学名は、Lavandula pinnataで、ファーンリーフ ラベンダーやラベンダー ピナータと呼ばれることがあります。
レースラベンダーの大きな特徴は、細かい切れ込みがレースのように見える葉です。名前の由来にもなります。
葉は、細かい柔毛が密集していますので、銀色に見えます。
ラベンダーは、ハーブの一種でよい香りがしますが、レースラベンダーは、花を観賞するために改良された園芸品種ですので、ラベンダーの香りではなく、ペパーミントやレモンのような爽やかな香りです。
四季咲きの性質がありますので、4月~7月と9月~10月に花が咲きます。
レースラベンダーの苗木
レースラベンダーの苗のラベルで、花の色や形を確認して購入しましょう。
ラベルの写真で花を確認すると。紫色で、花序は小さな花が穂状に集まり、穂状花序に花を咲かせます。
植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。
ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。
レース状の葉と爽やかな香りが特徴のラベンダーです。
涼しげなライトブルーのお花を春と秋に咲かせます。
蒸れを嫌うので梅雨時期は軒下で育ててください。
花が咲き始めている苗木です。
花が咲いているものより、つぼみがたくさんあるもののほうが、花を長く楽しめます。
新芽が伸び始めています。葉の形がレースラベンダーと異なります。
長崎ラベンダー「リトルマミー」の育て方について、詳しく書いた記事があります。参考にして下さい。
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レースラベンダーの小さな鉢植え
レースラベンダーは耐寒性が強くないです。最低気温が0度以下になる場合は、保護が必要になります。
耐暑性は強いですが、多湿を嫌いますので、梅雨時期など長雨に当たらないように管理する必要があります。
小さな鉢植えは、簡単に移動でき、置くスペースが小さいですので、寒い冬や梅雨時期の管理しやすいです。
苗木をビニールポットのままの状態で、鉢に入れると、植え付け・植え替えをしたときの雰囲気が確認できます。
レースラベンダーの鉢は、スリット鉢を使います。
スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。
スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。
MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます。
根詰りすることがなく、レースラベンダーを元気に育てることができます。植え替えも2~3年に1回で大丈夫になります。
スリット鉢のサイズは3.5号(直径10.5センチ)、CSM-105になります。
スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。
ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。
スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。
八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。
段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。
植物の成長によいスリット鉢を使うことで、レースラベンダーを小さな鉢植えで育てることができます。
鉢の直径は10.5センチと3.5号のサイズですが、八角形に部分は、一回り小さくなりますので、普通の3.5号の鉢より少し小さい容量になります。
鉢の高さは9センチぐらい。大きくありませんので、移動が簡単になります。
雨が続く梅雨時期と霜が降りる寒い冬は軒下などに移動させることで、レースラベンダーを最適な環境で育てることができます。
レースラベンダーの用土
レースラベンダーは多湿を嫌いますので、水はけ・通気性がよいアルカリ性の用土が適していますので、ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で大丈夫です。
用土を作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土、パーライトを5:3:2の割合で配合します。
パーライトの代わりに軽石を使いました。
赤玉土の小粒と腐葉土、軽石が均一になるように混ぜます。
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。
レースラベンダーは多湿を嫌いますので、蒸れを防ぐために鉢底石を敷くことをおすすめします。
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付け・植え替えのときに、株元の高さを確認して調整します。
植え付け・植え替えは、根が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢の準備をします。
レースラベンダーは、地中海沿岸が自生地ですので、酸性の土壌をやや嫌います。
日本の土壌は酸性ですので、有機石灰や苦土石灰を使って、中和するとよいです。
有機石灰は、効果がゆっくりですが、植え付け・植え替えをするときに、混ぜることができますので、簡単に使えます。
苦土石灰は、植え付け・植え替えをする10日前ぐらいに混ぜてから使用します。
100均のマドラースプーンに1杯ぐらいの有機石灰を用土に混ぜます。小さじより小さいですので、3グラムになります。
説明書では、「1㎡あたり150g」と記載されています。
鉢は3.5号ですので、直径10.5センチになりますので、面積は0.0525×0.0525×3.14=0.008654…となり、およそ0.009㎡。
1.5グラムぐらいが適量になります。量が多いですが、強いアルカリ性になることはありませんので、大丈夫です。
有機石灰で、用土を中和します。
レースラベンダーの肥料
レースラベンダーは、植え付け・植え替えをするときに、緩効性化成肥料を元肥として施します。
元肥は、苗木を植え付け・植え替えをするときに、用土に施す肥料のことです。
N(チッソ)、P(リン酸)、K(カリ)が5:8:5と、P(リン酸)が多めの花が咲く植物用の肥料です。
5:8:5で合計18、合計の数字が30未満ですので、低度化成肥料になります。30以上は高度化成肥料です。
強くありませんので、気軽に使うことができる肥料になります。
数字が大きいほうが得した気分になりますが、肥料に弱い植物がありますので、注意が必要です。
肥料は説明書をよく読み、適量を与えましょう。
100均のマドラースプーンに半分ぐらいの1.5グラム、少量の肥料を元肥として用土に混ぜます。
肥料の説明書の1株当たりの元肥の8グラムより少ないです。
肥料は少なく与えて、葉が黄色になったり、成長が悪かったりして、足りない場合は追肥します。
レースラベンダーは花が咲く期間が長いですので、春と秋に肥料を与えます。緩効性化成肥料を月に1回、置き肥、または、月に3回ぐらい、液体肥料を与えます。
肥料と用土を軽く混ぜて、元肥を施しました。
レースラベンダーの植え付け・植え替え
レースラベンダーの苗木を、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
レースラベンダーの植え付け・植え替えに適した時期は、春の3月~5月になります。
ビニールポットから取り出す
最初に、ビニールポットの底を確認します。
底の穴から根がたくさん出ていますと、ビニールポットから取り出すことができません。
無理に取り出しますと、根が切れますので、穴から伸びた根はハサミで切ります。
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。
手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
レースラベンダーの苗をビニールポットから取り出すことができました。
レースラベンダーの根鉢
レースラベンダーの苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。
根鉢は、苗木を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け・植え替えすることが基本です。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れ、汚れますので、水通りと通気性が悪くなります。
植え付け・植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。
竹串を使って、根鉢の表面の土を崩します。根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。
根元より周りの土が高くなっていることが多いですので、根元が一番高くなるように根鉢の肩の土を崩します。
根も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。
鉢に植え付け・植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう。
根鉢の底は、水はけが悪く、根腐れしやすい場所になります。
竹串で、土を取り除き、新しい用土になることで、水はけがよくなり、根腐れの心配がなくなります。
黒色の根は、腐れていますので、取り除きます。
スリット鉢の段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差にあるように調整します。
高い場合は、用土を減らし、低い場合は用土を足します。少し低いですので、用土を足しました。
水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。
雨や水遣りで土が跳ねて、葉に付着しますと、病気の原因になりますので、表面の土を軽石にするとよいです。
レースラベンダーの植え付け・植え替えが終わり、小さな鉢植えが完成しました。
レースラベンダーの管理
レースラベンダーの苗木を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
レースラベンダーの水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
葉や花に水がかからないように、水差しで水遣りをするとよいです。
春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は2~3日に1回ぐらいが目安になります。
花が咲く期間は、水切れに注意が必要です。水切れすると花が傷みます。
寒い冬でも、乾いた風で1日で乾いたり、小春日和で暖かい日があったりしますので、1日1回は、乾き具合を確認するようにしましょう。
水遣りができないときは、鉢受け皿に水を入れて腰水で管理するとよいです。
長時間、腰水をすると根腐れの原因になりますので、夜は水の中から鉢を出します。
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
レースラベンダーは、日当たりのよい場所で管理します。半日陰でも育ちますが、花の数が少なくなります。
暑い夏は、日差しが強いですので、風通しの良い半日陰で管理します。
支柱で支える
植え付け・植え替えをした後は、根が張っていませんので、風が強く吹くと倒れることがあります。
つぼみがたくさんあり、花が咲きますので、倒れやすいです。
2本の竹串で挟むようにすると、しっかり固定できます。
雨よけ・霜よけで保護する
レースラベンダーは、耐寒性は0度までですので、積雪や霜から保護する必要があります。
多湿を嫌いますので、梅雨時期などの長雨に当てないように管理します。
育苗トレーに100均のU字型支柱で作った簡易ビニールハウス。ビニールは100均のテーブルクロスです。
雨や霜から花を保護できますので、花持ちがよくなります。
製作した様子を詳しく書いた記事があります。
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ビニールハウスのように密閉していないので、通気性があります。
開閉できますので、普段は風通しの良い環境になります。
レースラベンダーの育て方のポイント
- 日当たり、風通しがよい場所で育てる。夏は半日陰。
- 耐寒性は0度と普通、積雪や霜から保護します。
- 用土は普通の培養土、または、赤玉土と腐葉土、パーライトを5:3:2で配合。
- 水遣りは、表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は元肥、春と秋に緩効性化成肥料を少量、与えます。
- 植え付け・植え替えは、3月~5月が適しています。
レースラベンダーは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
鉢植えは根詰りしないように、2~3年に1回、花が咲き始める前の3月~5月に、植え替えをします。
春の花が咲き終わった5月下旬~6月に剪定をします。切り戻しや間引きをすることで、風通しがよくなり、多湿を防ぎますので、夏越しが簡単になります。
レースラベンダーの今後
4月3日に、レースラベンダーの苗木を鉢に植え付け・植え替えしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てていますので、温暖な気候です。
レースラベンダーの今後の様子はこの記事を更新します。
最初の目標は、美しい花を咲かせることです。つぼみがたくさんありますので、花が楽しみです。
1年間の育てる様子を記録します。