姫乙女(極姫バラ)の育て方:小さなミニ盆栽で美しい花を楽しむ


姫乙女 極姫バラ 育て方
姫乙女(極姫バラ)は、一般的なミニバラよりも小さく、マイクロミニバラになります。

の咲く時期は、四季咲き性で春と秋ですの大きさは1~2センチ、とても小さく、咲き始めは淡いピンク色ですが、咲いた後に濃いピンク色に変化する特徴があります。

の大きさも小さく、5ミリぐらいです。樹高は大きく成長しても15センチぐらいまでです。

ホームセンターで、姫乙女(極姫バラ)の苗木が販売されていましたので、購入して育てます。



姫乙女(極姫バラ)の苗木

姫乙女 極姫バラ 苗木
姫乙女(極姫バラ)の苗木のラベルは、文字だけですので、の色や形を確認することができません。

販売されている苗木の中に、が咲いているものがありましたので、現物を見ることができました。

ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。

植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。


ラベルの裏
ラベルの裏に、「花期:春~秋」と記載されて、四季咲き性です。

暑さが厳しい夏は、が咲くことが少ないですので、春と秋の年2回、が咲きます










樹高
姫乙女(極姫バラ)の苗木の樹高は、5センチぐらい

とてもが小さく、ブッシュ状の樹形ですので、草のように見えますが、樹です。


ビニールポット
直径7.5センチ、2.5号のビニールポットに植えられています。

姫乙女(極姫バラ)の苗木の選び方は、に傷みがなく、元気で状態がよく、節の間隔が小さいことです。

が咲いている苗木を選びたくなりますが、鉢に植え付け・植え替えをしますので、が咲いていない苗木を選びました。


ミニバラ
左の鉢は、ミニバラになります。普通のバラと比べると小さいですが、姫乙女(極姫バラ)と並べると、が大きく見えます。

ミニバラを育て方を別の記事に詳しく書いていますので、参考にして下さい。
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姫バラ
左の鉢は、姫バラになります。

姫バラと比べても、姫乙女(極姫バラ)のは小さく、マイクロミニバラと呼ばれる理由がよくわかります。

姫バラの育て方の記事がありますので、参考にして下さい。
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姫乙女(極姫バラ)のミニ盆栽

ミニ盆栽
姫乙女(極姫バラ)は、小さなミニ盆栽がおすすめです。

春と秋に、鮮やかなピンク色のを楽しめ、いろいろな場所に飾ることができます。

日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、ミニ盆栽は簡単にできます。


鉢
100均の陶器に、穴を開けて、水が流れるように高台を削って作った鉢です。

100均の陶器に穴を開ける方法を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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直径5.5センチ
用意したの直径5.5センチぐらいと2号より小さいサイズです。


鉢の高さ
鉢の高さは3.5センチぐらい。とても小さいですので、ベランダや玄関、室内など、好きな場所に飾ることができます。


素焼き鉢
姫乙女(極姫バラ)の苗木は、数個の株がありますので、株分けをします。

陶器の鉢は管理が難しいですので、直径6センチ、2号の素焼き鉢も用意しました。


スリット鉢
植物の栽培で適しているスリット鉢でも、姫乙女(極姫バラ)を育てます。

鉢によって、成長や管理に違いがあるか?確認します。



姫乙女(極姫バラ)の用土

姫乙女 極姫バラ 用土
姫乙女(極姫バラ)は、水もちがよい用土を好みます

ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土6:4の割合で混ぜた用土が適しています。

ミニ盆栽は、赤玉土の極小粒と軽石8:2の割合で混ぜた用土を使います。

盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。


均一
赤玉土軽石が均一になるように混ぜます。


鉢底石
鉢の底に、水はけがよくなるように鉢底石を薄く敷きます。


土入れ
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。

園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。


3分目
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付け植え替えのときに、株元の高さを確認して調整します。

植え付け・植え替えは、が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢の準備をします。



姫乙女(極姫バラ)の植え付け・植え替え

植え付け・植え替え
姫乙女(極姫バラ)の苗木を、鉢に植え付け植え替えをします。

必要な道具は、ハサミピンセット竹串です。

鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。

鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け植え替え用に購入するとよいです。

姫乙女(極姫バラ)の植え付け植え替えに適した時期は、春の3月頃になります



ビニールポットから取り出す

底 確認
最初に、ビニールポットの底を確認します

底の穴からがたくさん出ていますと、ポットから取り出すことができません。

無理に取り出しますと、が切れますので、穴から伸びたはハサミで切ります。


横向き
姫乙女(極姫バラ)の苗木を鉢受け皿の中に横向きに置きます。


底の角
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。

手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。


取り出す
姫乙女(極姫バラ)の苗木をポットから取り出すことができました。



姫乙女(極姫バラ)の根鉢

根鉢
姫乙女(極姫バラ)の苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。

根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、と土が固まって見えている状態のことです。


根鉢の状態
姫乙女(極姫バラ)の根鉢の状態を確認すると、の量は多いです。白いは新しく、茶色のは古く、黒いは腐敗しています。

鉢の底でが巻くサークリング現象が発生していますので、植え付け・植え替えのタイミングです。

根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け植え替えすることが基本です。



根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備

表面の土
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、水通りと通気性が悪くなります

植え付け植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。


根鉢の底
根鉢の底は、や土が固まった状態で、植え付け・植え替えをすると、の成長がよくありませんので、竹串を使って崩します。


根鉢の底 崩す
が見えるようになるまで、根鉢の底の土を軽く崩しました。

竹串で、土を取り除き、新しい用土になることで、水はけがよくなり、根腐れの心配がなくなります。



姫乙女(極姫バラ)の株分け

株分け
姫乙女(極姫バラ)の根鉢を観察すると、株分けできそうです。

株分けすると、株が小さくなりますので、蒸れにくくなり、夏越しが簡単になります。

根鉢の側面を竹串を使って崩し、半分に分けます。


2つに株分け
根元をよく確認して、同じくらいの大きさで2つに株分けします。


絡まった根
絡まったをほどきながら、ゆっくり2つの離します。


2つに株分け
姫乙女(極姫バラ)を株分けすることができました。同じぐらいの大きさに2つに株分けでしました。


4つに株分け
2つに株分けしたものを、さらに2つに株分けして、姫乙女(極姫バラ)の株を4つにすることができました



鉢に植え付け・植え替えをする

鉢に入れる
株分けして、を短く切った姫乙女(極姫バラ)を用土を入れて準備した鉢に入れます。


隙間
作った用土を鉢に入れます。の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。

赤玉土軽石は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。


8分目
鉢の高さの8分目ぐらいまで用土を入れます。



姫乙女(極姫バラ)の管理

水遣り
姫乙女(極姫バラ)の苗木を鉢に植え付け植え替えした後は、すぐに水遣りをします。

水を入れた容器に鉢を入れて、底から給水する底面給水で、たっぷり水を与えます

姫乙女(極姫バラ)の水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。

暑い夏は、水切れに注意が必要です。半日陰で管理すると、水切れの心配がなくなります


明るい日陰
植え付け植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

姫乙女(極姫バラ)は、日が当たりがよい場所で育てます。午前中に日が当たり、午後からは日陰になる半日陰が最適です。

葉焼けを防ぐために、真夏は西日が当たらないように管理するとよいです。

耐寒性は普通です。冷たい風や霜に当たると、枯れることがありますので、注意が必要です。寒さが厳しい地域は、保護すると安心できます。


5つの鉢
姫乙女(極姫バラ)は、株分けして5つの鉢を作ることができました。

小さなミニ盆栽は、水切れなどで枯れることがありますので、たくさんの鉢があると安心できます。



姫乙女(極姫バラ)の育て方のポイント

  • 日当たりの良い場所で育てる。夏は半日陰。
  • 用土は市販の培養土。作る場合は赤玉土と腐葉土を6:4。
  • 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥。
  • 植え付け植え替えは、春の3月頃。

姫乙女(極姫バラ)は特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

鉢植え根詰りしないように、3~4年に1回、植え替えをします。



姫乙女(極姫バラ)の今後

姫乙女 極姫バラ 今後
4月4日に、姫乙女(極姫バラ)の苗木を鉢に植え付け植え替えして、ミニ盆栽を作りました。

最初の目標は、美しいを咲かせることです。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、冬越しは簡単ですが、暑さが厳しい夏は、水切れに注意が必要です。

姫乙女(極姫バラ)のミニ盆栽今後の様子はこの記事を更新します

1年間の育てる様子を記録します。


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