ホワイトラブ(ユーフォルビア)の育て方:長細い小さな花びらの白い花が散りばめたように咲きます


 
ホワイトラブ ユーフォルビア
ホワイトラブは、トウダイグサ科ユーフォルビア属の常緑低木類です。

一般的には、ユーフォルビア(Euphorbia hybrid)と呼ばれる植物になります

ユーフォルビアは、品種が多くありますので、区別が難しいです。

ホワイトラブと雰囲気がとてもよく似た品種である「ユーフォルビア ダイヤモンドフロスト」が有名です。

ホワイトラブが、どのような品種なのか?いろいろ調べました。

生産している「浅野園芸」のホームページに紹介されていましたが、情報が少ないです。

ホワイトラブを育て、どのような品種であるかを紹介します。


ホワイトラブの育て方

千紅花火 ホワイトラブ
ホームセンターや園芸店で、千紅花火とホワイトラブを一緒に植えた苗が販売されています。

寄せ植えの状態ですので、気に入った鉢を用意して植え替えるだけで、簡単に寄せ植えができる商品です。

千紅花火が欲しかったので、苗を見ていると千紅花火だけの苗の横に、千紅花火とホワイトラブを植えた苗がありました。

価格が同じでしたので、千紅花火とホワイトラブを一緒に植えた苗を購入しました。


ラベル 花
ラベルの写真で花の形や色を確認することができます。


ラベルの裏
ラベルの裏には、管理のポイントが簡単に記載されています。





苗を生産している「浅野園芸」のホームページでホワイトラブについて紹介してあります。

《科 名》トウダイグサ科  
《属 名》ユーフォルビア属
《分 類》常緑低木類
《原産地》メキシコ~中米 
《花 期》4~11月

【特徴・性質】
最近出回るようになった新しい品種です。白い細かな花が散りばめたように咲きます。寒さには弱く最低15℃を必要とします。

【植え付け時期】
熱帯性花木であるため、冬は日当たりが良く、暖かい屋内で管理します。
春になって暖かくなってきたら一回り大きい鉢に植え替え、屋外に出してください。根痛みを嫌うため、根鉢を痛めないように。

【置き場所】
土質は特に選びませんが、日当たりと水はけの良い培養土を選びましょう。暑さに平気な植物です。

【管理】
大変丈夫で生育旺盛です。夏の水切れと肥料切れに注意してください。
大きくなりすぎて樹形が乱れてきたら、1/3ほどに刈り込んでください。生育期であれば、1ヶ月ほどでまた花を咲かせます。

【肥培管理】
生育期には週2~3回1000倍液肥を与えます。

【繁殖】
挿し木で増やします。

【病虫害】
ダニ・アブラムシに注意。



インターネット通販で、千紅花火とホワイトラブの苗を販売している「Junk sweet Garden tef*tef*」で、詳しく紹介してありました。

ユーフォルビア『ホワイトラブ』
純白の小さい花が、株一面に咲き乱れ、次々と咲き進んでいきます。
夏の暑さに強く、春から晩秋まで綺麗な状態を保ち晩秋まで白い小花を咲かせます。
純白の苞(ほう)が涼しげな、今までにない全く新しいタイプのユーフォルビアです。
セルフクリーニングで春・夏・秋と咲き続け、世界中で評価され数々の展示会で賞を受賞しています。
楽しみ方の幅も広く、寄せ植え素材としても大変優れています。

<ユーフォルビア>
【学   名】Euphorbia hybrids
【科属名】トウダイグサ科ユーフォルビア属
【分   類】非耐寒性多年草(約5℃まで)
【草   丈】30cm
【耐寒性】弱
【耐暑性】強
【日   照】日向~半日陰
【開花期】春~晩秋
【原産地】メキシコ
日あたりと水はけの良い所に置いてください。
水遣りは過湿に注意し控えめにしてください。


が咲く期間が4~11月と長いことが特徴です。

寒さに弱く、屋外で冬越しすることが難しい品種になります。「浅野園芸」では最低15度、「Junk sweet Garden tef*tef*」では約5度までとなり、大きく異なります。

寒さに弱い品種に、気温が記載されていますが、最低気温なのか?1日の平均気温なのか?不明です

「浅野園芸」は1日の平均気温で、「Junk sweet Garden tef*tef*」は最低気温である可能性が高いです。

気象庁のホームページで気温を確認すると、1日の平均気温は、東京で10月が18.0度、11月になると12.5度になりますので、11月からは屋内で管理する必要があります

最低気温を確認すると、東京で11月が8.8度、12月で3.8度になりますので、11月中旬ぐらいから保護する必要があります


ホワイトラブの植え付け・植え替え

ホワイトラブ 植え付け 植え替え
ホワイトラブをビニールポットから取り出して、鉢に植え付け植え替えをします。

千紅花火とホワイトラブが一緒に植えられていますので、根鉢を崩し、株分けして、ホワイトラブだけを鉢に植え付け植え替えをします。

千紅花火の育て方で、詳しく説明しています。
関連記事


ホワイトラブの根鉢を崩して株分け

ビニールポット
鉢受け皿の中で、横向きに置き、ビニールポットから取り出します。


根鉢
ホワイトラブ根鉢を竹串を使って、崩します。


土
根鉢の半分以上の土を取り除きました。


細い根
千紅花火とホワイトラブが2株ずつありますので、細い根をできるだけ切らないように、丁寧に株分けします。


ホワイトラブ 株
左の2つの株がホワイトラブになります。


ホワイトラブの用土

ホワイトラブ 用土
ホワイトラブは、ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます

用土を作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土7:3の割合で混ぜた基本の用土です。


プレステラ
ホワイトラブの鉢は、アップルウェアーのプレステラ90型にしました。

スリットが多く設置され、鉢の底でが巻くサークリング現象を防ぎ用土を有効利用することで、植物を元気に育てることができます。


用土 三分目
プレステラは、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありません。

鉢の高さの底から三分目くらいまで用土を入れて、ホワイトラブ植え付け植え替えする準備ができました。


ホワイトラブを鉢に植え付け・植え替えをする

鉢 セット
株分けしたホワイトラブを準備した鉢にセットします。

葉や茎の伸びる方向を見て、バランスがよくなるように、向きを調整します

左の株のほうが大きく、茎の節の間隔が広いですので、バランスよくセットすることが難しかったです。


鉢 隙間
株分けして、根鉢が小さくなりましたので、鉢にセットしても隙間があり、新しい用土を入れることができます。

販売されている苗の用土は保水性が高く、水切れしにくいですが、水遣りを毎日しますので、根腐れが心配です。

少し乾きやすいですが、粒状で通気性のある赤玉土を使った用土にすることで、が成長しやすくなります


用土
用土を入れます。


隙間
隙間なく、用土が入るように、竹串で突きます。


植え付け 植え替え
植え付け植え替えすることができ、ホワイトラブの小さな鉢植えが完成しました。


ホワイトラブの管理

水遣り
ホワイトラブの苗を鉢に植え付け植え替えした後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

ホワイトラブ水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回

寒い冬は、室内で保護している場合は、鉢を置く場所によって水遣りが大きく異なります。が咲いていませんので、が萎れないように管理します。2~3日に1回ぐらいが目安です。

屋外で冬越しできるか?不明ですが、葉や茎が枯れてなくなりますので、土が完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいになります。

花が咲く時期でもある夏は、水切れに注意が必要です

1日中、在宅していることはなく、水遣りの回数を増やすことは難しく、日当たりを調節したり、水を入れた鉢受け皿で腰水をしたりして、水切れを防ぎます。


明るい日陰
植え付け植え替え後の1週間から10日間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

ホワイトラブは、日当たりのよい場所で管理しますが、水切れしないように、水遣りの時刻や回数によって、日当たりを調節します

日が当たらない日陰で管理すると、茎が細長く伸び、花つきが悪くなります。


ホワイトラブの今後

ホワイトラブ 今後
10月4日に、ホワイトラブを鉢に植え付け植え替えしました。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、12月中旬ぐらいまでは、寒くなることはありません。

福岡県の1日の平均気温は、10月が19.2度、11月で13.8度ありますので、11月中旬ぐらいまでは屋外で管理できます。

最低気温は11月が10.2度、12月で5.6度ありますので、12月まではホワイトラブを屋外で管理できる可能性があります。

一番寒くなる1月の最低気温が3.5度、2月で4.1度と5度より寒くなりますので、枯れる心配があります。

11月までは、屋外でホワイトラブを楽しみ、12月からは、葉や茎の状態を見ながら、屋外で管理できるか?確認します。

ホワイトラブ今後の様子は、この記事を更新します


関連記事



スポンサーリンク
スポンサーリンク


0 件のコメント :