葉がとても小さいコメツツジ。花も小さく、1センチぐらいです。小さい樹でも花が咲き、ツツジですので育て方が簡単です。
ホームセンターで購入したコメツツジの苗木でミニ盆栽を作ります。
コメツツジの苗木
ホームセンターで購入したコメツツジの苗木。初めて実物を見ましたが、本当に葉が小さいです。
雲仙こめつつじは、九州地方の長崎県にある雲仙に自生するツツジ。野生のコメツツジは、花の色が白ですが、改良されて紫色の花が咲く品種です。
コメツツジの苗木は、直径7.5センチ(2.5号)のビニールポットに植えられています。枝が多く、葉の元気で状態がよいです。
樹高は8センチぐらいです。このまま鉢に植え付けるだけでミニ盆栽ができます。
ラベルの写真で花の形や色を確認できます。小さいですが花の形はツツジです。薄い紫色が可憐で美しい。
ラベルの裏には、育て方が記載されています。
コメツツジの植え付け
コメツツジの苗木を鉢に植え付けて、育てます。コメツツジの植え付けや植え替えの時期は、ツツジと同じですので、3月上旬が適しています。根を多く剪定しない場合は秋でも大丈夫です。
10月上旬にホームセンターで購入しましたので、すぐに鉢に植え付けます。
剪定をしたり、針金をかけたりして樹形を作る場合は、栽培を重視して駄温鉢にします。
駄温鉢は、適度に通気性がありますので、樹の栽培に最適です。初めて育てる樹は、1年間は駄温鉢で育て、様子をみることにしています。
鉢のサイズは直径9センチ(3号)、ビニールポットより少し大きいです。水切れなどで樹が枯れる心配が少ないです。
鉢底ネットが動かないように針金で固定します。針金は2ミリのアルミ線、ラジオペンチがあると便利です。
鉢底石は砂利や軽石など、いろいろな種類があります。どのようなものでもよいですが、粒の大きさが大切です。
排水性(水はけ)を長期間よくするためには、用土より少し大きな粒がよいです。
ボラ土(日向土)は宮崎県が産地ですので、福岡県のホームセンターでは、大粒・中粒・小粒・細粒と種類が豊富で価格が安いです。
ツツジ盆栽の用土は、鹿沼土とボラ土(日向土)を6:4の割合で混ぜます。久留米市世界つつじセンターで紹介されている用土です。
参考サイト久留米市世界つつじセンター
地域や環境によって、用土の配合に違いがあります。いろいろ試行錯誤することも楽しみの一つです。
コメツツジは根も、とても細いですので、鹿沼土の小粒を用意しました。
秋の植え付けですので、根を軽く崩すだけにします。用土は少し足すだけになりますので、鹿沼土だけにしました。
鉢の底に2分目ぐらいまで、鹿沼土を入れて、鉢の準備が終わりました。
土を崩すときに汚れないように、鉢受け皿などの容器の中で作業するとよいです。
根かき(根さばき)と呼ばれる専用の道具がありますが、ミニ盆栽は小さいですので竹串で大丈夫です。
上の土は固まっていることがありますので、少し崩して水通りをよくします。枯れ葉などのゴミをピンセットで取り除きましょう。
コメツツジの苗木の植え付ける準備ができました。
コメツツジの苗木の植え付け
準備した苗木を鉢に入れてみます。鉢に入れた鹿沼土を減らす、苗木の底の土をもう少し崩す、どちらかの方法で根元の高さを調整します。
コメツツジの植え付け後の管理
植え付け後は水遣りをします。葉の様子を観察して、萎れているなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動します。
秋ですので1日1回の水遣りが基本です。朝に水遣りをして、夕方は用土の乾き具合を確認し、乾いているようでしたら水遣りをします。
コメツツジの紅葉
12月1日撮影。12月になり、福岡県も寒くなり始めると、コメツツジの葉が色が変わり、紅葉しています。春の花だけでなく、秋の紅葉の楽しめますので、コメツツジのミニ盆栽はおすすめです。
コメツツジの今後
10月上旬に苗木を購入したコメツツジ。秋ですので、土を少し崩して駄温鉢に植え付けました。
秋の紅葉を楽しんだ後は、冬越しです。3~4日に1回の水遣りで管理します。風が強く乾燥した日は乾くことがありますので、注意しましょう。
春の開花の様子は、この記事を更新します。
2 件のコメント:
花は咲きましたか?
コメントありがとうございます。
コメツツジの花が咲きました。
花の数が少なく、満開ではありませんでしたが、小さな美しい花を楽しめました。
開花の様子を早く更新できるよう頑張ります。
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