秋の七草として古くから親しまれているハギ(萩)。
庭植えでは大きく枝を伸ばすハギですが、実は「挿し木」を活用することで、デスクや棚に飾れるような小さな鉢植えやミニ盆栽として楽しむことができます。
「大きなスペースはないけれど、秋の風情を身近に感じたい」そんな願いを叶えてくれるのが、初夏の挿し木作りです。
本記事では、6月の切り戻し枝を使った挿し穂の準備から、発根のコツ、そして秋に可憐な紫の花を咲かせるまでの全記録を詳しく解説します。
初心者の方でも成功しやすいハギの挿し木で、あなただけの小さな秋を育ててみませんか?
ハギ(萩)の挿し穂の準備
ハギを鉢植えで栽培しています。春に芽吹いて伸びた枝が大きくなりました。
挿し穂を手に入れるためにハギが必要です。ホームセンターや園芸店で販売されている小さな苗を鉢植えで栽培するとよいです。
ハギの鉢植えで栽培する様子をまとめた記事です。参考にして下さい。
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挿し穂の採取
ハギは花芽ができる前の6月ぐらいに、切り戻しをして樹高が高くならないようにします。そのまま長く伸ばして、枝垂れた姿を楽しむこともできます。
ハサミで枝を切ります。枝張りを小さくしたい場合はできるだけ短くします。
切り戻し後の鉢植えのハギ。とてもコンパクトになりました。
切り戻しで切った枝を挿し穂にします。乾かないように切ってすぐに水の中に入れます。
挿し穂は乾燥すると枯れますので、できるだけ多くの水を含むように、水の中に入れて水揚げします。
伸びたばかりの新しい枝で、ハギ(萩)は発根がよいですので1~2時間ぐらいで水揚げすれば大丈夫です。
挿し穂を作る
ハギの挿し木に必要な道具は、ハサミ、カッター(カミソリ)、発根促進剤のルートン、割りばしです。
カッターで切り口を作るときは水の中で切ります。水切りと呼ばれる作業です。植物の根から吸収された水が通る管である道管に気泡ができることを防ぎます。
花屋さんでも、花を長持ちさせるための基本の作業です。
ハギ(萩)の挿し床の準備
ハギ(萩)の挿し木をするために、挿し穂を挿す挿し床を準備します。用土を入れることができれば、どのような容器でも挿し床になります。素焼き鉢を2つ準備しました。小さな鉢植えやミニ盆栽になりように2.5号(直径7.5センチ)の小さな鉢です。
粒が小さいほうが乾きにくく、枝と接する面積が増えるので挿し穂が枯れる心配がありません。
ハギ(萩)の挿し穂を挿す
挿し木は発根促進剤のルートンを使うことで成功率を高くすることができます。挿し木を大量にしない限り、20グラム入りの小さなもので十分な量があります。価格も安いですので、挿し木をする場合は準備することをおすすめします。
梅雨時期の6月23日にハギの挿し木をしました。
発根するまでは乾かさないように、毎日の管理が大切です。
ハギ(萩)の挿し木:開花までの記録
8月11日撮影。ハギの挿し木をして1ヶ月半が経過しました。すべての挿し穂が枯れることなく、発根しました。ハギの発根率はよいです。新芽が芽吹き、伸びていますので、花が咲く可能性があります。ハギは秋に花が来ますので、あと1か月ぐらいで花芽ができることを期待します。
福岡県は残暑が厳しく、9月になりましたが季節は夏です。1つの鉢に4つの挿し穂を挿して、合計8つありますので、1つぐらいは花が咲いてほしいです。
6月23日にハギの挿し木をして10月16日に満開に花が咲くことができました。
挿し木をすることで、小さな鉢植えやミニ盆栽でハギの花を楽しむことができます。8つの挿し穂を挿して、1つだけしか花が咲きませんでした。
来シーズンも挿し木して成功率を高くできるように工夫してみます。秋に美しいハギの花を楽しみましょう。