コキア(ホウキ草)は、ヒユ科ホウキギ属の一年草で、西アジアや中央アジアが原産地です。
学名はBassia scoparia (Kochia scoparia)で、ホウキ草、ホウキギ、イソボウキ、イソホウキギ、サマーサイプレス、バーニングブッシュなどと呼ばれることがあります。
枯れた枝を束ねて、ホウキに利用できることが、ホウキ草やホウキギの名前の由来です。
コキアは、繊細な葉が密に茂り、整った円錐形の草姿が美しい一年草。
9月頃に、淡黄緑色の花が咲きますが、とても小さく、観賞向きではありません。
春から夏は爽やかなグリーン、秋には紅色に紅葉しますので、季節によって変化する葉を楽しめます。
8月上旬に、園芸店で、コキアの苗が販売されていましたので、購入して育てます。夏越しして、秋に美しい紅葉を楽しむことが目標になります。
コキアの苗
コキアの苗の草丈は、25センチぐらいです。
地植えや大きな鉢に植え付ければ、草丈が50~100センチぐらいまで大きく成長します。
コキアの小さな鉢植え
コキアは、大きく成長すると、管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます。
日当たりを調節するために場所を移動したり、いろいろな場所に飾ったり、小さな鉢植えは簡単にできます。
コキアを小さな鉢植えで育てるために、KANEYA(兼弥産業)のスリット鉢を用意しました。
スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。
スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。
MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます。
スリット鉢のサイズは3号(直径9センチ)、CSM-90になります。コキアの苗は、3号(直径9センチ)のビニールポットですので、同じサイズの鉢です。
スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。
ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。
スリットにより、根が光を浴びて伸びなくなることで、底で根を巻くサークリング現象を防ぎます。
八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。
段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。
植物の成長によいスリット鉢を使うことで、コキアを小さな鉢植えで育てることができます。
日差しが強く暑い夏は日陰に移動させることで、コキアを最適な環境で育てることができます。
スリット鉢は価格が安いので、いろいろな鉢のサイズを購入しています。左から2.5号(直径7.5センチ)、3号(直径9センチ)、3.5号(直径10.5センチ)。
苗を購入するときは、鉢のサイズ選びで悩む必要がありません。
スリット鉢のデメリットは、デザイン性がないことです。価格が安く、生産者向けの商品ですので、仕方がありません。
コキアの立派な鉢植えになる予定です。
コキアの用土
コキアは、水はけ(排水性)がよい用土が適していますので、ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。
作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土を使います。
赤玉土と腐葉土が均一になるように混ぜます。
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけがよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付け・植え替えのときに、株元の高さを確認して調整します。
コキアの植え付け・植え替え
コキアの苗を、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
コキアの植え付け・植え替えに適した時期は、ある程度大きく成長した7月~9月ごろまで可能です。移植を嫌いますので、根鉢を軽く崩すだけにします。
ビニールポットから取り出す
最初に、ビニールポットの底を確認します。
底の穴から根がたくさん出ていますと、ビニールポットから取り出すことができません。
無理に取り出しますと、根が切れますので、穴から伸びた根はハサミで切ります。
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。
手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
コキアの根鉢
コキアの苗をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。
根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
コキアの根鉢の状態を確認すると、根の量は普通で、細い根が長く伸びています。
白い根は新しく、茶色の根は古く、黒い根は腐敗しています。白い根が少ないので、状態はあまりよくないです。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け・植え替えすることが基本です。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れ、汚れますので、水通りと通気性が悪くなります。
植え付け・植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。
竹串を使って、根鉢の表面の土を崩します。根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。
根元より周りの土が高くなっていることが多いですので、根元が一番高くなるように根鉢の肩の土を崩します。
根も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。
鉢に植え付け・植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう。
コキアの根鉢を崩して、鉢に植え付け・植え替えをする準備ができました。
根鉢をたくさん崩すと、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。
枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要な根は取り除きます。
鉢に植え付け・植え替えをする
根鉢の土は保水性が高いので、赤玉土の小粒だけを入れました。
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。
水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。
雨や水遣りで土が跳ねて、葉に付着しますと、病気の原因になりますので、表面の土を軽石にするとよいです。
コキアの植え付け・植え替えが終わり、小さな鉢植えが完成しました。
コキアの管理
コキアの苗を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
コキアの水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日に1回、暑い夏は1日1~2回ぐらいが目安になります。
多湿を嫌う性質ですので、水の与えすぎに注意します。
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日が当たる場所に移動させます。
コキアは、日当たりのよい場所で育てます。
葉を取り除く
根元に近いところにある葉は、草姿のバランスが悪くなり、病害虫の原因にもなりますので、取り除きます。支柱で支えることで、倒れることを防ぎます。
コキアの鉢植えの正面を決めて、裏側に支柱を設置します。
正面とは、鉢を飾るときに前になる向きのことです。
コキアの育て方のポイント
- 日当たりのよい場所で育てる。
- 用土は普通の市販の培養土。
- 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は6月~8月に化成肥料を置き肥で与える。
- 植え付け・植え替えは、7~9月ごろが適しています。
コキアは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
一年草ですので、寒くなる冬に枯れます。花が咲き終わると、実ができますので、種を採取して、春に種まきすれば、増やすことができます。
コキアの今後
8月1日に、コキア(ホウキ草)の苗を鉢に植え付け・植え替えしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、夏越しが難しいです。
コキアの今後の様子はこの記事を更新します。1年間の育てる様子を記録します。
暑さが厳しいですが、夏越しできるように管理して、美しい花が楽しめるように育てます。
他にもヒユ科の植物を育てていますので、参考にして下さい。
関連記事
関連記事
0 件のコメント:
コメントを投稿