ウツギを挿し木で増やして、小さな新しい株でミニ盆栽を作ります。
ウツギの学名は、Deutzia cremataになります。ユキノシタ(アジサイ)科の落葉低木、樹高は1.5から3メートルぐらいです。
ウツギの矮性品種であるヒメウツギがミニ盆栽に適しています。
鉢植えで楽しむことができますので、ホームセンターや園芸店で販売されていますので、手に入れやすいです。
ウツギやヒメウツギの花が咲く時期は、5~6月ですので、花後に剪定した枝を使って、挿し木をすることができます。
不要な枝を使いますので、気軽にチャレンジできます。
姫ウツギを剪定して、挿し木をします。発根させて育て、ミニ盆栽を作るまでを記録します。
ホームセンターや園芸店で販売されているヒメウツギの鉢植えは、温室などで栽培され、早い時期に花が咲きます。
花が咲いている状態の鉢植えは、よく売れるからです。
ウツギは、花後と寒くなって落葉しているときが、剪定に適した時期になります。挿し木は、6月から7月の梅雨時期が最適な時期になります。
通常のウツギの花の時期ですので、花後の剪定と挿し木の時期が同じくらいになりますので、剪定した枝を使って、挿し木をすることができます。
ヒメウツギの鉢植えは、花が終わりますが、剪定をしないで、挿し木に適した時期の6月まで待つことにしました。
ヒメウツギの鉢植えを剪定
5月19日撮影。ヒメウツギの鉢植えは、花が終わった後は、日がよく当たる場所で管理していました。水切れしないように、水遣りをするだけの管理になります。枝が長く伸びて、剪定が必要な状態です。
まだ6月になっていませんが、ヒメウツギの鉢植えを剪定して、挿し木をします。
株立ちの樹形ですので、最初に長く伸びた枝を剪定して、混み合い過ぎているようであれば、不要な枝を根元で切るとうまく剪定できます。
剪定した枝で挿し穂を作る
挿し木で使う枝を挿し穂と呼びます。ヒメウツギの鉢植えを剪定した枝で、挿し木に使う挿し穂を作ります。
水揚げ
剪定した枝は、水につけて乾燥しないようにします。長い枝もありますので、バケツなどに水を入れて用意するとよいです。挿し穂がたっぷり水を吸収するために、2時間以上、水をつけておく作業を水揚げと呼びます。
根元の葉を取り除く
葉柄を少し残すことで、土に挿したときに動かなくなり、固定されますので、発根しやすくなります。
切り口から発根することが多く、挿し木の成功は、切り口の状態に大きく左右されます。
小刀は、よく切れるものは高価で、刃を研ぐメンテナンスが必要になります。ウツギの枝は細いですので、カッターやカミソリがおすすめです。
新品の刃を使うことで、切れ味がよく、雑菌が付着していない清潔な状態で切ることができます。
挿し木の挿し穂を挿す用土を入れた容器のことを挿し床と呼びます。挿し穂の根元を切って切り口を作るときは、水の中で切る水切りをします。
枝に水が通る道管があります。とても細い管で、空気が入ると水の通りが悪くなります。水の中で切る水切りすることで、導管に空気が入ることを防ぎます。
花屋さんなどの園芸では、切り花は水切りが基本です。水をよく吸って花もちをよくするための作業になります。実績のある方法ですので、挿し穂の切り口は水切りで作ります。
切り口は、水を吸う断面積が広くなるように、斜めに切ります。枝が太い場合は、クサビ形にすることもありますが、ヒメウツギの枝は細いので、斜めでよいです。
発根促進剤ルートンを塗る
発根する可能性を高くするために、発根促進剤ルートンを使います。ホームセンターや園芸店で販売され、価格も安いですので、挿し木に使うことをおすすめします。
水に溶かしたり、少量の水でペースト状にしたりして使うこともありますが、簡単な使い方は粉末のまま、挿し穂の切り口付近に付着させる方法です。
挿し床はどのような容器でもよいです。ヒメウツギの挿し木には、プラスチック製の鉢であるプレステラを使います。
底にスリットが多く設置してありますので、排水性(水はけ)がよく、通気性もよいですので、発根するためによい環境になります。
多くあるスリットから発根した根を確認しやすい特徴があります。
排水性(水はけ)がよいですので、鉢底石の必要がなく、用土だけを入れることができます。
挿し木に適した用土は、赤玉土や鹿沼土の小粒になります。雑菌などが少なく、粒が小さく保水性のよい用土が適しています。
鉢の高さの2分目くらいまで用土を入れて、挿し床を準備をします。
ヒメウツギの挿し穂は少し長いですので、風などで動かないように斜めに挿したいです。
斜めに挿す場合、穴を作る方法は難しくなります。割りばしで斜めに穴を作る必要があるからです。
挿し穂が多く、斜めに挿したい場合は、穴を作らないで、鉢に挿し穂を入れて、用土を足す方法が簡単です。
2分目くらいまで用土を入れて準備した挿し床に、挿し穂を入れます。
挿し床が乾かないように、朝と夕方の1日2回、水遣りをします。水遣りができないときや暑い日は、鉢受け皿などの容器に水を入れて、腰水で管理するとよいです。
ウツギの挿し木を成功させるポイント
- 2時間以上、水揚げをする
- 挿し穂は水切りで切り口を作る。
- 切り口は、ようく入れる刃物で斜めに切る
- 発根促進剤ルートンを塗る
- 挿し床の用土は、赤玉土や鹿沼土の小粒
- 発根するまで乾かさないように管理する
ヒメウツギの挿し木は、5月19日にしました。6月になれば梅雨入りして、管理が楽になり、発根するための環境がよくなります。
挿し木の今後の様子は、この記事を更新します。
挿し木で作った素材で、ヒメウツギのミニ盆栽ができるまでを記録します。