トサミズキ(土佐水木)の育て方:鉢植えで春に美しい黄白色の花を楽しむ


 
トサミズキ
トサミズキ(土佐水木)は、マンサク科トサミズキ属の落葉性の低木です。学名はCorylopsis spicataになります。

春の3月下旬~4月に、黄白色の丸みのある小さなが連なって咲きます。1つのつぼみから5~7個のが咲きますので、満開を楽しめる樹です。

が芽吹く前にが咲きます。が終わるとが芽吹きますが、の根元から新芽が芽吹きますので、花柄摘みは絶対にしないで下さい

トサミズキは、名前に由来するように日本の高知県(土佐)が原産地です。の形がミズキ(水木)に似ていますので、トサミズキになりますが、ミズキ(水木)と別の種類です。

トサミズキは楕円形で厚く、左右が非対称。枝が少し折れながらジグザグに伸びます。株立ちの樹形で庭木に利用されます。

激安園芸店で、トサミズキの苗木が販売されていましたので、鉢植えで育てます。



トサミズキの苗木

トサミズキの苗木
トサミズキの苗木を購入しました。激安園芸店ですので、ラベルは手書きです。


樹高
購入したトサミズキの苗木の樹高は、40センチ以上あります。枝が徒長して長く伸びていますので、樹形はよくありません。


幅
幅が60センチぐらいありますので、庭に地植えするためには、広いスペースが必要になります。


幹
幹は8センチぐらいです。


ビニールポット
直径13.5センチ、4.5号のビニールポットに植えられています。







つぼみ
つぼみがある苗木ですので、1年目からを楽しむことができます。暖かくなる3月が、とても楽しみです。



トサミズキの鉢植え

トサミズキ 鉢植え
トサミズキは、鉢植えで育てます。

日当たりを調節するために場所を移動したり、冬の寒さから保護したり、鉢植えは簡単にできます。

トサミズキは四国地方の高知県(土佐)が原産ですので、寒さに少し弱いです。落葉していますが、寒さが厳しい地域では、保護しましょう

トサミズキ鉢植えで育てるために、KANEYA(兼弥産業)のスリット鉢を用意しました。

スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。

スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。

MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます

根詰りすることがなく、トサミズキを元気に育てることができます。植え替えも2~3年に1回で大丈夫になります。


スリット鉢
スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。


5号
スリット鉢のサイズは5号(直径15センチ)、CSM-150になります。

ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。


スリット
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。


仕切り
が鉢の底で巻くサークリング現象を防ぐために、仕切りが3か所にあります。


八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。

段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。

植物の成長によいスリット鉢を使うことで、トサミズキ鉢植えで育てることができます。


直径
鉢の直径は15センチと5号のサイズですが、八角形に部分は、一回り小さくなりますので、普通の5号の鉢より少し小さい容量になります


鉢の高さ
鉢の高さは12.5センチぐらい。大きくありませんので、移動が簡単になります。

日差しが強く暑い夏は半日陰、霜が降りる寒い冬は軒下などに移動させることで、トサミズキ最適な環境で育てることができます



トサミズキの用土

トサミズキ 用土
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。


培養土
トサミズキ用土は、ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で大丈夫です。

用土を作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土7:3の割合で混ぜた用土が適しています。


均一
赤玉土の小粒と腐葉土が均一になるように混ぜます。


土入れ
鉢底石の上に、用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。

園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。


3分目
鉢の高さの底から3分目くらいまで、用土を入れました。

植え付け植え替えは、最初に鉢の準備をします

土の中にあるは乾燥しやすいですので、短時間で植え付け植え替えをする必要があります。



トサミズキの植え付け・植え替え

トサミズキ 植え付け 植え替え
トサミズキの苗木は、ビニールポットに植えられていますので、鉢に植え付け植え替えをします。

必要な道具は、ハサミナイフフォークピンセット竹串です。

鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。

鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け植え替え用に購入するとよいです。

トサミズキ植え付け植え替えに適した時期は、落葉している11月から3月です。寒さが厳しい1月と2月を避けるとよいでしょう。

トサミズキの苗木は、3月下旬~4月にが咲きますので、年明けぐらいからホームセンターや園芸店で販売されています。

2月中旬ですが、つぼみがありますので、早く植え付け・植え替えをします。九州地方の福岡県で育てていますので、が咲く時期が早い可能性があります。

をあまり切らないように、根鉢を軽く崩し、一回り大きな鉢や庭に植え付け・植え替えをすれば、大丈夫です。



ビニールポットから取り出す

ビニールポット 底
最初に、ビニールポットの底を確認します。

穴からがたくさん出ていますと、引っかかってビニールポットから苗木を取り出すことができません。

無理に取り出すとが切れますので、出ているは、ハサミで切ります


ナイフ
ビニールポットと土の隙間にナイフを入れ、そのまま1周させます

根詰まりしていますと、ナイフを1周させることができませんので、一度抜き、別の場所に入れます。

園芸用の専用の道具である「植え替えナイフ」「スパチュラ」がありますが、食器のナイフで代用できます。

ステンレス製ですので、さびにくく、強度があります。


横向き
トサミズキの苗木を鉢受け皿の中に横向きに置きます。

ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。

手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。


取り出す
トサミズキの苗木をビニールポットから取り出すことができました。



トサミズキの根鉢

根鉢
トサミズキの苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。

根鉢は、苗木を鉢やビニールポットから取り出して、と土が固まって見えている状態のことです

の状態は、普通です。ビニールポットで育てると外側にが多くなります


根鉢の底
根鉢の底を観察すると、底でが巻くサークリング現象の状態です。

用土のない所にだけがありますので、水や栄養を吸収することができません。

2月中旬とまだ寒い時期ですので、底を軽く崩して、植え付け植え替えをします



根鉢を崩す

三分の一
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け植え替えすることが基本です。


表面の土
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、水通りと通気性が悪くなります

植え付け植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。

竹串を使って、トサミズキ根鉢の表面の土を崩します。


フォーク
表面の土が固まっている場合は、フォークが役に立ちます。

食器のフォークは、「根さばき」「根かき」の代用品として使えます。


表面の土 フォーク
フォークを使って、トサミズキ根鉢の表面の土を取り除きました。


根元
が見えるまで、根鉢の表面の土を崩します。根元は幹やを傷つけないように、竹串を使って、丁寧に土を崩します。

竹串は、素材が竹ですので、適度な硬さでや根を傷つけにくい特徴があります。

ちょっとした作業に使えますので、園芸用に100均で購入するとよいです。


深植え
根元が見えてきました。根元は、幹から根が生えている部分です。トサミズキの苗木は、1センチぐらい深植えされていました

挿し木で苗木を作りますので、深植えの状態になります。根元を地表に出すことで、水はけ(排水性)と通気性がよくなり、成長や状態がよくなります。

公園などにある大きな樹は、の一部が地表に見える状態です。根元の位置が地表になると、樹の成長がよくなります

も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。

根元を地表にすることで、鉢の用土を有効に利用できます。深植えされていますと、根元より下の部分にを張りますので、鉢の高さが低くなった状態になります。


向きの悪い根
上向きに伸びているなど、向きの悪いはハサミで切ります。


根腐れ
根鉢の底は、湿った状態が続きますので、根腐れしやすい場所になります。


根の成長
土を取り除き、新しい用土になることで、水はけがよくなり、根腐れの心配がなくなります。

軽く崩すだけにしました。

サークリング現象でが巻いたままの状態で、植え付け・植え替えをすると、その後のの成長がよくないです。


植え付け 植え替え 準備
トサミズキ根鉢を崩して、鉢に植え付け植え替えをする準備ができました。



鉢に植え付け・植え替えをする

根元の位置
根鉢を崩したトサミズキ用土を入れて準備した鉢に入れて、根元の位置を確認します。

スリット鉢段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差にあるように調整します

高い場合は、用土を減らし、低い場合は用土を足します。少し低いですので、用土を足しました。

根元の位置がちょうどよくなりました。が四方八方に広がるように、竹串で整えます。


赤玉土
根鉢と鉢に隙間がありますので、赤玉土の小粒を入れます。

トサミズキの苗木の土が保水性が高いですので、腐葉土を入れないで赤玉土の小粒だけにしました。


竹串
隙間なく用土が入るように竹串で突きます。


水通り
赤玉土は粒状ですので、入れただけでは隙間が多くあります。竹串で突くことで用土が減ります。

根鉢竹串で突くと、水通りや通気性がよくなります。鉢の中に入れていますので、根鉢が崩れる心配がありません。


段差
段差の少し下まで、赤玉土の小粒を入れます。


軽石
仕上げに軽石を敷きます。

水遣りや雨で、表面の赤玉土の粒が崩れなくなりますので、水はけ(排水性)と通気性がよい状態を維持できます

散水ノズルで水遣りをしても、赤玉土が崩れる心配がありません。


鉢植え 完成
苗木を鉢に植え付け植え替えが終わり、トサミズキ鉢植えが完成しました。



トサミズキの管理

水遣り
トサミズキの苗木を鉢に植え付け植え替えした後は、すぐに水遣りをします。

最初は、鉢の底から泥水が流れます赤玉土の表面に付着した微塵が水に溶けて流れます。

微塵が鉢の中で固まると、水はけ(排水性)が悪くなります。固まる前の最初の水遣りでキレイに流し出すことが大切です。

トサミズキ水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。

が咲く期間である春は、水切れに注意が必要です水切れするとが傷みます。

水遣りができないときは、鉢受け皿に水を入れて腰水で管理するとよいです。

長時間、腰水をすると根腐れの原因になりますので、夜は水の中から鉢を出します。


明るい日陰
植え付け植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

つぼみの状態に異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

トサミズキは、日当たりのよい場所で管理しますが、鉢植えですので、水切れしないように、水遣りの時刻や回数によって、日当たりを調節します

暑い夏は、西日が当たる場所は避けてください。強い日差しで葉焼けや葉先が枯れることがあります。夏は半日陰がおすすめです。

半日陰でも育てることができますが、枝が徒長して、が咲かないことがあります。


トサミズキの育て方のポイント

  • 日当たり・風通しがよい場所で育てる。
  • 湿り気のある土壌を好みます。用土は、市販の培養土か、赤玉土と腐葉土を7:3。
  • 水遣りは、表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 花柄摘みは厳禁。葉が芽吹かなくなります。
  • 肥料は花が咲く前に寒肥。花後と秋に油粕などを与えます。
  • 剪定は花後の5月ごろ、花芽ができる夏以降は避けましょう。
  • 植え付け植え替えは、落葉している11月から3月。

トサミズキは基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

耐暑性・耐寒性は普通ですので、暑い夏の西日は避け、冬は寒い地域は保護が必要になります。

鉢植え根詰りしないように、1~2年に1回、落葉している11月~3月に植え替えをします。



トサミズキの今後

2月12日に、トサミズキの苗木を鉢に植え付け植え替えしました。

九州地方の福岡県の平野部で育てていますので、温暖な気候です。が咲く時期は3月下旬からになっていますが、少し早く咲くでしょう。

トサミズキ鉢植え今後の様子はこの記事を更新します

1年間の育てる様子を記録します。



更新しました

トサミズキの花

2月28日
2月28日、撮影。

トサミズキの苗木を鉢に植え付け・植え替えしてから、約2週間が経過しました。


つぼみ
つぼみが大きく膨らんでいますので、植え付け・植え替えは成功です。



3月10日
3月10日、撮影。

トサミズキが咲きました。


トサミズキの花
トサミズキは、葉が芽吹く前に咲きます

花柄がなく、花茎にが均等につく穂状花序。垂れ下がるようにをつけることが特徴です。 
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