シマトネリコの挿し木での増やし方!時期や用土、成功のポイントを徹底解説

2020/08/06

シマトネリコ 挿し木

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涼しげな葉が魅力のシマトネリコはシンボルツリーや観葉植物として大人気ですが、剪定した枝から手軽に増やせます。

庭木を育てることはハードルが高くても、挿し木で作る小さな鉢植えやミニ盆栽なら限られたスペースで気軽に楽しめます 。

この記事では成功率100%を達成したシマトネリコの挿し木方法を詳しく解説します 。

梅雨時期の「水切り」や発根促進剤の活用など、失敗しないための大切なポイントをまとめました 。剪定した枝を活用してあなただけの可愛らしいミニ盆栽を作ってみませんか?

素焼きの鉢にシマトネリコの挿し木が3本

シマトネリコの挿し穂を準備

シマトネリコ 鉢植え
鉢植えのシマトネリコです。鉢の大きさは7号(直径21センチ)、樹高は50センチくらいです。ベランダや玄関に飾るのにちょうどよいサイズです。

シマトネリコの鉢植えの育て方を詳しく書いた記事です。
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先端付近に枝が増えて大きくなったので剪定します。剪定した枝を挿し穂として使用すれば、失敗してもショックが少なく、気軽に挿し木にチャレンジできます

挿し穂を手に入れないと挿し木ができません。シマトネリコは人気があるのでシンボルツリーとして植えている家も多いですので、枝を分けてもらうとよいです。

TwitterなどのSNSで手に入れることもできます。挿し穂が乾かないように濡らした新聞紙やキッチンペーパーで包んで送ってもらいます。第4種郵便なら送料が安いです。


シマトネリコ 剪定
ハサミで先端の枝を剪定します。幹が緑色の春に芽吹いた枝が挿し穂に適しています

シマトネリコ挿し木の時期は梅雨が最適です。雨の日が多く、乾燥して枯れる心配が少ないからです。
挿し穂 水揚げ
剪定した枝をバケツの水の中に30分ぐらい入れます。挿し穂水揚げです。十分に水を吸収させて乾燥して乾くことを防ぎます。

シマトネリコの挿し木:鉢の準備

鉢 用土
挿し木用土鹿沼土の小粒を使用しました。粒が崩れにくく、保水力もあるからです鹿沼土は軽石で雑菌が少なく挿し木に適しています。

挿し木は用土を湿った状態に保つため、カビなどが繁殖しやすいです。清潔な用土を使うことで雑菌の繁殖を防ぎ、が腐敗しないように注意します

素焼きの鉢
鉢は100均の素焼きの鉢。価格が安く使いやすいです。鹿沼土の小粒を入れます。小さな鉢に用土を入れるときは土入れが便利です。

鉢 8分目
鉢の8分目ぐらいまで用土を入れます。

水
たっぷり水を与えて湿らせます。鉢底から流れる水が透明になるまで水を与えます。粒の表面に付着した微塵を取り除くことで水はけ(排水性)がよくなります。

挿し木 鉢
シマトネリコ挿し木の鉢の準備ができました。挿し穂が乾燥しないように、素早く作業することが大切です。鉢の準備をしっかりしてから挿し穂を作ります。

シマトネリコの挿し木:挿し穂を作る

挿し穂 道具
シマトネリコの剪定した枝から挿し穂を作ります。水を入れた容器、ハサミ、カッター、ライター、割りばし、ルートン(発根促進剤)を用意します。

カッター ライター
切り口に雑菌を付着させないようにカッターの刃は清潔なものを使います。洗ってキレイにしますが、念のためライターの火であぶって殺菌します。

挿し穂 10センチ葉が多いと水が不足して枯れるのでハサミで切って減らしました。先端を2列、2番目を3列にしています。挿し穂の長さは10センチぐらいです。

水切り
挿し穂のカッターで切ります。幹がつぶれないように、よく切れるカッターを使います。ポイントは水の中で切ることです水切りと呼ばれ、水を吸う管である道管に空気が入ることを防ぎます。

空気中で切ると、道管に空気が入り水を吸うことができません。水切りすることで挿し木の成功率が高くなります

切り口 斜め
切り口は水と接する面積を増やすために斜めに切ります。

挿し穂 6本
シマトネリコ挿し穂を6本作りました。成功率が分からないので、多いほうがよいです。

シマトネリコを挿し木する

ルートン
挿し木の成功率を高めるために発根促進剤ルートンを使いました。


鉢受け皿
小さな鉢受け皿に取り出します。

切り口
挿し穂の切り口ルートンの粉を付けます。切り口を傷つけないように注意します。水に濡れているので簡単につけることができました。

たくさん
たくさんつけました。

割りばし
準備した鉢の用土に割りばしで穴を作ります。挿し穂切り口が傷つかないようにするためです。鉢の底まで穴を作ります。

挿し穂
作った穴に挿し穂を刺します。

シマトネリコの挿し木
シマトネリコ挿し木しました。

3本の挿し木を挿す
1つの鉢に3本挿し木します。

シマトネリコの挿し木
10センチの短い挿し木ですので、真っ直ぐ挿しました。長い挿し木は風で倒れることがあるので斜めに挿します。

2つの鉢 6本
6本の挿し穂を2つの鉢に挿しました。挿し木は風通しの良い明るい日陰で管理します

水切れ
水切れしないように鉢受け皿や容器に水を入れます。

霧吹き日差しの強い日は葉に霧吹きして乾燥を防ぎます。根がないですので水の吸収量が少なく、すべての葉に水を供給することが難しいです。

シマトネリコ挿し木は、九州の福岡県で6月28日に作業しました。梅雨時期ですので葉が乾燥して枯れることがありません。

シマトネリコの挿し木が発根

8月6日
8月6日撮影シマトネリコ挿し木してから1か月以上が経過しました。葉は枯れていません

発根していれば挿し木の成功に大きく近づきます。発根を確認するには土を少し掘る方法が確実です。土を掘ると発根した細いが切れる恐れがあります

鉢底
シマトネリコ挿し木鉢底を確認するとがあります。簡単に発根が確認できました。挿し木の第一段階は成功です。

もう1つの鉢
もう一つの鉢も発根していました。どの挿し穂か?分かりませんが3本のうち1本は確実に発根しています。

根の量が分からないので、まだ安心はできませんが、このままが増えれば挿し木が成功できます。


2020年は梅雨明けが例年より10日ぐらい遅く、九州北部の福岡県は7月30日でした。梅雨時期が長かったこともよい影響があった可能性があります。

今後のシマトネリコの挿し木の様子はこの記事を更新します

の量が増えると1つの小さな鉢に3本の挿し穂は多く、の成長が悪くなります。少し大きな鉢に1つずつ植え替える必要があります次は秋の植え替えの様子を更新する予定です

更新しました。(翌年の6月7日の様子です。)

シマトネリコの挿し木の成功率

素焼きの鉢にシマトネリコの小さな挿し木が3つ
6月7日撮影、新芽が芽吹いてシマトネリコの挿し木は成功です。もう1つの鉢の写真がないですが、同様に新芽が芽吹きています。

6本の挿し穂を準備して小さな素焼きの鉢に3本ずつ挿しました。6本すべてが翌年に新芽が芽吹きましたので、シマトネリコの挿し木の成功率は100%です

時期や用土、挿し木をした後の管理に気をつければ、簡単に挿し木ができる樹です。

シマトネリコの挿し木の鉢上げ

3本のシマトネリコの小さな苗木がある素焼きの鉢の用土に竹串を挿す
挿し木は管理が簡単にするために小さな鉢を使うことが多いです。そのままの状態では大きく成長できないので、大きな鉢に植え替えることを「挿し木の鉢上げ」と呼びます。

前年の葉は色が悪くなっていましたので、ハサミで切り取りました。新芽だけになり、鮮やかな緑の葉が美しいです。

用土と鉢の間に竹串を挿して隙間を作ります。

シマトネリコを鉢から取り出す

シマトネリコの小さな苗木を素焼きの鉢から取り出す
竹串で隙間をつくりましたので、簡単に取り出すことができました。

根鉢の様子を確認

鉢受け皿の中にシマトネリコの根鉢
シマトネリコの根鉢の様子を確認します。

鹿沼土が固まっていますので根が多く張っていることが分かります。底の方に根が見えます。

シマトネリコの根鉢を底から見ると根がたくさんある
根鉢の底を確認すると根が多くあります。根詰りに近い状態ですので「挿し木の鉢上げ」の時期として適切です。

根鉢を崩して根を観察

鉢受け皿の中でシマトネリコの根鉢を竹串を使って崩す
竹串を使ってシマトネリコの根鉢を丁寧に崩します。

3本の苗木がありますので根が絡まっています。できるだけ根を切らないように時間かけて根鉢の土を取り除きました。

鉢受け皿の中にシマトネリコの挿し木の根
小さい根鉢でしたが長く伸びた根が多くあります。

3つの鉢受け皿の中にシマトネリコの苗木の根
3本の苗木の根を観察すると根が多く、挿し穂の下の全体から発根していることが分かります。

挿し木すると片方から太い根が1本だけ発根することもあります。根の数が少ないと成長に影響します。四方八方に根が伸びる状態がよく、苗木の枝が増えやすくなります。

シマトネリコの挿し木をして1年後の根の状態としては大成功です。

シマトネリコの挿し木を使ってミニ盆栽

小さな樹が3本あるシマトネリコのミニ盆栽
大きく成長させるために「挿し木の鉢上げ」をすることが多いですが、私はミニ盆栽の素材のために小さな挿し穂で小さな苗木を作りました。

小さな陶器の鉢に3本の苗木を植え付けてシマトネリコのミニ盆栽ができました。ミニ盆栽はちいさいですので、いろいろな場所に飾ることができます。

まとめ:シマトネリコの挿し木で緑のある暮らし

シマトネリコの挿し木は時期や手順をしっかり守れば、初心者の方でも非常に高い確率で成功させることができます 。

今回のポイントを振り返ると最適な時期は乾燥しにくい梅雨時期 、清潔な鹿沼土を使い 、丁寧な「水切り」で挿し穂の鮮度を保つことが大切です 。

挿し木をしてから約1ヶ月で発根が確認でき 、1年後には立派な苗木へと成長してくれました 。

大きな庭木として育てるイメージが強いシマトネリコですが挿し木から育てれば、デスクや窓辺に飾れる「ミニ盆栽」としてその涼しげな姿を間近に楽しむことができます 。

剪定で出た枝を捨てるのはもったいないものです。皆さんも、この記事を参考にシマトネリコの挿し木にチャレンジして自分だけの小さなシンボルツリーを育てましょう。
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