クロコスミアの育て方:小さな鉢植えで暑い夏に色鮮やかな穂状の花を楽しむ


 
クロコスミア
クロコスミアの苗を購入しましたので、株分けして小さな鉢植えで育てます。

クロコスミアの苗

クロコスミア 苗
クロコスミアの苗は、直径10.5センチ(3.5号)のビニールポットです。

クロコスミア 草丈
草丈は30センチくらい。

クロコスミアの草丈は40~150センチ。品種や育てる環境によって異なりますが、40センチぐらいになれば、が咲く可能性が高くなります




株分け
クロコスミアの苗の選び方は、剣状の葉が元気よく伸びている苗を選びます。

芽吹いている葉が多い苗を選びました。株分けして2つの小さな鉢植えで育てるためです。7つの葉の芽吹きがあります。

クロコスミアは球根ですので、土の中にたくさん球根がある可能性が大きいです。

クロコスミアは群生しているイメージがありますので、1つの鉢だけでは寂しくなります。

スペースに余裕がある場合は、苗を2つぐらい購入して、プランターで育てるとが咲いたときに豪華になります。


クロコスミアの鉢植え

スリット鉢
クロコスミアの苗を株分けして植え付けて、2つの小さな鉢植えを作ります。

新しい鉢は、スリット鉢です。

スリット鉢 105
KANEYAのスリット鉢、CSM-105。直径10.5センチで3.5号の鉢になります。

クロコスミアの苗のビニールポットと同じ大きさですので、2つに株分けすると2倍広くなります。

スリット 八角形
スリット鉢の特徴は、底に多くのスリットが設置されることで、が鉢の底で巻くサークリング現象を防ぎます

八角形の形状もが巻きにくくするためです。

長く伸びるが減り、株から出るを増やすことで、植物が元気に大きく成長します

価格も安く、とてもよい鉢ですが、植物の生産者向けの商品のため、デザイン性がよくないことがデメリットです

100均 鉢
100均の鉢です。

鉢 穴
小さいですが底にがありますので、排水性(水はけ)はよくないですが、鉢になります。

の位置が中央から、大きくずれているところが100均らしい商品です。

内径
内径が11センチ。

高さ
高さも11センチぐらいです。

植木鉢
植木鉢(モダンレリーフ)。レリーフですので、「浮彫り」を意味します。

小さな正方形が浮き彫りされたデザインです。色は白だけでしたが、数種類のデザインが並んでました。

材質 ドロマイト
材質はドロマイト。鉱物である苦灰石(ドロマイト)を使った植木鉢になります。特徴は真っ白な色。

MADE IN CHINAとありますので、中国製の商品です。

鉢カバー
スリット鉢、CSM-105を入れると、ちょうどよいサイズになり、鉢カバーとして使えます

普段は、植物の成長に適しているスリット鉢で育て、が咲いたときは、100均の植木鉢を鉢カバーとして使い、美しいをキレイな鉢で楽しめます。

クロコスミアを小さな鉢植えで育て、夏に色鮮やかな穂状のを楽しめます。


クロコスミアの植え付け

植え付け 道具
クロコスミアの苗をビニールポットから取り出して、新しい鉢に植え付けます。

必要な道具は、ハサミ竹串です。ゴミや切れた根を取り除くためのピンセットがあると便利です。

大きな鉢受け皿などの容器の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります


苗をビニールポットから取り出す

横向き
クロコスミアの苗を鉢受け皿の中で横向きに置きます。

底の角
ビニールポットの底の角を指で強く押します。

取り出す
ビニールポットから取り出すことができました。

根の状態
新しく伸びた白いがたくさんあります。の状態は普通です。

ビニールポットなどでは、長く伸びたが底で巻き、サークリング現象が起こりやすいです

がたくさんありますが、土がない場所ですので、水や養分を効率よく吸収することはできません。

鉢底ネット
鉢底ネットが設置してありましたので、ピンセットで取り除きます。

根鉢
クロコスミアの苗を根鉢の状態にしました。


苗を株分けして、植え付ける準備をする

竹串 土
クロコスミア根鉢を竹串を使って、土を崩して株分けします

できるだけを切らないように土を崩します。

球根
球根が見えるようになりました。

クロコスミア球根がありますので、土を崩すときは、球根を傷つけないように注意します

球根 たくさん
たくさんの球根がありますので、絡み合っているを丁寧にほぐします。

少しずつ
少しずつ土を取り除き、を切らないように、土を崩します。

半分 株分け
半分くらいの塊になり、クロコスミア株分けすることができました。

2つ 株分け
2つに株分けすることができ、クロコスミアを新しい鉢に植え付ける準備ができました。

葉が芽吹いていない球根が2つありましたが、1つは柔らかくなり、ダメになっているようです。


クロコスミアの用土

クロコスミア 用土
クロコスミア用土は、ホームセンターや園芸店で販売されている草花用の培養土が適しています

用土を作る場合は、赤玉土腐葉土7:3の割合で混ぜるとよいです。

クロコスミアの苗のビニールポットの土は、湿り気が多いですが、状態は悪くないですので、ゴミや切れたを取り除いて、再利用します

湿り気が多く、保水性が高い土は、水切れの心配がないですが、通気性が悪く、の成長に適していません。

ビニールポットの土に赤玉土を混ぜて使います。

赤玉土
スリット鉢は排水性(水はけ)がよいですので、鉢底石の必要がありません

赤玉土だけを底に敷きます。

スリット
スリットが見えなくなるくらいに赤玉土を入れました。

ビニールポットの土
上からビニールポットの土を入れます。

混ぜる
株分けしたクロコスミアを植え付ける準備ができました。


株分けしたクロコスミアを植え付ける

株分け 鉢
株分けしたクロコスミアを準備したスリット鉢に入れて、が四方八方に広がるように竹串で調節します。

この株は球根が大きく、葉の状態がよいです。

株
株が動かなくなるように、ビニールポットの土を入れます。

赤玉土
赤玉土を足します。

竹串 混ぜる
竹串で突き、用土に隙間ができないようにします。

ビニールポットの土と赤玉土が適度に混ざります。

ビニールポットの土
クロコスミア植え付け植え替えに適した時期は、暖かくなった3月下旬から5月の中旬くらいまでになります。

草丈が大きくなり、植え付けの時期を過ぎた6月ですので、用土を新しくして、環境を大きくすると株に大きな負担になります

ビニールポットの土を多く使うことで、環境の変化を小さくして、株の負担を小さくしています。

表面の土
鉢植えの表面の土は、見栄えがよくなりますので、赤玉土だけにします。

クロコスミア 鉢植え
クロコスミアの小さな鉢植えが完成しました。

株分けしたので、葉が少なくなり寂しくなる心配がありましたが、よい雰囲気にできました。


小さい株の植え付け

小さい株
株分けしたときに、小さい球根が多くある株も植え付けをします。

葉
小さいですがの数が多いですので、うまく成長できれば、豪華な鉢植えになります

小さい株 鉢植え
小さい株の鉢植えが完成しました。

葉の大きさの配置のバランスがよくないですが、植え付けはできました。小さい葉が大きく成長することを願います。


クロコスミアの植え付けのまとめ

植え付け まとめ
1つのクロコスミアの苗を株分けして2つの小さな鉢植えに植え付けることができました。

株分けすることで、葉が少なくなりますが、間隔を広くすることで寂しくない程度の鉢植えができました。

大きな鉢で1鉢より、小さな鉢で2つで育てるほうが、多くのメリットがあります。

メリットは、鉢のサイズが小さいですので、移動が簡単になり、飾ることができる場所が増えます。

1つの鉢で病害虫が発生しても、もう1つの鉢がありますので、を楽しむことができます。

デメリットは、鉢が2つありますので、水遣りなどの管理が増えます。

2つの小さな鉢植えが美しいが咲くように育てます。


クロコスミアの管理

水遣り
クロコスミアを植え付けたあとは、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

暖かくなった春の成長する時期からが咲く夏までは、鉢が乾かないように管理します。葉が枯れて球根だけになる秋からの休眠する時期は、乾燥した状態でも大丈夫です。

クロコスミア水遣りは、春は1日1~2回、暑い夏は1日2~3回が咲いている状態では水切れしないように注意します。涼しくなった秋は1日1回ぐらいで、葉が枯れると水遣りをしなくてもよいです。

明るい日陰
植え付け後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

クロコスミアの育てる環境は、日当たりのよい場所が適しています。半日陰ぐらいでも育てることは可能です。

寒い冬は、球根だけになりますので、鉢の用土が凍らないように注意すれば屋外で冬越しできます。


クロコスミアの鉢植えの今後

クロコスミア 今後
梅雨入りした6月15日に、クロコスミア植え付けをしました。

クロコスミアが咲く時期は6~8月ですので、時期はギリギリです。近年は残暑が厳しいですので、9月でもが咲く可能性があります。

クロコスミアの小さな鉢植えの今後の様子は、この記事を更新します

が大きく成長して、色鮮やかな穂状のが咲く様子。が咲き終わった後の管理、寒くなり葉が枯れて、冬越しする様子を記録します。


スポンサーリンク
スポンサーリンク


0 件のコメント :