- 飼育容器の底に赤玉土などの底床を敷く。
- ビオトープに水草をレイアウトする。
- エサの食べ残しがないように少量ずつ与える。
【実践】では多くの写真で詳しく説明していますので、参考にして下さい。
メダカのビオトープの水草について詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
水(飼育水)が緑色になる場合は、直射日光の当たりすぎが原因です。日よけなどでメダカのビオトープの日当たりを調節しましょう。
水(飼育水)の透明度が悪い場合は、濾過バクテリアの量が減っている可能性が高いです。底に汚れが溜まると底床の効果が半減します。底の汚れを取り除くことで濾過バクテリアの量が増えます。
水換えをすれば底の汚れを取り除くことができますが、濾過バクテリアを一から増やすことになります。環境の変化に弱いので水道水で底床を洗うと死滅します。
底床にスポイトの先端を挿して、底の汚れだけを吸い取ります。写真のビオトープの底床はボラ土です。固くて崩れないので作業がしやすいです。
水換えをしなくても、底の汚れを取り除き足し水するだけでメダカのビオトープの水(飼育水)をキレイな透明にすることができます。
1週間ぐらいで、濾過バクテリアの量が増えて水(飼育水)の透明度がよくなりキレイになります。
水(飼育水)をすべて入れ替える水換えは濾過バクテリアの量が大きく減りますので、すぐにメダカを入れて飼育することができません。最低でも1週間から10日は水草だけにする必要があります。
濾過バクテリアは底床に定着
ビオトープでは「メダカの排泄物」や「エサの食べ残し」、「枯れた水草」が分解されて有害な物質が発生します。濾過バクテリアは有害な物質を無害にしてくれる大切な存在です。空気中や水の中に存在しますが、メダカのビオトープでは多孔質の底床に定着します。濾過バクテリアについて
ビオトープや水槽に存在する濾過バクテリアは大きく3つに分類されます。
- 有機物分解菌:メダカの排泄物やエサの食べ残し、枯れた水草などを分解。
- 硝化菌(しょうかきん):有害なアンモニアを毒性の低い硝酸塩に分解。
- 脱窒菌(だっちつきん):硝酸塩を窒素ガスに分解して放出する。
1.有機物分解菌
有機物を分解する濾過バクテリアです。ビオトープでの有機物は「メダカの排泄物」や「エサの食べ残し」、「枯れた水草」になります。メダカのビオトープの水(飼育水)の目に見える汚れを分解してくれますが、有害なアンモニアが発生することがデメリットです。
有機物分解菌は土の中や水など自然界に生息しています。メダカのビオトープの底床や水草に定着して、非常に早く繁殖しますので、有機物分解菌が不足することは少ないです。増え過ぎると水(飼育水)が白く濁りますので、注意が必要です。
2.硝化菌(しょうかきん)
有害なアンモニアを毒性の低い硝酸塩に分解します。メダカのビオトープで重要な濾過バクテリアです。硝化菌は亜硝酸菌(ニトロソモナスなど)と硝化菌(ニトロバクター、ニトロスピラなど)の2つに分類されます。
- 亜硝酸菌:有害なアンモニアを亜硝酸に分解。亜硝酸は毒性が強いです。
- 硝化菌: 亜硝酸を毒性の低い硝酸塩に分解。
硝化菌は有機物分解菌の分解で発生した有害なアンモニアを2段階で毒性の低い硝酸塩に分解してくれます。
硝化菌は酸素を好む好気性バクテリアで、自然界の空気中や水、土に存在しています。水の中ではアンモニアが発生すると分解することによって増殖。メダカのビオトープの底床に定着します。
3.脱窒菌(だっちつきん)
硝酸塩を窒素ガスに分解する濾過バクテリア。メダカのビオトープに硝酸塩が蓄積されることを防いでくれます。硝酸塩は毒性が低いですが、多く蓄積するとメダカの健康状態が悪くなったり、コケが大量発生したりします。
脱窒菌は酸素を嫌う嫌気性バクテリアですので、底床の底の部分など酸素が届きにくい所にいます。
補足:水草は硝酸塩を栄養分として吸収します。成長が早い水草は多くの硝酸塩を吸収しますので、水の浄化やコケの発生対策に有効です。
濾過バクテリアを定着させる方法
濾過バクテリアを増やすためには、どうしたらよいか?定着する場所を用意してあげます。赤玉土などの底床は多孔質ですので、濾過バクテリアが多く定着してくれます。赤玉土の使い方について詳しく説明している記事がありますので、参考にして下さい。
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メダカのビオトープの底床は赤玉土が最強?メリット・デメリットと正しい洗い方を解説
濾過バクテリアは自然界に存在して空気中を飛んでいます。ビオトープに水を入れて数週間から1ヶ月くらいで十分な量になります。
濾過バクテリアは自然界に存在して空気中を飛んでいます。ビオトープに水を入れて数週間から1ヶ月くらいで十分な量になります。
底床を多く敷くことで濾過バクテリアを定着させる量を増やすことには注意が必要です。メダカのビオトープの底に底床を敷きますが、厚く敷くと底の部分の水は動くことがなく、効果がありません。
メダカのビオトープの容器は浅く、面積が広いトロ舟などがオススメになります。私の経験では、底床を敷く量は底が見えなくなるくらい(2~3センチ)が適量です。
濾過バクテリアが元気に活動できる環境
濾過バクテリアの中で最も重要な硝化菌は酸素を好む好気性バクテリアですので、活動するために酸素が必要です。メダカのビオトープに水草をレイアウトすることで、濾過バクテリアの活動に必要な酸素を供給することができます。メダカのビオトープの水草について詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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飼育数を増やすと、たくさんのメダカが泳ぐ豪華なビオトープの雰囲気を楽しめますが、バランスが崩れて失敗したことがありますので、注意してください。
発生する有機物を減らす
メダカのビオトープで発生する有機物を濾過バクテリアの1つである有機物分解菌が分解することによって有害なアンモニアが増えます。
濾過バクテリアを底床に定着させて増やすことも大切ですが、発生する有機物を減らすことも大きな効果が得られます。
メダカのビオトープで発生する有機物は主に「メダカの排泄物」「エサの食べ残し」「枯れた水草」の3つがあります。
メダカの排泄物
「メダカの排泄物」の量はメダカの飼育数に比例します。飼育数が多くなれば排泄物も多くなります。
ビオトープの容器の大きさによって、底に敷くことができる底床の量は決まりますので、水(飼育水)が汚れやすい場合はメダカの飼育数を減らすと効果があります。
エサの食べ残し
「エサの食べ残し」がたくさんあると濾過バクテリアが分解できる量を超え、メダカのビオトープの水(飼育水)が汚れます。メダカは水面を浮いているエサを食べますので、エサが浮いている間に食べ切ることが大切です。
エサを与える回数を増やして、一度に与える量を少量にすることで「エサの食べ残し」を減らすことができます。
仕事をされている方は、早起きをしても朝と夕方の1日に2回、出勤時間が早い方は夕方の1日1回、帰宅時間が遅い方は暗くなってからメダカにエサを与えるとよくないので、朝の1日1回になることがあります。
仕事をされている方は、早起きをしても朝と夕方の1日に2回、出勤時間が早い方は夕方の1日1回、帰宅時間が遅い方は暗くなってからメダカにエサを与えるとよくないので、朝の1日1回になることがあります。
「エサの食べ残し」を減らすためにラベルに「浮遊性」と記載されたメダカのエサを選びましょう。エサの種類によって浮いている時間が違います。私の経験では効果が大きく、余裕があれば、水面に残った「エサの食べ残し」を網ですくって取り除くと完璧です。
メダカが食べ残したエサが水に沈んだ場合に有効な方法は、ミナミヌマエビをビオトープに導入することです。
ミナミヌマエビはメダカとの相性がよく、日本に生息するエビですので飼育しやすい特徴があります。
メダカのビオトープにミナミヌマエビを導入した記事がありますので、参考にして下さい。
ミナミヌマエビはメダカとの相性がよく、日本に生息するエビですので飼育しやすい特徴があります。
メダカのビオトープにミナミヌマエビを導入した記事がありますので、参考にして下さい。
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メダカのビオトープにレイアウトした水草は成長すると古い葉が枯れます。「枯れた水草」を有機物分解菌が分解してくれますが、有害なアンモニアが発生します。
できるだけ「枯れた水草」はピンセットや網を使って取り除くことをおススメします。メダカのビオトープから「枯れた水草」を取り除くことで有害なアンモニアの量を減らす効果があります。
メダカのビオトープの定番の水草であるアナカリスやマツモは、葉が溶けやすく、取り除くことが難しいですので、レイアウトする量に気をつけましょう。
水が汚れたら、水換えをするべき?
メダカのビオトープの水(飼育水)が透明でなくなると水換えをしたくなります。水換えをすれば一時的に透明になりますが、原因を取り除かないとすぐに汚れます。水(飼育水)が緑色になる場合は、直射日光の当たりすぎが原因です。日よけなどでメダカのビオトープの日当たりを調節しましょう。
水(飼育水)の透明度が悪い場合は、濾過バクテリアの量が減っている可能性が高いです。底に汚れが溜まると底床の効果が半減します。底の汚れを取り除くことで濾過バクテリアの量が増えます。
水換えをすれば底の汚れを取り除くことができますが、濾過バクテリアを一から増やすことになります。環境の変化に弱いので水道水で底床を洗うと死滅します。
【実践】メダカのビオトープの底の汚れを取り除く
メダカのビオトープの底の汚れを取り除いて、底床に濾過バクテリアが定着する環境にします。底の汚れはスポイトで吸って取り除きます。100均のジャンボスポイトが安くて使いやすいです。底床にスポイトの先端を挿して、底の汚れだけを吸い取ります。写真のビオトープの底床はボラ土です。固くて崩れないので作業がしやすいです。
ボラ土は日向土とも呼ばれ軽石のようなものです。洗って再利用できるので赤玉土より経済的です。
ちょっと邪魔になりますが、メダカはビオトープに入れたままで大丈夫です。水草はバケツなどに移動させたほうがやりやすいです。水草の下は枯れた葉が分解されて汚れがたくさんあります。
底には泥のような汚れが溜まって、濾過バクテリアが定着することができません。ある程度取り除いたら、水(飼育水)が減るので汲み置きした水を足し水します。
底には泥のような汚れが溜まって、濾過バクテリアが定着することができません。ある程度取り除いたら、水(飼育水)が減るので汲み置きした水を足し水します。
メダカのビオトープの足し水について詳しく書いた記事がありますので参考にして下さい。
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水換えをしなくても、底の汚れを取り除き足し水するだけでメダカのビオトープの水(飼育水)をキレイな透明にすることができます。
この方法のメリットは濾過バクテリアやメダカに影響が小さいことです。春から秋は1ヶ月に1回ぐらいするとよいです。越冬中の冬は何もしないことがベスト。
1週間ぐらいで、濾過バクテリアの量が増えて水(飼育水)の透明度がよくなりキレイになります。
水(飼育水)をすべて入れ替える水換えは濾過バクテリアの量が大きく減りますので、すぐにメダカを入れて飼育することができません。最低でも1週間から10日は水草だけにする必要があります。
メダカのビオトープの水を透明にする方法のまとめ
メダカのビオトープの水(飼育水)を透明にするには濾過バクテリアの定着がとても重要で、普段はエサを少量ずつ与えることだけに注意すれば大丈夫です。メダカの飼育数、水草の量などのバランスが大切になります。基本のポイントは次の3つです。
- 飼育容器の底に赤玉土などの底床を敷く。
- ビオトープに水草をレイアウトする。
- エサの食べ残しがないように少量ずつ与える。
私の経験では、春から秋は1ヶ月に1回、底の汚れを取り除くと透明な水(飼育水)を維持できます。ビオトープの水(飼育水)の状態に変化が現れるまで時間がかかりますので、1週間ぐらい様子を見るくらいの余裕が必要です。
水が透明でキレイな美しいビオトープでメダカの飼育を楽しみましょう。
よくある質問と答え
Q.メダカのビオトープの水を透明に保つコツはありますか?
A.「赤玉土」などの底床を敷き、水草を多めにレイアウトすることが一番の近道です。
赤玉土などの底床は多孔質ですので、水を透明してくれる濾過バクテリアが多く定着します。
水草は水中にある栄養を吸収しますので、濁りの原因になる藻類の発生を防ぎます。また光合成により酸素を供給して濾過バクテリアの活動を活発にしてくれます。
Q.メダカのビオトープの作りましたが、水が白く濁っています。失敗でしょうか?
A.失敗ではありません。濾過バクテリアが定着するまで時間が必要です。
ビオトープを作った直後の白い濁りは、水(飼育水)の汚れを分解する濾過バクテリアの量が不足していることが原因です。
濾過バクテリアは自然界に存在して空気中を飛んでいます。ビオトープに水を入れて数週間から1ヶ月くらいで、水が透明になる必要な量になります。
メダカを入れないで、水草だけをレイアウトして水(飼育水)が透明になるまで待ちましょう。
Q.ビオトープの水が緑色に濁ってメダカが見えません。どうすれば透明になりますか?
A.日当りを調節して、水草を多くレイアウトすると透明になります。
緑色に濁った水(飼育水)は「グリーンウォーター」と呼ばれ、植物プランクトンが大量に発生している状態です。いつでも好きなだけエサ(植物プランクトン)を食べることができますので、メダカの飼育に適した水(飼育水)ですが、鑑賞向きではありません。
日当りがよいこと・水(飼育水)の養分が豊富である2つが主な原因です。
「すだれ」などの日よけを使って直射日光が当たる時間を短くします。西日が当たらないようにして午前中に日が当たるようにすると水温の変化が小さく、最適です。
水(飼育水)の養分が豊富である状態が続くと「グリーンウォーター」になります。養分を吸収する水草を多くレイアウトすることで防げます。
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