身近な樹木で、春の新緑から秋の紅葉まで楽しむことのできるケヤキ。街路樹で並木で植えられていたり、公園に大きな樹がシンボルツリーになっていることがあります。
自宅でもケヤキを楽しむために、種まきにチャレンジします。多くの写真で詳しく説明していますので、参考にして下さい。
ケヤキの種まきのポイント
- 種まきの時期は秋から冬に「採りまき」、または春の「春まき」。
- 種を低温状態にして休眠打破させる。
- 種を水につけて、水分をたっぷり含ませる。
- 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
- 種まきの用土は赤玉土、または、種まき専用の用土。
- 発芽するまで明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
ケヤキを楽しむ
自宅にケヤキがあれば、春の新緑や秋の紅葉で季節感を楽しめます。大きな樹は剪定や落ち葉の掃除が大変ですので、盆栽や小さな鉢植えがオススメです。
ケヤキを手に入れる方法
ケヤキを簡単に手に入れる方法はケヤキの盆栽や苗木を購入することです。大きさや樹齢、樹形によって値段は違いますが、ケヤキを楽しむことができます。盆栽を育てたことのない場合は、ケヤキの盆栽を購入することを迷ってしまうでしょう。安くはない値段の盆栽を枯らしてしまったら、植え替えはどうすればよいか、心配になることがとても多いからです。
ケヤキの苗木も販売されていますが、ほとんどは大きな樹にするための庭木用の苗木になります。1メートルくらいの苗木で庭に植えて育てるものです。
ケヤキを種から発芽させて育てれば、好きな大きさのケヤキを手に入れることができます。時間はかかりますが、育てる過程も楽しみましょう。
ケヤキの種を手に入れる
ケヤキの種はホームセンターや園芸店で販売されていることはないですが、ネット通販で販売されていますので、購入することができます。
秋にケヤキの樹の周りを探せば、種を見つけることができます。ケヤキの種はとても小さいですが、枝についた状態で落ちていますので、簡単に見つけることができます。
5~6枚の枯れた葉のついた枝の葉の付け根に種がついています。ビニール袋を持って集めます。枝のままを集めまるため、かさばりますので大きめの袋がよいです。
ケヤキを楽しむ:まとめ
春の新緑や秋の美しい紅葉を楽しむためにケヤキの樹が必要です。大きな樹は管理が大変になりますので、小さな樹を手に入れるためには種まきが簡単で費用が安くなります。
私は自宅の近くの公園に大きなケヤキがありますので、紅葉が終わり、葉が茶色に枯れた頃にケヤキの種を拾いました。
ケヤキを楽しむために種まきにチャレンジして発芽した苗木を盆栽や小さな鉢植えにして育てます。
ケヤキの種まきの時期
ケヤキの種まきの時期は、秋から冬に種まきをする「採りまき」と、暖かくなった春に種まきをする「春まき」の2つの時期があります。
ケヤキの種は一定期間の低温状態を必要とする「低温要求発芽種子」です。
屋外で冬の寒さに当てるか、冷蔵庫で低温状態にすることで発芽率がよくなります。休眠打破と呼ばれるものです。種は休眠状態ですので、一度低温にすることで目覚めさせ、発芽できるようにします。
秋から冬の「採りまき」
涼しくなった秋から冬の「採りまき」は、種を保管する必要がなく、自然の環境に近いです。デメリットは、暖かくなる春に発芽するまでの期間が長くなりますので、長期間、乾かないように水遣りをして管理する必要があります。
暖かくなった春にまく「春まき」
種を保管して発芽する気温になる春に種まきする方法は、種が完全に乾燥しないように湿ったキッチンペーパーなどに包み、保管しなければなりません。
種は、一度、寒さに当たることで休眠打破して発芽しますので、冷蔵庫などで保管する必要があります。
冷蔵庫で種を乾燥させることなく保管することは難しく、デメリットになります。また、食品を入れる冷蔵庫に種を入れると、家族に嫌がられることがあります。種まきをした後は2~3週間ぐらいで発芽しますので、管理が簡単なことがメリットです。
種まきの時期のまとめ
秋から冬の「採りまき」と暖かい春の「春まき」、それぞれにメリットとデメリットがあります。
私は冷蔵庫で保管することが難しいですので、ケヤキの種まきは種を採取して、すぐに種まきをする「採りまき」ですることにしました。
ケヤキの種
種を枝についたままの状態で集めて、容器の上で葉の付け根についた種を枝から取り外します。人差し指と親指でつまんで軽くひねるようにすると簡単です。多くの種がありますが、状態によって発芽率が違いますので、できるだけ多く集めましょう。
ケヤキの種の発芽率
ケヤキの種の発芽率について書籍やインターネットで調べました。正確な数値は分かりませんでしたが、発芽率はよく、50%以上あります。
販売されいる種のパッケージに記載されている発芽率は、種苗法に基づいた検査基準値ですので、実際の種まきでは参考程度の数値になります。
樹木の種の発芽率は種の状態によって大きく変化します。「種の鮮度」と呼ばれ、実が熟してすぐに採取した採れたての新鮮な種と乾燥して常温で保管されていた種では発芽率が大きく異なります。
ケヤキ種を水に浸ける
ケヤキの種を2~3日間ぐらい水に浸けます。2つ理由があります。1つ目は種を選別するためです。沈んだ種が発芽率がよいとされます。浮いた種も発芽することもあります。分けて種まきをすると発芽率の違いが確かめることができます。
2つ目は発芽するために必要な水分を与えるためです。最初に十分な水分を含ませることで発芽しやすくなります。
ケヤキの種床
ケヤキの種まきをするために、「種床」を準備します。
「種床」とは、「まき床」や「苗床」と呼ばれることがあり、種まきをして、発芽しやすい環境のことです。簡単に説明すると、「種まきの用土」と「用土を入れる容器」のことになります。
用土を入れることができれば、種床はどのような容器でも大丈夫です。発芽した後も、しばらく育てますので、プラスチック製のプランターを使います。
お金をかけたくない場合は、ペットボトル、卵のプラケース、食品のトレー、カップめんの容器など
一般的には、鉢、プランター、種蒔きトレー、育苗箱、ビニールポット(ポリポット)など
おすすめはプランターです。土を入れても運ぶことができるくらいの小さめのプランターです。百円均一でも販売されています。
容器が小さくて軽いと、強風で飛ばされたり、土が少ないので乾燥しやすいです。小さい容器では発芽した後に、早めに植え替えをする必要があります。
土のことを植物の栽培では用土といいます。栽培に適した土という意味です。「種蒔き用土」「種まき用の土」という商品もあります。
手元にまったく土がない場合は、専用品を購入したほうがよいです。栽培用の土がある場合は、鹿沼土を少し混ぜれば大丈夫です。
ケヤキの種まき 実践編
水につけたケヤキの種。浮いた種を取り除きます。沈んだ種が発芽率がよいので、これを蒔いていきます。
浮いた種も分けて蒔いてみます。発芽率の違いを確認してみます。
百円均一のプランターです。長さが40センチぐらいあります。このくらいの大きさなら移動することもでき、置く場所にも困りません。
底石としてボラ土を入れています。砂利でもよいです。
用土は鹿沼土と培養土を使います。用土は量が多いほうがお買い得になるものがほとんどです。安売りのときに購入しています。
マンションなどで置く場所がない場合は、少量のものを百円均一で購入すればよいです。
培養土をプランターの半分くらいまで入れて、鹿沼土を上から適当に入れました。
培養土と鹿沼土を混ぜます。鹿沼土が乾いていて、ほこりが舞うので少し水をかけます。
深さ3センチぐらいまで培養土と鹿沼土を混ぜます。混ぜている棒は、料理用の菜箸です。百円均一で見つけました。反対側が小さいフォークになっていて、いろいろなことに使いやすいです。
ケヤキの種は小さく、1つずつ種まきをすることは大変です。数箇所に適当に入れて、菜箸で広げました。
ケヤキの種が均等になるように用土と種を混ぜていきます。
種が隠れるように、鹿沼土を上からかぶせて覆土をします。
種まきの覆土(ふくど)の厚さは種の大きさの2~3倍ぐらいが適切になります。種の大きさは球形の場合は直径、長細い場合は幅を測定するとよいです。
覆土は種まきをした後に種の上にかぶせる用土のことです。厚すぎると通気性が悪く、多湿になり、種が腐ることがありますので、注意が必要です。
ケヤキの種まきの覆土は5~7.5ミリぐらいが適切になります。
種を水に浸けて水分を含ませていますが、乾燥している用土に種まきをすると水分を取られます。水分を取られることを防ぐために種まきをした後に水遣りをします。
子葉が芽吹いてからしばらくすると本葉が出ます。子葉は丸みのある葉です。
本葉の十字葉が出揃うと、新しい枝が芽吹いてきます。この新しい枝は、1~4本芽吹きますが、きれいな枝分かれにするために2本がよいです。
3~4本なら間引きして2本にできますが、1本の苗はどうすればよいか悩みます。
一番左の苗(C)は2本芽吹いて、枝分かれのV字もきれいです。
右の大きな苗(A)は、残念なことに1本です。
左の苗(C)は、枝が延びて葉も大きくなりました。枝分かれも左右均等できれいです。
左の奥の苗(D)も枝が芽吹いてきました。2本ですが、バランスが悪いです。
右の大きな苗(A)は、1本のまま。
今までの写真と向きが反対側からになります。
正面の苗(D)が枝が伸びて左右均等にきれいになりました。
左の大きな苗(A)も新しい枝が芽吹いて2本になり、順調に成長しています。
枝が増えて、葉の色も鮮やかな緑になりました。
枝が伸びすぎているものは、葉を2~3枚残して芽摘みをしています。
秋になり、葉の色が少し変化してきました。小さな苗でも紅葉してほしいです。
ケヤキの栽培 発芽から植え替え、剪定
ケヤキが発芽しました。写真は本葉が出始めています。子葉が芽吹いてからしばらくすると本葉が出ます。子葉は丸みのある葉です。
本葉の十字葉が出揃うと、新しい枝が芽吹いてきます。この新しい枝は、1~4本芽吹きますが、きれいな枝分かれにするために2本がよいです。
3~4本なら間引きして2本にできますが、1本の苗はどうすればよいか悩みます。
一番左の苗(C)は2本芽吹いて、枝分かれのV字もきれいです。
右の大きな苗(A)は、残念なことに1本です。
左の苗(C)は、枝が延びて葉も大きくなりました。枝分かれも左右均等できれいです。
左の奥の苗(D)も枝が芽吹いてきました。2本ですが、バランスが悪いです。
右の大きな苗(A)は、1本のまま。
今までの写真と向きが反対側からになります。
正面の苗(D)が枝が伸びて左右均等にきれいになりました。
左の大きな苗(A)も新しい枝が芽吹いて2本になり、順調に成長しています。
枝が伸びすぎているものは、葉を2~3枚残して芽摘みをしています。
秋になり、葉の色が少し変化してきました。小さな苗でも紅葉してほしいです。
ケヤキの紅葉
寒くなって、ケヤキの葉の色に変化がありました。竹串は幹をまっすぐにするためです。紅葉らしくなってきました。
ケヤキの紅葉、小さい苗で、葉と枝が少ないですが、きれいに紅葉しました。
ケヤキの紅葉の色は、黄色と茶色と赤があります。 赤がなくて残念です。
紅葉の色は、遺伝によって異なるらしく、赤を手に入れたくなりました。
発芽して1年目の小さいケヤキですが、とても楽しむことができました。
落葉したケヤキです。葉がなくなって、樹形が見やすくなりました。
ケヤキの種まきのまとめ
ケヤキの種まきは、「種を採取して水に浸け、種床を準備して種まきをする。」と簡単ですが、ポイントを確認することで発芽率が向上します。
ケヤキの種まきのポイント
- 種まきの時期は秋から冬の「採りまき」または春の「春まき」。
- 種を低温状態にして休眠打破させる。
- 種を水につけて水分をたっぷり含ませる。
- 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
- 種まきの用土は赤玉土または種まき専用の用土。
- 発芽するまで明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
ケヤキの種まきに特別な方法はありません。種まきをした後に用土が乾かないように、日々、管理することが大切です。
ケヤキの苗木の今後
2017年12月までの成長記録でした。この5つのケヤキの苗は、2016年の秋に種蒔きをしました。当時はブログを書いていなかったので写真を撮ってなく、記事にしても文字だけになります。
今年(2017年)に種拾いと種蒔きをした写真を使って、記事を書きました。
ケヤキを冬の間に植え替えをします。5つのケヤキを1つずつ鉢に植えつけて、育てます。
植え替えの様子は、
2018年の春の植え替えの様子を記事にしました。小さなケヤキをミニ盆栽にするために、植え替えをして育てます。
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