桜のミニ盆栽の作り方:オカメザクラ編


 
桜 ミニ盆栽 作り方
春に美しいが咲く

公園や川沿いなどに、が植えられていることが多く、いろいろな場所で、の花見をすることができますが、自宅で、ゆっくりを楽しむことに憧れます。

いろいろな場所に飾ることができる小さなミニ盆栽がおすすめです

ミニ盆栽を作りましたので、作り方を詳しく説明します。



桜のミニ盆栽の素材

素材
ミニ盆栽を作るために、素材が必要になります。

の苗木が販売されていますが、小さな苗木はが咲くまで、長い時間が必要です

を鉢植えで育てています。ホームセンターや園芸店で販売されている苗木をに植え付けをしました。

苗木を鉢に植え付ける様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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オカメザクラ
の品種は、オカメザクラです。

一般的なであるソメイヨシノより、1ヵ月ぐらい早くが咲き、コンパクトな樹形ですので、自宅の庭木や鉢植えに適しています

の木からミニ盆栽の素材を作る場合、取り木がおすすめです。

枝がある株で、翌シーズンの春にが咲く可能性があります。

オカメザクラの取り木5月23日にしました。

取り木の様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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発根
8月6日、撮影。

取り木をして、2ヵ月半が経過しました。が見えますので、発根して取り木が成功しています。










切り離す
ビニールポットを取り除き、ハサミで切って、親木から切り離します。


ミニ盆栽の素材
ミニ盆栽の素材が手に入りました。

コンパクトな株で、枝がたくさんありますので、よい樹形になる可能性が高いです。


樹高
ミニ盆栽の素材は、樹高が13センチぐらいになります。



桜のミニ盆栽の鉢の準備

ミニ盆栽 鉢
ミニ盆栽の鉢の準備をします。

の素材は、が乾かないように水に浸けておくとよいです


直径6センチ
用意したの直径6センチぐらいと2号のサイズです。


鉢の高さ
の高さは5センチぐらい。とても小さいですので、ベランダや玄関、室内など、好きな場所に飾ることができます。


100均
100均の陶器に、穴を開けて、水が流れるように高台を削って作ったです。

100均の陶器に穴を開ける方法を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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針金
ミニ盆栽は、が小さいですので、の量が少ないです。

が、倒れたり、から抜けないように、針金を使って固定します。


アルミ線
針金は直径1.2ミリのアルミ線を40センチぐらい、直径1.5ミリを5センチに切りました。


半分
40センチの針金を半分に曲げて、5センチの針金に巻きつけます。


3回
3回ぐらい巻きつけるとよいです。


鉢の底
の底から針金を通します。


ラジオペンチ
先が細いペンチ(ラジオペンチ)で、5センチの針金を曲げます。


固定
針金が動かないように固定できます。


針金をセットして、ミニ盆栽の鉢の準備ができました。



桜のミニ盆栽の用土

は、水もちがよい用土を好みます

ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土7:3の割合で混ぜた用土が適しています。

ミニ盆栽は、赤玉土の極小粒と軽石8:2の割合で混ぜた用土を使います。

盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。


ゴロ土
の底に、水はけがよくなるように赤玉土の小粒をゴロ土として、薄く敷きます。


用土
ゴロ土の上に用土を入れます。ミニ盆栽用土は、赤玉土の極小粒(細粒)にしました

園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。


3分目
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付け植え替えのときに、株元の高さを確認して調整します。

植え付け・植え替えは、が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢の準備をします。



桜のミニ盆栽の植え付け

鉢に入れます
取り木で作った用土を入れて準備したに入れます。


幹
に固定した針金を幹に巻きつけます

盆栽では、針金で固定しますが、取り木で作ったの素材は、の量が少ないですので、幹を固定するとよいです。


幹 針金
幹の先端まで、針金を巻きつけます。


左の針金
左の針金も、幹巻きつけます。


沿わせる
1本目の針金に沿わせて、幹に巻きつけます。


固定
の素材をにしっかり固定することができました。


用土 入れる
用土である赤玉土の極小粒(細粒)を鉢に入れます。


隙間
の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。

赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。


8分目
鉢の高さの8分目ぐらいまで用土を入れます。


軽石
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。

軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。

盆栽用の化粧砂を敷くと、美しい仕上がりになります


桜 ミニ盆栽 完成
の素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽が完成しました。



桜のミニ盆栽の管理

水遣り
の素材をに植え付けした後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

ミニ盆栽水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。

暑い夏は、水切れに注意が必要です。半日陰で管理すると、水切れの心配がなくなります


明るい日陰
植え付けした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

ミニ盆栽は、日が当たりがよい場所で育てます。午前中に日が当たり、午後からは日陰になる半日陰が最適です。

葉焼けを防ぐために、真夏は西日が当たらないように管理するとよいです。日当たりが悪いと、が少なくなることがあります

耐寒性は普通です。冷たい風や霜に当たると、枝が枯れることがありますので、注意が必要です。寒さが厳しい地域は、保護すると安心できます。



桜のミニ盆栽の育て方のポイント

  • 日当たりの良い場所で育てる。真夏は西日を避ける。
  • 用土は赤玉土の極小粒と軽石を8:2。
  • 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は、4月と7月に緩効性化成肥料を置き肥。
  • 植え替えは、11月~12月、または2月~3月。

ミニ盆栽は、特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

鉢植え根詰りしないように、2~3年に1回、植え替えをします。



桜のミニ盆栽の今後

8月6日に、の素材をに植え付けて、ミニ盆栽を作りました。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候です。

翌シーズンの春に、美しいが咲くように育てます。

ミニ盆栽今後の様子はこの記事を更新します

1年間の育てる様子を記録します。


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