セキショウの育て方:和風のメダカのビオトープに飾ったり、ミニ盆栽を作ったりして楽しむ


 
セキショウ 育て方
セキショウ(石菖)は、川などに水辺に群生する常緑、多年草です。細長い葉が美しく、和風の雰囲気によく似合います。

セキショウの学名は、Acorus gramineusです。ショウブ科ショウブ属で、日本の本州、四国地方、九州地方に自生しています。

学名からアコルスやイシアヤメと呼ばれることもあり、園芸品種がたくさんあります

斑入りセキショウ、姫セキショウ、黄金姫セキショウ、正宗などの品種が人気があります。


斑入りセキショウ

斑入り セキショウ
斑入りセキショウを購入しました。

メダカビオトープ水草は常緑性が少なく、寒い冬になると、葉が枯れて茶色が増えます。

常緑性のセキショウビオトープに飾り、冬に緑を増やします。

メダカビオトープに適した水草を紹介した記事がありますので、参考にして下さい。
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草丈
草丈は大きなもので20センチぐらい、10~15センチぐらいが多いです。


ビニールポット
直径9センチぐらいのビニールポットに植えられています。


株
購入したセキショウは、株がたくさんあります。太い地下茎から葉が芽吹き、株ができます。

セキショウの価格の高い苗は、キレイに葉が揃っています。

とても安い苗でしたので、「素材」と呼ぶほうが適切です

キレイな状態にするまで、少し時間が掛かりますが、育てることを楽しみます。


セキショウの株分け

株分け
購入したセキショウの苗は、地下茎から芽吹いて、たくさんの株があります。

メダカビオトープに飾ったり、ミニ盆栽を作ったりするために株分けをします。

必要な道具は、ハサミピンセット竹串です。

鉢受け皿の中で、作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります


セキショウをビニールポットから取り出す

底 確認
セキショウをビニールポットから取り出す前に、ビニールポットの底を確認します

がたくさんあると、引っかかってビニールポットから取り出すことができません。

無理に取り出すと、が切れますので、注意が必要です。


鉢受け皿
セキショウ鉢受け皿の中に置きます。


ビニールポット
ビニールポットから取り出しました。


根鉢
セキショウ根鉢の状態になりました。


根の状態
セキショウの状態は、普通です

ビニールポットで育てていますので、よい状態にはなりません。

太いがありますので、剪定する必要があります。の状態は、草姿(そうし)に大きく影響します

太い根が長く伸びていますと、草丈が大きくなりやすいです。

草姿(そうし)は、茎の長さや葉の大きさ、花などを植物を総合的な姿のことです。不要な葉などを切り、バランスをよくすることを「草姿を整える」と表現します。


セキショウの根鉢を崩す

竹串
竹串を使って、セキショウ根鉢の表面の土を崩します。

地下茎を確認して、株分けできるか?判断します。


2つ 株
セキショウ根鉢の土は固まってなく、簡単に崩すことができました。

大きく2つの株に分かれています。


土
すべての土を落として、株分けできるようにします。

土を落とすときに長い根が切れました。


根
葉がたくさんあり、地下茎が太いですが、は少ないような気がします。


根洗い
を確認するために、水で土を流しました。園芸では「根洗い」と呼びます。

太いが多く、細いが少ないです。

太い地下茎を切って、株分けをして鉢に植え付けをします。


セキショウの用土

セキショウ 用土
セキショウは、水辺に群生する湿地性植物ですので、用土が湿った状態が適しています。

セキショウ用土は、管理方法によって異なります

セキショウの鉢を水につけた状態で管理する場合は、用土は赤玉土などが適しています

ミニ盆栽などで、棚に並べて管理する場合は、保湿性の高い用土が適しています

セキショウを水につけて育てますので、赤玉土の小粒と軽石7:3の割合で混ぜた基本の用土を使います。


鉢 用土
鉢の高さの底から3分目くらいまで用土を入れて、セキショウを植え付けをする準備をします。


セキショウの植え付け

セキショウ 植え付け
株分けしたセキショウを鉢に植え付けをします。

地下茎が太いですので、鉢に入るサイズにハサミで切り、株分けしました。


葉
葉が広がるように植え付けると、バランスがよく、草姿が整います。


セキショウの管理

水遣り
セキショウを鉢に植え付けをした後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

セキショウは水につけて管理しますので、水遣りの必要がありません。

ミニ盆栽で育てる場合は、水遣りが必要になります。

鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は3~4日に1回ぐらいが目安になります。

セキショウは丈夫ですので、少し乾いたぐらいで枯れることはありません。


明るい日陰
植え付けをした後は、1週間から10日間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

セキショウは、日当たりのよい場所や半日陰で育てることができます。

日差しが強い夏は、直射日光が当たると乾きやすいですので、日陰が管理が簡単です。




セキショウの今後

セキショウ 今後
9月25日に、セキショウを鉢に植え付けをしました。

株分けして、7つの鉢に植え付けましたので、今後の成長を見て、水草としてメダカビオトープに飾る鉢とミニ盆栽を作る鉢を決めます。

新芽が芽吹くと、葉の長さが揃いますので、バランスがよくなります。

セキショウ今後の成長は、この記事を更新します


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