ケヤキ(欅)の種まき(実生)のポイント!:盆栽や小さな鉢植えで紅葉を楽しむ

2017/10/23

ケヤキ 種まき

枝についたケヤキの種
身近な樹木で、春の新緑から秋の紅葉まで楽しむことのできるケヤキ。街路樹で並木で植えられていたり、公園に大きな樹がシンボルツリーになっていることがあります。

自宅でもケヤキを楽しむために、種まきにチャレンジします。多くの写真で詳しく説明していますので、参考にして下さい。

ケヤキ種まきのポイント
  • 種まきの時期は秋から冬に「採りまき」、または春の「春まき」。
  • を低温状態にして休眠打破させる。
  • を水につけて、水分をたっぷり含ませる。
  • 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
  • 種まき用土は赤玉土、または、種まき専用の用土
  • 発芽するまで明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。

ケヤキを楽しむ

新緑が美しいケヤキのミニ盆栽
自宅にケヤキがあれば、春の新緑や秋の紅葉で季節感を楽しめます。大きな樹は剪定落ち葉の掃除が大変ですので、盆栽小さな鉢植えがオススメです

ケヤキを手に入れる方法

ケヤキの小さな苗木
ケヤキを簡単に手に入れる方法はケヤキ盆栽苗木を購入することです。大きさや樹齢、樹形によって値段は違いますが、ケヤキを楽しむことができます。

盆栽を育てたことのない場合は、ケヤキ盆栽を購入することを迷ってしまうでしょう。安くはない値段の盆栽を枯らしてしまったら、植え替えはどうすればよいか、心配になることがとても多いからです。

ケヤキ苗木も販売されていますが、ほとんどは大きな樹にするための庭木用の苗木になります。1メートルくらいの苗木で庭に植えて育てるものです。

ケヤキから発芽させて育てれば、好きな大きさのケヤキを手に入れることができます。時間はかかりますが、育てる過程も楽しみましょう。

ケヤキの種を手に入れる

ケヤキの種
ケヤキはホームセンターや園芸店で販売されていることはないですが、ネット通販で販売されていますので、購入することができます

秋にケヤキの樹の周りを探せば、を見つけることができます。ケヤキはとても小さいですが、枝についた状態で落ちていますので、簡単に見つけることができます。

5~6枚の枯れた葉のついた枝の葉の付け根がついています。ビニール袋を持って集めます。枝のままを集めまるため、かさばりますので大きめの袋がよいです。

自宅の近くの公園などでケヤキの樹を探してみましょう。植物図鑑やネットで葉の形や特徴を見ておくと簡単に見つかります。自信がない場合は森林公園などで樹に名前のプレートがある場所で探すと簡単です

ケヤキを楽しむ:まとめ

春の新緑や秋の美しい紅葉を楽しむためにケヤキの樹が必要です。大きな樹は管理が大変になりますので、小さな樹を手に入れるためには種まきが簡単で費用が安くなります。

私は自宅の近くの公園に大きなケヤキがありますので、紅葉が終わり、葉が茶色に枯れた頃にケヤキを拾いました。

ケヤキを楽しむために種まきにチャレンジして発芽した苗木を盆栽や小さな鉢植えにして育てます。

ケヤキの種まきの時期

ケヤキ種まきの時期は、秋から冬に種まきをする「採りまき」と、暖かくなった春に種まきをする「春まき」の2つの時期があります

ケヤキは一定期間の低温状態を必要とする「低温要求発芽種子」です

屋外で冬の寒さに当てるか、冷蔵庫で低温状態にすることで発芽率がよくなります。休眠打破と呼ばれるものです。は休眠状態ですので、一度低温にすることで目覚めさせ、発芽できるようにします。

秋から冬の「採りまき」

涼しくなった秋から冬の「採りまき」は、を保管する必要がなく、自然の環境に近いです。デメリットは、暖かくなる春に発芽するまでの期間が長くなりますので、長期間、乾かないように水遣りをして管理する必要があります

暖かくなった春にまく「春まき」

を保管して発芽する気温になる春に種まきする方法は、が完全に乾燥しないように湿ったキッチンペーパーなどに包み、保管しなければなりません。

は、一度、寒さに当たることで休眠打破して発芽しますので、冷蔵庫などで保管する必要があります

冷蔵庫でを乾燥させることなく保管することは難しく、デメリットになります。また、食品を入れる冷蔵庫にを入れると、家族に嫌がられることがあります。種まきをした後は2~3週間ぐらいで発芽しますので、管理が簡単なことがメリットです。

種まきの時期のまとめ

秋から冬の「採りまき」と暖かい春の「春まき」、それぞれにメリットとデメリットがあります。

私は冷蔵庫で保管することが難しいですので、ケヤキ種まきを採取して、すぐに種まきをする「採りまき」ですることにしました。

ケヤキの種

枝についたケヤキの種
ケヤキは樹の周りを探せば、見つけることができます。を遠くに飛ばすために5~6枚の枯れた葉のついた枝についた状態で落ちています

ケヤキの種を採取する

容器に入れた多くのケヤキの種
を枝についたままの状態で集めて、容器の上で葉の付け根についたを枝から取り外します。人差し指と親指でつまんで軽くひねるようにすると簡単です。多くのがありますが、状態によって発芽率が違いますので、できるだけ多く集めましょう。

ケヤキの種の発芽率

ケヤキ発芽率について書籍やインターネットで調べました。正確な数値は分かりませんでしたが、発芽率はよく、50%以上あります

販売されいるのパッケージに記載されている発芽率は、種苗法に基づいた検査基準値ですので、実際の種まきでは参考程度の数値になります。

樹木の発芽率の状態によって大きく変化します。「の鮮度」と呼ばれ、が熟してすぐに採取した採れたての新鮮なと乾燥して常温で保管されていたでは発芽率が大きく異なります。

ケヤキ種を水に浸ける

水に浸けたケヤキの種
ケヤキを2~3日間ぐらい水に浸けます。2つ理由があります。

1つ目はを選別するためです沈んだ種発芽率がよいとされます。浮いた発芽することもあります。分けて種まきをすると発芽率の違いが確かめることができます。

2つ目は発芽するために必要な水分を与えるためです。最初に十分な水分を含ませることで発芽しやすくなります。

ケヤキの種床

ケヤキの種床はプランター
ケヤキ種まきをするために、「種床」を準備します。

種床」とは、「まき床」や「苗床」と呼ばれることがあり、種まきをして、発芽しやすい環境のことです。簡単に説明すると、「種まき用土」と「用土を入れる容器」のことになります。

用土を入れることができれば、種床はどのような容器でも大丈夫です。発芽した後も、しばらく育てますので、プラスチック製のプランターを使います。

お金をかけたくない場合は、ペットボトル、卵のプラケース、食品のトレー、カップめんの容器など

一般的には、鉢、プランター、種蒔きトレー、育苗箱、ビニールポット(ポリポット)など

おすすめはプランターです。土を入れても運ぶことができるくらいの小さめのプランターです。百円均一でも販売されています。

容器が小さくて軽いと、強風で飛ばされたり、土が少ないので乾燥しやすいです。小さい容器では発芽した後に、早めに植え替えをする必要があります。

のことを植物の栽培では用土といいます。栽培に適した土という意味です。「種蒔き用土」「種まき用の土」という商品もあります。

手元にまったく土がない場合は、専用品を購入したほうがよいです。栽培用の土がある場合は、鹿沼土を少し混ぜれば大丈夫です。

ケヤキの種まき 実践編

水に浮いたケヤキの種を取り除く
水につけたケヤキ。浮いたを取り除きます。沈んだ発芽率がよいので、これを蒔いていきます。

水に浮いたケヤキの種も種まきをする
浮いたも分けて蒔いてみます。発芽率の違いを確認してみます。

黒色のプランター
百円均一のプランターです。長さが40センチぐらいあります。このくらいの大きさなら移動することもでき、置く場所にも困りません。

プランターに底石を入れる
底石としてボラ土を入れています。砂利でもよいです。

用土は鹿沼土と培養土
用土鹿沼土培養土を使います。用土は量が多いほうがお買い得になるものがほとんどです。安売りのときに購入しています。

マンションなどで置く場所がない場合は、少量のものを百円均一で購入すればよいです。

プランターに用土を入れる
培養土プランターの半分くらいまで入れて、鹿沼土を上から適当に入れました。

培養土と鹿沼土を混ぜる
培養土鹿沼土を混ぜます。鹿沼土が乾いていて、ほこりが舞うので少し水をかけます。

培養土と鹿沼土を菜箸を使って混ぜる
深さ3センチぐらいまで培養土鹿沼土を混ぜます。混ぜている棒は、料理用の菜箸です。百円均一で見つけました。反対側が小さいフォークになっていて、いろいろなことに使いやすいです。

ケヤキの種は小さいので菜箸で広げる
ケヤキは小さく、1つずつ種まきをすることは大変です。数箇所に適当に入れて、菜箸で広げました。

ケヤキの種と用土を混ぜる
ケヤキが均等になるように用土を混ぜていきます。

鹿沼土を上からかぶせて覆土をする
が隠れるように、鹿沼土を上からかぶせて覆土をします

種まき覆土(ふくど)の厚さはの大きさの2~3倍ぐらいが適切になりますの大きさは球形の場合は直径、長細い場合は幅を測定するとよいです。

覆土種まきをした後にの上にかぶせる用土のことです。厚すぎると通気性が悪く、多湿になり、が腐ることがありますので、注意が必要です。

ケヤキ種まき覆土は5~7.5ミリぐらいが適切になります

の乾燥しないように管理していきます。鹿沼土は乾燥すると色の変化が見やすいので、水遣りの判断がしやすいです。

種まきをした後は水遣りをする
種まきをした後は、たっぷりと水遣りをします。

を水に浸けて水分を含ませていますが、乾燥している用土種まきをすると水分を取られます。水分を取られることを防ぐために種まきをした後に水遣りをします

ケヤキの栽培 発芽から植え替え、剪定

ケヤキの発芽
ケヤキ発芽しました。写真は本葉が出始めています。
子葉が芽吹いてからしばらくすると本葉が出ます。子葉は丸みのある葉です。

ケヤキの苗木の本葉が出そろう
本葉の十字葉が出揃うと、新しい枝が芽吹いてきます。この新しい枝は、1~4本芽吹きますが、きれいな枝分かれにするために2本がよいです

3~4本なら間引きして2本にできますが、1本の苗はどうすればよいか悩みます。
一番左の苗(C)は2本芽吹いて、枝分かれのV字もきれいです。
右の大きな苗(A)は、残念なことに1本です。

ケヤキの芽吹き
左の苗(C)は、枝が延びて葉も大きくなりました。枝分かれも左右均等できれいです。
左の奥の苗(D)も枝が芽吹いてきました。2本ですが、バランスが悪いです。
右の大きな苗(A)は、1本のまま。

ケヤキの枝が均等
今までの写真と向きが反対側からになります。
正面の苗(D)が枝が伸びて左右均等にきれいになりました。
左の大きな苗(A)も新しい枝が芽吹いて2本になり、順調に成長しています。

葉が鮮やかな緑色のケヤキ
枝が増えて、葉の色も鮮やかな緑になりました。
枝が伸びすぎているものは、葉を2~3枚残して芽摘みをしています。

ケヤキの葉が紅葉
秋になり、葉の色が少し変化してきました。小さな苗でも紅葉してほしいです。


ケヤキの紅葉

ケヤキの葉の色の変化
 寒くなって、ケヤキの葉の色に変化がありました。竹串はをまっすぐにするためです。

ケヤキが紅葉
紅葉らしくなってきました。

小さなケヤキでも紅葉する
ケヤキ紅葉、小さい苗で、葉と枝が少ないですが、きれいに紅葉しました。

ケヤキの紅葉の色は黄色と茶色と赤色
ケヤキ紅葉の色は、黄色茶色があります。 赤がなくて残念です。

紅葉の色は遺伝する
紅葉の色は、遺伝によって異なるらしく、赤を手に入れたくなりました。

小さいケヤキの紅葉を楽しむ
 発芽して1年目の小さいケヤキですが、とても楽しむことができました。

落葉した小さなケヤキ
 落葉したケヤキです。葉がなくなって、樹形が見やすくなりました。

ケヤキの種まきのまとめ

ケヤキ種まきは、「を採取して水に浸け、種床を準備して種まきをする。」と簡単ですが、ポイントを確認することで発芽率が向上します。

ケヤキ種まきのポイント
  • 種まきの時期は秋から冬の「採りまき」または春の「春まき」。
  • を低温状態にして休眠打破させる。
  • を水につけて水分をたっぷり含ませる。
  • 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
  • 種まき用土は赤玉土または種まき専用の用土
  • 発芽するまで明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
ケヤキ種まきに特別な方法はありません。種まきをした後に用土が乾かないように、日々、管理することが大切です。


ケヤキの苗木の今後

2017年12月までの成長記録でした。

この5つのケヤキの苗は、2016年の秋に種蒔きをしました。当時はブログを書いていなかったので写真を撮ってなく、記事にしても文字だけになります。

今年(2017年)に種拾いと種蒔きをした写真を使って、記事を書きました。

ケヤキを冬の間に植え替えをします。5つのケヤキを1つずつに植えつけて、育てます。
植え替えの様子は、この記事を更新します

2018年の春の植え替えの様子を記事にしました。小さなケヤキミニ盆栽にするために、植え替えをして育てます。
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