梅の取り木を成功させるポイント:冬至梅のミニ盆栽を作る


梅 盆栽
盆栽は、まだ寒い早春に美しい花と香りを楽しむことができ、春を感じさせてくれます。

冬至梅は、12月の冬至のころに開花する極早咲きですので、お正月に美しい花を飾ることができる人気の品種です。

毎年、花後に剪定をして、樹高が大きくならないようにしていますが、 は芽吹きがよい樹種ではないので、思い切って強く剪定すると枝が枯れることがあります。

先端の枝を剪定して、樹高を小さくすることを決心しました。剪定するなら、取り木にチャレンジして、ミニ盆栽を作ることにしました。

成功すれば、盆栽はコンパクトになり、冬至梅ミニ盆栽を作ることができます。

梅の盆栽の現状

梅 樹高
盆栽の樹高は23センチぐらいです。樹高を20センチ以下にして、駄温鉢ではなく、美しい盆栽鉢に植え替え、花を楽しむことが目標です。

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先端の枝
幹の先端から延びる枝を根元で剪定すると、樹高が18センチぐらいになります。枝が少し太く、全体のバランスを悪くしていますので、剪定する候補の枝になります。

盆栽取り木するために、今シーズンは花をあきらめて、梅雨明けに剪定して、小さな細い枝を残しています。

花が咲いていませんので、樹の体力が十分にあり、取り木が原因で枯れることはありません。準備万全で取り木にチャレンジします。



梅の取り木:環状剥被

カッター
取り木の方法は、環状剥被です。カッターなどで外皮を削り、水コケや用土で覆い、発根させる方法になります。

カッターは雑菌を防ぐために水でよく洗い、よく切れる新品の刃を使うとよいです。

枝 太さ
取り木する枝の太さは約1センチ。

環状剥被
環状剥被する長さは、枝の太さの1.5~2倍ですので、1.5センチぐらいの幅で、カッターで切れ込みを入れます。

外皮
枝の外皮を削ります。

形成層
環状剥被は、木質部まで達するように削り、甘皮(形成層)を残さないようにキレイに削ることが大切です。

木質部まで到達しているか?不安になります。削り過ぎると、取り木した部分が枯れることがありますので、慎重に削ることが多いです。

木質部
簡単な方法は、木質部が分かるように深く削ります。外皮、甘皮(形成層)、木質部がキレイに見えます。

拡大
深く削った部分は、根から吸い上げた水が通る道管まで削っていますが、一部ですので、枯れることはありません。

構造がよく見えますので、色の違う部分までキレイに削り、木質部まで達することができます

削る
枝を1周、木質部に達するまでキレイに削りました。

太さ
1センチあった枝が削ることで、8ミリぐらいまで細くなりました。取り木は、環状剥被がキレイにできることが成功のポイントです

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発根促進剤を塗る

発根促進剤
発根促進剤によって、取り木ができる樹種が増えました。取り木が難しい樹種でも、カルスができ、発根することができるようになりました。

発根促進剤は、取り木挿し木に使いますが、容量の少ないものでも、減りません。使用期限が過ぎていますが、効果があるようです。


ホームセンターや園芸店で販売されていますので、一番容量の少ないものを購入するとよいです。

鉢受け皿
鉢受け皿などの容器に発根促進剤を出します。

綿棒
綿棒を水で湿らせると、簡単に塗ることができます。

切り口
環状剥被した切り口をカッターでキレイに仕上げると発根しやすいです。切り口に発根促進剤を塗ります。水でペースト状になりますので塗りやすくなります

環状剥被した下の部分の針金は、カルスがつながることを防ぐ効果があります。役に立ったことはないですが、気分的に安心できます。

ルートン
発根促進剤のルートンを塗りました。ルートンしか使ったことがなく、他の発根促進剤の効果はわかりませんが、成功率は高いです。

成分は同じようなものですので、環状剥被や管理が大切です。

取り木した部分の保護

ビニールポット
取り木した部分は、発根させるために水分と日が当たらないように暗くする必要があります。水苔を巻く方法と、ビニールポットの用土で覆う方法の2つがあります。

水苔を巻き、ビニールで密閉する方法は、乾きにくいですので、水を与える頻度が少ないメリットがあります。

デメリットは、発根の様子を確認することが難しいことです。

ビニールポットを使う方法は、乾かないように毎日の水遣りが必要になります。用土を取り除くことで切り口を確認できることがメリットです。

発根の様子が気になるので、ビニールポットを使います。毎日、朝と夕方に水遣りをする必要がありますが、カルスができたり、発根したりする様子を観察できる喜びがあります

ハサミ
ビニールポットをハサミで切り、枝にセットできるようにします。

穴
ビニールポットの側面を縦に切り、底の穴まで切り進めます。

用土
取り木に使う用土は、鹿沼土の小粒です。赤玉土より少し乾きが早いですが、硬質で使いやすいです。

水遣りが朝だけで夕方が難しい場合は、乾きにくい赤玉土の小粒でも大丈夫です。

ホッチキス
ビニールポットを取り木した部分に取り付け、ホッチキスでビニールポットを筒状に固定します。ビニールポットを針金で枝に固定して、向きを調節します。

キレイに上を向くことは難しいですので、用土が入るようになればよいです。

鹿沼土
鹿沼土の小粒をビニールポットに入れます。切り口がキレイに隠れるぐらいの量を入れます。

ビニールポット
ビニールポットを使って、取り木した部分をキレイに保護できました。

取り木の管理

水遣り
取り木した部分の用土は、発根するまで常に湿った状態にします。霧吹き(スプレー)やジョウロで水遣りをします。

発根
2月23日取り木をしました。

取り木は暖かくなる4月ぐらいからが時期になりますが、は花後に根が動き出しますので、時期が早いほうが成功率が上がる可能性があります。

葉が芽吹きだすと、葉が芽吹くことに樹の体力の多くが消費されるので、一般的でない早い時期に取り木をしました。

取り木は、品種によりますが、成功率は高くないですので、いろいろ考えて工夫しました。

発根した様子は、この記事を更新します

親木から取り外して、ミニ盆栽を作るまでを記録します。


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