サザンカを増やすなら「取り木」がおすすめ!時期や成功率を上げるやり方

2026/03/31

サザンカ 取り木

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サザンカを増やしたいときに挿し木に挑戦する方が多いです。

挿し木が成功できても「なかなか花が咲かない」「立派な樹形になるまで時間がかかる」ことがよくあります。

おすすめの方法は「取り木」です。

取り木は挿し木よりも早く花を楽しむことができ、最初から太さのある幹や枝の樹を作ることができますので、小さな鉢植えや盆栽素材作りに最適です。

初心者の方でも失敗しないための最適な時期や、環状剥皮・針金巻きといった具体的な手順を多くの写真を使って詳しく解説します。

大切なサザンカを確実に増やして、美しい花を楽しみましょう。

サザンカの幹の先端部にビニールポットで取り木をした様子

サザンカの取り木のポイント

  • 取り木に適した時期は春の3~4月、または梅雨入りの6月頃
  • 「環状剝皮」で樹皮を甘皮を残すことなく剥ぐ
  • 幹や枝が細い場合は「針金巻き」で針金で強く締め込む
  • 発根促進剤「ルートン」を塗る
  • ビニールポットで用土は赤玉土の極小粒を使う
  • 発根するまで用土を乾かさないように管理

サザンカの取り木は難しいことはなく、「環状剥皮」または「針金巻き」をして発根しやすいように水苔や用土で保護、乾かないように水を与えるだけです。

発根しなければ、何度もやり直すことができますので気軽にチャレンジできます。

サザンカの取り木について

取り木は植物を増やす方法のひとつで、幹や枝の一部を切り取り、別の新しい固体を作る方法です。親木の性質をそのまま受け継ぐことができるメリットがあります。

親木の樹冠部などの幹が太くて小枝が充実した部分を切り取ることで、取り木をした後1~2年である程度の樹形ができ、鑑賞することができるぐらいになります。

種から発芽させる実生や挿し木より栽培の期間が短く、すぐにサザンカの花が咲く樹を作りたい場合に最適な方法です。

サザンカの挿し木をした記事が別にあります。たくさん増やしたい方は参考にして下さい。
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サザンカの苗木
デメリットは樹の負担になりますので、1本の樹に取り木は1つだけにしなければならないことです。たくさん増やしたい場合は挿し木が適しています。

取り木に最適な時期

春に新芽が芽吹く前(3~4月)と梅雨入りの6月頃が取り木に最適な時期です。

春の芽吹く前に取り木をすると、暖かくなった1ヵ月後ぐらいに発根を確認することができます。

梅雨入りの6月頃は樹が活発に生長しているので、2週間後ぐらいで発根していることもあります。根がたくさん増えれば、2ヵ月後には親木から切り離すことができます。

取り木をする樹の状態を確認

剪定や葉刈りは樹に大きな負担がかかるので控えるとよいです。取り木をする樹は元気で状態がよいと発根して成功率が高くなります。

サザンカの取り木をするために樹の負担が減るように「花がら摘み」をしました。別の記事で詳しく書いていますので、参考にして下さい。
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親木が水切れすると取り木した部分に大きく影響します。小さな樹でなく、少し余裕のある大きな樹がよいです。

根を剪定して植え替えをした直後の樹は根の生長が充分でないので、取り木には適していません。

サザンカの取り木の方法

取り木は3つの方法があります。幹や枝の太さによって使い分けをすることで、失敗するリスクを減らすことができます。

針金巻き

サザンカの幹に針金を使って強く締め込む「針金巻き」をした様子
幹や枝の太さが直径1センチ以下の場合が適しています。

針金を使って巻き締めることで葉で作られた養分をせき止め、幹や枝が太くなりカルスができ、発根させる方法です。

作業がとても簡単なことがメリット。発根させたい場所に針金を巻いて、水苔や用土で覆い、発根しやすいように湿らせるだけです。

針金が食い込むように強く締め込むことがポイント。幹や枝に傷がついて内部の緑色が見えるぐらいが目安です。

太い幹の場合は針金を巻く溝をカッターなどで削り、針金を巻くと成功率が高くなります。

環状剥皮

「環状剥皮」をした幹
「環状剝皮」の例(ロウバイの幹に取り木)

幹や枝の太さが直径1センチ以上2センチ以下の場合に適しています。

幹や枝の樹皮をカッターやナイフで1周、剥いて、水苔や用土で覆い、湿らせて発根させる方法です。取り木の方法の中で最もよく行われています。

樹皮を剥いで内部の木質部まで形成層をキレイに剥ぎ取ることがポイントです。形成層は甘皮のようなもので、残っていると発根しません。

樹皮を剥ぎ取る幅が重要です。幹や枝の太さの1.5~2倍くらいの長さが必要。幅が小さいと傷が繋がって発根しません。

幹や枝が細い場合は作業が難しくなることがデメリットです。

直径1センチ以下で細い場合、樹皮を削っていると幹や枝が折れることがあります。私も何度か失敗していますが、失敗したときに限って樹形のよいことが多く、残念な気持ちになりますので、細い場合は針金巻きをおススメします。

削ぎ上げ

幹や枝の太さが直径2センチ以上の場合。「針金巻き」や「環状剝皮」ができないときに使います。私は大きな樹を育てていませんので、「削ぎ上げ」を使って取り木をしたことはありません。

幹の樹皮を下から上の方向にカッターやナイフで削ぎ上げる方法です。削ぎ上げた樹皮と幹の隙間に水苔を詰め込み、周りも水苔や用土で覆い、湿らせます。

針金巻きや環状剥皮に比べて、幹の一部分だけを傷つけているので発根する確率が低いですが、幹がとても太い場合などに有効です。

親木となるサザンカの鉢植え

取り木をするためには親木が必要です。 親木はホームセンターや園芸店で普通の苗木を購入して鉢植えで育てると移動できますので、管理が簡単になります。

鉢植えにするぐらいの小さな苗木は価格が安く、チャレンジしやすいです。

今回のサザンカの取り木は、ホームセンターで値引き販売されていた苗木を使います。

樹高が70センチのサザンカの苗木
2週間前の3月16日に剪定をしました。

「取り木」を予定していましたので、樹に大きな負担にならないように軽い剪定にして、2週間、様子をみました。変化がなく順調ですので、「取り木」をします。

剪定をしたときの様子は別の記事で詳しく書いていますので、参考にして下さい。
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剪定のときに幹を短くする「芯止め」をすると樹高を小さくすることができます。取り木をする予定でしたので、「芯止め」をしないで先端の樹冠を残しました。

樹冠は枝が多く、小さな鉢植えを作ることに適しています。取り木をする部分は樹冠がおススメです。

取り木をする位置を決める

サザンカの苗木の樹冠部は枝が多くある
サザンカの苗木の樹冠。枝が多くありますので、小さな鉢植えが簡単にできる部分です。取り木をする部分に適しています。

取り木をする位置をハサミで示す
ハサミで示した位置で取り木をすると、幹から少し上で大きく2つに分かれ、小さな枝があるサザンカの小さな鉢植えを作ることができます。

よく樹を観察しながら、取り木が成功して小さな鉢植えの完成をイメージして、取り木をする位置を決めます。

取り木をする位置から先端までを定規で測る
完成すれば樹高が15センチで、枝が多くあるサザンカの小さな鉢植えができます。

取り木をする位置を決めるために、いろいろな角度から樹を見て判断します。樹形のよい小さな鉢植えを作るために必要な作業です。

取り木に必要な道具

サザンカの取り木に必要な道具は
  • ハサミ
  • カッターや小刀などの刃物
  • 針金(アルミ線でOK)
  • ペンチやニッパー
  • 発根促進剤「ルートン」
  • 綿棒(「ルートン」を塗るときに使う)
  • ビニールポット、ホッチキス
  • 水苔や用土(赤玉土の小粒、極小粒)
  • 土入れ、竹串
特別なものは発根促進剤「ルートン」だけで、他はホームセンターや100均で購入できる道具です。
大きな鉢受け皿の中にサザンカの取り木に必要な道具を入れている
大きな鉢受け皿に必要な道具を入れると便利です。

取り木をした部分を水苔で覆い、ビニールを巻く方法がよく紹介されていますが、私の経験では水苔を固定することが難しく、乾いたときの水遣りが大変ですので、ビニールポットを利用する方法を使います。

サザンカの取り木【ステップ1】

【ステップ1】ではサザンカの幹や枝に取り木をするまでの作業を多くの写真を使って詳しく説明します。

取り木でよく使用される方法の「環状剝皮」ではなく、「針金巻き」をしました。

取り木をする位置を確認して準備

サザンカの苗木の取り木をする位置の確認
取り木をする位置を確認します。ハサミで示している部分が根元になりますので、小さな鉢植えが完成したときに重要な部分です。

根元から最初の枝分れまでが長いと安定感のない樹形になります。

小さな枝をハサミ切る
取り木をする位置に小さな枝がありますので、ハサミを使って付け根で切ります。

小さな枝を切った痕がある幹
小さな枝を切った少し上ぐらいが取り木をする位置です。

取り木をする位置の幹の太さをノギスで測る
取り木をする位置の幹の太さをノギスで測ります。直径5ミリぐらいです。

「環状剝皮」をすると残った幹が細く、折れる可能性があります。失敗した経験から折れる心配が少ない「針金巻き」で取り木をします。

「針金巻き」の針金を準備

鉢受け皿の中に針金とラジオペンチ
取り木を「針金巻き」でする場合、針金が必要です。直径1.5ミリの針金を使いました。

針金の材質は鉄(スチール)、アルミ、銅、ステンレスがあります。100均でも販売されているアルミ線を使います。

ラジオペンチで針金を切る様子
針金を5センチぐらいで切ります。幹の太さが5ミリぐらいでしたので、3周巻くので直径の10倍ぐらいの長さが必要です。

計算してもよいですが、幹の直径の10倍と覚えると簡単です。計算式は以下のようになります。

針金の長さ=幹の直径×3.14×3周

鉢受け皿の中に5センチに切った針金とラジオペンチ
サザンカの取り木を「針金巻き」でするための針金の準備ができました。

写真の道具はラジオペンチです。先端が細くなっているペンチですので、取り木の「針金巻き」に使いやすい形状になっています。根元に刃があり、針金を切ることもできますので、便利な道具です。

針金巻く前に樹皮を剥ぐ

サザンカの苗木の樹冠部にハサミで用土の表面を示す
ハサミの位置がサザンカの小さな鉢植えが完成したときの用土の表面になります。左右に枝が分かれ、悪くない樹形です。

サザンカの幹に斜めにハサミを示す
少し斜めにすると幹が真っ直ぐにならないので、よい樹形になります。

取り木をした部分から発根して根張りができると後から斜めに植え付けることが難しくなります。

多くの樹を取り木で増やして小さな鉢植えや盆栽を作った経験から取り木をするときに少し斜めにするとよいことが分かりました。

最初の枝が右にありますので、幹が左に傾くように取り木をします。

サザンカの幹の樹皮をカッターで削る様子
「針金巻き」で取り木をしますが、樹皮を少し削ると針金が巻きやすくなります。

「環状剝皮」では形成層である甘皮を残さないように深く削りますので、残った幹が細くなり、削っている途中で折ることがあります。

樹皮の茶色の部分を削る
削る目安は樹皮の表面である茶色の部分がなくなり、緑色が見えるぐらいです。

樹皮を削ったサザンカの幹
少し削るだけで針金がずれることがなく、斜めに巻くことができるようになります。

「環状剝皮」の場合は、写真ぐらいの削り方では発根しません。

サザンカの幹に針金を巻く

樹皮を削ったサザンカの幹に針金を巻く様子
「針金巻き」は幹や枝に針金を巻き、締め込むことで発根させる取り木の方法です。

強く締め込むために1周目が大切になります。キレイに巻くポイントは左にある針金の先端を短くすることです。

サザンカの幹に針金を1周巻いた様子
針金が重ならないように、少しずつペンチで押さえて幹に巻きます。

幹に1周、針金を巻いた状態です。

ペンチで針金が幹に食い込むように押さえる
巻いた針金を少し戻して、巻き始めの針金の先端から順に幹に食い込むようにペンチで強く押さえます。

1周目でしっかり強く締め込むことがポイントです。後から押さえると、押さえたところは食い込みますが、他に隙間ができます。

針金を1周半ぐらい強く食い込むように押さえる様子
1周半ぐらいを強く食い込むように、巻き始めから順にペンチで強く押さえました。

幹に針金が食い込んでいる様子
幹に針金が食い込んでいる様子を確認して下さい。

サザンカの幹に針金が3周、巻いている様子
サザンカの幹に針金を3周、巻きことができました。

一番下の3周目は、カルスが下の幹と繋がることを防ぐ効果があります。強く巻く必要はないですが、繋がると発根しませんので、針金は3周巻きます。

針金を巻いたサザンカの樹冠部
サザンカの苗木の樹冠に「針金巻き」をすることができました。

ゆっくり、少しずつ確実に作業することで、取り木の成功率が高くなります。私の経験では、うまくできないときは、焦らないで少し休憩をして、初めからやり直すとよいです。

発根促進剤「ルートン」を塗る

鉢受け皿の中に発根促進剤「ルートン」と綿棒
植物の発根を助ける発根促進剤「ルートン」。使用することで発根する可能性が高くなります。

「ルートン」は植物成長調整剤です。有効成分である「α-ナフチルアセトアミド」の効果によって根の成長を促進しますので、挿し木の成功率が高くなります。

ホームセンターや園芸店で販売されています。量が少ないように感じますが、挿し木や取り木を多くする私でも有効期限内に使いきることは難しいです。

綿棒は粉末状の「ルートン」を幹に塗るときに使います。

鉢受け皿に発根促進剤「ルートン」を少し出した様子
発根促進剤「ルートン」は粉末状です。鉢受け皿などの容器に少し出して使います。

綿棒を使ってサザンカの樹皮に水分を含ませる
サザンカの幹の針金を巻いた上の部分に発根促進剤「ルートン」を塗ります。

水で濡らした綿棒を使って、樹皮に水分を含ませると剥がれることなく、うまく塗れます。ちょっとした作業ですが、簡単に濡れるようになるので試してください。

水で濡れた綿棒と「ルートン」
「ルートン」に水を入れて、ルートン液やペースト状にする方法が説明書に記載されていますが、1つの取り木で少量しか使わないので、水で濡れた綿棒を「ルートン」の粉を付けるだけで大丈夫です。

綿棒に粉状の「ルートン」がついた様子
水で濡れた綿棒に簡単に「ルートン」が付きました。

「ルートン」が付いた綿棒とサザンカの幹
水を含ませたサザンカの幹の樹皮に、発根促進剤「ルートン」を塗ります。

取り木をしたサザンカの幹に発根促進剤「ルートン」を塗った様子
サザンカの幹の1周、発根促進剤「ルートン」を薄く均一に塗ります。

薬剤には適量があります。厚く塗っても成分を吸収できなければ効果はありません。説明書にも塗り過ぎに注意するように記載されています。

サザンカの取り木【ステップ1】が終了です。

サザンカの取り木【ステップ2】

【ステップ2】は取り木をした部分を保護する作業を多くの写真を使って詳しく説明します。

取り木では水苔で覆い、ビニールで巻く方法をよく見ますが、私の経験から作業が難しく、水遣りが大変ですので、ビニールポットを使った方法を紹介します。

幹から発根する原理

サザンカの幹を針金を食い込むように強く締め込む「針金巻き」をした上の部分にカルスができます。

カルスは、植物の切り口などに新しくできた「細胞の固まり」のことです。

植物は傷ついたり、特定のホルモンを与えられたりすると、「葉」や「茎」だった細胞が、一度その役割を忘れて「何にでもなれる状態(未分化)」に戻ります。この状態で増えた細胞の固まりがカルスです。

大きな特徴は、再生能力によりカルスから根や芽を新しく作ることができます。

カルス(未分化の細胞)が根になるように取り木をした部分を保護する必要があります。暗くて湿った状態を維持することで根になろうとして発根します。

ビニールポットを準備

鉢受け皿の中にビニールポットとハサミ
ビニールポットは2号(直径6センチ)と小さなサイズです。

幹の太さによって最適なサイズがあります。幹の太さが1センチ前後なら2号で大丈夫。直径2センチぐらいと太い場合は2.5号(直径7.5センチ)になります。

ビニールポットをハサミを使って縦に切れ目を入れる様子
ビニールポットを取り木をした部分に設置できるように、ハサミを使って縦に切れ目を入れます。

縦に切れ目を入れたビニールポット
ビニールポットの底の穴まで切ることで、取り木をした部分に設置できるようになります。

取り木をした部分を保護するためにビニールポットの準備ができました。ビニールポットは価格が安いので、費用を抑えることができます。

ビニールポットを取り木をした部分に設置

サザンカの取り木をした部分に準備したビニールポットを取り付ける
サザンカの取り木をした部分に切れ目を入れて準備したビニールポットを取り付けます。

ビニールポットの切れ目をホッチキスで固定する
切れ目を入れた状態では用土を入れることができませんので、少し重ねてホッチキスで固定します。

ビニールポットの切れ目をホッチキスで3ヶ所固定
ホッチキスで3ヶ所を固定しました。

少し小さくなったビニールポット
ホッチキスで固定してい部分は重ねていますので、ビニールポットの大きさが少し小さくなります。

用土を入れるには十分な大きさがあります。

針金と竹串とペンチ
取り木をした部分にビニールポットを針金で固定します。針金を使って固定します。針金は細い直径1ミリが使いやすいです。

写真の針金は100均の商品。アルミ線で園芸の他の作業でも使うことができますので、おススメです。

15センチぐらいの針金を2本
ビニールポットを固定するために針金を15センチぐらいを2本、ラジオペンチを使って切ります。

竹串を使ってビニールポットに穴を開ける
竹串はビニールポットのフチに針金を通す穴を開けるために使います。

針金をビニールポットに作った穴に通す
15センチぐらいに切った針金を穴に通します。

ビニールポットの2ヵ所に針金を固定
通した針金をねじって固定します。反対側にも針金を通して固定。

針金を枝に巻き付けてビニールポットを設置
針金を枝に巻き付けてビニールポットをサザンカの取り木をした部分に設置します。

枝にぐるぐる巻きつけることで、ずれることなく、しっかり設置できます。

取り木をした部分がビニールポットの高さの半分になるように設置
竹串で示した取り木をした部分が、ビニールポットの高さの半分になる位置に設置します。

取り木した部分が深い(下にある)と乾きにくいですが、発根した根が行き場が少ないです。浅い(上にある)と用土が乾くと取り木をした部分を湿った状態に維持できません。

私の経験では高さの半分(真ん中ぐらい)がバランスがよく、成功率が高いです。

サザンカの取り木の用土

サザンカの取り木の用土である赤玉土
サザンカの取り木の用土は赤玉土です。保水性が適度にあり、粒状で通気性よく、清潔であることが適しています。

左が赤玉土の小粒、右が極小粒(細粒)です。粒の大きさによって保水性を調節することができます。粒が小さいほうが保水性が高くなります。

赤玉土の小粒の直径を定規で測る
赤玉土の小粒は直径3~5ミリぐらい。

赤玉土の極小粒の直径を定規で測る
極小粒は直径2~3ミリぐらい。

ホームセンターや園芸店で赤玉土の小粒を大きな袋で購入して、フルイを使って微塵(粉末)を取り除き、小粒と極小粒に分けています。

サザンカの取り木に設置したビニールポットに赤玉土の小粒を入れる
ビニールポットの底に穴がありますので、大きな赤玉土の小粒を入れます。通気性と排水性がよく、根の成長を助ける効果があります。

極小粒を入れると穴から流れ出ます。小さな土入れがあると入れやすいです。

ビニールポットの底が見えなくなるまで赤玉土の小粒を入れた様子
ビニールポットの底が見えなくなるぐらい(ビニールポットの高さの底から2分目)まで、赤玉土の小粒を入れます。

赤玉土の極小粒を土入れを使って入れる様子
小粒の上に極小粒を土入れを使って入れます。

サザンカの取り木をした部分が用土で隠れる様子
サザンカの取り木をした部分。次に見るときは、たくさん発根していることを願って作業を続けます。

ビニールポットの9分目まで用土を入れた様子
ビニールポットの9分目ぐらいまで赤玉土の極小粒を入れます。

ビニールポットが小さいので用土は多めです。ビニールポットを大きくすると重くなりますので、不安定になります。強風で幹が折れることがありますので、バランスが大切です。

サザンカの取り木が完成した様子
【ステップ2】の取り木をした部分の保護ができました。

ビニールポットを使いましたので、取り木が成功して小さな鉢植えになった状態に近いです。

サザンカの取り木の管理

サザンカの取り木をしたビニールポットに水差しで水遣りをする様子
サザンカの取り木をして設置したビニールポットに水遣りをして、発根するまで管理します。

取り木をしてから1週間から10日ぐらいは、まだカルスができてなく、発根しませんので、水遣りをコマメにする必要はありません。

挿し木と違い、必要な水分は根から葉まで供給されます。

サザンカの取り木をした用土が湿った状態
取り木をしてから2週間ぐらいが経過してからは、発根した細い根が枯れないように、用土が乾かなように注意して水遣りをします。

サザンカの取り木は日の当たる場所で管理
朝と夕方に水遣りができるなど、用土が湿った状態を維持できる場合は、日がよく当たる場所で管理します。

取り木は根から水分が供給されますので、葉が枯れる心配がありません。葉が光合成して作った養分が取り木をした部分のカルスを成長させ、発根する可能性が高くなります。

サザンカの苗木の樹冠に取り木をした様子
サザンカの苗木の樹冠に取り木をしたので、少し高い位置です。強風で不安定なる心配がある場合は支柱で支えることを検討します。

サザンカの取り木の今後

サザンカの取り木の今後の様子
3月30日にサザンカの取り木をしました。

春の天気は晴れと雨が交互に繰り返されますので、晴れの日の用土の乾きに注意して管理します。風が強い日がありますので、サザンカの苗木が倒れないように気を付けます。

九州地方の福岡県の平野部で育てていますので、急に暑くなる日があり、天気予報は毎日、チェックしています。

取り木が順調ならゴールデンウイーク頃には発根を確認することができます。

根の量が増えれば、乾きにくい梅雨時期の7月に親木から取り外して、サザンカの小さな鉢植えが完成できます。

サザンカの取り木の今後の様子はこの記事を更新します



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