マユミ(真弓)の種まき:実から種を取り出して種まき、ミニ盆栽で美しい紅葉と実を楽しむ


マユミ 種
マユミ(真弓)は、秋の紅葉が美しい樹です。 ニシキギ科の落葉低木で、秋に少し茶色よりのオレンジ色に葉が美しく紅葉します

紅葉だけでなく、を楽しむことができます。朱色の四角い果実がたくさんつき、熟すと紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に覆われたが姿を見せます。

は落葉しても、枝についていますので、落葉後の姿も楽しむことができます

低木(樹高3メートル未満)ですので、庭木として人気があり、鉢植えや盆栽として楽しむことができる樹ですので、おすすめです。

近所に、大きなマユミ(真弓)の樹がある家があります。落葉していますが、たくさんのが美しく、散歩のときに歩きながら観賞しています。

風の強かった日の翌日に散歩していると、マユミ(真弓)のが道路に落ちていました。強風でのついた細い枝が折れたようです。

マユミ(真弓)のを拾って、自宅に持ち帰り、種まきにチャレンジすることにしました。


マユミ(真弓)の種

種
枝を取り除き、マユミ(真弓)のだけにしました。果実は茶色に枯れていますが、を覆う仮種皮(かしゅひ)は、美しい紅オレンジ色です。

1つの果実に、4つぐらいのがあります。マユミ(真弓)の発芽率を調べると、悪くはないようですので、の数は少ないですが、発芽してくれると信じて種まきをします。





種の準備

果実 種
果実からを取り出しました。を覆う仮種皮(かしゅひ)には、発芽を抑制する成分がありますので、キレイに取り除く必要があります。

ビニール袋
仮種皮(かしゅひ)の色が手につくことを防ぐために、ビニール袋にを入れます。

潰す
ビニール袋の外側から手で潰しました

強い力で潰すとビニール袋が破れて、手が汚れるので注意してください。

種
仮種皮(かしゅひ)を取り除いたマユミ(真弓)のの状態になりました。


種まきの準備

種 水
マユミ(真弓)のは、乾燥させると発芽しにくくなりますので、すぐに水の中につけます。

は水に沈むものがよいとされますが、2つのだけが沈み、残りのは水に浮いています。

大きなショックを受けました。採取した直後のですので、ほとんどが水に沈むことが多いですが、2つの種だけしか水に沈みませんでした。

1週間後
マユミ(真弓)のが水に沈まないので、1週間もに漬けました。3つのが水に浮いていますが、ほとんどのが水に沈みました。

が水に沈んでくれたので、マユミ(真弓)の種まきにチャレンジする気分になりました。

種まきが成功するか?失敗するか?は、たくさんのがあり、水に沈むが多いことが大切です


マユミ(真弓)の種まき

種まき
種まきは、水に沈むがあり、容器があれば、簡単にできます。

容器は、どのようなものでも大丈夫です。発芽した後にそのままの状態で、成長してになるまで栽培する予定ですので、駄温鉢を準備しました

小さな苗ポットの場合は、発芽して植え替えが必要になります。大きなプランターなどは、そのまま大きく成長させることができます。

大きなプランターなどがよいと考えますが、発芽するまで乾かないように、水遣りをする必要があります。

大きなプランターなどは置く場所が困ります。水遣りするための水の量も多く、無駄が多いですので、程度な大きさの容器が、種まきに適しています


種まきの鉢の準備

駄温鉢
マユミ(真弓)の種は少ないですので、駄温鉢は、直径9センチ(3号)を使います。

3号は乾きが早くなく、置く場所に困ることがありませんので、おすすめの大きさです。

鉢底ネット
駄温鉢は、排水性(水はけ)がよくなるように、底に大きな穴がありますので、鉢底ネットをセットします。

鉢底ネットを針金で固定すると、動いてずれることとがないので安心できます。

鉢底石
排水性(水はけ)がよくなるように、鉢底石を敷きました。

底
底が見えなくなるくらい、1センチぐらい鉢底石を敷きました。

鉢底石は、ボラ土(日向土)を使いました。どのようなものでも大丈夫ですが、粒の大きさに注意が必要です。使う用土の粒より少し大きな粒が最適です。

赤玉土
マユミ(真弓)の種まきの用土は、赤玉土の小粒を使います。

ホームセンターや園芸店で販売されている価格の安い赤玉土です。価格の高い赤玉土は硬質で粒の大きさが揃っています。

長期間、植え替えをしない場合は価格の高い赤玉土がよいですが、種まきは、発芽後に植え替えをしますので、価格の安い赤玉土で大丈夫です。

7分目
鉢の高さの7分目くらいまで、用土の赤玉土を入れます。

マユミ(真弓)の種まきの鉢の準備ができました。


種まきをする

種まき
用土を入れて準備した駄温鉢に、マユミ(真弓)のを並べて、種まきをします。

の数が少ないですので、均等にを並べるためにピンセットを使いました。マユミ(真弓)のは小さいですので、ピンセットがあると便利です。

種まき
15個のマユミ(真弓)のを均等に並べました。

どのくらいの数の発芽できるか?楽しみです。

用土 かぶせる
の上に用土をかぶせます。かぶせる用土の量は、の大きさの2倍くらいが基本です

種まきする深さが、浅いとが乾燥しやすくなります。深いと発芽できないことがあります。

種まき 完成
マユミ(真弓)の種まきが完成しました。


マユミ(真弓)の種まきの管理

水遣り
種まき後は、水遣りをします。鉢の底から水が流れるまで、たっぷり水を与えます。

ラベル
直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

直射日光が当たると表面の用土が乾きます。1日中、在宅して、いつでも水遣りできる場合は、よいですが、難しいですので、乾きにくいように日陰で管理します。

用土だけの鉢ですので、いろいろな樹木の種まきをすると、分からなくなりますので、ラベルを付けました。

12月6日マユミ(真弓)の種まきをしました。

九州の福岡県の平野部で栽培していますので、まだ、あまり寒くないです。年末ぐらいから本格的に寒くなります。

は一度、寒さに当たることで発芽しやすくなるものがありますので、寒さに当てるようにしています。

暖かくなり発芽するまで、用土が乾かないように水遣りをしなければなりません。

種まきは、特別な技術は必要ありませんが、水遣りを忘れない継続する力が大切です


マユミ(真弓)の種が発芽


発芽
3月11日撮影。マユミ(真弓)の種まき12月6日にして、3か月後に発芽しました

乾かないように水遣りを継続した成果です。鉢の真ん中に1つは、葉が展開しそうです。手前にもう1つ発芽しています。

2月が暖かい日が多かった影響か?早い時期に発芽しました。

早く発芽して嬉しいですが、寒の戻りで3月は寒くなる日があります。特に霜が降りる日は、早朝に冷え込みますので、注意が必要です

農作物が被害を受けることが多いため、天気予報で霜注意予報が出ます。軒下などの霜の当たらない場所に避難させます。

2つ
3月13日撮影。2つ発芽しています。嬉しいですが、続いて発芽する様子がありません

続いて発芽することが多いですが、2つで止まっています。

マユミ(真弓)のを水につけたときに、最初から水に沈んだ2つのが発芽した可能性が高いです。

15個のマユミ(真弓)のをまきましたが、2つだけの発芽で終わることは、悲しいです。引き続き栽培を続けます。


マユミ(真弓)の種まきの今後

発芽したマユミ(真弓)の。成長して苗になる様子は、この記事を更新します。苗でマユミ(真弓)のミニ盆栽を作ります。

4月くらいまで、発芽する可能性がありますので、希望を捨てることなく水遣りを続けます。

マユミ(真弓)は、1つの株に雌花と雄花が咲きます。不完全雌雄異株で雌花の大きく生長する株に多く実が付き、雄花が大きく生長する株は実が付きにくいなります。

成長して、立派な樹になれば、花が咲き実が成り、を採取することができますので、楽しみです。

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