公開日:2022年9月12日
更新日:2026年2月17日
雲竜ツゲはモチノキ科モチノキ属の常緑性低木です。イヌツゲの園芸品種で、枝が、くねくねと曲がりながら伸びることが大きな特徴になります。
雲竜ツゲの苗木のラベル。学名はIlex crenata 'Ballata'で、雲竜イヌツゲやスパイラルドラゴンと呼ばれることがあります。
ツゲとは種類が異なります。見分け方は、ツゲは葉が対生ですが、イヌツゲや雲竜ツゲは互生です。
初夏の5月~6月に、小さな花が咲きますが、観賞向きでなく、美しい葉を楽しむ樹になります。
雲竜ツゲの樹高は、地植えして成長すれば、1~2メートルぐらいまで大きくなります。
9月中旬にホームセンターで、雲竜ツゲの苗木が安く販売されていましたので、購入しました。
雲竜ツゲの苗木
ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。
植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。
雲龍ツゲ
スパイラルドラゴン
Crenataf ballata
モチノキ科モチノキ属 マメツゲ
原産:日本
用 途
寄せ植え、ガーデニング
特徴と育て方
耐寒性、耐陰性があり丈夫な植物です。日当たりがよく、水はけのよい肥沃な用土に植え付けてください。剪定はとくに必要ありませんが、樹形を整えたい場合は、春先に剪定してください。肥料は2月と9月に固形肥料を株元に与えます。土が乾いたら水を与えて下さい。
雲竜ツゲの苗木の樹高は、40センチぐらい。
地植え(庭植え)して大きく成長すると、1~2メートルぐらいになります。
雲竜ツゲの苗木の選び方は、葉が変色してなく、元気で状態がよく、節の間隔が小さいことです。
雲竜ツゲの小さな鉢植え
雲竜ツゲは、樹高が1~2メートルぐらいまで成長する常緑性低木です。大きく成長すると、管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます。
小さな鉢植えで育てることで、管理が簡単になります。
日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。
雲竜ツゲは駄温鉢で育てます。準備した駄温鉢の直径12センチ、4号のサイズ。
駄温鉢は、素焼鉢を高温で焼き締めています。素焼鉢より用土の水分が蒸発しにくく、保水性がある鉢になります。
鉢の底に大きな穴がありますので、水はけがよいです。
樹を固定するための針金をセットすることができました。
雲竜ツゲの用土
雲竜ツゲは、水もちがよく、腐植質に富んだ肥沃な用土を好みます。
ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土が適しています。
水はけ(排水性)がよくなるように、鉢底石を敷きます。
鉢の高さの底から3分目まで用土を入れて、雲竜ツゲの鉢の準備ができました。
植え付け・植え替えは、最初に鉢の準備をします。
土の中にある根は乾燥しやすいですので、短時間で植え付け・植え替えをする必要があります。
雲竜ツゲの植え付け・植え替え
雲竜ツゲの苗木を、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミと竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
雲竜ツゲの植え付け・植え替えに適した時期は、春の4月~6月、秋の9月~10月になります。
ビニールポットから取り出す
最初に、ポットの底を確認します。
底の穴から根がたくさん出ていますと、ポットから取り出すことができません。
無理に取り出しますと、根が切れますので、穴から伸びた根はハサミで切ります。
雲竜ツゲの苗木を鉢受け皿の中に横向きに置きます。
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。
手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
雲竜ツゲの根鉢
雲竜ツゲの苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。
根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
雲竜ツゲの根鉢の状態を確認すると、根の量は多く、太い根が長く伸びています。
白い根は新しく、茶色の根は古く、黒い根は腐敗しています。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け・植え替えすることが基本です。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
根鉢の底は、根や土が固まった状態で、植え付け・植え替えをすると、根の成長がよくありませんので、軽く崩します。根鉢を崩して、根をたくさん切ると、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。
枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要な根は取り除きます。
根鉢を崩して、鉢に植え付け・植え替えをする準備ができました。
鉢に植え付け・植え替えをする
根元の位置を確認します。
駄温鉢のフチより少し下まで用土を入れますので、根元の位置がフチになるように調節します。
高い場合は、3分目まで入れた用土を減らします。低い場合は用土を増やします。少し低いですので、用土を足しました。
鉢の高さの8分目ぐらいまで用土を入れました。根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
雲竜ツゲの小さな鉢植えが完成しました。
雲竜ツゲの管理
雲竜ツゲを植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
雲竜ツゲの水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は、完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
雲竜ツゲは、日当たり・風通しのよい場所で管理します。日差しが強い夏は、葉焼けしますので、日陰がよいです。
雲竜ツゲの育て方のポイント
- 日当たり・水はけの良い場所で育てる。
- 用土は市販の培養土。作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3。
- 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は2~3月頃に寒肥として、緩効性化成肥料を置き肥。
- 植え付け・植え替えは春の4月~6月、秋の9月~10月。
- 剪定は春から秋に、刈り込む。
雲竜ツゲは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
耐寒性が強く、マイナス20度までですので、保護の必要はありません。鉢植えは根詰りしないように、2~3年に1回、植え替えをします。
雲竜ツゲの年間管理カレンダー
| 月 | 植え付け・植え替え | 剪定 | 肥料 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | - | - | - | 冬の乾燥に注意(水やりは控えめに) |
| 2月 | - | - | 寒肥 | 春に向けた固形肥料を与える |
| 3月 | - | 適期 | - | 新芽が動く前に樹形を整える |
| 4月 | 適期 | - | - | 植え替えに最適なシーズン |
| 5月 | 適期 | - | - | 初夏の開花時期(花は控えめ) |
| 6月 | 適期 | - | - | 梅雨時期の蒸れに注意 |
| 7月 | - | - | - | 夏場の水切れに注意 |
| 8月 | - | - | - | 朝か夕方の涼しい時間に水やり |
| 9月 | 適期 | - | 追肥 | 秋の成長に向けた肥料を与える |
| 10月 | 適期 | - | - | 秋の植え替え・植え付けの最終期 |
| 11月 | - | - | - | 徐々に水やりの回数を減らす |
| 12月 | - | - | - | 寒さに強いが、極端な乾燥を避ける |
※鉢植えの場合は、年間を通して「土の表面が乾いたらたっぷりと」が基本です。
雲竜ツゲ(スパイラルドラゴン)のよくある質問
雲竜ツゲの葉が黄色くなってしまったのですが、原因は何ですか?
主な原因は「水切れ」または「根詰まり」です。雲竜ツゲは乾燥に弱いため、特に鉢植えでは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。また、2〜3年に一度、根鉢を整理して植え替えを行うことで改善されます。
室内で育てることはできますか?
基本的には屋外の風通しが良い場所を好みます。耐陰性があるため、明るい室内であれば短期間の鑑賞は可能ですが、長期間室内にあると枝が弱々しくなるため、ベランダや庭での管理が推奨されます。
剪定のコツはありますか?
雲竜ツゲは放任でも独特の曲がった枝を楽しめます。樹形を整えたい場合は、3月の新芽が動く前に軽く切り戻すのがベストです。強い剪定にも耐えますが、春先に行うことでダメージを最小限に抑えられます。
雲竜ツゲの今後
9月14日に、雲竜ツゲの苗木を鉢に植え付け・植え替えしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候になります。
雲竜ツゲの今後の様子はこの記事を更新します。1年間の育てる様子を記録します。
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