性が高くなります。そのときになって剪定すると太くなった根を剪定することになり、切り口から雑菌が入り腐食すると枯れてしまいます。

新芽 膨らむ
新芽が膨らんできました。3つある丸い新芽は花芽です。尖った形の芽は葉になります。花芽が膨らんできたことで、植え付けは失敗はしていない、油断はできませんが、ここまでは順調です。

花芽 大きく
花芽が大きくなりました。花が咲きそうな雰囲気になってきました。とてもうれしいことです。花が咲くと花の形から品種の判断がしやすくなります。

花を咲かせることは、植物の生命エネルギーをたくさん消費してしまいます。ちょっと心配です。葉が多く芽吹くことが、光合成によって養分を生産して、苗木を成長させます。新しい枝ができないことには、葉の数も増えないので、植え付け1年目の目標は、新しい枝の芽吹きです。

日の当たる場所
暖かくなってきて、花芽と葉芽は成長しています。日の当たる場所に移動しました。暖かい日が続けば、すぐにでも咲きそうになりました。花の色は白です。

開花
開花しました。白い花で「山桜」か「大島桜」のようです。桜の品種は、とても多く判断は難しいです。花だけでなく、葉や樹形を見て判断していきます。

桜を鉢植えで育てる まとめ

大きな樹木である桜も鉢植えで育てることができます。あまり大きくならない品種を選ぶと比較的簡単にできます。おすすめは「一才桜」「旭山桜」です。鉢植えや盆栽が販売されています。

「八重桜」と「枝垂桜」も8~10号の鉢で可能です。八重桜と枝垂桜は種類が多くあるので気に入ったものが選べます。

「ソメイヨシノ」(染井吉野)は、鉢植えは難しいです。成長が早く大きくなるからです。花はとても美しいですが、毎年植え替えをして大きな鉢にすれば可能かもしれません。

一番のポイントは剪定です。太い枝や根の剪定を避けることが重要です。不要な枝は細いときに剪定して、根詰まりさせないことで根の剪定を最小限にすることです。

鉢植えの桜で、自宅で花見を楽しみましょう。今回植え付けをしたホームセンターの現品処分の品種不明の桜の今後の成長は季節ごとにまとめて書きます。

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