ヒノキを種から育てて、小さいヒノキの林や盆栽を作りたい。


ヒノキ(檜/桧)とは、どのような木

ヒノキ 苗

ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹で、日本特産の樹木です。いろいろな種類の植物を栽培していますが、冬になると落葉するものが多く、1年中楽しめる常緑の植物がほしくなりました。

関東から屋久島まで広く分布している樹木です。高級木材として幅広く使われています。
年輪が美しく、耐久性に優れています盆栽としても人気があります。


ヒノキの育て方 種から育てる方法(実生)

ヒノキの種を手に入れる方法

ヒノキ 果球
ヒノキは福岡では公園や山に植林されていて、身近な樹木です。山で探せばが見つかると思い、ヒノキの木がある近くを探して見ましたが、発見することができませんでした

ヒノキの木を見ると、果球がたくさんついています。果球が割れて種子が飛び散ります。種子はとても小さいので、落ちた種子を拾うことは難しいです。

まだ割れていない果球を探してみました。枝についている果球で割れていないものがあります。ヒノキの木は大きく、手の届く範囲に割れていない果球がありません。

割れていない果球
他の木を捜して見ます。斜面のそばにヒノキの木があり、斜面に上れば高い枝まで手が届きそうです。どうにか手を伸ばして割れていない果球を手に入れました。

割れていない果球を容器に入れて保管します。割れると、小さい種が飛び出してくるからです。

果球 割れてくる
1週間ほどで果球は茶色になって割れてきました。小さな種がたくさんあります。

小さな種
果球のついた枝を振ると、小さな種が落ちてきます。

ヒノキ 種
集めた種を蒔いてヒノキの苗を育てて、小さい林を作りビオトープの飾り盆栽に栽培していきます。

ヒノキの種蒔き 

種蒔きをする時期は、2つの考え方があります。

  1. 「種を採取して、すぐに蒔く」採り蒔き
  2. 「種を保存して、適切な時期に蒔く」
種を採取した場合は、1の採り蒔きがよいです。悩むことなく、簡単に種蒔きができます

2は、樹木によって保存方法がいろいろあり、調べるだけで疲れてきます。たとえば、「湿らせて冷蔵庫で保存する」など。

「適切な時期に蒔く」ことも意外に難しいです。日本は地域によって気候が大きく異なります。同じ県でも海に近い平野部と山間部では、適切な時期が異なります。

種を採取できたら、すぐに種蒔きをしましょう。唯一の欠点は、乾燥しないように水遣りをしなければならないことです。

ヒノキ 種 水
集めた種を水につけます。沈んだものが発芽しやすいといわれています。

種蒔き 準備
種蒔きに必要なものは、またはプランター用土だけです。


鉢
プランターの大きさは、発芽して苗の植え替えをしたくない、植え替えをする自信がない(初心者)場合は、大きめのものにすると、1年くらいは、そのまま育てることができます

底石
底石を入れます。の底に大きめの穴があるので、そのまま用土を入れると、底から用土が流れ出します。

穴の小さなものやメッシュになっているものは、底石が必要ありません。底石を入れると排水性がよくなります



用土
用土を入れます。ホームセンターには、たくさんの種類の用土が販売されているので、用土を選ぶことに悩むようですが、安いもので大丈夫です。

保管するスペースがある場合は、量が多いものが単価は安くなります。少ししか使わない場合は、100円均一のものが量が少なくて、よいです。

パッケージに「花と野菜」と書かれているものが、販売量も多くディスカウントストアなどで激安で販売されています。

余っている鹿沼土を少し混ぜました。鹿沼土は小さい粒になっているので、土に適度な隙間ができます。


購入したのではなく、採取した種だから、細かいことは気にせずに、種蒔きを楽しむことが大切です。

水につけておいたヒノキの種
水につけておいたヒノキの種を水と一緒に流して蒔きました。はとても小さく手でつかむことが難しいくらいです。

ピンセットで1つずつ蒔くことも考えましたが、発芽率は高くないだろうと、1つのに、まとめて蒔きました。

鹿沼土
が均一になるように軽く混ぜて、上から鹿沼土を追加します。

小さい種なので、深くする必要はありません。種が乾かないように、見えなくなるぐらいに鹿沼土を入れます。

最後に、たっぷり水遣りをします。

鹿沼土は水分によって色が大きく変化するので、乾き具合がわかりやすいです

乾かないように、時々水遣りをしていきます。






ヒノキを種から育てて苗にする

ヒノキ 発芽
春になり、ヒノキがたくさん発芽しました。ちょっと感動しました。 思っていたよりも発芽率がよく、多くのが手に入りそうです。成長のよさそうなものを残して間引きをします。

ヒノキ 発芽後の成長
本葉が出てきました。枯らさないように水遣りと日当たりに注意をして管理します。発芽後の苗の管理は重要です。少しの環境の変化で枯れてしまうことがあります。春の寒の戻りに、特に注意しましょう。

そろそろ間引きをして植え替えをしても大丈夫そうですが、どの苗も同じように成長しているので間引きする苗を決めることができません植え替えも、どのくらいの大きさでするべきか、良い情報がありません。

ヒノキの栽培は初めてで、枯らすことを恐れて様子を見る日々が続きました。

苗が密集して植え替えることができなくなってきました。


ヒノキ 苗 密集
成長したの緑が美しいです。見た目もヒノキの苗ということがわかるようになってきました。ここまで成長する間も、よく観察して成長の違いを見ていましたが、どの苗も同じように成長しています

間引きをしなくても、きれいに成長しているので、このままでもいいのではないかと思うようになってきました。密集しているため、植え替えが大変そうです。

ヒノキ植え付け植え替えの時期は冬か梅雨に行います。冬まで成長させて、植え替えをすることにしました。の数が多いので、植え替えをする鉢を何個か用意しなければなりません。



ヒノキの苗の今後の計画


小さなヒノキの林を作る


ビオトープの飾りに使うために樹高20センチぐらいで5本ぐらいの小さな林を作りたいと思ったことが、ヒノキを育ててる理由です。

まっすぐ伸びた幹と適度な枝が必要です。大きめので苗を1つずつ植えて、大きく成長させてから、寄せ植えにして林を作ると良さそうです。


小さな盆栽を作ってみようと思います。


ミニ盆栽小品盆栽に興味が出てきました。盆栽をビオトープに取り入れて日本庭園のような和風のビオトープを製作していくことが目標ですが、ヒノキの苗はたくさんあるので盆栽にチャレンジしようと思います。

小さな盆栽は、最初は大きめの鉢で育ててを太くし、を作って樹形がある程度出来上がったものを根を切り詰めて、小さな鉢に植える方法で製作しているようです。


冬に植え替えを必ずします。


ヒノキの苗を大きめの鉢に植え替えて、成長させることが次の目標です。冬に植え替えをしないと、密集した状態で成長も遅くなります。

用土を用意して植え替えの準備をします。時間のある日に植え替えをしますが、買い物から始めると時間がかかりすぎます。必要なものをそろえておくと、すぐに植え替えができます。


記事を更新していきます。


昨年(2016)の秋にヒノキの種を手に入れてから、今年(2017)の春に発芽してまで成長した記録を記事にしました。冬に植え替えができたら記事を更新していきます。


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