イワギボウシ(岩擬宝珠)の育て方:小さなミニ盆栽で夏に美しい花を楽しむ


イワギボウシ
美しいの両方が楽しめる宿根草として、人気が高いイワギボウシ(岩擬宝珠)。

が少なくなる暑い夏の8~9月頃に、美しいが咲きますので、おすすめです。

6月下旬に苗を園芸店で見つけたので、購入して鉢に植え付けました。 

イワギボウシ(岩擬宝珠)の苗を鉢に植え付ける様子を詳しく記録しました。


イワギボウシ(岩擬宝珠)の苗

イワギボウシ 苗
園芸店で見つけたイワギボウシ(岩擬宝珠)の苗。

「姥ヶ岳岩ギボウシ」と手作りのラベルで記載されています。

イワギボウシ園芸品種が多くありますので、見分けることが難しくなります。

斑入りの品種は、特徴が分かりやすいですが、の形状や色で分類されることがあります。

「姥ヶ岳岩ギボウシ」について調べましたが、品種を特定することができませんでした。

が咲けば、の色や形状から品臭が特定できる可能性があります

ビニールポット
イワギボウシの苗は、直径9センチ(3号)のビニールポットです。

植え付けて、どのくらいの期間が経過しているか?不明ですので、新しい鉢に植え付けます

ビニールポットは通気性がなく、栽培に適していません。




葉
イワギボウシの葉は卵形が多いですが、購入した苗は長細い葉です。

ヒメイワギボウシの葉の特徴に似ています。

株が2つあります。株を増やして、株分けできるように育てます。


イワギボウシ(岩擬宝珠)の植え付け

6月下旬にイワギボウシ(岩擬宝珠)の苗を購入しました。

が咲く時期は、8~9月ですので、1ヶ月間ぐらいあります。

を咲かせたいので、株に負担が少なくなるように、根鉢を少しだけ軽く崩して、新しい鉢に植え付けます。


イワギボウシ(岩擬宝珠)の鉢

プラスチック製の鉢
イワギボウシ(岩擬宝珠)を植え付ける新しい鉢は、プラスチック製の鉢です。

プレステラ
アップルウェアーのプレステラ105型。

価格が安く、植物の栽培に適した鉢になります。

日本製ですので、耐久性が高く、信頼できる鉢です。

並べる
イワギボウシの苗と並べました。ほとんど同じ大きさの鉢になります。

1辺9センチ
プレステラ105型は、1辺9センチの正方形ですので、円形の鉢の3号(直径9センチ)より少し大きいサイズになります。

高さ8センチ
高さは8センチ。

スリット
底に多くのスリットが設置されていることが大きな特徴です。

スリットを設置することで、鉢の底でが巻くサークリング現象を防ぎます


仕切り
小さな仕切りが巻くことを防ぎます。

段差
用土を入れる目安に段差があります。ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。

プレステラは、植物の栽培に適した鉢です。生産者向けの商品ですので、デザイン性はないですが、安心して育てることができます。

イワギボウシは、を咲かせることが第一の目標です

第二の目標は株を増やすことになります。株が増えれば、株分けして、小さなミニ盆栽にチャレンジできます。

ミニ盆栽は美しいですが、鉢が小さいですので、水切れなどで枯れないようにする管理が大変です。

株分けできれば、予備の株がありますので、安心してミニ盆栽を作ることができます。


イワギボウシ(岩擬宝珠)の用土

イワギボウシ 用土
イワギボウシ(岩擬宝珠)の用土は、赤玉土の小粒をベースに、腐葉土や軽石を混ぜます。

普通の鉢植えの場合は、市販されている山野草用の培養土で育てることができます

ミニ盆栽の場合は、赤玉土、鹿沼土、軽石を1:1:1の割合で混ぜた用土が適しています。

用土の配合は、水遣りの時刻や回数、育てる環境によって調整すると、うまく育てることができます。

混ぜる
赤玉土と鹿沼土と軽石の小粒を1:1:1で混ぜた用土を作りました。

鉢 用土
新しい鉢のプレステラに、作った用土を入れます。

3分目
鉢の高さの3分目くらいまで用土を入れ、イワギボウシを植え付ける準備ができました。


苗の準備

道具
イワギボウシの苗をビニールポットから取り出して、植え付ける準備をします。

必要な道具は、ハサミ竹串です。ゴミなどを取り除くためのピンセットがあると便利です。

鉢受け皿などの容器の中で作業をすると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。

横向き
イワギボウシの苗を鉢受け皿などの容器の中で、横向きに置きます。

底の角
ビニールポットの底の角を指で押すと、簡単に苗を取り出すことができます。

ビニールポット 苗
ビニールポットからイワギボウシの苗を取り出すことができました。

根鉢ができていますので、昨シーズンにビニールポットに植え付けた可能性が高いです。

サークリング現象
鉢の底でが巻くサークリング現象が起こっています

は、白く新しいですが、土がないところにがたくさんあります。

細いが水や養分を吸収しますので、大切です。

鉢底ネット
鉢底ネットがありますので、細いを切らないように注意して、ピンセットで取り除きます。

細い根
細いを切ることなく、鉢底ネットを取り除くことができました。

竹串
底で巻いているを竹串を使って、ほぐします。

根 切る
春の植え替えの時期の場合は、長いを切りますが、が咲く時期まで1ヶ月と短いですので、を切らない植え付けをします

太い根 細い根
太いから伸びている細いが大切です。

細いをできるだけ切ることなく、をほぐすことができました。

表面の土
表面の土は、水遣り粒が崩れて、硬くなることがよくあります。

水通しが悪くなりますので、植え付けるときは、表面の土を取り除きます。

コケは見た目がよいですが、用土の乾き具合が分かりにくく、暑い時期は蒸れることがあります。

コケ
栽培を重視する場合は、コケを取り除きます。

根鉢
イワギボウシの苗を植え付ける準備ができました。

根鉢を少しだけ崩す予定でしたが、半分以上崩すことになりました。

株の負担にならないことを願います。


イワギボウシを鉢に植え付ける

準備した鉢
根鉢を崩したイワギボウシの苗を、用土を入れて準備した鉢に植え付けます。

根鉢 小さく
根鉢を崩して、小さくなりましたので、簡単に鉢に植え付けができます。

長い根
長いが重ならないように、竹串で調整します。

隙間 用土
隙間に用土を入れます。

竹串 根
の間に用土が入るように、竹串で突きます。

表面の土
水遣りや雨で赤玉土は、崩れやすいですので、表面の土は、軽石と鹿沼土だけにします

植え付け 完成
イワギボウシの植え付けが完成しました。

の状態がよくなりましたので、元気に成長して、美しいが咲きます。


イワギボウシ(岩擬宝珠)の管理

水遣り
植え付け後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

イワギボウシ(岩擬宝珠)の水遣りは、用土が乾いたら水を与えます。

春は1日1~2回、暑き夏は朝と夕方の1日2~3回、が咲いている期間は水切れに注意が必要です。

涼しくなった秋は、1日1~2回になり、寒い冬は、3~4日に1回ぐらいになります。

明るい日陰
植え付け後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

イワギボウシ(岩擬宝珠)を育てる環境は、半日陰や明るい日陰が適しています。

春は日が当たる場所で育て、日差しが強くなり始めたら半日陰や明るい日陰にすると最適です。

日を当てたほうが、株が締まって育ちますので、成長する春は日に当てることをおすすめします。

耐寒性がありますが、用土が凍結すると枯れることがありますので、寒さが厳しいときは保護すると安心です


イワギボウシ(岩擬宝珠)の今後

6月28日イワギボウシ(岩擬宝珠)の苗を新しい鉢に植え付けました。

九州地方の福岡県の平野部で栽培していますので、温暖な気候です。

イワギボウシの成長、が咲く様子、冬越し、春の植え替え株分けなどの今後の様子は、この記事を更新します

イワギボウシ(岩擬宝珠)の美しいを楽しみましょう。


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