メダカのビオトープ:足し水のポイント【実践】多くの写真で詳しく説明

2017/08/24

メダカの飼育

メダカのビオトープにジョウロを使って足し水をしている
メダカビオトープは屋外に設置していますので、日光や風の影響で飼育水が蒸発して減ります。飼育水が減ったまま放置していると、メダカに悪い影響を及ぼすことがあります。

足し水のポイントを確認すれば、水換えの頻度を減らし、美しい透明な飼育水を維持することが可能ですメダカに影響を与えない足し水の作り方から、どのように足し水をすればよいか?を詳しく説明します。

メダカビオトープ足し水をするポイント
  • 足し水をするための水を準備する
  • 水を貯める容器はフタ付きのものを選ぶ
  • ジョウロを使って優しく、少量の足し水をする
  • 水温差が少ない午前中(冬は昼)に足し水をする

メダカのビオトープの足し水について

メダカビオトープ足し水について基本を理解することで、メダカに悪い影響を与えることなく、飼育水の水質をよい状態で維持できます。

飼育水が減る原因

メダカビオトープ
は少しずつ飼育水が減ります。ビオトープの飼育容器の定番であるトロ舟は水深が浅く、開口部が広いですので、日光や風の影響が大きく、水面からの蒸発によって飼育水が減ります

美しいメダカビオトープを楽しむために、たくさんの水草をレイアウトしていますので、水草が飼育水を吸収します。

特に暑い夏は飼育水の減少量が大きくなります。冬でも乾燥した風によって飼育水が減ることありますので注意が必要です。

屋外のメダカビオトープでは飼育水が減ることは避けることができない現象になります。


飼育水が減ることによる影響

飼育水が減ることによって、メダカビオトープに悪い影響が3つあります。
  1. 水質の悪化
  2. 水温の大きな変化
  3. 酸素の濃度が低下

1.水質の悪化

蒸発は飼育水の水分だけが減少しますので、弱酸性だった飼育水は酸性が強く、有害な物質であるアンモニアなどの濃度が濃くなり、水質が悪化します飼育水の水質はメダカの飼育に重要です。

2.水温の大きな変化

飼育水の量が減ると、暑い夏は水温が上昇しやすくなり、蒸発する量がさらに増えます。寒い冬は水温が下がりやすくなりますので、凍結する可能性が高くなります。水温の大きな変化はメダカに負担が大きいです

3.酸素の濃度が低下

酸素の濃度が低下する原因は、飼育水の蒸発と水温の上昇の2つがあります。

蒸発によって水(液体)が水蒸気(気体)に変化する過程で、水に溶けていた酸素が一緒に空気中に逃げます。

水温によって溶けることができる酸素の量は変化します。水温が上昇すると溶けることができる酸素の量が減りますので、暑い夏は特に注意が必要です。

飼育水の酸素の濃度はメダカにとって死活問題です


足し水の必要性とメリット

飼育水が減ったメダカビオトープに水を補充することを足し水といいます。飼育水が減ることによってメダカに影響が出ないように、新しい飼育水を入れるだけの簡単な方法です

足し水をすることで簡単に飼育水の状態を維持できますので、メダカビオトープにおいて必要な管理方法になります。

足し水のメリットは、「難しいことがなく、簡単に水質が維持できる。」「水換えの頻度が少なくなる。」の2つがあります。

水換えは大量の飼育水を準備する必要があり、メダカの移動が大変です。水換えをすることで濾過バクテリアが大きく減少して、水質が安定するまで時間が掛かります。水質が変化しますのでメダカの負担が大きいです。


足し水のデメリット

足し水は減った飼育水を補充するだけですので、水質の維持ができますが、改善はできません

メダカビオトープ飼育水の水質は、メダカの飼育数や水草の量、濾過バクテリアなどのバランスによって変化します。足し水によってバランスがよい状態を維持できますが、バランスが崩れた状態を改善することはできません。

メダカの状態に問題がある場合は足し水でなく、水換えをする必要があります。
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【実践】メダカのビオトープに足し水をする方法

メダカビオトープ足し水をする方法を写真で詳しく説明していますので、参考にして下さい。

足し水をするための水の準備

足し水をするための水を容器に準備する
メダカビオトープ足し水をするためには水が必要です。

足し水をするための水は、カルキ抜きして、水温をメダカビオトープと同じくらいにすることがポイントです

水道水であれば、3日間ぐらい屋外で日光に当てることでカルキ抜きをすることができます。急に足し水をするための水が必要な場合は、市販のカルキ抜き剤を利用するとよいです。

水を貯める容器をメダカビオトープの近くに置くことで同じ環境にできますので、水温が同じくらいになります。

水を貯める容器について

ある程度の水(飼育水)を用意していると安心できます。ベランダボックスに風呂の残り湯を貯めています。

このベランダボックスは内容量が120L、灯油のポリタンクが4個入る大きさです。このくらいの容量があれば、十分な水が用意できます。

水を貯めていると藻が発生することがありますので、フタ付きの容器がよいです。雨水やゴミが入ることも防げます。

ベランダボックス以外に、フタ付きのポリバケツやゴミ箱が安くて、水がたくさん入る容器です。

足し水をするための水を貯める容器はフタ付きのものを選ぶことがポイントになります。



足し水をするための水を貯める方法

風呂の残りを容器に貯めるためのバスポンプ
市販のバスポンプです。洗濯機の残り湯用のポンプを利用して風呂から容器に給水します。ホースも必要です

ホースを購入するときはバスポンプに接続できるように内径に注意してください。バスポンプの説明書(パッケージ)に書いてあります。ホースの長さは少し余裕を持って選んでください。


風呂からバスポンプで水を吸い上げる
風呂の残り湯をバスポンプを使って吸い上げています。水量はポンプの性能によって異なりますが、時間的に早いか遅いかの違いだけですから安いバスポンプでよいです。


ベランダボックスに水を貯める
バスポンプにつないだホースから水が出て、ベランダボックスに水を貯めることができます。



貯めた水を炭で浄化する
水に炭を入れることで浄化作用がありますので、足し水をするための水に炭を入れて管理しています。私の経験では効果がありますのでオススメです。


フタ付きの容器
フタ付きの容器にすると、ゴミが入ることがありません。フタを開けてカルキを抜くことも出来ます、フタを閉じて直射日光を遮ることで苔や藻の発生を防ぎます。年に1~2回程度の掃除すれば、キレイな状態が保てます。


メダカのビオトープの足し水の方法

メダカ 流れ
メダカビオトープ足し水をする方法は、ジョウロを使って優しく、少量の足し水をします

ジョウロを使う理由は3つあります。
  1. 適度な流れで優しく水を入れることができる。
  2. 酸素の補充して飼育水の酸素の濃度を上げる。
  3. 水を運ぶのに便利。

1.適度な流れで水を入れることができる。

水に適度な流れがあるとメダカが流れに逆らって泳ごうとします。頑張って泳ぐメダカが喜んでいるように感じます。

ビオトープは水の流れがなく、隅に汚れた水が溜まることがあります。流れを作ることで飼育水の水質が均一になります。

ジョウロを使うことで水面に優しく水を入れることができます。底まで流れが届くことなく、底の汚れを巻き上げず水の透明度に影響しません。

2.酸素の補充して飼育水の酸素の濃度を上げる。

飼育水が蒸発したり、水温が高くなったりすると酸素の濃度は低下します。ジョウロの小さな水の粒を水面に落とすことによって、水と空気が触れる面積が増えて酸素が補充され、飼育水の酸素の濃度が上がります

3.水を運ぶのに便利。

足し水は貯めている水を使用しますので、水を運ぶ必要があります。ジョウロは取っ手がついているからとても便利です。


足し水をするときに注意すること

多くの量の足し水をすると、飼育水の水質が変化してしまいます。急な水質の変化はメダカに負担が大きいです。暑い日は水位に気をつけて、減った分をその日に足し水しましょう。 

水温の変化にも注意が必要です。足し水を貯める容器をメダカビオトープの近くに置くことで水温を同じくらいできますが、水の量によって違いがあります。

水温差が少ない午前中に足し水をすると安心できます。寒い冬は比較的暖かい昼から午後3時までの間がよいです。


足し水をする頻度

メダカビオトープ足し水をする頻度は環境によって大きく変わります

暑さが厳しい夏は蒸発による飼育水の減少する量が多くなりますので、天気がよい日は足し水をします。

寒い冬は飼育水の減少する量は少なく、2週間に1度ぐらいの頻度で大丈夫です。春と秋は1週間に1度の頻度がおすすめになります。

足し水をする頻度は多いほうがよく、1度に足し水をする量を少なくすることでメダカに負担が小さく、ビオトープを美しく維持できます



メダカのビオトープの足し水のまとめ

メダカビオトープ足し水をするポイント
  • 足し水をするための水を準備する
  • 水を貯める容器はフタ付きのものを選ぶ
  • ジョウロを使って優しく、少量の足し水をする
  • 水温差が少ない午前中(冬は昼)に足し水をする
足し水は簡単な方法ですが、メダカに負担を少なくするためにポイントを確認してください。


メダカのビオトープの足し水について、よくある質問

Q:水道水を足し水として、入れても大丈夫ですか?

A:カルキ抜きをした水を使ってください。
水道水はカルキ(塩素)が含まれていますので、メダカや濾過バクテリアに大きな影響を与えます。3日間ぐらい、日光に当てたカルキ抜きした水を足し水として使います。急に足し水をする必要があるときは、市販のカルキ抜き剤を使うとよいです。

Q:足し水の水温は気にしなくていい?

A:飼育水との水温の差に注意が必要です。
メダカは暑さや寒さに強いですが、水温の急激な変化は負担が大きく、体調を崩します。足し水の水をメダカのビオトープの近くに置くことで、同じくらいの水温にできます。

Q:足し水の頻度や量はどのくらいですか?

A:飼育水が減った量をこまめに足し水します。
飼育水が減ると水質や水温が変化しやすくなります。減った量を毎日、足し水するとメダカの負担は小さくなります。

Q:冬でも足し水は必要ですか?

A:はい、冬でも飼育水が減りますので足し水をします。
冬は空気が乾燥して、風が強い日が多いため、意外と飼育水が蒸発します。飼育水が減ると、明け方の冷え込みで凍りやすくなり、メダカに負担が大きいです。

Q:飼育水が濁っているときも足し水でいいですか?

A:濁っているときは水換えを検討します。
足し水の効果は飼育水の状態の維持で改善できません。濁っている場合は水換えをすることをオススメします。

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