カエデ(楓)の育て方:ミヤサマカエデを小さな鉢植えで紅葉を楽しむ


 
カエデ 育て方
カエデ(楓)は、ムクロジ科カエデ属の落葉性高木です。北半球の温帯に分布しています。

学名は、Acerで、が対生であることが特徴になります。150種ぐらいあり、日本には20種ぐらいが自生しています。

園芸では、の切れ込みが深く、5裂以上と多く分かれているものをモミジ、切れ込みが浅く、の分かれが少ないものをカエデと呼びます

カエデは、寒くなり始めた秋の紅葉が美しく、おすすめの樹です。

樹が大きく成長すれば、春の4月~5月頃に、が集まって咲き、が終わった後に、たくさんのをつけます。

春に新緑や秋の紅葉を楽しむために、カエデを育てます。庭植えなどの大きな樹は、管理が大変になりますので、小さな鉢植えミニ盆栽がよいです。



カエデの苗木

カエデ 苗木
カエデの苗木の品種はミヤサマカエデです。

ミヤサマカエデは、トウカエデの園芸品種で、ツヤのある丸みを帯びたが大きな特徴です

幹の太りが早く、病害虫に強く、丈夫で扱いやすいので、初心者の方にもお勧めの品種です。

ミヤサマカエデの苗木の樹高は15センチぐらい。地植え(庭植え)して成長すると、2~3メートルぐらいまで大きくなります。


ポット
1辺が7センチの小さなプラスチック製のポットに植えられています。

苗を選ぶときは、の状態を大切にします。枯れたり、黄色の変色したりしたが少なく、元気なであることを確認しましょう。

徒長枝がなく、節の間隔が小さいとコンパクトな樹が作りやすいです。








カエデの小さな鉢植え

小さな鉢植え
カエデは、樹高が2~3メートルぐらいまで成長する樹です。大きく成長すると、管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます

小さな鉢植えで育てることで、管理が簡単になります。

日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。


カエデの鉢は、アップルウェアーのプレステラ90型にします。

ホームセンターや園芸店で10ヶ組で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢で

苗の植え付け植え替えをするときは、予備の鉢を用意します。株分けしたほうがよい場合や鉢のサイズを変更することがあります。


プレステラ
プレステラの大きな特徴は、側面から底にスリットが多く設置されていることです。

スリットによりの先端が光を浴びて、伸びることができなくなります。

鉢の底でが巻くサークリング現象を防ぎ根詰りすることなく、用土を有効に利用でき、植物が元気に成長できる鉢です。

小さな鉢植えで、カエデを元気に育てることができ、根詰りを防止します。


1辺
プレステラ90型は、1辺7.5センチの正方形の鉢です。

普通の円形の鉢の3号(直径9センチ)より、少し小さいサイズになります。


鉢の高さ
鉢の高さは7センチぐらい。

段差まで用土を入れると、ウォータースペースができ、水遣りが簡単になります

プレステラは、生産者向けの商品で、実績がありますので、シジムラサキを健康で丈夫に育てることが期待できます。

デメリットは、デザイン性がよくないことです。プラスチック製の鉢ですが、日本製ですので耐久性が高く、よい鉢です。



カエデの用土

カエデ 用土
カエデは、水もちがよく、腐植質に富んだ用土を好みます

ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土7:3の割合で混ぜた用土が適しています。

ミニ盆栽は、赤玉土の小粒と桐生砂8:2の割合で混ぜた用土を使います。桐生砂の代わりにボラ土を使いました。

盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。


均一
赤玉土とボラ土が均一になるように混ぜます。


鉢底石
プレステラは、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありません。

鉢の高さの底から3分目まで用土を入れて、カエデの鉢の準備ができました。

植え付け植え替えは、最初に鉢の準備をします

土の中にあるは乾燥しやすいですので、短時間で植え付け植え替えをする必要があります。



カエデの植え付け・植え替え

カエデの苗木をポットから取り出して、植え付け・植え替えをします。

必要な道具は、ハサミピンセット竹串です。

鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。

鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け植え替え用に購入するとよいです。



鉢から苗木を取り出す

底 確認
最初に、底を確認します

がたくさん出ていますと、引っかかってポットから取り出すことができません。がポットの底の穴から出ている場合は、ハサミで切ります。


横向き
カエデの苗木を鉢受け皿の中に横向きに置きます。

ポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。

手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。



カエデの根鉢

根鉢
カエデの苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。

根鉢は、苗木を鉢やビニールポットから取り出して、と土が固まって見えている状態のことです。

カエデ
は、細いですが、たくさんあります。


根鉢の状態
根鉢の状態は、よくなく、根詰りしています。白いは新しく、茶色の根は腐敗しています。小さいビニールポットですので、土のない外側に、がたくさんあります。

カエデ根鉢の底を観察すると、鉢の底でが巻くサークリング現象も発生しています

根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け植え替えすることが基本です。



根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備

表面の土
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、水通りと通気性が悪くなります

植え付け植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。

竹串を使って、根鉢の表面の土を崩します。根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。

公園などにある大きな樹は、の一部が地表に見える状態です。根元の位置が地表になると、樹の成長がよくなります

苗木は、倒れることを防ぐために深植えされていることが多く、カエデの苗木も根元が1センチぐらい土の中に埋まっていました。

も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。

鉢に植え付け植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう


根鉢の底
根鉢の底は、土が固まった状態で、植え付け・植え替えをすると、の成長がよくありませんので、崩します。


根鉢 準備
根鉢の底を竹串を使って崩して、長いはハサミで切り、取り除きました。

根鉢の底を崩して、鉢に植え付け植え替えをする準備ができました。

の量が少なくなりますので、心配になりますが、鉢の大きさに適した量ですので、枯れることはありません。



鉢に植え付け・植え替えをする

根元の位置
根鉢を崩して、を短く切ったカエデ用土を入れて準備した鉢に入れます。

根元の位置を確認します。

プレステラ段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差になるように調節します

高い場合は、3分目まで入れた用土を減らします。低い場合は用土を増やします。少し低いですので、用土を足しました。


水通り
根鉢の中心部分を竹串で挿すと、水通りや通気性がよくなります

鉢の中に入れていますので、根鉢が崩れる心配がありません。


用土
根鉢と鉢に隙間がありますので、用土を入れます。


隙間
の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。


軽石
仕上げに軽石を敷きます。

軽石を敷くことによって、水遣りや雨で赤玉土の粒が崩れることを防ぎます

水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。


完成
カエデ小さな鉢植えが完成しました。

小さな鉢植えですので、いろいろな場所に飾ることができ、管理も簡単です。



カエデの管理

水遣り
カエデ植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

カエデ水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は、落葉していますので、完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。


明るい日陰
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

カエデは、日当たり・風通しのよい場所で管理します。日差しが強い夏は、葉焼けしますので、日陰がよいです。



カエデの育て方のポイント

  • 日当たりの良い場所で育てる。真夏は西日を避ける。
  • 用土は市販の培養土。作る場合は赤玉土と腐葉土を7:3。
  • 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は、4月~9月に緩効性化成肥料を置き肥。
  • 植え付け植え替えは、春の芽吹く前の2月~3月。

カエデは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

鉢植え根詰りしないように、2~3年に1回、植え替えをします。



カエデの今後

4月18日に、カエデの苗木を鉢に植え付け植え替えしました。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候です。残暑が厳しく、暑い日が多いですので、葉焼けしないように注意が必要です。

カエデ今後の様子はこの記事を更新します

1年間の育てる様子を記録します。



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