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トサミズキ(土佐水木)の種まきのポイント【実践】多くの写真で詳しく説明

2026/01/13

種まき

割れた実からトサミズキの種が見える
育てているトサミズキができましたので、を取り出して種まきにチャレンジします。多くの写真で詳しく説明していますので参考にして下さい。

トサミズキ種まきのポイント
  • 種まきの時期は秋から冬に「採りまき」、または春の「春まき」。
  • を低温状態にして休眠打破させる。
  • を水につけて、水分をたっぷり含ませる。
  • 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
  • 種まき用土は赤玉土、または、種まき専用の用土
  • 発芽するまで明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。

トサミズキの種まきの時期

トサミズキ種まきの時期は、秋から冬に種まきをする「採りまき」と、暖かくなった春に種まきをする「春まき」の2つの時期があります

トサミズキは一定期間の低温状態を必要とする「低温要求発芽種子」です

屋外で冬の寒さに当てるか、冷蔵庫で低温状態にすることで発芽率がよくなります。休眠打破と呼ばれるものです。は休眠状態ですので、一度低温にすることで目覚めさせ、発芽できるようにします。

秋から冬の「採りまき」

涼しくなった秋から冬の「採りまき」は、を保管する必要がなく、自然の環境に近いです。デメリットは、暖かくなる春に発芽するまでの期間が長くなりますので、長期間、乾かないように水遣りをして管理する必要があります

トサミズキが熟して先端が割れ始めたらを採取してを取り出して、種まきをします。

暖かくなった春にまく「春まき」

を保管して発芽する気温になる春に種まきする方法は、が完全に乾燥しないように湿ったキッチンペーパーなどに包み、保管しなければなりません。

は、一度、寒さに当たることで休眠打破して発芽しますので、冷蔵庫などで保管する必要があります

冷蔵庫でを乾燥させることなく保管することは難しく、デメリットになります。また、食品を入れる冷蔵庫にを入れると、家族に嫌がられることがあります。種まきをした後は2~3週間ぐらいで発芽しますので、管理が簡単なことがメリットです。

種まきの時期のまとめ

秋から冬の「採りまき」と暖かい春の「春まき」、それぞれにメリットとデメリットがあります。

私は冷蔵庫で保管することが難しいですので、トサミズキ種まきを採取して、すぐに種まきをする「採りまき」ですることにしました。


トサミズキの種

実があるトサミズキの鉢植え
育てている鉢植えのトサミズキができました。が終わった後に結実してができると中にができますので、種まきにチャレンジできます。

トサミズキの育て方について詳しく書いた記事がありますので参考にして下さい。
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トサミズキの実
トサミズキは春の3~4月頃に黄色のが咲きます。結実すると緑色の丸いができます。

トサミズキの実が熟して先端が割れて種が見える
は秋の10~11月に茶色になり熟します。熟したの先端が割れてが落ちます。

トサミズキ種まきをするためにはが必要です。を手に入れる方法は3つあります。
  1. を知人や友人から譲ってもらう。
  2. トサミズキを育てる。
  3. フリマ(メルカリなど)やヤフオクで購入する。
知人や友人にトサミズキを育ててる方がいれば、お願いしてを譲って頂くことが簡単な方法です。

トサミズキを育てが咲きがつけば、簡単にを手に入れることができます。

いろいろ調べましたが、園芸店やネット販売などでトサミズキが販売されていることはなく、フリマやヤフオクなどで個人の方から購入することになります。

トサミズキは挿し木でも増やすことができます。挿し木について詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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トサミズキの実を採取する

トサミズキの実がついた枝をハサミで切る
トサミズキがついた枝をハサミで切り、を採取します。

3つのトサミズキの実
トサミズキを3つ採取することができました。

フタができるビンでトサミズキの実を保管
1つの実は先端が割れて種が見えますが、2つの実は実は熟していますが、まだ割れていません。

トサミズキは裂けてが飛び出します。

以前、私は失敗したことがあります。採取したを鉢受け皿に入れて保管していると、が裂けてが飛び出してを紛失しました。失敗した経験から裂けていないはフタができるビンで保管することにしています

トサミズキの実から種を取り出す

トサミズキの実が割れて種が飛び出さない
トサミズキを採取してビンで1ヵ月間ぐらい保管していますが、が割れてが飛び出ることがありません。

を採取する時期が早すぎたか?が成熟できていない?2つの可能性があります。

トサミズキの実が黒色になって熟している
トサミズキは黒色になっていますので、熟しているように見えます。

トサミズキの実を割り種を取り出す
トサミズキを取り出すためにを割ることにしました

の中にがあり、安心しました。が割れないのでが大きく成長できていない?と少し不安でした。

すべての実を割ってトサミズキの種を取り出した
すべてのを割ってトサミズキを取り出しました。

6個のトサミズキを取り出すことができ、嬉しいです。

外側に殻があるトサミズキの種
トサミズキをよく観察するとらしくなく、外側にのようなものがあることに気づきました。

外側の殻を割りトサミズキの種を取り出す
外側のにカッターで切り込みを入れて割ると、キレイながあります。

がついたままの状態で種まきをすると発芽率が悪くなります。が割れるまで待ってを採取するほうがよいことが分かりました

を割るとが小さく未成熟なものが2個ありました。トサミズキからを取り出すことができたのは4個になります。

覆土のために種の大きさを測定

トサミズキの種の長さは5ミリ
採取したトサミズキから形のよい膨らんだを1つ選んで、の大きさを測定しました。は長さは5ミリぐらい、他のも同じぐらいの長さでした。

トサミズキの種の幅は2.5ミリ
トサミズキの幅は2.5ミリぐらいです

の大きさは種まきをするときに必要です。種まき覆土(ふくど)の厚さはの大きさの2~3倍ぐらいが適切になりますの大きさは球形の場合は直径、長細い場合は幅を測定するとよいです。

覆土種まきをした後にの上にかぶせる用土のことです。厚すぎると通気性が悪く、多湿になり、が腐ることがありますので、注意が必要です。

トサミズキ種まき覆土は5~7.5ミリぐらいが適切になります


トサミズキの種の発芽率

トサミズキは4個あります

の数が少ないと発芽することなく、全滅する可能性がありますので、はできるだけ多く用意することをおススメします。

トサミズキ発芽率について書籍やインターネットで調べましたが、正確な数値は分かりませんでした。50~80%や20%以下などの情報があり不明です。

販売されいるのパッケージに記載されている発芽率は、種苗法に基づいた検査基準値ですので、実際の種まきでは参考程度の数値になります。

樹木の発芽率の状態によって大きく変化します。「の鮮度」と呼ばれ、が熟してすぐに採取した採れたての新鮮なと乾燥して常温で保管されていたでは発芽率が大きく異なります。

トサミズキ発芽率についての資料がありましたので、表にまとめました。。

採りまき春まき(定温)春まき(冷蔵庫)
発芽率94%62%70%
参考資料

種まきをする前のの処理や保存方法が重要になることが分かりました。

トサミズキ発芽率を高めるためのポイント

  • が熟してから採取する。
  • 種まきをする前にを2〜3日ぐらい水に浸ける。
  • 一定期間の低温状態にして休眠打破させる。

トサミズキの種を水に浸ける

種まきする前にトサミズキを2~3日ぐらい、常温の水に浸けるにたっぷり水分を含ませて、発芽しやすい状態にします。長期間、を水に浸けると酸欠状態になりますので、注意して下さい。

水に沈む発芽しやすいので、常温の水につけることで、に水を含ませる種まきの準備との選別の2つの作業が同時にできます

2個の種が水に沈む
2個のは水に沈みましたが、2個は浮いています。

水に沈まない場合でも、しばらくするとは水に沈むことがあります。を採取してからの日数により、すぐに水に沈まないことがあります。

水に浮いていた2個の種が水に沈みました
しばらくすると、水に浮いていた2個のが水に沈みました。

トサミズキは4個と少ないですので、すべてが水に沈み、安心しました。


トサミズキの種床

トサミズキの種床を準備する
トサミズキ種まきをするために、「種床」を準備します。

種床」とは、「まき床」や「苗床」と呼ばれることがあり、種まきをして、発芽しやすい環境のことです。簡単に説明すると、「種まき用土」と「用土を入れる容器」のことになります。

用土を入れることができれば、種床はどのような容器でも大丈夫です。発芽した後も、しばらく育てますので、プラスチック製の鉢を使います。

トサミズキの種床の容器

トサミズキの種まきの種床の容器はプレステラ
トサミズキ種まき種床の容器は、プラスチック製の鉢でアップルウェアーのプレステラ105型です。日本製で10ヶ組でホームセンターや園芸店で販売され、安くて使いやすい鉢です。

プレステラは多くのスリットが設置されている
プレステラの大きな特徴は、側面から底にスリットが多く設置されていることです。スリットによりの先端が光を浴びて、伸びることができなくなります。

鉢の底でが巻くサークリング現象を防ぎ根詰りすることなく、用土を有効に利用でき、植物が元気に成長できる鉢です。

プレステラ105型は1辺が9センチの正方形です
プレステラ105型の大きさは1辺が9センチの正方形です。円形の3号(直径9センチ)の鉢の1.2倍ぐらいの大きさになります。

正方形の鉢は円形の鉢と比べて、隙間なく並べることができますので、スペースの有効利用に最適です。

プレステラ105型の高さは8センチ
プレステラ105型の高さは8センチぐらい。トサミズキ発芽した後でも、しばらくの間は育てることができる大きさです。

プレステラは植物の成長に適した鉢になりますのでオススメの鉢です。

トサミズキの種まきの用土

トサミズキの種まきの用土は赤玉土
トサミズキ種まき用土は、赤玉土の小粒と極小粒を使います。ホームセンターや園芸店で販売されている「種まき用の培養土」でも大丈夫です。

赤玉土の小粒は直径3~5ミリ
赤玉土の小粒は直径3~5ミリぐらい。

赤玉土の極小粒は直径2~3ミリ
極小粒は直径2~3ミリぐらいになります。

赤玉土の小粒を購入して微塵を取り除き、フルイを使って小粒と極小粒に分別しています。

種床を準備する

種床の底には赤玉土の小粒を入れる
種床の底には、粒が大きい赤玉土の小粒を入れます。

粒が大きいほうが水はけ(排水性)がよく、プレステラの特徴であるスリットから用土が流れ出る心配がありません。

鉢の高さの半分まで赤玉土の小粒を入れる
鉢の高さの半分ぐらい、スリットが見えなくなるまで赤玉土の小粒を入れます。

赤玉土の極小粒を薄く入れる
次に、赤玉土の極小粒を薄く入れます。粒が小さい極小粒がに触れるほうが保水性が高く、乾きにくくなります。小さな赤玉土の粒の隙間に入り、深いところに落ちることを防ぎます。

プレステラに赤玉土の極小粒を入れる
プレステラ105型に赤玉土の極小粒を入れました。

プレステラの上部のフチには段差がある
プレステラは上部のフチに段差があります。段差まで用土を入れるとウォータースペースができます。

ウォータースペースとは鉢植えで鉢の上部のフチから用土の表面までの空間のことです。

鉢の上部のフチから用土の表面を2~3センチぐらい下げることで、水遣りのときに水が鉢からあふれることを防ぎます。

ウォータースペースがあることで、水が溜まり、鉢の用土に均一に水を行き渡らせることができます

トサミズキの種まきの覆土は7.5ミリ
トサミズキ種まき種床覆土(ふくど)をしますので、用土を段差より7.5ミリ下まで入れます。の幅が2.5ミリでしたので、覆土の厚さはの厚さの2~3倍が適切ですので、3倍の7.5ミリぐらい覆土をします。

覆土(ふくど)は、種まきをした後にの上にかぶせる用土のことです。

覆土をすることで、が鳥などから食べられることがないように保護して、水分や湿度などの環境を発芽しやすい状態に維持することができます

プリムラなどの一部の植物は、光が当たることで発芽する好光性種子(こうこうせいしゅし)ですので、覆土をしません。

種床に水遣りをする

トサミズキの種床に水遣りをする
トサミズキ種まき種床水遣りをします。

を水に浸けて水分を含ませていますが、乾燥している用土種まきをすると水分を取られます。水分を取られることを防ぐために種床種まきをする前に水遣りをします

赤玉土は初めて水遣りをすると底から濁った水が流れ出る
用土赤玉土を使うと、粒の表面にとても小さな微塵がついていますので、初めて水遣りをすると鉢の底から茶色の濁った水が流れ出ます。

鉢の底から透明な水が流れ出るまで水遣りをする
微塵は水はけ(排水性)と通気性を悪くしますので、鉢の底からキレイな透明な水が流れるまで水遣りをします

トサミズキ種まきをするための種床の準備ができました。


トサミズキの種まきをする

トサミズキの種と種床の準備ができました
トサミズキ種床の準備ができましたので種まきをします。

種まきの採取や種床の準備が大切ですの数が多い場合は時間がかかり、根気がいる作業になります。

種床に種をまく

トサミズキの種をピンセットを使って種床にまく
水に浸けたトサミズキを準備した種床にまきます。使う道具はピンセットです。

種床にトサミズキの種を並べる
トサミズキ種まきは簡単です。準備した種床にピンセットを使ってトサミズキを並べます。

プレステラ105型に4個のトサミズキの種をまく
9センチの正方形のプレステラ105型に4個のトサミズキをまきます。ピンセットを使ってキレイに並べました。

種まきの覆土をする  

トサミズキの種の上に赤玉土の極小粒で覆土をする
トサミズキの上に用土をかぶせる覆土をします。用土赤玉土の極小粒です。

覆土の厚さが均一になるように土入れを使って用土を入れます

鉢が小さい場合はスコップ(シャベル)より土入れのほうが使いやすいです。100均でも販売されていますので、オススメです。

トサミズキの種まきの覆土は7.5ミリ
種まきの作業において「覆土はどのくらいの厚さが適切か?」がよくある質問です。

種床を準備する段階での幅を測り、覆土の厚さを7.5ミリと決め、プレステラの段差まで覆土を入れるとよいことが分かっていますので、簡単になります。

トサミズキ種まきができました。

種まき後は水遣りをする

トサミズキの種まきをした後は水遣りをする
トサミズキ種まきをした後は、すぐに水遣りをします。

種床水遣りをしていますが覆土が乾いた用土ですので、が水分を取られることを防ぐために、種まきをした後はすぐに水遣りをします


トサミズキの種まき後の管理

トサミズキの種まきをした後の管理
トサミズキ種まきを冬に「採りまき」でしましたので、暖かくなるに発芽するまで長期間、管理する必要があります。

種まき後の環境

トサミズキ種まきをした後は、直射日光が当たらない明るい日陰、風通しのよい環境で管理します

発芽に必要な環境は、3つの要素があります。「水分」「酸素」「温度」です。

「水分」は用土の表面が少し乾いたら、たっぷり水遣りをします。完全に乾かないように注意が必要です。

水遣りができない日は鉢受け皿に水を入れて「腰水」で管理するとよいです。長期間(3日以上)、「腰水」すると過湿でが腐れることがありますので、気をつけて下さい。

「酸素」は通気性のことになります。用土に粒状の赤玉土を使っていますので、水分が適切であれば、赤玉土の粒と粒の隙間に空気がありますので、に酸素を供給できます。

「温度」は発芽に適した温度である15~20度と、を一度、低温に当てる休眠打破の2つがあります。

冬に屋外で管理すれば、休眠打破することができます。冬は乾燥して、風が強く吹きますので、寒い日でも用土が乾き、水遣りが難しい季節です。用土が完全に乾かないように管理します。

ラベルの設置

トサミズキの種まきの鉢にラベルを設置する
トサミズキ種まきをした後は、鉢に用土があるだけです。何のをまいたか?分からなくなることがありますので、ラベルを設置します。

ラベルは幅12ミリ、長さ60ミリの小さな園芸用ラベルが使いやすいです。小さくて、目立ちませんのでオススメです。

ラベルをハサミ縦に2つに切る
小さな園芸用ラベルですがハサミで縦に2つに切ると、さらに小さくなり2倍の枚数になりますので、節約になります。

ラベルは鉛筆で字を書く
私の経験からラベルはマジックより鉛筆やシャーペンで書いたほうが消えにくいです。

表面がツルツルしたラベルは鉛筆やシャーペンで文字を書くことができません。少しザラザラしたラベルがありますので、ホームセンターや園芸店で探してみて下さい。

ラベルの端に文字を書く
ラベルは土に挿しますので、端に文字を書くとよいです。

ラベルに日付を書きます
ラベルの裏には、種まきをした日付を書きました。植物によっては種まきをして2年後に発芽する種類がありますので、日付の記入は有効です。

トサミズキの種まきをした鉢にラベルの設置ができました
ラベルを縦に半分に切っていますので小さく、目立つことありません。トサミズキ種まきをした鉢にラベルの設置ができました。


トサミズキの種まきのまとめ

トサミズキ種まきは、「からを取り出して水に浸け、種床を準備して種まきをする。」と簡単ですが、ポイントを確認することで発芽率が向上します。

トサミズキ種まきのポイント
  • 種まきの時期は秋から冬の「採りまき」または春の「春まき」。
  • を低温状態にして休眠打破させる。
  • を水につけて水分をたっぷり含ませる。
  • 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
  • 種まき用土は赤玉土または種まき専用の用土
  • 発芽するまで明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
トサミズキ種まきに特別な方法はありません。種まきをした後に用土が乾かないように、日々、管理することが大切です。


トサミズキの種まきの今後

1月12日にトサミズキの種まきをしました
本格的に寒くなる時期である1月12トサミズキ種まきをしました。

九州地方の福岡県の平野部で栽培していますので温暖な気候です。1月は1年で一番寒い時期ですが晴れて暖かくなる日がありますので、用土が乾かないように注意が必要です。

トサミズキ発芽や成長の様子は、この記事を更新します

いろいろな樹木の種まきをしていますので、参考にして下さい。
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