ヤマアジサイの育て方:小さな鉢植えで、初夏に美しい花を楽しむ


 
ヤマアジサイ 育て方
ヤマアジサイ(山紫陽花)は、アジサイ科アジサイ属の落葉性低木です。日本の本州の福島県より南の太平洋側と四国地方や九州地方に自生しています。

学名は、Hydrangea serrataで、沢沿いによく自生していことからサワアジサイと呼ばれることがあります。

が咲く時期は、6月~7月で、普通のアジサイと時期が同じです。

は、フチに沿って装飾花をつけてガク咲き、装飾花の萼片は、少し反り返ります。ガクアジサイよりもが小さいですので、コガクと呼ばれることもあります。

フチに、たくさんの小さながあるように見えますが、ガク(萼)が発達した装飾花と呼ばれるもので、中心にある小さなつぼみのように見える部分が本当ので、真花になります。

は、普通のアジサイに比べて、細長くて小さく、樹高もコンパクトになり、小さな鉢植えで育てることができますので、人気があります

の色や形が地域によって変異しますので、園芸品種が多い特徴があります。

6月中旬に、よく利用する激安の園芸店で、ヤマアジサイの苗木が、安く販売されていましたので、購入しました。

九州地方の福岡県ですので、ヤマアジサイの時期は終わっています。来シーズンに美しいを楽しむために育てます。

普通のアジサイも育てています。参考にして下さい。



ヤマアジサイのの苗木

ヤマアジサイ ラベル
ヤマアジサイの苗木のラベルで、の色や形を確認して購入しましょう

園芸品種がとても多いですので、気に入ったを見つける楽しみがあります。の色は、青色と赤色に大きく分類できます。赤色を選びました。

ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。


ラベルの裏
ラベルの裏に、簡単な説明が記載されています。

山あじさい
ユキノシタ科/アジサイ属

特徴
日本古来からの山あじさいです。

お手入れ方法
●日当たりのよい場所を好みます。
●用土が乾かない様、たっぷりと水を与えてください。
●春から初夏に肥料を与えてください。
●肥料、土により花の色が変わります。

上手な育て方のポイント
●花に雨や水がかからない様に株元に水を与えて下さい。
●十分日に当てるのが咲かせるコツです。
●戸外でも越冬しますので庭に植えると良いでしょう。






ヤマアジサイ 樹高
ヤマアジサイの苗木の樹高は、14センチぐらい

地植え(庭植え)して大きく成長すると、1~2メートルになります。


3号
直径9センチ、3号のビニールポットに植えられています。

ヤマアジサイの苗木を選ぶポイントは、が変色してなく、元気な状態であることです。

節の間隔が小さい苗木は、コンパクトな株になりますので、おすすめになります。



ヤマアジサイの小さな鉢植え

ヤマアジサイ 小さな鉢植え
ヤマアジサイは、樹高が1~2メートルぐらいまで成長する落葉性低木です。大きく成長すると、管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます

小さな鉢植えで育てることで、管理が簡単になります。

日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。


スリット鉢
ヤマアジサイ小さな鉢植えで育てるために、KANEYA(兼弥産業)のスリット鉢を用意しました。

スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。

スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。

MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます

根詰りすることがなく、ヤマアジサイを元気に育てることができます。植え替えも2~3年に1回で大丈夫になります。


雰囲気
準備した鉢に、ビニールポットのままで入れることで、植え付け・植え替えをしたときの雰囲気を確認できます。


スリット鉢 3号
スリット鉢のサイズは3号(直径9センチ)、CSM-90になります。

スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。

ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。


スリット
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。

スリットにより、が光を浴びて伸びなくなることで、底でを巻くサークリング現象を防ぎます


ウォータースペース
八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。

段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。

植物の成長によいスリット鉢を使うことで、ヤマアジサイ小さな鉢植えで育てることができます。

日差しが強く暑い夏は半日陰、霜が降りる寒い冬は軒下などに移動させることで、最適な環境で育てることができます


スリット鉢 直径
準備したスリット鉢の直径9センチと3号のサイズですが、八角形に部分は、一回り小さくなりますので、普通の3号の鉢より少し小さい容量になります


鉢の高さ
鉢の高さは7.5センチぐらい。大きくありませんので、移動が簡単になります。


スリット鉢 デザイン性
スリット鉢のデメリットは、デザイン性がないことです。価格が安く、生産者向けの商品ですので、仕方がありません。


鉢カバー
100均の陶器の鉢が、サイズが4号で、鉢カバーとしてピッタリです。が咲いている時期は、鉢カバーに入れて飾り、普段はスリット鉢のまま育てます。



ヤマアジサイの用土

ヤマアジサイ 用土
ヤマアジサイは、水はけよい用土を好みます。土質は選びません。

ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。

作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土7:3の割合で混ぜた基本の用土が適しています。


均一
赤玉土腐葉土が均一になるように混ぜます。


鉢底石
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけがよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。


土入れ
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。

園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。


3分目
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付け植え替えのときに、株元の高さを確認して調整します。

植え付け・植え替えは、が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢の準備をします。



ヤマアジサイの花の色と土壌

花の色 土壌
ヤマアジサイの色は、白色、青色、ピンク色、赤色と豊富にあります。

ヤマアジサイの色は、土壌のpHに大きく影響されます

青色のを咲かせるためには、土壌のpHが5.0~5.5ぐらいがよいです。酸性の土壌になりますので、鹿沼土やpH無調整のピートモスを用土に使います。

ピンク色や赤色のを咲かせるためには、土壌のpHを6.0~6.5が適しています。日本の土壌は酸性ですので、アルカリ性の石灰を用土に混ぜて、中和するとよいです。

購入したヤマアジサイの色は、赤色ですので、石灰を使って用土を中和します。


有機石灰
有機石灰は、効果がゆっくりですが、植え付け植え替えをするときに、混ぜることができますので、簡単に使えます。

苦土石灰は、植え付け植え替えをする10日前ぐらいに混ぜてから使用します。


有機石灰 量
100均のマドラースプーンに1杯ぐらいの有機石灰を用土に混ぜます。小さじより小さいですので、3グラムになります。

説明書では、「1㎡あたり150g」と記載されています。

鉢は3号ですので、直径9センチになりますので、面積は0.045×0.045×3.14=0.0063585となり、およそ0.006㎡。

0.9グラムぐらいが適量になります。量が多いですが、強いアルカリ性になることはありませんので、大丈夫です。


用土 中和
有機石灰で、用土を中和します。



ヤマアジサイの植え付け・植え替え

植え付け・植え替え
ヤマアジサイの苗木を、鉢に植え付け植え替えをします。

必要な道具は、ハサミピンセット竹串です。

鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。

鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け植え替え用に購入するとよいです。

ヤマアジサイ植え付け植え替えに適した時期は、落葉している12月~3月になります

6月中旬ですので、植え付け・植え替えの時期ではないですが、の状態を確認するために、植え付け・植え替えをします。



ビニールポットから取り出す

底 確認
最初に、ビニールポットの底を確認します

底の穴からがたくさん出ていますと、ビニールポットから取り出すことができません。

無理に取り出しますと、が切れますので、穴から伸びたはハサミで切ります。


横向き
ヤマアジサイの苗木を鉢受け皿の中に横向きに置きます。


底の角
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。

手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。


取り出す
ヤマアジサイの苗木をビニールポットから取り出すことができました。



ヤマアジサイの根鉢

ヤマアジサイ 根鉢
ヤマアジサイの苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。

根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、と土が固まって見えている状態のことです。


根鉢 根
ヤマアジサイ根鉢の状態を確認すると、の量は多くはないです

白いは新しく、茶色のは古く、黒いは腐敗しています。

粒がなく、水はけがよくない土ですので、植え付け・植え替えをして、よかったです。


三分の一
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け植え替えすることが基本です。



根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備

表面の土
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、水通りと通気性が悪くなります

植え付け植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。

育てているときに、表面の土を崩すことを「中耕(ちゅうこう)」と言います。雑草を取り除き、水通りと通気性が改善しますので、おすすめです。


竹串 表面の土
竹串を使って、幹の周りを丁寧に、根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。

根元より周りの土が高くなっていることが多いですので、根元が一番高くなるように根鉢の肩の土を崩します。

公園などにある大きな樹は、の一部が地表に見える状態です。根元の位置が地表になると、樹の成長がよくなります

も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。

鉢に植え付け植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう


根鉢の底
根鉢の底は、や土が固まった状態で、植え付け・植え替えをすると、の成長がよくありませんので、軽く崩します。


根鉢の底 竹串
根鉢の底を竹串を使って崩します。


根鉢の底 崩す
が見えるようになるまで、根鉢の底の土を軽く崩しました。

竹串で、土を取り除き、新しい用土になることで、水はけがよくなり、根腐れの心配がなくなります。

黒色のは、腐れていますので、取り除きます。


根鉢の側面
根鉢の側面も、竹串で軽く崩すとよいです。


根詰り
根鉢をたくさん崩すと、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。

枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要なは取り除きます。


根鉢 準備
根鉢を崩して、鉢に植え付け植え替えをする準備ができました。



鉢に植え付け・植え替えをする

鉢 入れる
根鉢を崩したヤマアジサイ用土を入れて準備した鉢に入れます。


傾き
株の傾きに注意します。


少し離れて
少し離れて見て確認すると、傾き具合を確認できます

集中して植え付け・植え替えをすると、近くで見ていますので、完成したときに変な向きに傾ていることがあります。

ちょっと離れて見ることが、植え付け・植え替えのコツです。


根元の位置
根元の位置を確認します。

スリット鉢段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差になるように調節します

高い場合は、3分目まで入れた用土を減らします。低い場合は用土を増やします。少し低いですので、用土を足しました。


有機石灰 追加
有機石灰を追加して入れました。


隙間 用土
根鉢と鉢に隙間がありますので、用土を入れます。

根鉢の土が細かく、保水性が高いですので、腐葉土を入れずに、赤玉土の小粒だけの用土にしました。


竹串 赤玉土
の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。

赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。


水通り
根鉢の中心部分を竹串で挿すと、水通りや通気性がよくなります

鉢の中に入れていますので、根鉢が崩れる心配がありません。


段差
スリット鉢段差より少し下まで用土を入れます。


軽石
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。

軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。

水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。

たくさんの植物を育てていますので、水遣りはジョウロではなく、ホースにつなげた散水ノズルでしています。


植え付け・植え替え 完成
ヤマアジサイの苗木を鉢に植え付け・植え替えをすることができ、小さな鉢植えが完成しました。


鉢カバー 小さな鉢植え
鉢カバーに入れると、立派なヤマアジサイ小さな鉢植えになります。



ヤマアジサイの管理

水遣り
ヤマアジサイの苗木を鉢に植え付け植え替えした後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

ヤマアジサイ水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は落葉していますので、完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。

つぼみができてからが咲く期間は、水切れに注意が必要です。水切れすると。つぼみが傷みます

ヤマアジサイは、乾燥を嫌います。暑い夏は、乾燥を防止するために、株元をマルチングするとよいです。


明るい日陰
植え付け植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

ヤマアジサイは、午前中は日が当たり、午後からは日が当たらない半日陰で育てます

暑さが厳しい真夏は、遮光して直射日光が当たらないように管理するとよいです。

耐寒性は強いですが、冷たい風や霜に当たると、枯れることがありますので、注意が必要です。

寒さが厳しい地域は、保護すると安心できます。



ヤマアジサイの育て方のポイント

  • 半日陰で育てる。真夏は遮光して乾燥を防ぐ。
  • 用土は市販の培養土。作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3。
  • 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は、3月頃に緩効性化成肥料を置き肥。
  • 植え付け植え替えは、落葉期の12月~3月。
  • 剪定は、花後の7月~9月。花が咲いた枝を切る

ヤマアジサイは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

鉢植え根詰りしないように、2~3年に1回、植え替えをします。

耐寒性がやや弱いですので、寒い冬は室内で管理すると安心できます。

剪定は、が終わった後の7月~9月が適していますが咲いた枝は切り戻して、が咲かなかった枝は切りません。



ヤマアジサイの今後

6月12日に、ヤマアジサイの苗木を鉢に植え付け植え替えしました。

今シーズンのが咲く時期は終わりましたので、来シーズンに美しいを楽しむために育てます。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、冬越しは簡単ですが、夏越しが難しいです。

ヤマアジサイ今後の様子はこの記事を更新します

最初の目標は、夏越しです。1年間の育てる様子を記録します。


普通のアジサイも育てています。



アジサイより少し後の夏にが咲く、ノリウツギも美しいが楽しめます。
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