イワシデ(岩四手)の挿し木を成功させるポイント:剪定した小さな枝を挿し穂に使って挿し木にチャレンジ

2021/06/27

ミニ盆栽 挿し木

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イワシデ(岩四手)は、日本の中国地方、四国地方、九州地方に自生するカバノキ科クマシデ属の落葉小高木です。

乾燥した大きな岩壁や尾根筋で、岩に張り付いて自生している様子が、イワシデ(岩四手)の名前の由来になります。

「小四手」や「朝鮮ソロ」などの別名があり、秋に黄色から赤色に染まる紅葉が魅力です

古くなると、幹に白い縦筋が入り、力強い雰囲気を味わうことができる樹。

イワシデ(岩四手)の剪定しましたので、小さな枝が手に入りました。イワシデ(岩四手)は1鉢しか持っていませんので、枯れると、再度、購入することになります。

小さな枝ですが挿し穂にして、イワシデ(岩四手)の挿し木にチャレンジして、増やすことにしました。


イワシデ 挿し木

イワシデ(岩四手)の剪定

イワシデ ミニ盆栽
イワシデ(岩四手)の素材苗からミニ盆栽を作っています。

長く伸びた枝や不要な枝を剪定します。

剪定する時期は、枝の伸びが落ち着いた6月ぐらいと落葉後がよいです。

6月に剪定をしましたので、挿し木に適した時期になります。

イワシデ 剪定
剪定後のイワシデ(岩四手)。

左の長く伸びた枝を短く切り、不要な枝は根元から取り除きました。

コンパクトな樹形になりました。小枝を増やしていきます。


剪定した枝
ミニ盆栽ですので、剪定した枝は、小さな枝になります。

乾かないように水につけて管理します。


イワシデの挿し木を成功させるポイント

  1. 2時間くらい水につけて水揚げをする。
  2. 水の中で切る水切りで切り口を斜めに作る
  3. 発根促進剤ルートンを塗る
  4. 挿し床の用土は赤玉土や鹿沼土の小粒
  5. 乾かないように腰水で管理
イワシデ(岩四手)の挿し木を成功させるポイントは5つだけです。


必要な道具は、
  • 水を入れる容器
  • ハサミ
  • よく切れる刃物(カッターやカミソリなど)
  • 発根促進剤ルートン
  • 挿し床に使う植木鉢など
  • 挿し木の用土(赤玉土や鹿沼土の小粒)



イワシデ(岩四手)の挿し木の方法を、詳しく説明します。

イワシデの挿し木①水揚げ

イワシデ 水揚げ
イワシデ(岩四手)を剪定した小さな枝を水につけて水揚げをします。

水揚げする時間は、2時間くらいが基本です。

水揚げをする時間は、30分や一晩などといろいろな情報がありますが、2時間くらいで十分です。

挿し木した後に、乾かさないように管理することのほうが大切になります。

葉
剪定した枝の下の方のを取り除きます

挿し木すると、用土に埋まる部分のは必要ありません。

手で取り除くと、樹皮を傷つけることがありますので、葉柄をハサミで切ることをおすすめします。

イワシデ 挿し穂
先端の2~3枚くらいのを残して取り除き、イワシデ(岩四手)の挿し穂ができました。

残したが大きい場合は、を半分くらいに切り、蒸散する量を減らします。

挿し穂 5本
イワシデ(岩四手)の挿し穂は5本です。

春に芽吹き、今シーズンに伸びた枝を使うと、「緑枝挿し」になります。

太い枝は前年に伸びた枝になりますので、「古枝挿し」。

「緑枝挿し」の方が発根率が高いことが多いです。



イワシデの挿し木②水切りで切り口を作る

切り口
挿し穂の一番下の部分は、水を吸収しますので、大切です

剪定したときにハサミで切っていますので、よく切れる刃物でキレイな切り口を作ります。

よく切れる刃物は、カッターやカミソリがおすすめです。

新品の刃を使うことで、切れ味がよく、清潔な刃で切ることができます。

水切り
切り口を作るときは、水の中で切る水切りをします

水が通る管である道管に、空気が入ることを防ぐためです。道管に空気が入ると、水の通りが悪くなります。

花屋さんなどでも、切り花を作るときに水切りすることが基本ですので、実績のある方法です。

切り口を斜めにすることで、断面積を大きくして、水を吸収しやすくします。

イワシデの5本の挿し穂の切り口を作る
イワシデ(岩四手)の5本の挿し穂切り口を作りました。


イワシデの挿し木➂発根促進剤ルートン

発根促進剤ルートン
植物の発根を助ける発根促進剤ルートン

発根する可能性が高くなりますので、使うことをおすすめします。

ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いです。購入する場合は、内容量の少ないものがよいです。

「20グラム入」ですが、なくなりません。挿し木や取り木をたくさんしていますが、減らないです。

使用期限がありますので、一番小さなものがよいです。

粉末
発根促進剤ルートンは、粉末ですので、鉢受け皿などの容器に出して使います。

使い方は、水で溶いて挿し穂を漬けたり、少量の水でペースト状にして切り口に塗ったりします。

簡単な粉末のまま使う方法を紹介します。

水に濡れている
挿し穂水揚げで水に濡れていますので、粉末の発根促進剤ルートンが簡単に付着します。

付着
切り口付近に付着させました。

挿す準備
イワシデ(岩四手)の5本の挿し穂切り口付近に、発根促進剤ルートンを付着させて、挿す準備ができました

大きい挿し穂
大きい挿し穂は、5センチくらいの長さです。

小さい挿し穂
小さい挿し穂は、3センチしかありません。

枝が細いですので、発根できるか?心配になります。


イワシデの挿し木④挿し床

挿し床
イワシデ(岩四手)の挿し床は、素焼き鉢を使います。

素焼き鉢は、少し乾きやすいですが、通気性がありますので、栽培に適した鉢です。

発根した後は、そのままの状態で、翌シーズンの春に鉢上げするまで育てる予定ですので、素焼き鉢にしました。

鉢底石
排水性(水はけ)をよくするために、鉢底石を敷きました。

挿し木 用土
イワシデ(岩四手)の挿し木用土は、赤玉土や鹿沼土の小粒が適しています

挿し穂が小さくて、枝が細いですので、小粒より小さい細粒を使いました。

粒が小さいほうが保水性がよく、挿し穂と接する面積が多いですので、乾きにくいです。

3分目
鉢の高さの3分目くらいまで用土を入れます。

並べる
挿し木は、挿し穂挿し床に挿しますが、小さな挿し穂は挿すことが難しいです。

挿し穂を並べて、上から用土を足す方法が簡単になります。

大きな挿し穂の2本を並べました。

用土 足す
上から用土を足します。

ゆっくり
少しずつ、ゆっくり用土を足して、挿し穂が動かないように注意します。

小さい挿し穂 並べる
用土が半分くらいまでになりましたら、残りの3本の小さい挿し穂を並べます。

さらに足す
小さい挿し穂が埋まるように、用土をさらに足します。

挿し木 完成
鉢の高さの8分目くらいまで用土を入れ、イワシデ(岩四手)の挿し木が完成しました。


イワシデの挿し木⑤腰水

水遣り
挿し木した後は、すぐに水遣りをします。

ジョウロなどで上から水遣りすると、挿し穂が動きますので、鉢を水の中に入れる底面給水がよいです。

腰水
用土が水を吸って、湿ってきました。

イワシデ(岩四手)の挿し木は、乾かないように腰水で管理するとよいです。

いつも湿った状態ですと、根腐れする可能性がありますので、涼しい日や夜間は、水から出して管理します。

イワシデの挿し木を明るい日陰で管理する
イワシデ(岩四手)の挿し木は、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

今後のイワシデ(岩四手)の挿し木の様子は、この記事を更新します

発根の様子、暑い夏の管理、涼しい秋に成長、冬越し、翌シーズンの春に鉢上げするまでを記録します。
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