藤の鉢植えが大きく育ちすぎて、置き場所に困っていませんか?
大きく成長した枝を剪定して捨てるのはもったいないものです。
本記事では、剪定を兼ねて「取り木」を行い、さらにコンパクトで愛らしいミニ藤の鉢植えを作る方法を詳しく解説します。
環状剥皮から発根促進剤の使い方、成功後の開花の様子まで、初心者の方でもチャレンジしやすい手順をまとめました。
理想の盆栽仕立てを目指して、藤の栽培をもっと楽しみましょう。
多くの写真で詳しく説明していますので、参考にして下さい。
藤の鉢植え
春に植え付けた藤の鉢植え、小さな苗木でしたが、美しい花を楽しむことができました。花後の成長は順調で葉がたくさん芽吹いて大きくなりました。藤を苗木から植え替えて花が咲く様子の記事です。
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藤の育て方 鉢植えで藤の花を楽しむ
大きく成長することはうれしいですが、小さくて移動も簡単である鉢植えのメリットがなくなります。剪定をして大きさを維持することが必要です。
剪定する部分を取り木して、もっと小さな藤の鉢植えを作ります。剪定した枝を無駄にすない、とてもよい方法です。
環状剥皮法をします。よく使う取り木の方法です。幹や枝の樹皮を木質部まで剥ぎ、水コケや用土で保湿すると発根します。
樹皮を剥いだ部分を清潔にするために、カッターの刃をキレイに洗って、ライターの火であぶって殺菌します。少しでも発根する可能性を高くするためです。
最初に2本の切れ込みを1周入れます。2本の切れ込みの間隔は幹の直径の1.5倍ぐらいです。
切れ込みを入れたので、樹皮を剥ぎたい部分だけキレイに剥ぐことができます。
一度に厚く剥がずに、ゆっくり薄く剥ぐと、キレイになります。
薄い甘皮の形成層を剥ぎ、木質部までキレイに剥ぎます。
発根促進剤の「ルートン」です。大きなホームセンターの園芸コーナーで買うことができます。
説明書に「挿木・挿苗などの発根を促進させる植物ホルモン剤です。本剤を処理すると、発根が促進され、活着に高い効果を示します。その結果、作物の成長を早め、収量などの増加も期待できます。」と書いてあります。
綿棒を使って、上の樹皮の切り口に塗ります。
薄くつける程度でよいです。
ビニールポットを使って用土で保湿します。ビニールポットを取り付けることが難しい場合は水コケを使い、ラップなどで包みます。
ビニールポットを幹に取り付けることができるように、ハサミで縦に切ります。
樹皮を剥いだ部分に取り付けます。
ビニールポットの切った部分を少し重ねて、ホッチキスで留めます。
ビニールポットが動かないように針金を使って固定します。
ビニールポットに穴を開けて針金を通し、幹に固定します。底石を入れました。
用土は赤玉土や鹿沼土の細粒を使います。
用土を8分目くらいまで入れます。
細粒の用土に霧吹きで水を与えます。
毎日、霧吹きで水を与えることは大変なので、最後に赤玉土の小粒を入れました。ジョウロや散水ノズルのシャワーで水を与えることができます。
ビニールポットが少し斜めになりましたが、用土がこぼれなければ大丈夫です。
発根するまで3週間ぐらいで、3ヵ月後ぐらいに、切り離して鉢に植え付けることができます。
梅雨入りした6月下旬に取り木したので、順調に発根すれば、9月の下旬に切り離すことができます。
切り離して鉢に植えつける様子は、この記事を更新します。
藤の鉢植えはビニールポットより上の部分がなくなるので、大きくならずに小さな鉢植えを維持できます。大きくなると置く場所に困ります。取り木が成功すれば、もっと小さな藤の鉢植えができます。
3ヵ月後に切り離す様子は、この記事を更新します。
6月22日に藤の取り木をして、1ヵ月後の7月22日の写真です。梅雨時期で雨の日が続いたことで根の先端がビニールポットの用土から出ています。
発根を確認することができました。取り木の第1段階が成功しました。この状態で注意することは長く伸びた根が1本だけであるかもしれないことです。
用土から根の先端が出ることは鉢植えではありません。根は下向きの伸びます。下向きに伸びた根がビニールポットの底に到達してUターンしたと考えることができます。
どのくらい発根したか?ビニールポットを取り除いて確認したくなります。取り木をする期間は3ヶ月ぐらいを予定していました。1ヶ月で根がたくさん増えるとは考えにくいです。
藤の取り木のこれからについて2つの案があります。
1 このまま予定通り9月22日ぐらいまで、今の状態で水遣りを続ける。
2 ビニールポットを取り外し、根の量を確認する。
2の案は、1ヶ月でどのくらい発根したか?確認したいことが理由ですが、これから梅雨が明けて暑い夏になります。発根して根が増えていれば、小さなビニールポットでは水切れする可能性があります。
根の量を確認して、大きなビニールポットに交換すれば、水切れの心配がなくなり、根の量も増えやすくなります。
2の案を実行するなら、根にダメージが少ない気温が高くない曇りや雨の日です。天気予報を確認しながら、よく考えます。
実行したらこの記事を更新します。
追記
水切れ?枯れ始めている?取り木のビニールポットに毎日水遣りをしていますが、心配になります。
ビニールポットの底から根が出ています。根の量が増えていることが確実です。ビニールポットが小さいので、これ以上、根が増えることは期待できません。
6月22日に取り木をして1ヵ月半ぐらいですが、葉の状態が心配なので、親木から切り離して、鉢に植え付けることにします。
ホッチキスで固定したビニールポットを取り外します。
たくさん発根しています。切り離して問題ないぐらいの根の量があります。葉の色が黄色に変色した原因はビニールポットが小さく、根詰まりの状態で水を吸収することができないことでした。
大きな鉢に植え付けることで、たくさん水を吸収することができれば、葉が枯れることはなくなります。
ハサミで切って、親木から切り離しました。
細い根がたくさんあるので、取り木は成功です。
用土を水で洗い流して、根の状態を確認します。四方八方に根が伸びています。根元が少し太くなり、根張りに期待できます。
取り木のメリットは、根張りにあります。まっすぐ下に伸びた根がなく、八方に細い根が伸びて、根元が太くなるので、短期間でよい根張りができます。
切り口は、そのままにして植え付けました。根がもっとたくさん増えてから植え替えのときに、キレイに切り取ります。
小さな鉢植えにしたいので、4号(直径12センチ)の鉢に植え付けました。
用土を入れます。
竹串で用土に隙間ができないようにします。
たっぷり水遣りをして、植え付けできました。
藤は、葉が長く伸びるので風が強く吹くと、植え付けたばかりの幹が動きます。幹が動くと根がしっかり張ることができません。
麻ひもを使って、幹を鉢に固定します。
十字に鉢に結び付けて、幹が動かないように固定します。
まだ8月10日なので、秋に根が成長して増えます。
親木の先端を取り木したので、樹高が低くなり、コンパクトな藤の鉢植えになりました。鉢の大きさとバランスがよいです。
新しい小さな藤の鉢植えができ、親木もよい樹形になったので、取り木は大成功です。
秋の栽培の様子は、この記事を更新します。黄色に変色した葉がどうなるか?ちょっと心配です。
取り木で作った小さな藤の鉢植えは、秋は順調に栽培でき、冬に落葉しました。トラブルがなく、順調に栽培できていたため、写真を撮影することを忘れていました。
大きく成長することはうれしいですが、小さくて移動も簡単である鉢植えのメリットがなくなります。剪定をして大きさを維持することが必要です。
剪定する部分を取り木して、もっと小さな藤の鉢植えを作ります。剪定した枝を無駄にすない、とてもよい方法です。
藤の取り木にチャレンジ
幹に枝と枝の間隔がある程度広い部分があります。この部分の樹皮を剥いで取り木をします。環状剥皮法をします。よく使う取り木の方法です。幹や枝の樹皮を木質部まで剥ぎ、水コケや用土で保湿すると発根します。
樹皮を木質部まで剥ぐ。
カッターやナイフで樹皮を剥ぎます。細い幹なので普通のカッターで剥げそうです。太い幹の樹皮を剥ぐには大きなカッターやナイフがよいです。樹皮を剥いだ部分を清潔にするために、カッターの刃をキレイに洗って、ライターの火であぶって殺菌します。少しでも発根する可能性を高くするためです。
最初に2本の切れ込みを1周入れます。2本の切れ込みの間隔は幹の直径の1.5倍ぐらいです。
切れ込みを入れたので、樹皮を剥ぎたい部分だけキレイに剥ぐことができます。
一度に厚く剥がずに、ゆっくり薄く剥ぐと、キレイになります。
薄い甘皮の形成層を剥ぎ、木質部までキレイに剥ぎます。
発根促進剤の「ルートン」です。大きなホームセンターの園芸コーナーで買うことができます。
説明書に「挿木・挿苗などの発根を促進させる植物ホルモン剤です。本剤を処理すると、発根が促進され、活着に高い効果を示します。その結果、作物の成長を早め、収量などの増加も期待できます。」と書いてあります。
綿棒を使って、上の樹皮の切り口に塗ります。
薄くつける程度でよいです。
樹皮を剥いだ部分の保湿
取り木の環状剥皮法で樹皮を剥いだ部分を水コケや用土で保湿することで発根します。ビニールポットを使って用土で保湿します。ビニールポットを取り付けることが難しい場合は水コケを使い、ラップなどで包みます。
ビニールポットを幹に取り付けることができるように、ハサミで縦に切ります。
樹皮を剥いだ部分に取り付けます。
ビニールポットの切った部分を少し重ねて、ホッチキスで留めます。
ビニールポットが動かないように針金を使って固定します。
ビニールポットに穴を開けて針金を通し、幹に固定します。底石を入れました。
用土は赤玉土や鹿沼土の細粒を使います。
用土を8分目くらいまで入れます。
細粒の用土に霧吹きで水を与えます。
毎日、霧吹きで水を与えることは大変なので、最後に赤玉土の小粒を入れました。ジョウロや散水ノズルのシャワーで水を与えることができます。
ビニールポットが少し斜めになりましたが、用土がこぼれなければ大丈夫です。
発根するまで3週間ぐらいで、3ヵ月後ぐらいに、切り離して鉢に植え付けることができます。
梅雨入りした6月下旬に取り木したので、順調に発根すれば、9月の下旬に切り離すことができます。
切り離して鉢に植えつける様子は、この記事を更新します。
藤の鉢植えはビニールポットより上の部分がなくなるので、大きくならずに小さな鉢植えを維持できます。大きくなると置く場所に困ります。取り木が成功すれば、もっと小さな藤の鉢植えができます。
藤の取り木のまとめ
- 取り木する時期は梅雨の6~7月
- カッターを殺菌して、発根促進剤を使う。
- 保湿するために用土は赤玉土や鹿沼土の細粒。
- 乾かないように、水遣りをする。
藤の取り木が発根しました。
発根を確認することができました。取り木の第1段階が成功しました。この状態で注意することは長く伸びた根が1本だけであるかもしれないことです。
用土から根の先端が出ることは鉢植えではありません。根は下向きの伸びます。下向きに伸びた根がビニールポットの底に到達してUターンしたと考えることができます。
どのくらい発根したか?ビニールポットを取り除いて確認したくなります。取り木をする期間は3ヶ月ぐらいを予定していました。1ヶ月で根がたくさん増えるとは考えにくいです。
藤の取り木のこれからについて2つの案があります。
1 このまま予定通り9月22日ぐらいまで、今の状態で水遣りを続ける。
2 ビニールポットを取り外し、根の量を確認する。
2の案は、1ヶ月でどのくらい発根したか?確認したいことが理由ですが、これから梅雨が明けて暑い夏になります。発根して根が増えていれば、小さなビニールポットでは水切れする可能性があります。
根の量を確認して、大きなビニールポットに交換すれば、水切れの心配がなくなり、根の量も増えやすくなります。
2の案を実行するなら、根にダメージが少ない気温が高くない曇りや雨の日です。天気予報を確認しながら、よく考えます。
実行したらこの記事を更新します。
追記
藤の取り木を親木から切り離しました。
8月10日の取り木をした藤の鉢植えの様子です。取り木をしている部分の葉が黄色に変色しています。水切れ?枯れ始めている?取り木のビニールポットに毎日水遣りをしていますが、心配になります。
ビニールポットの底から根が出ています。根の量が増えていることが確実です。ビニールポットが小さいので、これ以上、根が増えることは期待できません。
6月22日に取り木をして1ヵ月半ぐらいですが、葉の状態が心配なので、親木から切り離して、鉢に植え付けることにします。
ホッチキスで固定したビニールポットを取り外します。
たくさん発根しています。切り離して問題ないぐらいの根の量があります。葉の色が黄色に変色した原因はビニールポットが小さく、根詰まりの状態で水を吸収することができないことでした。
大きな鉢に植え付けることで、たくさん水を吸収することができれば、葉が枯れることはなくなります。
ハサミで切って、親木から切り離しました。
細い根がたくさんあるので、取り木は成功です。
用土を水で洗い流して、根の状態を確認します。四方八方に根が伸びています。根元が少し太くなり、根張りに期待できます。
取り木のメリットは、根張りにあります。まっすぐ下に伸びた根がなく、八方に細い根が伸びて、根元が太くなるので、短期間でよい根張りができます。
切り口は、そのままにして植え付けました。根がもっとたくさん増えてから植え替えのときに、キレイに切り取ります。
小さな鉢植えにしたいので、4号(直径12センチ)の鉢に植え付けました。
用土を入れます。
竹串で用土に隙間ができないようにします。
たっぷり水遣りをして、植え付けできました。
藤は、葉が長く伸びるので風が強く吹くと、植え付けたばかりの幹が動きます。幹が動くと根がしっかり張ることができません。
麻ひもを使って、幹を鉢に固定します。
十字に鉢に結び付けて、幹が動かないように固定します。
まだ8月10日なので、秋に根が成長して増えます。
親木の先端を取り木したので、樹高が低くなり、コンパクトな藤の鉢植えになりました。鉢の大きさとバランスがよいです。
新しい小さな藤の鉢植えができ、親木もよい樹形になったので、取り木は大成功です。
取り木で作った小さな藤の鉢植えは、秋は順調に栽培でき、冬に落葉しました。トラブルがなく、順調に栽培できていたため、写真を撮影することを忘れていました。
藤の取り木の開花
4月2日撮影。暖かくなり、取り木で作った藤の小さな鉢植えにつぼみが伸びています。藤を取り木して、小さな鉢植えを作ることに成功しました。花も短くなり、コンパクトな鉢植えで藤の美しい花を楽しめることができます。
大きく成長した藤は、剪定が必要になりますが、取り木をすることで親木の剪定ができ、小さな鉢植えができますので、取り木はメリットが大きいです。
小さな鉢植えの藤は、盆栽に仕立てるように根元を太くして、剪定をして大きくならないように管理します。
藤の美しい花を小さな鉢植えで楽しみましょう。