【園芸DIY】強風・過湿に負けない!100均テーブルクロスで作る高機能な雨よけ

2021/03/04

DIY ミニ盆栽 樹木の栽培

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軒下がない家でも安心!100均素材で「最強の雨よけ」を自作

「きれいに咲いた花が雨でボロボロに…」「梅雨時期の過湿で大切な植物が根腐れしてしまった」このような経験はありませんか?

最近の住宅は軒(のき)がなかったり、マンションのベランダだったりと、雨をしのげる場所の確保は難しいです。

この記事では製作費が約550円、材料のほとんどを100均で揃えられる「小さな鉢植え専用の雨よけユニット」の作り方を詳しく解説します。

単なる簡易的なカバーではありません。
  • 台風の強風にも耐える高い剛性
  • 晴れの日も蒸れない通気性の確保
  • 女性でも電動ドリルで簡単に作れる設計
実用性重視の雨よけです。ミニ盆栽はもちろん、雨を嫌う多肉植物やガーデンシクラメンの栽培にも最適。大切な植物をゲリラ豪雨や長雨から守るために、参考にして下さい。

育苗箱に100均のテーブルクロスを使った雨よけ

雨よけのコンセプト:植物を守る「3つの製作目標」

屋外でガーデニングを楽しむ際、避けて通れないことが「長雨・豪雨」への対応です。特に小さな鉢植えやミニ盆栽、多肉植物は、雨に当たりすぎることで根腐れを起こしたり、大切な花が傷んだりするリスクがあります。

製作する「雨よけ」では、実用性とコストパフォーマンスを追求し、以下の3つの重要な目標をクリアするように設計しました。

1. 激しい雨やゲリラ豪雨をしっかり防ぐ

一番の目的は、植物を濡らさないことです。上からの雨はもちろん、横から吹き込む雨にも対応できる構造を目指しました。特に梅雨時期の長雨は、病害虫の発生源にもなるため、確実に「乾いた環境」を作れる高い遮水性を重視しています。

2. 100均の商品を活用して、費用を抑える

市販の大型ビニールハウスや専用の雨よけ棚は、数千円から数万円することも珍しくありません。「もっと気軽に、複数個作れるように」という思いから、材料のほとんどをセリアやダイソーなどの100均、および安価な農業資材(育苗箱)で構成。製作費は約550円という圧倒的な低コストを実現しました。

3. 晴れの日も大丈夫!通気性と日当たりを両立

雨よけで最も失敗しやすいことは、晴れた日の「蒸れ」です。密閉しすぎると内部が高温になり、植物が煮えてしまいます。テーブルクロス(透明なビニール)の固定位置を工夫し、隙間を作ることで風通しを確保。雨が止んだ後も、わざわざ片付ける手間がない「常設可能な雨よけ」を目指しました。

雨よけの材料

雨よけ 材料
雨よけの材料の選定は、製作の難易度と費用に大きく影響しますので、大切です。

購入する手間も可能な限り減らすために、100均の商品を多く使いました。ベースになる育苗箱だけはホームセンターや園芸店で購入する必要があります。

育苗箱(稚苗用)

育苗箱
価格が安い農業資材の育苗箱(稚苗用)です。150~200円程度で販売されています。農業資材を販売している大きなホームセンターで見つけることができます。

強度
育苗箱(稚苗用)の裏側です。価格が安いですが、骨組みがしっかりしていて強度があり、耐久性も期待できます。

小さな穴がたくさん開いていますので、排水性(水はけ)がよいです

育苗箱 縦
育苗箱(稚苗用)の縦の長さは30センチ。

育苗箱 横
横の長さは60センチ。

小さな鉢植えやミニ盆栽が、過密にならないように間隔をあけて6~8鉢ぐらいまで置くことができます。

U字型園芸支柱

U字型園芸支柱
100均のU字型園芸支柱です。

80センチ
支柱の長さが80センチのものです。3本セット。

ラベルの裏に支柱のサイズが記載されている
ラベルの裏にサイズが詳しく記載されています。

支柱の太さは直径8ミリ、幅が36.5センチ、高さが31.5センチ。

U字型園芸支柱の幅
購入するときに確認しましたが、幅が36.5センチでなく、30センチぐらいです。簡単に広がりますので、36.5センチにすることも可能ですが、販売されている状態は30センチ以下になります。

園芸支柱

園芸支柱
長さ75センチの園芸支柱(3本)。太さが0.9センチ(9ミリ)です。U字型園芸支柱と同じ太さの8ミリがありませんでした。太さが9ミリで問題なく製作できました。

園芸支柱クロスジョイント

クロスジョイント
100均の園芸支柱クロスジョイント。園芸支柱の太さが8ミリ用、30個入りです。

直角
クロスジョイントは、直角(90度)に支柱を取り付けることができるジョイントです。

トンネルパッカーとテーブルクロス

トンネルパッカー
トンネルパッカーは、トンネル支柱とビニールやネットなどの固定に便利な商品です。「取り外しラクラク」と記載されています。

U字型園芸支柱の太さに合わせて8ミリ用、10個入りです。

テーブルクロス
100均のテーブルクロス(透明)、サイズは120×150センチです。

薄いビニールでも雨よけになりますが、厚さがあり耐久性があるほうがよいですので、テーブルクロスにしました。

サイズが大きいですので、4つに切って60×75センチにすると、最適なサイズになります。

雨よけの材料のまとめ

材料
雨よけに必要な材料は、6種類
材料名 購入場所・目安 製作単価(目安)
育苗箱(稚苗用) ホームセンター 約150~200円
U字型園芸支柱(3本) 100均 110円
園芸支柱 75cm(3本) 100均 110円
園芸支柱クロスジョイント 100均(30個入り) 約33円
トンネルパッカー(10個) 100均 110円
透明テーブルクロス 100均(1/4使用) 約28円
製作費 合計 約541~591円

※価格は購入当時の目安です。100均商品はセット数等により変動する場合があります。

すべてを購入すると700円ぐらいです。使用する個数や量で計算すると550円ぐらいが製作費になります。

雨よけユニットの製作手順

雨よけの最大の特徴は、土台となる「育苗箱」に支柱を直接固定する設計にあります。穴開けさえクリアすれば、あとはパーツを組み立てるだけの簡単な作業です。

以下のステップの順で製作手順を写真を使って詳しく説明します。
ステップ1:育苗箱への穴あけ加工
ステップ2:U字型園芸支柱の固定
ステップ3:クロスジョイントによるフレームの補強
ステップ4:テーブルクロスのカットと固定

ステップ1:育苗箱への穴あけ加工

雨よけの強度を左右する、最も重要な工程です。育苗箱の角と中央、計6箇所にU字型支柱を挿し込むための穴を開けます。

ポイント: 育苗箱の裏側の枠に「8mm幅」のスペースがあります。ここを利用することで、支柱がぐらつかずにしっかりと自立します。

穴あけのコツ: プラスチックの割れや電動ドリルの負荷を防ぐため、3mm → 5mm → 8mmと段階的に穴を大きくするのが成功の秘訣です。

バリ取り: 穴の周りのバリをカッターやデザインナイフで丁寧に取り除きます。ここを綺麗にすることで、支柱が隙間なくフィットします。

育苗箱 角
育苗箱(稚苗用)の角の部分です。この部分にU字型園芸支柱を固定する穴を開けます。

横 中央
長さ60センチある横の中央にも、U字型園芸支柱を固定する穴を開けます。

角 裏
角の裏側。枠に穴を開けてU字型園芸支柱を挿しますが、角の部分に挿すことで強度を高くできます。

中央 裏側
中央の裏側。中央にも、角と同じような形状になっている所があり、この部分を利用して、U字型園芸支柱を挿します。

幅
裏側のスペースは幅が8ミリありますので、U字型園芸支柱の太さと同じです。

U字型園芸支柱 太さ
U字型園芸支柱の太さを測ると8ミリより少し大きいです。

サイズ
実際に入れてみると、ちょうどよいサイズになります。

先端
ハサミの先端の位置にを開けることで、U字型園芸支柱を固定することができます。

キリ
裏側からキリを開けます。育苗箱(稚苗用)はプラスチック製ですが、硬いです。

電動ドリル
電動ドリルがあると簡単にを開けることができます。安い電動ドリルでも、穴あけ作業ができますので、購入することをおすすめします。

8ミリ
8ミリの穴を開けますので、8ミリのドリルの刃が必要になります。

8ミリは大きいサイズですので、キレイな穴を開けるには、最初は3ミリで穴を開けて、5ミリ、8ミリと大きくします。

3ミリ
3ミリのドリルの刃でを開けます。小さいドリルの刃のほうが正確な位置に穴を開けやすく、プラスチックの割れ防止になります


真ん中
幅の真ん中にを開けることができました。開けたいの大きさ8ミリと幅が同じですので、どちらかにずれるとを開けることができません

表側
表側から見ると、少し内側にずれているように見えます。外側と内側の厚さが異なるからです。

5ミリ
次に5ミリのドリルの刃でを拡大します。

8ミリのを開けるために3段階に分けて、面倒だと感じますが、大きなを一度に開けようとすると、電動ドリルに大きな負荷がかかります

刃先がはじかれることでケガをする原因になることがあります。

8ミリ
8ミリのドリルの刃でを開けます。太くなるほど強い力で電動ドリルを持つ必要があります。

バリ
プラスチック製ですので、を開けるとバリができやすいです。カッターやデザインナイフでバリを切り落とします。

ギリギリ
U字型園芸支柱は8ミリより少し太いですので、バリをキレイに取り除かないと、入りません。

6個 穴
育苗箱(稚苗用)の角と横の中央、6個のを開けました。

育苗箱(稚苗用)をベースにした雨よけの製作は、U字型園芸支柱を固定するためのを開ける作業が重要です。

時間をかけて、ゆっくり丁寧に作業しましょう。穴が開けば、組み立てるだけになりますので、簡単です。

ステップ2:U字型園芸支柱の固定

開けた6箇所の穴に、U字型園芸支柱の先端を深く挿し込みます。

強度の秘密: 穴のサイズをあえて「ギリギリ」に設計しているため、挿し込むには少し力が必要ですが、台風の強風でも抜けない圧倒的な強度が生まれます。

挿し込みやすくするには: 滑りが悪い場合は、ヤスリで少し削るか、洗剤を少量つけるとスムーズに固定できます。
U字型園芸支柱 固定
開けたにU字型園芸支柱の先端を挿します。のサイズがギリギリで強い力が必要です。ヤスリで少し削ったり、洗剤などで滑りやすくしたりするとキレイに入れることができます。

サイズがギリギリですので、しっかり固定できるメリットがあります。強風で抜ける心配がありません。

を開ける作業は大変でしたが、強度が高いことは安心でき、台風の強風にも耐えることができそうです。

ステップ3:クロスジョイントによるフレームの補強

U字型支柱同士を、横方向の園芸支柱で連結します。100均の「クロスジョイント」を使えば、90度の角度でピタッと固定できます。

サイズ違いの活用: クロスジョイントは8mm用ですが、あえて9mmの支柱を強く押し込むことで、より強固にロックされます。

設計の工夫: 支柱を育苗箱(60cm)より長い75cmにすることで、サイドに少し余裕が生まれます。これにより、横から吹き込む雨もしっかりガードできるようになります。
クロスジョイント
クロスジョイントをU字型園芸支柱に取り付けます。専用の部品ですので、簡単に取り付けることができ、楽しい作業です

最初にU字型の一番高い位置に取り付けました。

3ヶ所
3つのU字型園芸支柱に取り付けて、3ヶ所で園芸支柱を固定します。

クロスジョイントは8ミリ用ですが、園芸支柱の太さは9ミリです。取り付けるときに強く押す必要があります。

園芸支柱
園芸支柱の長さは75センチ。育苗箱(稚苗用)の横の長さは60センチですので、左右に7.5センチずつ長くなります。

少し不格好ですが、横方向からの雨にも対応でき、園芸支柱を切ることがないので簡単になります。

前側
前側にも3ヶ所にクロスジョイントを取り付けました。

前側 園芸支柱
前側にも園芸支柱を固定します。

園芸支柱は強度が不足することが多いですが、U字型園芸支柱がしっかり固定できていますので、強度が高い雨よけになります。

後側
後側にも取り付けました。園芸支柱の太さが9ミリで、クロスジョイントに取り付けるときは大変ですが、しっかり固定できますので、強度が高いです。

ステップ4:テーブルクロスのカットと固定

100均の透明テーブルクロスを屋根として取り付けます。

サイズの最適化: 120×150cmのクロスを4等分(60×75cm)にカットします。このサイズが本ユニットにぴったりです。

トンネルパッカーの活用: 「トンネルパッカー」を使用して、ビニールを支柱に固定します。取り外しが楽なので、メンテナンスも簡単です。

透明度のメリット: 晴れの日も日差しを遮らず、植物の光合成を妨げないのが「透明テーブルクロス」を選んだ理由です。
トンネルパッカー
雨よけの製作の仕上げ、テーブルクロスをトンネルパッカーで固定します。晴れの日は日差しが当たるように、透明のビニール製のテーブルクロスにしました。

120×150
テーブルクロスのサイズは、120×150と大きいです。

園芸支柱の長さが75センチですので、60×75の4等分にハサミで切りました。折り目がありますので、折り目に沿って切るだけです。

テーブルクロスは室内で使用する商品ですので、日差しに当たると劣化する可能性があります。残りの3枚は予備として保管します。

サイズ
60×75の4等分に切ったテーブルクロスを合わせてみます。ちょうどよいサイズです。

トンネルパッカー 固定
トンネルパッカーでテーブルクロスを園芸支柱に固定します。

トンネルパッカーは8ミリ用ですので、太さ9ミリの園芸支柱に取り付けは強い力が必要です。

小さな鉢植えやミニ盆栽の雨よけが完成しました。

雨よけの効果

小さな鉢植え ミニ盆栽
完成した雨よけに小さな鉢植えやミニ盆栽を並べました。

花が咲いているパンジー、スミレ、フキタンポポや桜。雨に濡らしたくないガーデンシクラメン。

たくさん並べると、過密になりますので、6~8鉢ぐらいがよいです。過密になると湿度が高くなり、病気や害虫の被害を受けやすくなります。

雨
製作した日が雨が降ったり、やんだりしていましたので、雨よけの効果を確認することができました。

横方向からの雨も防ぐことができ、花が咲いているギョリュウバイは濡れていません。

隙間
育苗箱(稚苗用)とテーブルクロスに隙間(10センチぐらい)を作ることで、風通しを確保しています。密閉してしまうと、湿度が高くなりますので、少し風が通るようにしました。

雨 花
隙間がありますので、育苗箱(稚苗用)に雨水がありますが、花が濡れることがないので、効果があります。

晴れの日
晴れの日は、前側の園芸支柱を上にスライドさせて風通りをよくします

寒い季節に使用するビニール温室は、晴れた日に温度が上がります。雨よけは梅雨の時期や夏から秋の激しい雨の日に活躍しますので、晴れた気温の高い日にも対応できるようにしなければなりません。

雨よけの製作のまとめ

育苗箱(稚苗用)にを開ける作業は、大変ですが、強度が高く、完成度の高い雨よけになりました。

園芸支柱の太さが9ミリあり、8ミリ用のクロスジョイントトンネルパッカーで大丈夫か?不安がありましたが、固定するために強い力が必要でしたが、強度が高くなりましたので、成功です。

欠点は、強風で倒れないように固定するか、重くなるように鉢をたくさん並べる必要があります。

近年は、ゲリラ豪雨など激しい雨が降ることが多くなりました。雨から植物を守る雨よけで植物の栽培を楽しみましょう。

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