シラン(紫蘭)の育て方:美しい花を小さな鉢植えでミニ盆栽風にして楽しむ


シラン 紫蘭
シラン(紫蘭)は、苗がホームセンターや園芸店で販売されていることが多いです。

ラン(蘭)と聞くと、育て方が難しく、を咲かせることができなかったり、枯らしてしまったりするのではないか?と不安になります。

シラン(紫蘭)は、本州の関東地方より西、四国地方、九州地方に自生しているラン(蘭)ですので、育て方が簡単です。

ホームセンターで購入したシラン(紫蘭)の苗を、小さな鉢植えでミニ盆栽風にして、を咲かせて楽しみます。 


シラン(紫蘭)の特徴

シラン 紫蘭 特徴
シラン(紫蘭)は美しいが咲きますので、の色や形状が大切です。が咲いていない苗で購入することが多いですので、ラベルの写真での色と形状を確認しましょう

シラン(紫蘭)は、名前の通り紫色のが咲きますが、白花シランなどの白い花が咲く品種があります。

白い花にピンクのリップが可憐なクチベニシラン(口紅紫蘭)、フクリンシラン(覆輪紫蘭)は白い花で、葉に白い斑が入っています。




ラベル 裏
ラベルの裏に簡単に説明が記載されています。

シラン
【斑入り】
ラン科 シラン属
開花期:4月中旬から6月初旬
草丈:30~50センチ
管理:
日向から西日の当たらない半日陰が適しています。耐暑性、耐寒性は強健、花卉の極端な乾燥に注意してください。基本的には植えっぱなしで肥料も殆ど要りません。株が混み合ってきたら株分けしてください。株分けは花が終わった後に行ってください。

シラン(紫蘭)の育て方のポイント

  • 日当たりのよい場所で育てます。夏の西日に注意する。
  • 鉢植えは、春から秋は、毎日水遣りをする。
  • 植え付けと植え替えは、春と秋が適しています。
  • 肥料は、春の花が咲く前と涼しくなった秋に与える。
ラン(蘭)ですが、特別な育て方がありませんので、難しいことがなく簡単です。株分けで増やすことができ、もキレイな緑色ですので、おすすめです。


シラン(紫蘭)の植え付け

シラン 紫蘭 苗
ホームセンターで購入したシラン(紫蘭)の苗は、直径10.5センチ(3.5号)のビニールポットです。

草丈
草丈は6センチ。が2枚芽吹いています。まだ、葉の数が少なく、花が咲くか?心配です。

ビニールポットのままでは、環境がよくないですので、小さな鉢に植え付けて、ミニ盆栽風に仕上げます。


シラン(紫蘭)を植え付ける鉢

シラン 紫蘭 鉢
購入したシラン(紫蘭)の苗は、まだが2枚と少なく、確実に育てるために、植え付けるはアップルウェアーのプレステラ105型にしました。

価格が安く、スリットが多く設置されることで、のサークリング現象を防ぎ、植物を元気に育てることができるです。

鉢 大きさ
プレステラ105型は、シラン(紫蘭)の苗のビニールポットと同じくらいの大きさです。

9センチ
プレステラ105型は、1辺が9センチの正方形のになります。

高さ
高さは8センチ。底から6.5センチのところに段差があり、ウォータースペースを作る場合、用土を入れる目安になります。

スリット
プレステラ105型の大きな特徴は、鉢の側面から底に伸びるスリットです。スリットとスリットの間に小さな仕切りもあります。

スリット仕切りによって、根が鉢の底で巻くサークリング現象を防ぎます。

雰囲気
ちょっと無理やりですが、シラン(紫蘭)の苗をビニールポットのままの状態でプレステラ105型に入れると、植え付けたときの雰囲気がイメージできます。


シラン(紫蘭)の用土

シラン 紫蘭 用土
シラン(紫蘭)は、排水性(水はけ)がよい用土が適しています

ホームセンターや園芸店で販売されている培養土や山野草用の用土で育てることができます。

用土を作る場合は、小粒の赤玉土鹿沼土軽石1:1:1の割合で混ぜます。軽石は、ボラ土(日向土)を使いました。

均一
用土が均一になるように混ぜます。

用土
シラン(紫蘭)の用土ができました。

鉢底石
プレステラ105型は、排水性(水はけ)がよいですので、鉢底石が必要ありません

2分目
鉢の底に、高さの2分目ぐらいまで用土を入れてシラン(紫蘭)を植え付ける準備をします。


シラン(紫蘭)の苗の準備

道具
シラン(紫蘭)の苗をビニールポットから取り出して、に植え付ける準備をします。

必要な道具は、ハサミ竹串です。ゴミなどを取り除くためにピンセットがあると便利です。

鉢受け皿の中で作業すると、周りを汚すことがなく、後片付けが簡単です。

鉢の底
最初に鉢の底を確認します。

がたくさん出ていると、苗を取り出すことができません。無理に引っ張るとが途中で切れてしまいます

が出ている場合は、ハサミで切ります。

横向き
シラン(紫蘭)の苗のビニールポットを横向きに置きます。

底の角
ビニールポットの底の角を指で押すようにつまむと、簡単に取り出すことができます。

根鉢
シラン(紫蘭)の苗は、根があまり張ってなく、根鉢が崩れました。

株
苗の土は固まってなく、簡単に株を取り出すことができました。

の量が少ないので、少し心配です。


シラン(紫蘭)の植え付けをする

2つの株
シラン(紫蘭)の苗は、2つのがありました。1つのが芽吹いていますが、もう1つのがありません

プレステラ105型をもう1鉢用意して、2つの株を別々に植え付けることにします。

葉のある株
葉のある株でもの量が少ないです

植え付け
準備した鉢に、を入れて用土を入れます。

半分
半分くらいまで用土を入れて、の位置を修正します。

修正
の量が少ないですので、簡単に位置が修正できます。

を鉢の中央にして、段差まで用土を入れるので、根元の高さも確認します

軽石
表面の土は、軽石だけにすると、水遣りや雨が降っても、土が跳ねることがなく、葉が汚れません。

土が跳ねると、葉の裏が汚れ、病気になる可能性が高くなります。草丈が小さい植物は、鉢の表面は軽石にするとよいです。

葉のない株
もう1つののないも植え付けます。

中央
を鉢の中央に置きます。

用土
用土を半分まで入れて、位置を向きを修正します。

植え付け
シラン(紫蘭)の苗の植え付けが終わりました。

2つのがありましたので、2つのに別々に植え付けました。両方とも美しいが咲くように育てます。


シラン(紫蘭)の管理と今後

水遣り
シラン(紫蘭)の苗を植え付けた後は、すぐに水遣りをします。

たっぷり
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

明るい日陰
植え付け後は、1週間ぐらい、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動します。春は日当たりのよい場所で育てます。夏の直射日光や西日に注意が必要です。

排水性(水はけ)がよい用土に植え付けましたので、毎日水遣りをします。

シラン(紫蘭)の今後の様子は、この記事を更新します

が増えてが咲く様子、が終わった後の管理や冬越しの様子を記録します。

美しい花が咲くシラン(紫蘭)を育てて楽しみましょう。



白色の小さな花が連なってたくさん咲くスズラン(鈴蘭)も育てています。
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