ミニ盆栽の作り方:【谷渡りで実践】剪定して樹形を作る

2020/11/22

ミニ盆栽

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小さなミニ盆栽がホームセンターや園芸店で手頃な値段で販売されることが多くなりました。

たくさんの枝がある樹が小さな鉢に植えてありますので、コンパクトで置く場所に困ることがなく、四季を感じることができます。

購入したとき、剪定されていますので、バランスよく枝が伸びています。

その後、成長して枝が伸びると樹形が悪くなります。

伸びた枝は剪定する必要があります。

剪定をしてミニ盆栽の樹形を作り方を詳しく紹介します。


枝を剪定した谷渡りのミニ盆栽


ミニ盆栽の剪定

枝
ホームセンターで購入した谷渡りのミニ盆栽です。購入したときに少し枝が伸びすぎています。

谷渡りは花の形が特徴的で、人工衛星の木と呼ばれることがあります。アカネ科タニワタリノキ属の落葉低木です。

花を期待して購入しましたが、咲きませんでした。購入した理由が花でしたので、興味が薄れ、植え替えや手入れをすることなく、棚の隅に置いていました。

落葉
秋になると葉が紅葉します。紅葉が終わり落葉する頃が剪定に適した時期です。

冬は、落葉樹を分けて並べています。葉がないので水の吸収が少なく、水遣りのタイミングが常緑樹と異なります。分けるときに剪定をしたり、針金掛けたりして来シーズンに備えます。

葉が半分以上落葉して先端付近だけに残っていますので、剪定に適した時期です。不要な枝を剪定をしてミニ盆栽になるように樹形を作ります。



剪定前に樹形をイメージする

幹
谷渡りの幹の太さは7ミリです。幹の太さが1センチ(10ミリ)以上になるとミニ盆栽として、よい雰囲気になります。

根元の幹の太さは盆栽の重要なポイントの1つです。太くなるまで長い月日が必要ですが、楽しみながら栽培しましょう。

観察
剪定する前に樹をよく観察します。樹形を作るために、幹と枝に分けて考えるとわかりやすいです。

幹 青色
青色が幹になります。左に曲がっています。幹に曲がりがある素材は樹形が作りやすいです。根元は曲げにくいですので、購入するときは幹に曲がりがある樹がおすすめです。

黄色が枝になります。同じ場所から2本や3本の枝が出ている場合は1本にします。全部で9本の枝がありますので、不要な枝は剪定します。

不要な枝の剪定

根元 枝
根元に一番近い枝は不要です。ハサミで剪定します。

ミニ盆栽は幹や枝が細いですので、盆栽用の高価なハサミは必要ありません。100均のハサミで切れます。切れ味が悪くなったら、新しいハサミを購入しています。

剪定 見る
ハサミで適当に剪定して、後でカッターで切り口をキレイにします。

1つの枝を剪定したら、樹をよく見て確認します。1度にたくさん剪定すると、失敗の原因になります。

並んで 枝
幹の先端で2本並んで伸びている枝の1つを剪定します。向きがほぼ同じで平行に並んでいる枝は、どちらかを剪定します。

横向き 枝
幹に対して横向きに伸びている枝を剪定します。

2つ 枝
3本の枝を剪定するだけで、雰囲気が大きく変わります。枝の数が少なくなると、どのような樹形にするか?考えやすくなります。

樹形を考えた剪定

ミニ盆栽 樹形
いろいろな樹形がありますが、小さなミニ盆栽はシンプルな樹形が似合います。まだ幹が細いですので、枝のことは考えないで、幹だけに集中して樹形を作ります。

幹が根元から左に曲がっていますので、次は右に曲がるとよいです。左にある太い枝が右向きですので、この枝だけを残して幹にします。

一番先端の左向きに伸びている枝を剪定します。

手前
手前に伸びている枝も剪定します。

3つ 枝
ちょっと勇気が必要ですが、3つの枝をまとめて剪定しました。

幹 樹形
9本あった枝ですが、一番太い枝だけを残して剪定しました。残した枝は幹になります。盆栽では「幹を立て替える。」と言います。

幹を立て替える:先端部分を作り直したいときに、新しい樹芯を途中の枝に設定して切り換えること。

根元から左に曲がり、右に曲がる幹ができました。幹に曲がりがあることで樹形ができます。

剪定後の切り口の処理

カッター
剪定後の切り口は、カッターでキレイにします。大きな盆栽は小刀などを使いますが、小さなミニ盆栽は普通のカッターが使いやすいです。

特に細かい作業になる場合は、デザインナイフが便利です。

清潔で切れ味のよい新品の刃を使います。切り口をキレイにすることで傷の直りがよく、後が残りにくいです。

大きな切り口
3つの枝をまとめて剪定した大きな切り口。

切り口 先端
先端も残っていた部分をキレイに切り落としました。幹が曲がっているように見えます。

癒合剤
切り口には癒合剤、トップジンMペーストを塗ります。切り口を保護して、殺菌剤が配合されていますので、雑菌による腐食の心配が減ります。

色
トップジンMペーストはオレンジ色で見た目が悪いですが、枯れる可能性が少しでも小さくなるように塗ります。

雨に濡れない場所で管理します。水遣りの時も癒合剤に水がかからないようにしましょう。

ミニ盆栽を剪定して樹形を作る方法のまとめ

ミニ盆栽 素材
ホームセンターや園芸店で販売されている価格の安いミニ盆栽は、素材の苗に近いですので、そのまま栽培しても盆栽のような雰囲気になりません。

枝を剪定するだけで、ミニ盆栽の樹形を作ることにしました。針金をかけることは初心者にハードルが高いです。剪定だけでも、立派なミニ盆栽を作ることができます。

剪定に必要な道具は
  • ハサミ
  • カッター
  • 癒合剤
の3つだけです。ハサミとカッターは100均の商品です。癒合剤はトップジンMペーストならホームセンターや園芸店で販売されています。

剪定後
剪定後のミニ盆栽。幹だけを考えて樹形を作りました。先端を長く伸ばした状態で栽培して、幹の根元を太くします。

樹形が全く違う樹になりました。一番簡単なミニ盆栽の樹形は、曲がった幹の先端に枝が3~5本ぐらいある樹形です。

剪定前
剪定前。

剪定後 幹
剪定後。左に伸びていた幹を右向きの太い枝に立て替えました。並べて確認すると剪定だけで樹形を作ったことが分かります。

幹を作る剪定をした経験が、ミニ盆栽や素材の苗木を購入するときに、非常に役に立ちます。剪定で樹形を作ることが可能であるか?判断できるようになります。

節
幹に立て替えた枝は、樹高5センチぐらいまでは節の間隔が小さいです。樹高が小さいミニ盆栽は、節の間隔が小さいことが重要です。

幹の根元が十分に太くなったら、5センチのところで剪定します。芽吹いて枝ができれば。ミニ盆栽の樹形ができます。

谷渡りを11月20日に剪定しました。冬の間は落葉して休眠期間。春に植え替えをする予定です。

今後の成長の記録は、この記事を更新します。どのような樹形になるか?楽しみにしてください。

谷渡りは、花が咲くことを目標に栽培します。

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