春の3~4月頃に、銀白色の綿毛に覆われたふっくらした猫のシッポのような美しい花穂をつけるネコヤナギ(猫柳)。
いろいろな場所に飾ることができる小さなミニ盆栽がおすすめです。
ネコヤナギのミニ盆栽を作りましたので、作り方を詳しく説明します。
ネコヤナギのミニ盆栽の素材
ネコヤナギのミニ盆栽を作るために、素材が必要になります。
ネコヤナギを鉢植えで育てています。ホームセンターや園芸店で販売されている苗木を鉢に植え付けをしました。
苗木を大きな鉢に植え付ける様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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ネコヤナギの鉢植えからミニ盆栽の素材を作る場合、取り木がおすすめです。
枝がある株で、翌シーズンの春に花が咲く可能性があります。
ネコヤナギの取り木を5月21日にしました。
取り木の様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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8月1日、撮影。
ネコヤナギの取り木をして、約2ヵ月が経過しました。ビニールポットの底から根が出ていますので、発根しています。
ハサミで切って、親木から切り離します。
根の量が少ないと、枯れる心配がありますので、注意が必要です。
ネコヤナギの取り木の土を竹串で取り除きます。
土を取り除くと、根がたくさんありますので、枯れる心配がないです。
ネコヤナギは、発根がよいですので、挿し木や取り木で、簡単に株を増やすことができます。
ネコヤナギのミニ盆栽の鉢の準備
ネコヤナギのミニ盆栽の鉢の準備をします。
取り木をもう1ヶ所していましたので、2つの素材があります。
用意した鉢の大きさは、直径5.5センチぐらいと2号より少し小さいサイズです。
とても小さいですので、ベランダや玄関、室内など、好きな場所に飾ることができます。
100均の陶器に、穴を開けて、水が流れるように高台を削って作った鉢です。
100均の陶器に穴を開ける方法を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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ミニ盆栽の鉢に、ネコヤナギの素材を入れて、植え付けをしたときの雰囲気を確認します。
ミニ盆栽は、鉢が小さいですので、ネコヤナギの樹が、倒れたり、鉢から抜けないように、針金を使って固定します。
針金は直径1.2ミリのアルミ線を30センチと、直径1.5ミリを5センチの2本に切りました。
針金をセットして、ミニ盆栽の鉢の準備ができました。
ネコヤナギのミニ盆栽の用土
ネコヤナギは、水はけ、水もちがよい用土を好みます。
ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土が適しています。
ミニ盆栽は、赤玉土の極小粒(細粒)と軽石(または桐生砂)を8:2の割合で混ぜた用土を使います。
盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。
赤玉土と軽石が、均一になるように混ぜます。
鉢の底に、水はけがよくなるように、軽石の小粒を鉢底石として、薄く敷きます。
鉢底石の上に用土を入れます。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
盆栽では、根を針金で縛って固定しますが、取り木で作ったネコヤナギの素材は、根が細いですので、難しいです。
鉢に固定した針金を枝に巻きつけます。
枝に針金を巻きつけて固定するほうが、簡単で確実です。
2本の枝に針金を巻きつけましたので、ネコヤナギの素材を鉢にしっかり固定できました。
枝に針金を巻きつけていますので、雰囲気がよくなるように、枝を少し曲げます。
ミニ盆栽らしくなりました。
根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。
赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。
盆栽用の化粧砂を敷くと、美しい仕上がりになります。
ネコヤナギの素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽が完成しました。
ネコヤナギのミニ盆栽の管理
ネコヤナギの素材を鉢に植え付けした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
ネコヤナギのミニ盆栽の水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。
暑い夏は、水切れに注意が必要です。半日陰で管理すると、水切れの心配がなくなります。
植え付けした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
ネコヤナギのミニ盆栽は、日が当たりがよい場所で育てます。午前中に日が当たり、午後からは日陰になる半日陰が最適です。
葉焼けを防ぐために、真夏は西日が当たらないように管理するとよいです。日当たりが悪いと、花が少なくなることがあります。
耐寒性は普通です。冷たい風や霜に当たると、枝が枯れることがありますので、注意が必要です。寒さが厳しい地域は、保護すると安心できます。
ネコヤナギのミニ盆栽のポイント
- 日当たりの良い場所で育てる。真夏は西日を避ける。
- 用土は赤玉土の極小粒と軽石を8:2。
- 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は、2月頃の寒肥として、緩効性化成肥料を置き肥。
- 植え替えは、落葉期の11月~12月と2月~3月。
ネコヤナギのミニ盆栽は、特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
鉢が小さいですので、根詰りしないように、1~2年に1回、植え替えをします。
ネコヤナギのミニ盆栽の今後
8月1日に、ネコヤナギの素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽を作りました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、暑さが厳しい夏は、水切れに注意が必要です。冬の寒さは厳しくありませんので、屋外で冬越しできます。
ネコヤナギのミニ盆栽の今後の様子はこの記事を更新します。
1年間の育てる様子を記録します。
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