グロッソスティグマ
グロッソスティグマはアクアリウムの水槽で人気が高い水草です。主に前景用に使用され、明るい緑色の5ミリぐらいの小さな丸い葉が絨毯のように底一面に敷き詰めるレイアウトが一般的です。
アクアリウムで水中葉で栽培されますが、屋外のビオトープでは水上葉としてレイアウトできます。メダカは小さいので葉が小さな水草がバランスがよく、小さな飼育容器に最適です。
屋外のメダカのビオトープは、夏になると水草が大きく成長したり、増えすぎたりして水草の管理が大変です。小さな水草なら、全体のバランスが悪くなることもなく、美しいビオトープを維持できる可能性があります。
グロッソスティグマを屋外のメダカのビオトープで栽培することにチャレンジします。水中葉と水上葉の違いや屋外で越冬は可能なのか?確認します。
グロッソスティグマの育て方
グロッソスティグマはゴマノハグサ科の抽水性の水草です。オーストラリアやニュージーランドに分布する水草で、栽培最適気温は20~28度ですので、日本の気候でも対応できる見込みがあります。
屋外では冬に枯れる心配がありますが、地下茎(ランナー)や根が凍らなければ越冬でき、春に新芽が芽吹きます。
地下茎(ランナー)で増え、成長速度は速いです。水質は弱酸性~中性がよく、メダカの飼育している飼育水の水質で問題ありません。
暖かくなった春から夏過ぎ(9月頃)ぐらいの間が成長する期間ですので、肥料を与えるとよいです。緩効性の化成肥料や発酵済みの油粕を土の中に埋め込みます。ビオトープはメダカの排せつ物が分解されて肥料になりますので、与える必要がありません。
アクアリウムではソイルを使用しますが、赤玉土や田んぼの土、荒木田土で栽培できます。育て方に難しいことはなく、初心者向けの水草になります。
メダカのビオトープにレイアウトするには量が少ないです。3つぐらい購入すればよいのですが、水草に大きな費用をかける余裕がありません。
時間はかかりますがグロッソスティグマを株分けして増やしてから、メダカのビオトープにレイアウトします。株分けするために鉢を2つ用意して赤玉土の小粒を入れました。
プラスチック製の鉢ですが、日本製で10ヶ組で200円ぐらいとコストパフォーマンスが高いです。9センチ角のプレステラ105型を使っています。
土を取り除いたグロッソスティグマの苗。量がとても少なく感じます。地下茎(ランナー)や根が絡まっている状態ですので、無理に引っ張らないようにして株分けします。株分けで一番難しい作業です。乾かないように鉢受け皿に水を入れています。
グロッソスティグマの株分けができました。苗の束をもう少し小さくして均等に植えたほうがよさそうです。
植え方はうまくできたとは言えませんが、元気に成長して増えれば鉢一杯になると信じて育てます。
ビニールポットの2号(直径6センチ)から9センチ角の2つの鉢に株分けして植えました。
- 2号(直径6センチ)の面積:3×3×3.14=28.26㎠
- 9センチ角2つの面積:9×9×2=162㎠
株分け後の成長
グロッソスティグマを5月24日に株分けしました。福岡県は梅雨入り前の初夏のように暑い日でした。株分け後は、明るい日陰で1週間ぐらい管理します。その後は午前中だけ、日が当たる場所に置いています。
およそ1週間後の6月1日のグロッソスティグマです。1週間で葉が増えていることが確認できます。
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