いろいろな植物を育てています。五葉松にチャレンジしようと決め、育てやすいと言われる宮島五葉松の小さな苗を購入して、ミニ盆栽を作ります。
宮島五葉松について
五葉松は、日本原産のマツ科マツ属の常緑針葉高木です。黒松や赤松などの普通の松は、1つの付け根から2本の葉が出ていますが、五葉松は、名前の通り1つの付け根から5本の葉が出ています。
五葉松には品種がたくさんあり、産地による品種である「那須五葉」「吾妻五葉」「四国五葉」「広島五葉」などがあります。
葉の特徴による品種も豊富で、八房性品種の「瑞祥(ずいしょう)」や「明星(みょうじょう)」などが人気が高いです。
宮島五葉松は、五葉松の葉性が優れた変種ですので、接ぎ木で増やされ、江戸時代から受け継げれ広く普及しています。
宮島五葉松のメリット
- 樹勢がよく、暑さに強く、育てやすい
- 葉にねじれがなく、太くて、短く銀性である
- 芽がたくさん芽吹く八房。
宮島五葉松は、黒松の台木に接ぎ木されます。台木が五葉松でなく、黒松ですので、育てやすい特徴があります。
五葉松は根を切られることを好みません。台木が黒松ですので、宮島五葉松は、植え替えのときに、根をたくさん切っても問題なく、黒松と同じように育てることができます。
五葉松は、黒松や赤松より葉が柔らかく、触っても痛くないぐらいです。
柔らかいことが影響しているのか?五葉松の葉は、少しねじれている品種が多くなります。
宮島五葉松の葉は、ねじれがなく、真っ直ぐです。
葉が少し太く、真っ直ぐで、葉の色が青白い銀性ですので、優れた葉性になります。
葉が芽を包み込むように内側に少し曲がって高さが揃っていることも特徴の1つです。
五葉松は成長が遅く、枝作りに苦労しますが、宮島五葉松は芽吹きが多い八房性ですので、枝を増やすことが簡単になります。
宮島五葉松のデメリット
- 実生がなく、接ぎ木である
- ミニ盆栽や小品盆栽など、小さい盆栽が少ない
宮島五葉松の実生を探しましたが、見つけることができませんでした。
松ぼっくり(種)ができないのか?発芽しないのか?不明ですが、宮島五葉松の実生を見たことがありません。
接ぎ木による繁殖方法が確立されていますので、簡単に素材苗を作ることができます。
宮島五葉松は台木に、黒松を使いますので、幹肌が異なり、接いだ部分の境目がハッキリと分かります。
宮島五葉松は、接ぎ五葉などと呼ばれ、ホームセンターで販売される正月飾りの盆栽や安物盆栽などによく使われます。
盆栽の品種は、希少性も大切ですので、普及するしたことが、人気が低下した原因の1つです。
接いだ部分が分からない宮島五葉松は、大きな盆栽になることが多くなります。
近年、盆栽は小さなものが人気が高く、送料が安く済むため販売やオークション、フリマアプリなどでも、小さいミニ盆栽や小品盆栽をよく見ます。
宮島五葉松の盆栽素材
宮島五葉松の盆栽素材である苗をインターネット通販で購入しました。遊恵盆栽から段ボールが到着しました。希望日時が指定でき、時間通り到着しました。
千寿丸の育て方について、別の記事で紹介しています。
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丁寧な梱包で、無事に宮島五葉松の盆栽素材を手に入れることができました。
購入した宮島五葉松の苗の樹高は、10センチぐらい。とても小さな苗です。
丁寧な梱包でしたので、葉が折れていることもなく、キレイな苗です。
宮島五葉松の盆栽素材が届いて4日後、環境が大きく変化しましたが、異常はなく、葉の状態もよいです。
九州地方の福岡県の平野部では、珍しく雪が降り、少し積雪しました。
五葉松は、標高が高い高山帯で自生しますので、寒さに強いです。積雪が多いと葉が折れますので、保護が必要になります。
暖かくなり、宮島五葉松に新芽が伸びています。新芽が伸び始めるころが植え替え時期に最適になります。
宮島五葉松の植え替え
新芽が伸びていますので、宮島五葉松の植え替えをします。ホームセンターや園芸店で10ヶ組で安く販売されていますので、おすすめです。
プレステラは、スリットが多く設置され、鉢の底で巻くサークリング現象を防ぎ、植物を元気に育てることができます。
一般的には、赤玉土と桐生砂ですが、桐生砂より価格が安いボラ土(日向土)を使っています。
ボラ土(日向土)は、宮崎県が産地ですので、九州地方の福岡県のホームセンターでは、価格が安く、大粒、中粒、小粒、細粒とサイズが豊富です。
必要な道具は、ハサミ、竹串、ピンセットです。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
根がたくさん出ていますと、引っかかってビニールポットから取り出すことができません。
無理に取り出すと根が切れますので、底に出ている根はハサミで切ります。
手に持ち、苗をビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れたり、落としたりすることがあります。
横向きに置いて、落ち着いて、ゆっくり作業することで、ミスを減らせます。
しっかり固まって、根がよく回っています。根詰りまでなってなく、植え替えにちょうどよい状態です。
松は菌根菌と共生することで、樹勢がよく、元気に育つことができます。
台木の太さと、接ぎ穂の太さが同じくらいですので、違和感がありません。
台木は、キレイに枯れてから切ることにします。
宮島五葉松の苗の用土は、砂がメインで桐生砂が少し配合されています。
黒松は丈夫な松ですので、気を使うことなく根鉢を崩すことができます。
根の剪定
根は黒松ですので、神経質になることなく、長く伸びた根を剪定することができます。
五葉松は、根の剪定を嫌いますので、一度に多くの量の根を剪定しないほうがよいです。
真ん中に色が違う太い根が1本あります。
樹形は、根の影響が大きく、太くて長く伸びた根があると、徒長枝ができやすいです。
根の先端が、鉢の側面に当たるぐらいの長さになるとよいです。
用土を入れます。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
五葉松の水遣りは、「辛め」が基本です。
「辛め」は、水遣りの回数をできるだけ少なくすることです。用土が乾いてから、水遣りするようにすることになります。
宮島五葉松は、根が黒松ですので、普通の水遣りで大丈夫です。
春と秋は、1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は2~4日に1回ぐらいが目安になります。
用土の配合や日当たりや風通しなどの環境によって、水遣りの回数が異なりますので、慣れるまで注意します。
新芽や葉先に異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動します。
宮島五葉松は、日当たり、風通しのよい場所で管理します。
五葉松の中では、夏の強い日差しにも耐えることができる品種ですが、近年は猛暑の夏ですので、遮光したり、午後からは直射日光が当たらない半日陰で管理するとよいです。
宮島五葉松の今後
3月31日に、宮島五葉松を鉢に植え替えをしました。これから、成長する時期なります。春に肥料を与え、芽摘みや中芽切り、古葉取りなどの作業が楽しみです。
宮島五葉松の今後の様子は、この記事を更新します。
盆栽素材の小さな苗からミニ盆栽を作る様子を記録します。
更新しました。
宮島五葉松の剪定
宮島五葉松は葉が芽吹き、よい雰囲気です。枝を長く伸ばすことで、根元を太くする効果がありますが、小さい枝が弱くなることがありますので、剪定します。
接ぎ木は台木が必要になり、難しく、挿し木は成功率が悪いですので、取り木をしました。
取り木に失敗した場合は、剪定したことと同じになりますので、気軽にチャレンジできます。
取り木の様子は、別の記事で詳しく書きましたので、参考にして下さい。
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次の更新は、取り木の結果を予定しています。
いろいろな松でミニ盆栽を作ることにチャレンジしています。
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2 件のコメント:
今更でもうご存知でしたらすみません
宮島五葉松は松かさはできますので種子を取ることは可能です
しかしそれは宮島五葉松ではありません
五葉松は実生でも葉性が千差万別で同じものはありません
昔から多くの五葉松が育てられその中で優れた葉性のものが品種として接ぎ木や挿し木で増やされています
桜のソメンヨシノと同じと思ってもらえばいいです
宮島五葉松は全て同じ遺伝子で元を辿ると全て同じ木から増やされています
瑞祥や明星も元は一本の木で実生の宮島や瑞祥、明星は親木一本のみしかこの世には存在しません
似たまがい物は沢山ありますけどね
コメント、ありがとうございます。
宮島五葉松の種子ができることを知りませんでした。
育てやすく、葉性がよい宮島五葉松ですが、ネットでは情報が少なく、貴重な情報を提供して頂き、ありがとうございます。
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