マーガレットコスモスの育て方:春から初冬まで、美しい黄色の花を楽しむ


 
マーガレットコスモス
マーガレットコスモスは、キク科ユリオプス属の常緑性低木です。原産地は南アフリカで、学名はEuryops chrysanthemoidesになります。

キク科ステイロディスカス属に分類されることもあり、その場合は学名がSteirodiscus uryopoidesです。

渓谷や河川敷、草原、林の縁などの茂みに自生することから、アフリカン・ブッシュ・デイジーと呼ばれることがあります。

黄色のを春から初冬まで、長期間、咲かせることが特徴です。

の付け根から長く伸ばした花柄の先端に、直径3~4センチの頭状花を咲かせます。

頭状花は、花びらに見える舌状花と、中心部分の筒状花からなり、マーガレットに似ていることが名前の由来になります。



マーガレットコスモスの苗木

マーガレットコスモス 苗木
マーガレットコスモスの苗木のラベルで、の色や形を確認して購入しましょう。

ラベルには、「ユリオプスデージー」「マーガレットコスモス」と記載されていますが、「ユリオプスデージー」と「マーガレットコスモス」は異なる植物です


ラベルの裏
ラベルの裏に簡単な説明があります。

「開花期:9月~4月頃」とありますので、「ユリオプスデージー」の説明になります。

マーガレットコスモスの開花期は、4月~12月です


マーガレットコスモス 樹高
マーガレットコスモスの苗木の樹高は10センチぐらい。花茎が長く伸びて、が咲きますので、の先端で13センチぐらいになります。

苗木は小さいですが、地植えすれば、樹高が50~80センチぐらいまで大きくなります

小さいほうが管理が簡単ですので、大きく成長しないように、小さな鉢植えで育てます。


ビニールポット
直径7.5センチ。2.5号のビニールポットに植えられています。






マーガレットコスモスとユリオプスデージーの違い

マーガレットコスモス ユリオプスデージー
右はユリオプスデージーです。

の色や形が、ほとんど同じですので、マーガレットコスモスと、よく間違えられることがあります。


マーガレットコスモス 葉
マーガレットコスモスは、ユリオプスデージーと同じユリオプス属ですが、違いはです。

ユリオプスデージーのは細毛があり灰白色ですが、マーガレットコスモス光沢のある緑色のになります

の咲く時期が、マーガレットコスモスは4月~12月、ユリオプスデージーは9月~6月です。

ユリオプスデージーも育てていますので、詳しく説明した記事があります。
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マーガレットコスモスの小さな鉢植え

小さな鉢植え
マーガレットコスモスは、樹高が50~80センチぐらいまで成長する常緑性低木です。大きく成長すると、管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます

小さな鉢植えで育てることで、管理が簡単になります。

日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。


雰囲気
苗木をビニールポットのまま、鉢に入れると植え付け植え替えしたときの雰囲気が確認できます。

ビニールポットと同じくらいの大きさですので、あまり変化がありません。


スリット鉢
マーガレットコスモス小さな鉢植えで育てるために、KANEYA(兼弥産業)のスリット鉢を用意しました。

スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。

スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。

MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます

根詰りすることがなく、マーガレットコスモスを元気に育てることができます。植え替えも2~3年に1回で大丈夫になります。


八角形
スリット鉢のサイズは3.5号(直径10.5センチ)、CSM-105になります。

スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。

ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。


スリット
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。

スリットにより、が光を浴びて伸びなくなることで、底でを巻くサークリング現象を防ぎます


ウォータースペース
八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。

段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。


直径
準備したスリット鉢の直径10.5センチと3.5号のサイズですが、八角形に部分は、一回り小さくなりますので、普通の3.5号の鉢より少し小さい容量になります


鉢の高さは9センチぐらい。大きくありませんので、移動が簡単になります。

植物の成長によいスリット鉢を使うことで、マーガレットコスモス小さな鉢植えで育てることができます。

日差しが強く暑い夏は半日陰、霜が降りる寒い冬は軒下などに移動させることで、マーガレットコスモス最適な環境で育てることができます



マーガレットコスモスの用土

マーガレットコスモス 用土
マーガレットコスモスは、水はけがよく、有機質が豊富な用土を好みます

ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。

用土を作る場合は、赤玉土腐葉土7:3の割合で混ぜた基本の用土が適しています。


均一
赤玉土腐葉土が均一になるように混ぜます。


鉢底石
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。


土入れ
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。

園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。


3分目
鉢の高さの底から3分目まで用土を入れて、マーガレットコスモスの鉢の準備ができました。

植え付け植え替えは、最初に鉢の準備をします

土の中にあるは乾燥しやすいですので、短時間で植え付け植え替えをする必要があります。



マーガレットコスモスの肥料

マーガレットコスモス 肥料
マーガレットコスモスは、が咲く期間が長いですので、植え付け植え替えをするときに、元肥を施します。

元肥は、苗木を植え付け植え替えをするときに、用土に施す肥料のことです。


花の肥料
N(チッソ)、P(リン酸)、K(カリ)が5:8:5と、P(リン酸)が多めのが咲く植物用の肥料です。

5:8:5で合計18、合計の数字が30未満ですので、低度化成肥料になります。30以上は高度化成肥料です。

強くありませんので、気軽に使うことができる肥料になります。

数字が大きいほうが得した気分になりますが、肥料に弱い植物がありますので、注意が必要です。


肥料 適量
肥料は説明書をよく読み、適量を与えましょう。


肥料 少ない
小さじに三分の一ぐらい、少量の肥料元肥として用土に混ぜます。小さじは5ミリリットルですので、水であれば5グラムになります。

肥料の説明書の1株当たりの元肥の8グラムより少ないです。

マーガレットコスモスは、肥料が強かったり、量が多かったりすると、が茂りすぎることがあります

肥料は少なく与えて、が黄色になったり、成長が悪かったりして、足りない場合は追肥します。

マーガレットコスモスは、春と秋のがたくさん咲く時期は、2週間に一度の液肥、または月に1回ぐらい緩効性化成肥料を置き肥で与えます


用土 肥料
用土肥料を入れて軽く混ぜてから、植え付け植え替えをします。



マーガレットコスモスの植え付け・植え替え

植え付け 植え替え
マーガレットコスモスの苗木を、鉢に植え付け植え替えをします。

必要な道具は、ハサミピンセット竹串です。

鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。

鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け植え替え用に購入するとよいです。

マーガレットコスモス植え付け植え替えに適した時期は、春の3~4月になります



ビニールポットから取り出す

底 確認
最初に、底を確認します

がたくさん出ていますと、引っかかってポットから取り出すことができません。

がポットの底の穴から出ている場合は、ハサミで切ります。


横向き
マーガレットコスモスの苗木を鉢受け皿の中に横向きに置きます。


底の角
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。

手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。


苗木 取り出す
マーガレットコスモスの苗木をビニールポットから取り出すことができました。



マーガレットコスモスの根鉢

マーガレットコスモス 根鉢
マーガレットコスモスの苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。

根鉢は、苗木を鉢やビニールポットから取り出して、と土が固まって見えている状態のことです。


根の状態
根鉢の状態は普通です。白いは新しく、茶色の根は腐敗しています。小さいポットですので、土のない外側に、がたくさんあります。

マーガレットコスモス根鉢の底を観察すると、樹形を乱す長く伸びた太いがありますので、短く切ります。


三分の一
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け植え替えすることが基本です。



根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備

表面の土
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、水通りと通気性が悪くなります

植え付け植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。

育てているときに、表面の土を崩すことを「中耕(ちゅうこう)」と言います。雑草を取り除き、水通りと通気性が改善しますので、おすすめです。


根元
竹串を使って、根鉢の表面の土を崩します。根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。

根元は、幹からが生えている部分です。

公園などにある大きな樹は、の一部が地表に見える状態です。根元の位置が地表になると、樹の成長がよくなります

苗木は、倒れることを防ぐために深植えされていることが多く、マーガレットコスモスの苗木は、根元が2センチぐらい土の中に埋まっていました。

も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。

鉢に植え付け植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう


上向き 根
深植えされていましたので、上向きに伸びたがあります。

ハサミでを切りました。


根鉢の高さ
根元が見えるまで、根鉢の表面の土を崩すと、根鉢の高さが小さくなりました。

根鉢の底は、軽く崩すだけにします。


根鉢の底
根鉢の底は、土が固まった状態で、植え付け・植え替えをすると、の成長がよくありませんので、軽く崩します。



竹串 ほぐす
根鉢の底を竹串を使って崩します。底の土を崩して、をほぐします。


底 軽く
根鉢の底は、軽く崩すだけにしました。



植え付け・植え替え 準備
根鉢を崩して、鉢に植え付け植え替えをする準備ができました。



鉢に植え付け・植え替えをする

鉢 入れる
根鉢を崩したマーガレットコスモス用土を入れて準備した鉢に入れます。


根元の位置
根元の位置を確認します。

スリット鉢段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差になるように調節します

高い場合は、3分目まで入れた用土を減らします。低い場合は用土を増やします。少し低いですので、用土を足しました。


隙間 用土
根鉢と鉢に隙間がありますので、用土を入れます。

根鉢の土が細かく、保水性が高いですので、腐葉土を入れないで、赤玉土だけの用土を隙間に入れました。


竹串 突く
の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。


竹串 挿す
根鉢の中心部分を竹串で挿すと、水通りや通気性がよくなります。鉢の中に入れていますので、根鉢が崩れる心配がありません。


軽石
用土スリット鉢段差の少し下まで入れました。

仕上げに軽石を敷きます。

軽石を敷くことによって、水遣りや雨で赤玉土の粒が崩れることを防ぎます

水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。


小さな鉢植え 完成
マーガレットコスモス小さな鉢植えが完成しました。

小さな鉢植えですので、いろいろな場所に飾ることができ、管理も簡単です。



マーガレットコスモスの管理

水遣り
マーガレットコスモスの苗木を鉢に植え付け植え替えした後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

マーガレットコスモス水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は2~3日に1回ぐらいが目安になります。

寒さが厳しい真冬は、暖かい日の午前中に水遣りをします。午後に水遣りをすると鉢の中に残った水が夜間に凍ることがあります。

が咲く期間は、水切れに注意が必要です。水切れするとが傷みます

乾き具合は、鉢を手に持ち重さで判断するとよいです。小さな鉢植えは簡単にできます。

寒い冬でも、乾いた風で1日で乾いたり、小春日和で暖かい日があったりしますので、1日1回は、乾き具合を確認するようにしましょう。


明るい日陰
植え付け植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

マーガレットコスモスは、日当たり・風通しの良い場所で管理します。

耐暑性は非常に強く、暑さが厳しい夏でも葉焼けすることはありません。

多湿は苦手ですので、雨の当たらない場所がよいです。暑い夏は、葉や枝を減らして、風通しのよい場所で管理します。

耐寒性は普通で、ー3度まで大丈夫です。関東地方より西の温暖な地域なら、凍らせることがなければ、冬越しできます

厳しい寒波や霜で、が傷むことがありますので、軒下などで保護します。寒さの厳しい地域は室内が安心できます。



マーガレットコスモスの花柄摘み

花柄摘み
購入したマーガレットコスモスの苗木は、萎れたがありますので、花柄摘みをします。

花柄摘みをする理由は、萎れたをそのままにしておくと、種を作ろうとして、株が弱りますので、次のが咲きにくくなることです。


カビ 病気
できるだけ根元で切るほうがよいです。

萎れた花茎は、カビや病気の発生源になります。「灰色かび病」などが発生しやすくなりますので、花茎は残さないように根元で切ります。


マーガレットコスモスの苗木には、つぼみがありますので、が咲くことを期待します。

苗木を選ぶときは、咲いているの数や状態より、つぼみがたくさんあるものを選ぶとよいです。



雨よけ・霜よけで保護する

雨よけ 霜よけ
育苗トレーに、100均のU字型支柱を使い、雨よけ霜よけを作りました。透明ビニールは100均のテーブルクロスです。

最近の家は軒下がありませんので、雨よけ霜よけがあると、が咲く植物や寒さに弱い植物の保護に便利です

製作した様子を記事に書いていますので、参考にして下さい。
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風通し
ビニールハウスのように密閉されていませんので、株元の風通しがよいです。雨や霜にあたりませんので、を長く楽しむことができます。



マーガレットコスモスの育て方のポイント

  • 日当たり・風通しがよい場所で育てる。
  • 水はけのよい、有機質が豊富な用土を好む。市販の培養土、または赤玉土と腐葉土を7:3で配合。
  • 水遣りは、表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は緩効性肥料を元肥、花が咲く時期は2週間に1回の液肥、または、月に1回の緩効性化成肥料。
  • 多湿に注意、雨に当てないように管理。冬は凍らせないように保護。
  • 植え付け植え替えは、春が適しています。

マーガレットコスモスは基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

がよく伸びますので、鉢植え根詰りしないように、2年に1回、春の3~4月に植え替えをします。

梅雨入りする前に、枝やを減らす透かし剪定をするとよいです。

大きく成長して、樹形が悪くなった場合は、秋に半分ぐらいまで切り詰めて、新しい枝を芽吹かせると樹形が整います。



マーガレットコスモスの今後

マーガレットコスモスの今後
1月7日に、マーガレットコスモスの苗を鉢に植え付け植え替えしました。

寒い時期ですが、ビニールポットで冬越しさせることが心配になりましたので、根鉢を軽く崩すだけにすれば、大丈夫だろうと考えました。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、屋外で冬越しも簡単です。

マーガレットコスモス今後の様子はこの記事を更新します

最初の目標は、枯らすことなく冬越しさせることです。春に美しいを楽しめるように頑張ります。

1年間の育てる様子を記録します。




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