いろいろな色があり、香りがよい熱帯スイレン(睡蓮)。メダカのビオトープなどで美しい花を楽しむことができます。
開花時期は7月から10月までと長いですが、水草ですのでホームセンターや園芸店では夏に販売されています。
お盆を過ぎると、売れ残った水草は値引きされて販売してあることがあります。半額以下になった熱帯スイレンを見つけたので、購入しました。
売れ残りですが、葉の数は9枚あり、状態は良いです。日当たりが悪かったり、肥料の効果がなくなったりすると、葉が黄色くなりやすいです。
古い葉も黄色に変色するので、黄色の葉があるだけで状態が悪いと決めつけることはできませんが、緑色の葉がたくさんある苗を選ぶとよいです。
熱帯スイレン(睡蓮)の苗:ラベル
ラベルで花の形や色を確認します。姫睡蓮を栽培していますが、花の色は黄色や赤です。熱帯スイレン(睡蓮)は多くの色があることが魅力の1つです。
あまりトロピカルな色はメダカのビオトープに似合わないので、青色の熱帯スイレン(睡蓮)を選びました。
ラベルの裏には熱帯スイレン(睡蓮)の育て方が簡単に記載されています。栽培の参考になります。ラベルは保管しますが、よく紛失するので写真に撮影しています。
グーグルフォトでラベル用のアルバムを作り、保存すると簡単に見つけることができます。
熱帯スイレン(睡蓮)の苗は水草で、有名な杜若園芸さんの商品です。ホームページやYoutubeで栽培方法などを紹介してくれるので、ありがたいです。
熱帯スイレン(睡蓮)の苗:葉の大きさ
熱帯スイレン(睡蓮)の葉の大きさは縦が4センチぐらい。姫睡蓮をメダカのビオトープにレイアウトして栽培しています。育て方の参考にして下さい。
購入した熱帯スイレンの苗は葉が大きくなく、メダカのビオトープにレイアウトしやすいサイズです。
メダカのビオトープの飼育容器の大きさによって、最適なサイズの水草を選ぶことが大切です。最適なサイズの水草なら簡単にレイアウトするだけで、美しいビオトープが完成します。
睡蓮は品種によって葉の大きさが異なることがありますので、注意が必要です。
大きな容器なら問題ありませんが、小さな容器では水面が葉で一杯になります。
熱帯スイレン(睡蓮)の苗:購入
ホームセンターや園芸店で熱帯スイレン(睡蓮)の苗を購入するときに、水が満水でレジまで持って行くことが大変です。屋外であれば、水を少し減らしてカゴに入れてレジまで持って行きます。店内であれば店員さんを呼びましょう。
ホームセンターや園芸店には車で行くので、水草などの購入のためにバケツを車に載せています。樹木の苗木もバケツに入れると車内を汚すことがありません。
外出先で植物や石、流木などを拾った時も活躍してくれます。この状態で助手席の足元に置いて自宅まで運んでいます。
徒歩で行かれる場合は、バケツでは恥ずかしいのでビニール製のバックを用意しましょう。水をこぼさないように、注意します。
熱帯スイレン(睡蓮)の育て方:植え付け
熱帯スイレン(睡蓮)をメダカのビオトープにビニールポットのままレイアウトすることもできますが、少し大きな鉢に植え付けるほうが栽培環境がよくなり、花が咲きやすくなります。熱帯スイレン(睡蓮)の苗を鉢に植え付ける方法は難しいことはなく、ポイントを確認すれば簡単にでき、美しい花を楽しむことができます。
100均は、以前は大きな陶器の食器も100円でしたが、最近は200円や300円になっていることが多くなりました。この陶器の食器は、3年前ぐらいに購入したものです。
肥料を多めに与えて、日がよく当たるように栽培して今シーズンに花を咲かせたいです。
多めに肥料を与えると、肥料が流れ出してメダカの飼育に影響が出る可能性があります。メダカのビオトープは水温が上がらないように日よけがありますので、日当たりがよくありません。
熱帯スイレン(睡蓮)の専用容器なら、何も気にすることもなく肥料をたっぷり与え、朝から夕方までガンガンに日が当たる場所で栽培できます。
100均のコミック本を収納するボックスを熱帯スイレン(睡蓮)の容器に使います。黒色で幅220ミリ×奥行242ミリ×高さ138ミリの正方形に近い容器です。
ラベルの裏に記載されている5~20センチの水深をクリアしています。鉢に土を少なく入れて少し余裕があるようにします。
100均のコミック本のボックスにはフタがあります。フタはなくなさないように保管します。
熱帯スイレン(睡蓮)の冬越しは最低温度5度以上です。屋内で越冬が最適です。フタがあるほうが屋内に置きやすいです。
屋内に置く場所の確保が難しい場合も、フタがあれば屋外でも水面が凍ることを防げます。半透明ですので、昼間は日差しで暖かくなります。
熱帯スイレン(睡蓮)の屋外での冬越し(越冬)にチャレンジする予定です。
熱帯スイレン(睡蓮)の用土
熱帯スイレン(睡蓮)の用土は、市販されているスイレン専用の用土・荒木田土・赤玉土の3つの中から選びます。赤玉土が一番安く、メダカのビオトープにも使用しているので大きな袋で購入して在庫があります。
肥料を別に与える場合は、スイレン専用の用土や荒木田土のように養分が豊富な用土である必要がありません。
植え付けですので、用土は交換しません。鉢が大きくなりますので、足りなくなる用土を作りました。
春の植え替えでは用土を交換しますので、多くの量の用土が必要になります。
熱帯スイレン(睡蓮)の植え付け
熱帯スイレンの苗を植え付けるための道具は、ハサミとスコップと竹串です。スコップは小さいものがおすすめです。大きな鉢受け皿の中で作業をすると、周りを汚すことなく植え付けることができます。10号(直径30センチ)の鉢受け皿を使っています。
ビニールポットの底を確認すると熱帯スイレンの根が少し出ています。苗を植え付けるときは、底の穴から根が出ていないか?確認します。
根が多く出ている場合は根詰まりしている可能性が高いです。底の穴から出た根をそのままの状態で、ビニールポットから苗を取り出すと根が途中で切れます。
写真の状態なら苗をビニールポットから取り出すときに注意すれば、根が途中で切れることはないです。根が長くて多い場合はハサミで切ります。
用土を崩すと細い根が切れるので、根の量が減ります。春の植え付けや植え替えは、根が成長する期間があり、新しい用土に交換することで成長がよくなります。
根をできるだけ多く残し、寒くなる前の9月と10月に成長して花を咲かせることが目標です。
花を咲かせるためには、葉の数を増やして成長することが必要です。葉の数に比例して根の量も増えます。
先が尖った竹串は、用土を崩す作業に最適です。素材が竹ですので硬すぎないメリットがあり、根を傷つけることが少ないです。
熱帯スイレン(睡蓮)の肥料
熱帯スイレンは美しい花を咲かせるために多くの肥料が必要です。植え付けるときに肥料を与えます。睡蓮などに水草に使用する水生植物用の肥料があります。普通の肥料との大きな違いは水の中で、ゆっくり溶けて効果が長く続くことです。
使用する植物によって肥料の量は異なりますが、目安として確認して状態を見ながら肥料の量を調整します。
陶器の食器は直径15センチで5寸鉢(5号)ぐらいの大きさです。少し多めになりますが肥料を3粒与えます。
株元から離して均等になるように鉢に置きます。
株元に日光が当たると成長がよくなります。スイレン(睡蓮)の花が咲かない一番の原因は日照不足です。
新しい葉が芽吹くことで、植え付けが成功したことが確認できます。9枚の葉があります。葉が増えると花が咲くために必要な養分を作ることができます。
熱帯スイレンの育て方:葉の手入れ
熱帯スイレンは暖かくなった春から秋までは水面に葉を浮かべます。植物ですから葉で光合成を行い、必要なエネルギーを生産しています。葉の寿命は環境に影響されますが、短いことがあります。葉が黄色に変色すると寿命が終わるサインです。
失敗すると健康な葉が減るので注意しましょう。黄色の葉をそのままにすると腐敗して水が汚れます。
根詰まりがなく、肥料を適切に与えると新しい葉が芽吹きやすいです。
熱帯スイレンの植え付けが成功していることが確認できます。
葉は寿命があり、入れ替わります。新しい葉が芽吹かないと葉の数が減り、株が弱ります。
温暖な福岡県の平野部で栽培していますので、10月まで花が咲く可能性があります。
容器に一杯になるくらい葉が増えると、株に養分が蓄えられて、つぼみができます。
9月は夏のように暑い日が多く、熱帯スイレンの花が咲くチャンスがあります。
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熱帯スイレンの今後
8月23日に植え付けと遅い時期ですが、熱帯スイレンに花を咲かせるチャレンジをしています。
葉が増えて、花が咲くまでの様子をこの記事を更新します。
花が終わった後は、冬越し(越冬)や春の植え替え、株分けなど熱帯スイレンの育て方を詳しく記録します。
※追記
熱帯スイレンの秋の成長
9月13日撮影。8月の下旬に、値引きされた在庫処分の熱帯スイレンの苗を購入して、植え付けました。暑い地域で育つ熱帯スイレンですので、少し心配でしたが、たくさん葉が芽吹きました。
福岡県の平野部で育てています。9月の平均気温は24.5度、最高気温の平均は28.4度、最低気温の平均は21.4度でした。
葉が多くなることで、土の中の株に栄養を蓄えることができ、来春に株から葉が芽吹きやすくなります。
熱帯スイレンの葉の大きさ
葉が増えましたので、熱帯スイレンの容器を100均のコミック本を収納するボックスから、メダカの飼育でよく使うNVボックス#13に変えました。苗のときは、葉の大きさが縦4センチ、横3センチと小さかったですが、大きく成長して、直径7センチくらいの大きさになりました。
植え替えをして、肥料を与えていますので、葉が大きく成長することは問題ありません。
メダカのビオトープにレイアウトすることが難しくなりました。
熱帯スイレンのつぼみ
NVボックス#13にしたことで、容器が広くなり、熱帯スイレンの葉は、数が増え、大きく成長しています。9月中旬と暑い時期は過ぎましたが、つぼみができ、先端に花の色の青色が見えています。
9月の下旬になり、最高気温が25度、最低気温が20度以下になり始めましたので、つぼみの成長がよくないような気がします。
つぼみが開花できるか?心配です。
熱帯スイレンは開花できるか?
9月23日撮影。スピードは遅いですが、つぼみが大きくなっていますので、開花する可能性があります。葉で光合成して、開花に必要な養分を作りますので、まだ、期待できます。
つぼみが水面から半分くらい出ましたが、熱帯スイレンの花は、水面から5~10センチぐらい浮いて咲きます。
熱帯スイレンの花は、7月から9月が開花時期になりますが、福岡県の気候では9月中旬ぐらいまでは可能性がありますが、9月下旬になると気温が下がり、開花は難しいことが分かりました。
寒い冬になると、熱帯スイレンは、葉が枯れて、何もない状態になりますが、水に沈めたままの状態で管理します。
寒さに弱いですので、保護できる場所が最適です。
九州地方の福岡県でも、1月と2月は寒くなり、メダカのビオトープの水面が凍ります。
株が凍ると、枯れますので、深い容器で越冬させるとよいです。
雪が降る日や寒さが厳しい日は、熱帯スイレンの容器に、フタをすると水面が凍りにくくなりますので、屋外で越冬できる可能性が高くなります。
無事に熱帯スイレンが屋外で越冬できましたら、春に植え替えをして、美しい花が咲くように育てます。
春の植え替えや花が咲く様子は、この記事を更新します。
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