サザンカの挿し木を成功させる方法!時期・用土・ルートンの使い方を徹底解説

2026/03/18

サザンカ 挿し木

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 寒い季節に美しい花が楽しめるサザンカ(山茶花)。

挿し木で増やしてコンパクトな小さな鉢植えや盆栽を作ることで、いろいろな場所に飾ることができます。

サザンカの挿し木について「いつ作業すればよいか?」「失敗しないコツは?」と分からないこともあります。

本記事はサザンカの挿し木を成功させるための手順を徹底解説します。

一般的な梅雨の時期以外にも剪定した枝を利用した「春挿し」の実践例を多くの写真で詳しく紹介。

発根促進剤「ルートン」の使い方や赤玉土を使った挿し床の作り方など具体的な8つのポイントをまとめました。

記事を参考してサザンカの挿し木にチャレンジしましょう。

サザンカの挿し木の完成

サザンカの挿し木のポイント

  • 挿し木に最適な時期は梅雨の6月中旬~7月頃
  • 春に伸びた新しい枝を挿し穂に使う
  • 挿し穂を2時間ぐらい水につけて水揚げ
  • 水の中で切る水切りで切り口を斜めに切る
  • 発根促進剤「ルートン」を切り口付近に塗る
  • 挿し床の用土は赤玉土の小粒と極小粒
  • 直射日光が当たらない明るい日陰で管理
  • 乾かないように水遣りに注意する

サザンカの親木

樹高が70センチあるサザンカの鉢植えを挿し木の親木にする
サザンカの挿し木をするためには「親木」が必要です。

「親木」は母樹(ぼしゅ)と呼ばれることがあり、葉のついた枝である「挿し穂」を採取する樹のことです。

挿し木は「親木」と全く同じ性質を持つクローンですので、花が美しい、丈夫で育てやすいなど優れた品種がよく、健康で成長が活発な若い樹が最適です。

写真のサザンカはホームセンターで値引き販売されていたサザンカの苗木です。挿し木や取り木の「親木」として利用できますので、枝が伸びすぎて樹形が悪い苗木でも購入して育てる価値があります。

サザンカの挿し木の時期

サザンカの挿し木に適した時期は梅雨の6月中旬~7月頃です。涼しくなった秋の9月下旬も挿し木をすることができます。

梅雨の時期は雨が多いですので湿度が高く、乾燥して葉が萎れて枯れることを防ぎやすくなります。

発根して根から水が吸収できるようになるまで、ある程度の期間が必要です。それまで葉が萎れて枯れないことが挿し木を成功させるためのカギです。

梅雨時期と秋、どちらがよいか?

梅雨の時期は挿し木に最適な時期ですが、梅雨が明けると暑さが厳しい夏になります。私はいろいろな樹を挿し木をしていますが、鉢の底から根が出て成功しても夏に水切れで枯らした失敗が多くあります。

梅雨時期の挿し木は発根した後の夏の水切れ対策が大切です。

秋の挿し木は春に比べると樹の成長が緩やかですので、私の経験では発根するまでの期間が長くなるように感じます。

メリットは挿し木が成功した後に水切れで枯れすことが少ないことです。デメリットは寒くなる時期が早いシーズンは室内などで保護する必要があります。

梅雨時期と秋、どちらの時期もメリットとデメリットがあります。育てている環境、どのぐらい管理できるか?によって選ぶとよいです。

挿し木と剪定の時期

挿し木をするために挿し穂となる葉がついた枝を「親木」から採取します。樹を育てると避けることができない作業である「剪定」があります。

挿し木と「剪定」の時期が同じであれば、「剪定」した枝を挿し穂に使うことができます。

サザンカの「剪定」に最適な時期は花が咲き終わった3月~4月上旬です。挿し木の時期とは異なります。

サザンカは6月頃から花芽が形成されますので、挿し木に最適な時期である梅雨に剪定すると花が咲かなくなる可能性が高いです。

サザンカの花は枝の先端付近に咲きますので、梅雨時期や秋に挿し木のために枝を採取すると花が少なくなりますので、注意が必要になります。

サザンカの春挿し

暖かくなり始めた3月下旬~4月に挿し木をする「春挿し」。書籍やインターネットで調べましたが、サザンカの「春挿し」についての情報は少なく、一般的ではないようです。

「春挿し」のメリットは寒い冬の休眠から目覚め、芽吹きや根の成長が活発になる時期であることです。デメリットは春は風が強く、乾燥した日が多く、風の影響で挿し穂が動いたり、乾燥で葉が萎れたりすることです。

ホームセンターで値引き販売されていたサザンカの苗木を花が終わった後に「剪定」をしましたので、「春挿し」にチャレンジします。

風の対策は強風の日は室内で管理する。ビニール袋を使った「密閉挿し」や霧吹きで葉水をすることで乾燥を防ぎます。

サザンカを剪定して挿し穂を採取

鉢受け皿の中にサザンカの苗木とハサミ
ホームセンターで値引き販売されていたサザンカの苗木を剪定して挿し木の挿し穂を採取します。必要な道具はハサミです。

長く伸びた枝をハサミで切る
「春挿し」で使う挿し穂は前年に伸びた太くて元気がよい枝が適しています。樹皮の色が少し明るい茶色ですので、簡単にわかります。

鉢受け皿の中にハサミと剪定した枝がたくさんある
ホームセンターで長期間、放置されていた可能性が高く、枝が長く伸びていますので、たくさんの枝を剪定しました。

長く伸びた枝を剪定してスッキリしたサザンカの苗木
狭いベランダで育てますので、長く伸びた枝をすべて剪定してスッキリしたサザンカの苗木。

先端は「取り木」する予定ですので、樹高はあまり変化していません。太い幹を3回ぐらい「取り木」できます。最後は太い幹の盆栽を作るために根元近くの枝を残しています。

剪定した枝で挿し穂を作る

鉢受け皿の中に剪定した枝がたくさんある
サザンカを剪定した枝を使って挿し穂を作ります。作業の手順をまとめました。
  1. 水に浸けて水揚げ
  2. 長さを揃えて、下の葉を取り除く
  3. 葉を半部に切る「葉切り」
  4. 水切りで切り口を作る
  5. 発根促進剤「ルートン」を付着させる

剪定した枝と挿し穂を作るために必要な道具
必要な道具
  • 水を入れる大きな容器(水揚げ用)
  • ハサミ(枝や葉を切る)
  • 水切り用の容器とよく切れる刃物
  • 発根促進剤「ルートン」

挿し穂(剪定した枝)の水揚げ

鉢受け皿の中で剪定した枝を水に浸けて水揚げをする様子
サザンカを剪定した枝を水につけて水揚げをします。水揚げする時間は30分から2時間ぐらいが基本です。

水揚げをする時間は一晩などといろいろな情報がありますが2時間ぐらいで十分です。

葉と枝がたっぷり水分を含むことで萎れて枯れることを防ぎます。葉と枝が水に漬かるように水揚げは大きな容器が適しています。

100均の大きな鉢受け皿は価格が安く、いろいろな園芸の作業に使えますのでオススメです。

挿し穂の長さを揃える

鉢受け皿の中にある剪定した枝の長さを定規で測る
剪定した枝は長い枝や短い枝といろいろな長さがあります。挿し木をするための挿し穂は同じ長さにすると挿し床の鉢に挿しやすくなります。

サザンカの挿し穂の長さは10~15センチぐらいが最適です。

鉢受け皿の中にある剪定した枝の下の葉をハサミで切り取る
挿し穂の下の部分は土に挿しますので葉を取り除きます。

鉢受け皿の中に剪定した枝とハサミと取り除いた葉が2枚
手で取り除くと樹皮が剥がれることがありますので、葉の付け根をハサミで切るとよいです。

鉢受け皿の中に剪定した枝の長さを定規で測ると10センチ
長い枝を切り、長さを調整します。10センチぐらいになるようにしました。挿し穂の長さは10~15センチがよいです。

大きな鉢受け皿は水に浸けた挿し穂、小さな鉢受け皿に取り除いた葉とハサミ
剪定した枝から挿し穂を作るため長さを10センチぐらいに揃えて、下の葉を取り除きました。

1本ずつ作業しますが、挿し穂が乾かないように水に浸けるようにするとよいです。

挿し穂の葉切り

挿し穂の葉をハサミで切る様子
挿し穂は先端の残した葉をハサミを使って半分ぐらいに切る「葉切り」をします。葉の先端は水切れして枯れやすいです。根がなく水を吸収できないですので、すぐに枯れます。

葉の面積が小さくなりますので蒸散する水の量を減らす効果があります。植物は葉で蒸散することで根から水を吸収します。

葉を半分に切ったサザンカの挿し穂
根から水を吸収することができませんので、蒸散する量を減らします。大きな葉は2/3ぐらいを切り小さくします。小さな葉は半分に切らないでも大丈夫です。

剪定した枝が挿し穂らしくなりました。

大きな鉢受け皿は水に浸けた葉を半分に切った挿し穂、小さな鉢受け皿に切り取った葉とハサミ
剪定したすべての枝の葉を半分に切りました。たくさんありますので、「葉切り」は大変ですが、1本でも多く発根するように頑張りました。

水に浸けた葉切りをしたサザンカの挿し穂
長さを揃え、葉切りをしましたので、剪定した枝が挿し穂らしくなりました。

挿し穂の切り口を作る

水を入れた陶器の容器とサザンカの挿し穂とカッター
挿し穂の一番下の部分は水を吸収しますので、枯れることなく、発根するために大切です。

剪定したときにハサミで切っていますので、よく切れる刃物でキレイな切り口を作ります。

よく切れる刃物はカッターやカミソリがおすすめです。新品の刃を使うことで切れ味がよく、清潔な刃で切ることができます。 樹種や品種によっては切り口から雑菌が入り、枯れることがあります。

水の中にあるサザンカの挿し穂と刃を出したカッター
切り口を作るときは水の中で切る水切りをします。水が通る管である道管に空気が入ることを防ぐためです。道管に空気が入ると水の通りが悪くなります。

花屋さんなどで切り花を作るときに水切りすることが基本ですので、実績のある方法です。

水の中で切る水切りは大きな容器を準備すると簡単できます。刃物を使う作業ですのでケガに注意します。

切り口をカッターで斜めに切った挿し穂
切り口を斜めにすることで断面積が大きくなります。挿し穂の下から水を吸収しやすくします。

切り口がキレイな斜めになっているサザンカの挿し穂
挿し穂の切り口を作る作業は一番大切です。短くはなりますが、何度もやり直すことができますので、落ち着いて納得できるまでします。

太い枝は切り返して切り口をクサビ形にする
太い枝は反対側も斜めに切り返してクサビ形の切り口にするとよいです。

切り口を斜めに切ったサザンカの挿し穂を水に浸ける
すべての挿し穂を水切りで切り口を作りました。挿し穂が枯れる可能性を小さくすることが、発根して挿し木が成功するためのポイントです。

発根促進剤「ルートン」を付着させる

大きな鉢受け皿は水に浸けた挿し穂、小さな鉢受け皿に発根促進剤「ルートン」
植物の発根を助ける発根促進剤「ルートン」。使用することで発根する可能性が高くなります。

「ルートン」は植物成長調整剤です。有効成分である「α-ナフチルアセトアミド」の効果によって根の成長を促進しますので、挿し木の成功率が高くなります。

鉢受け皿に容器に入った発根促進剤「ルートン」
ホームセンターや園芸店などで購入できます。価格が安いですので使うことをおすすめします。

量が少ないように感じますが、たくさん挿し木をしている私でも有効期限内に使いきることは難しいです。

鉢受け皿に発根促進剤「ルートン」の粉末を少量出す
発根促進剤「ルートン」は粉末ですので、鉢受け皿やペットボトルのキャップなどの容器に出して使います。

挿し穂の下を直接、容器の中に入れて付着させることは厳禁です。粉末状ですので水が入ると固まります。

斜めに切った挿し穂の切り口と発根促進剤「ルートン」の粉末
使い方は水で溶いてルートン液を作り挿し穂を漬けたり、少量の水でペースト状にして切り口に塗ったりします。

「ルートン」の粉末の中に挿し穂の切り口を入れる
粉末のまま使う簡単な方法を紹介します。挿し穂は水揚げによって水に濡れていますので、鉢受け皿に出した発根促進剤「ルートン」の粉末に挿し穂の切り口付近を入れるだけで、適量を付着させることができます。

挿し穂の切り口付近に適量についた「ルートン」
切り口付近と表現しているのは切り口の断面には発根促進剤「ルートン」をあまり付着させてないからです。断面から水を吸収しますので、付け過ぎに注意します。

発根促進剤「ルートン」を付着させたサザンカの挿し穂
挿し穂の切り口付近に発根促進剤「ルートン」を付着させることができました。

サザンカの挿し穂を10本作りました。プレステラ105型にギリギリ挿すことができる量です。挿し穂が枯れることがありますので、挿し穂の数が多いほうが、挿し木が成功する可能性が高いです。

親木を剪定して枝から挿し穂を作ることは簡単ですが、多くの挿し穂を作るためには時間が必要になります。

サザンカの挿し床の準備

プレステラ105型、赤玉土の小粒と極小粒
挿し木で用土を入れた容器のことを「挿し床」と呼びます。発根しやすいように水はけ(排水性)や通気性がよく、雑菌を防ぐために清潔な容器と用土を使います。

サザンカの挿し床は用土は赤玉土の小粒と極小粒、容器はプラスチック製の鉢を使います。

挿し床の容器はプレステラ105型

プレステラ105型
サザンカの挿し木の挿し床の鉢はアップルウェアーのプレステラ105型にしました。ホームセンターや園芸店で10ヶ組で販売され価格が安いですので、おすすめの鉢です。

プレステラの底に特許番号が記載されている
鉢の底には特許番号が記載されています。日本製ですので耐久性に期待できます。

プレステラにはスリットと仕切りが設置されている
容器はどのようなものでも大丈夫ですが発根して挿し木が成功した後もしばらくの間、そのままの状態で管理しますので鉢を使いました。

プレステラは根のサークリング現象を防ぐスリットと仕切りが設置され、植物が元気に良く育つ鉢です。

プレステラ105型の1辺を定規で測る
プレステラ105型は1辺が9センチぐらいの正方形の鉢。普通の円形の3号(直径9センチ)より少し大きな鉢になります。

正方形ですので並べて置いたときに隙間がなく、スペースを有効に利用できます。

プレステラ105型の高さを定規で測る
プレステラ105型の高さは8センチ。

挿し穂が倒れないように挿し穂の長さの半分から2/3ぐらいを土の中に埋めますので、挿し穂の長さから鉢のサイズを決めます。

プレステラ105型の場合、挿し穂の長さは10センチぐらいが最適です。

挿し床の用土は赤玉土の小粒と極小粒

透明な容器に入った赤玉土の小粒と極小粒
サザンカの挿し床の用土は赤玉土の小粒と極小粒です。

挿し木の用土は配合された専用のものと赤玉土や鹿沼土などがありますが、乾いて水切れしなければ大丈夫ですので好みで選ぶとよいです。

普段からよく使う用土で価格が安く、手に入りやすい赤玉土を使います。

透明な容器に入った鹿沼土
鹿沼土も挿し穂の用土として適しています。

赤玉土の小粒を定規で測る
赤玉土の小粒は直径3~5ミリぐらいです。

赤玉土の極小粒を定規で測る
赤玉土の極小粒は直径2~3ミリぐらい。

ホームセンターや園芸店で販売されている赤玉土の小粒を「ふるい」を使って微塵を取り除き、小粒と極小粒に分別して使っています。

サザンカの挿し床の準備

プレステラ105型に土入れを使って赤玉土の小粒を入れる
鉢の底は通気性と排水性(水はけ)がよくなるように赤玉土の小粒を入れます。

挿し穂が水切れして乾かないように保水性が高い用土がよさそうですが、根が成長するためには酸素も必要です。

発根した後に根が元気に成長できるようにすると早く鉢上げすることができます。

プレステラ105型の半分まで赤玉土の小粒を入れる
鉢の高さの半分ぐらいまで赤玉土の小粒を入れます。プレステラではスリットが隠れて見えなくなるまで入れるとよいです。

スリットはプレステラの特徴ですが、粒が小さい極小粒はスリットから流れ出ますので注意が必要です。

半分より上の層に赤玉土の極小粒を土入れで入れる
半分より上の層は赤玉土の極小粒を入れて用土が乾きにくくします。

プレステラの段差を竹串の先端で示す
プレステラは上部に段差があります。竹串の先端で指している部分です。段差まで用土を入れるとウォータースペースができます。

ウォータースペースは用土の表面から鉢の縁までの空間です。水遣りをするときに水を一時的に溜まりますので、用土の全体へ均等に水を行き渡らせることができます。

一般的には用土の表面から鉢の縁まで2~3センチぐらいと記載されていることが多いですが、私は鉢の大きさによって違うと考えます。小さな鉢なら1センチぐらいでもよく、10号(直径30センチ)以上の大きな鉢の場合は5センチぐらいが適しています。

用土を入れたプレステラに水差しで水遣りをする
鉢に入れた用土に水差しで水遣りをして水をたっぷり吸収させます。

挿し穂は葉が萎れて枯れないように水に浸けて水揚げをして水分をたっぷり含ませています。乾燥した用土に挿すと水分を奪われますので、用土に水遣りをする必要があります。

鉢の底から流れた泥水
鉢の底から最初は泥水が流れ出ます。赤玉土の表面に付着している微塵です。

鉢の底から透明な水
微塵が固まると水はけ(排水性)や通気性が悪くなりますので、透明な水が流れ出るまで水をたっぷり与えます。

用土に赤玉土を使うときは最初の水遣りで微塵を取り除く作業が必要です。

サザンカの挿し木の挿し床の準備ができました。

サザンカの挿し木【実践】

準備したサザンカの挿し穂と挿し床
挿し穂と挿し床の準備ができましたのでサザンカの挿し木をします。

必要な道具は割りばしなどの棒です。挿し穂の枝より少し太いぐらいが最適です。

挿し床の用土に割りばしを挿す
挿し床に割りばしなどの棒で穴を作ります。

よく切れる刃物で挿し穂の切り口を作りましたので、切り口が傷つかないように穴を作って挿し穂を挿します。発根促進剤「ルートン」が取れることを防ぐこともできます。

挿し床の用土に挿した割りばし
挿し穂を斜めに挿すと土の中に深く挿すことができ、挿し穂が動くことを防ぎます。発根した直後はとても細い根ですので挿し穂が風などで少し動くだけで根が切れます。

用土から抜いた割りばし
穴が崩れないように割りばしをゆっくり抜きます。

準備したサザンカの挿し穂を穴に挿す
割りばしで作った穴に準備したサザンカの挿し穂を挿します。

穴に挿したサザンカの挿し穂
挿し穂の長さの三分の一から半分を用土に挿すとよいです。

割りばしを使って用土を寄せる
挿し穂と用土に間に隙間があります。挿し穂が動くことを防ぐために隙間がなくなるように割りばしを使って用土を寄せます。

斜めに挿したサザンカの挿し穂
挿し穂を鉢の縁に当てると動くことがなくなります。

鉢の4つの隅に挿し穂を挿す
長い挿し穂を鉢の4つの隅に斜めに挿すとたくさん挿すことができます。

重ならないように挿し穂を挿す
土の中の挿し穂の先端が重ならないようにするとよいです。

挿し穂と挿し穂の間に挿す
4つの隅に挿した挿し穂の間に、さらに4本の挿し穂を挿します。鉢の中心に向かって斜めに挿します。

10本のサザンカの挿し穂を挿した
短い2本の挿し穂を中央の余った隙間に真っ直ぐに挿しました。

4つの隅とその間に挿した8本の挿し穂は斜めに挿して鉢の縁に当てていますので動くことがありません。

合計10本のサザンカの挿し穂を挿すことができました。

挿し穂を挿した後に水遣りをする
挿し木をした後に水遣りをします。用土の隙間がなくなり締まることによって挿し穂がしっかり固定されます。

挿し木は難しいことはなく、ゆっくり落ち着いて作業すれば誰にでも簡単にできます。

挿し木にラベルの設置

サザンカの挿し木と袋に入った園芸用のラベル
サザンカの挿し木ができましたのでラベルの設置をします。

たくさんの植物を育てていますので名前を忘れることがあります。ラベルの設置をすると水遣りのときに確認できますので便利です。

園芸用ラベルを縦に半分に切って2枚にした
小さな鉢ですのでホームセンターや園芸店で販売されている小さな園芸用ラベルを使います。幅が約12ミリ、長さが約60ミリの短冊です。

小さなラベルをハサミを使って縦に半分に切ると2倍の枚数になり節約になります。

園芸用ラベルとシャーペン
植物は屋外で管理しますので時間が経過するとラベルの文字が消えて見えなくなることがよくあります。

ラベル用の専用のペンが販売されていますが私の経験では鉛筆が書くほうが文字が消えにくいです。ラベルの表面がツルツルでなく少しザラザラしたものは鉛筆で書くことができます。

ラベルに「サザンカ」と記載
ラベルは土に挿しますので端に文字を書くとよいです。

ラベルに日付を記載
ラベルの裏には日付を書きました。日付を記載すると鉢上げの時期が分かりやすくなります。

サザンカの挿し木にラベルを設置
プレステラの縁のピッタリの位置にラベルの設置ができました。

サザンカの挿し木後の管理

黒色の鉢であるプレステラにサザンカの挿し木
サザンカの挿し木を成功させるためには挿し木をした後の管理が重要です。

「置き場所」と「水遣り」に注意して管理すれば挿し木の成功率を向上させることができます。

サザンカの挿し木の置き場所

直射日光が当たらない明るい日陰管理するサザンカの挿し木
サザンカの挿し木のは直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。風が強く吹くと挿し穂が動きますので、強い風が当たらない場所が適しています。

発根するまで時間が掛かる場合は葉が枯れないようにビニール袋を使って「密閉挿し」にします。

ビニール袋やペットボトルを使った「密閉挿し」は葉が枯れること防ぎますが、カビが発生しやすいデメリットがあります。

用土は雑菌が少なくなるように新品を使い、枯れた葉はカビが発生する原因になりますので、すぐに取り除く必要があります。

私は「春挿し」でサザンカの挿し木をしました。春は風が強い日や乾燥する日がありますので、置く場所に特に注意が必要です。

サザンカの挿し木の水遣り

水を入れた容器に鉢を入れて底面給水するサザンカの挿し木
サザンカの挿し木を成功させるためには発根するまで用土の水分を維持することが大切です。

用土が乾かないように管理します。赤玉土の色が変わる程度の湿り気を維持します。水分が多すぎるとカビが発生することがありますので注意が必要です。

水遣りができないときは鉢受け皿や鉢が入る容器に水を入れて底面給水するとよいです。

サザンカの挿し木のまとめ

「サザンカの挿し木のポイント」をもう一度確認して挿し木を成功させましょう。
  • 挿し木に最適な時期は梅雨の6月中旬~7月頃
  • 春に伸びた新しい枝を挿し穂に使う
  • 挿し穂を2時間ぐらい水につけて水揚げ
  • 水の中で切る水切りで切り口を斜めに切る
  • 発根促進剤「ルートン」を切り口付近に塗る
  • 挿し床の用土は赤玉土の小粒と極小粒
  • 直射日光が当たらない明るい日陰で管理
  • 乾かないように水遣りに注意する

必要な道具をまとめました。
  1. 剪定や「葉切り」をするためのハサミ
  2. 「水揚げ」するための大きな容器
  3. 「水切り」で切り口を作るための容器とよく切れる刃物
  4. 発根促進剤「ルートン」
  5. 挿し床の鉢と用土(赤玉土の小粒と極小粒)
  6. 挿し穂を挿す穴を作るための割りばしなどの棒

サザンカの挿し木のポイントは8つ、必要な道具は6個です。必要な道具を準備できれば、難しいことはありません。気軽にチャレンジできます。

サザンカの挿し木の今後

鉢受け皿に入れたサザンカの挿し木の鉢
サザンカの挿し木の今後の様子は、この記事を更新します。発根の様子、鉢上げして小さな鉢植えや盆栽を作るまでを記録します。

3月16日にサザンカの挿し木をしました。九州地方の福岡県の平野部で栽培していますので、昼間は暖かくなり始める時期です。朝は冷え込みがありますので、暖房を入れない室内で管理します。

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