ツツジの育て方:小さな鉢植えやミニ盆栽の作り方


ツツジ 苗木
ツツジの苗木はホームセンターや園芸店で販売されていますので、購入しやすいメリットがあります

小さな鉢植えミニ盆栽を作るために、価格の安い小さな苗木を使いますので、気軽にチャレンジできます。

ツツジの苗木

ツツジ 品種

ツツジは種類が豊富で、改良された園芸品種が数多く存在します。気に入った品種があれば、苗木を探すことになります。

地域のホームセンターや園芸店では、その地域の気候で栽培できるツツジの苗木を販売していますので、店頭に並んでいる中からの形や色で選びます

ラベルの写真での形や色を確認できますが、が咲いている時期なら実際に見ることができるので安心して購入できます



9センチ
ツツジの苗木は直径9センチのビニールポットです。小さな苗木です。庭木にする場合は大きな苗木がよいですが、鉢植えミニ盆栽は小さい苗木を選びます

樹高
ツツジの苗木の樹高は18センチぐらいです。長く伸びた徒長枝がない苗木がよいです

ラベル
購入した苗木は唐船ツツジです。久留米ツツジがオランダで改良されてた品種になります。

ラベルで品種名が確認できれば、後でいろいろなことを調べることができます。

ラベルを保管するほうがよいですが、小さいのでよく紛失します。写真で保存することをおすすめします

ラベルの裏
ラベルの裏には育て方が簡単に記載されています。ツツジ科で常緑低木ですので、落葉しないで1年中緑を楽しめます。

ツツジでも落葉する品種がありますので、購入するときに確認しましょう。久留米ツツジ系の品種は、花が小さく、樹高が小さいので鉢植えやミニ盆栽におすすめです。

ツツジの植え付け

ツツジ 植え付け
ツツジで小さな鉢植えミニ盆栽を作るために、購入した苗木をに植え付けます。

鉢の準備

駄温鉢 4号
ツツジを植え付けるを準備しますはデザインや色など種類が豊富で、植え付けたときをイメージしてを選ぶことも楽しみの1つです。

栽培を優先して鉢を選ぶと駄温鉢が最適です。保水性が高く、水切れしにくい特徴があります

鉢植えを枯らす原因は水切れが一番多いです水遣りがいつでもできる場合はよいですが、働かれている方は、朝に1回だけしかできない場合がほとんどです。

栽培環境によっても鉢の乾き具合が変わります。1年間は駄温鉢で栽培して、水切れしないか?確認してから、好みの鉢に植え替えることをおすすめします。

駄温鉢 高さ
4号(直径12センチ)の駄温鉢、浅鉢は高さが6センチです。ツツジは根が浅く張るので浅鉢が適しています

駄温鉢は価格が安いですので、樹を大きく成長させるために使う鉢として便利です。

穴
鉢の底に大きながあり、排水性がとてもよいです。

穴 直径
穴の直径は2センチ。

鉢底ネット
大きなですので、鉢底ネットを敷きます。100均で大きなシート状の鉢底ネットを購入して、鉢のサイズに合う大きさにハサミで切ります。

鉢底ネット 針金
鉢底ネット針金で固定します。太さ2ミニのアルミ線を20センチぐらい使います。

針金 曲げる
針金を曲げて輪を2つ作ります。

鉢底ネット セット
曲げた針金鉢底ネットにセットします。

針金 先端
針金の2つの先端。

鉢 穴 通す
鉢のに先端を通します。

鉢 先端
鉢の底に針金の先端が2つ出ます。

針金 折り曲げる
鉢の底に沿って、針金を折り曲げます。鉢底ネットを鉢にしっかり固定することができました。

慣れると簡単にできますので、チャレンジしてください。

根 固定
ツツジの根を固定するために30センチぐらいの針金を使います。

小さな穴
駄温鉢の底にある小さな2つのに通します。

鉢底ネットを固定する針金と重ならないようにします。

長い針金
2本の長い針金ツツジを固定します。が固定できると植え付け後のの成長がよくなります

強風でツツジの幹が動くと新しく伸びた細いが切れますを固定することで向きの調整が簡単になります。

鉢底石
鉢底石を敷くことで排水性(水はけ)がよくなります。用土の粒より少し大きなものが適しています。

鉢 鉢底石
鉢に鉢底石を入れます。

1センチ
鉢の底が見えなくなるぐらいに鉢底石を敷きます。4号の駄温鉢は高さが6センチですので、鉢底石は1センチぐらいです。

ツツジを植え付けるの準備ができました。

植え付けはを乾燥させないように素早く作業する必要があります。始めに、鉢の準備を万全にします。

用土の準備

鹿沼土
ツツジ用土酸性の土壌を好むため鹿沼土を使います。小さな鉢植えミニ盆栽を作る場合は小粒が適しています。

ボラ土
排水性(水はけ)や通気性をよくするためボラ土(日向土)を混ぜます。鹿沼土ボラ土8:2の割合で混ぜた用土で植え付けます。

用土の配合は難しく、正解がありません水遣りの時間や回数、日当たりや風通しなどの栽培環境によって水切れすることなく、最適な用土の配合が異なるからです。

栽培しながら、最適な用土の配合を探すことも楽しみの1つです。はじめは基本の用土で栽培します。

ボラ土(日向土)は宮崎県が産地ですので、福岡県では価格が安く、どのホームセンターでも販売されています。

ツツジの用土は赤玉土、鹿沼土、ビートモス、バーミキュライトなどを配合していることが多いです。

ツツジで有名な久留米ツツジは福岡県久留米市が産地です。久留米市世界つつじセンターのホームページでは鉢植えの場合の用土は鹿沼土ボラ土8:2盆栽なら6:4の割合で紹介しています。


鹿沼土とボラ土
鹿沼土8ボラ土2、を鉢受け皿などの容器に入れます。

均一
均一になるように混ぜて、ツツジ用土が完成しました。

準備した鉢
準備した鉢にツツジ用土を入れます。

3分目
鉢の高さの3分目から半分くらいまでツツジ用土を入れます。苗木の植え付ける高さを調整するときに、増やしたり、減らしたりします。

ツツジの苗木の準備

ハサミ 竹串
ツツジの苗木を植え付けるために、ビニールポットから取り出します。必要な道具はハサミ竹串です。

ビニールポット 底
苗木のビニールポットの底を確認します。がたくさん出ていると、ビニールポットから取り出すときに引っ掛かります

出ているはハサミで切ります。

苗木 横向き
苗木を横向きに置いて、ビニールポットの底を角を押すと、簡単にビニールポットから取り出すことができます。

根の状態
の状態は普通です。外側に細い根がたくさんあります。

根 3分の1
苗木の植え付けの基本は、「底を3分の1ぐらい崩して植え付ける」です。

竹串では硬くて崩すことができません。

ハサミ
根が隙間なくあり、崩せないときは、ハサミで切ります。

剪定用のハサミが古くなったものを、植え付け植え替えをするときに、を切る専用のハサミにします

土も一緒に切るのでハサミの刃が痛みますので、切れ味が悪くなります。

底
底を3分の1ぐらい切り落としました。このまま植え付けても、今後の成長が期待できません

は枝や樹形に大きく影響します。太い根が長く伸びていると徒長枝(長く伸びた枝)ができやすくなります。

小さな鉢植えミニ盆栽は、枝の数を増やして葉が小さくなることが理想です。細いが四方八方に均等に広がるように伸びることを目標にします。

縦 ハサミ
外側のを取り除くために、ハサミで縦に切ります。

土 崩す
固まっていた土を崩すことができました。この状態で植え付けると新しいの成長に期待できます。植え付け後も枯れる心配がなく、安心できるように、を残しています。

基本の植え付けレベルは、このくらいで植え付けます。

よく観察すると、太い根があるので、土をキレイに取り除いて太い根を剪定します。根の量が少なくなりますので、植え付け後の管理によっては枯れることもあります。

根洗い
を水で洗って土をキレイに取り除く、根洗いをします。土と一緒に細いが切れますので、の量が少なくなります

竹串 根
土が水で柔らかくなったので、竹串で土を取り除くことができるようになりました。

太い根
太い根が長く伸びています。土がついた状態では見えません。

根 剪定
太いを剪定します。折れ曲がって下向きになる前で切ります。樹種によっては太いを切られることを嫌う樹もありますので、注意が必要です。

2つの株
ツツジの苗木は2つの株がありましたを剪定すると2つに分かれたので、大きな株を鉢植え、小さい株をミニ盆栽として植え付けます。

ビニールポットから取り出した状態から比べると、の量が、とても少なくなりましたので水を吸収する力が小さくなっています

植え付け後の管理に注意して栽培する必要がありますが、今後のの成長は期待できます

価格の安い小さな苗木でチャレンジすると、失敗しても精神的ダメージが小さいです。

誰でも最初は初心者です。チャレンジして成功したり、失敗したりして、たくさん経験することが大切です。

苗木の植え付け:鉢植え

大きな株
大きな株を準備した4号の駄温鉢に植え付けて、小さな鉢植えを作ります。

根の量が少なくなったので植え付けは簡単になりましたが、幹を支えることが難しいです

支柱で風で幹が倒れないようにすることがありますが、針金を固定できるので幹が倒れる心配はありません

針金 根
針金を固定します。針金をどのように巻き付けるか?固定できれば、どのように巻き付けても問題ありません。

根張りを作りたいので、根元を少し避けて巻き付けました

幹 浮く
を手で持って、宙に浮くぐらいしっかり固定できています。植え付けのの向きを自由に変えることができるメリットもあります。

盆栽では基本の作業ですので難しくないです。幹の向きは鉢植えでは、とても重要ですので、針金を固定する方法をマスターすることをおすすめします。

用土
苗木を固定できたので、用土を入れるだけです。

手 押さえる
用土の表面を手で強く押さえて、隙間なく固まるようにします

水遣り
植え付けの仕上げは水遣りです。たっぷり水を与えます

鉢の底から最初は濁った水が流れますが、透明な水が流れるまで水を与えます。用土の表面についた微塵が流れます。

微塵は排水性(水はけ)を悪くする原因です。固まると水で流すことができなくなりますので、最初の水遣りでしっかり流し、取り除きます。

ツツジ 鉢植え
ツツジの小さな鉢植えの完成です。枝が少なく樹形ができていません。刈り込むことで枝が増えます。出来上がった鉢植えではなく、苗木から作る楽しみがあります。

日陰
植え付け後は10日ぐらい明るい日陰で管理しますよしず日よけしている棚に置きました。

棚
鉢は地面に置かず、少し高い棚などに置くと風通しがよく、病害虫の対策になります

水遣りもかがむ必要がなく、観察しやすいですので状態を確認できます。

苗木の植え付け:ミニ盆栽

小さい株
小さい株でミニ盆栽を作ります。

3号 駄温鉢
3号(直径9センチ)の駄温鉢に植え付けます。浅い鉢は用土が少なくなりますので、中深の駄温鉢を使います。

鉢の準備
鉢の準備をしました。苗木はが乾かないように水に入れて管理します

根 少ない
小さい株ですので、が少ないです。針金を幹に巻き固定します。

固定
小さい株ですが、幹にしっかり針金を巻くことで宙に浮くぐらいに固定できます。

用土
ミニ盆栽は用土を鉢植えと配合を変えました。

久留米市世界つつじセンターのサイトを参考にすると、盆栽の用土は鹿沼土とボラ土6:4の配合でしたので、ボラ土を増やして6:4にしました。

鹿沼土が減り、ボラ土が増えたことで乾きやすくなります。水切れが心配になりますが、通気性がよくなります。

通気性がよくなるとの成長によい影響がありますも呼吸しているからです。新鮮な空気が鉢の中に入ることでの成長が活発になります。

水切れを心配して、いつも湿った状態ではの成長がよくなく、根腐れする可能性があります。

鉢が乾いてから水遣りすることで、鉢の中の空気が入れ替わります。乾きやすくするためにボラ土の割合を増やしています。

水遣り
植え付け後に水遣りをします。

ツツジ ミニ盆栽
ツツジミニ盆栽の完成です。まだ小さな鉢に植え付けた苗木ですが、幹を太らせ、枝を増やして、樹形を作ります。

盆栽は出来上がったものを観賞する楽しみがありますが、年数をかけて作る楽しみもあります。苗木の植え付けは最初の一歩です。

日陰
小さな鉢植えの横に置いて、日陰で管理します。

ツツジ 鉢植え ミニ盆栽
ツツジの小さな鉢植えミニ盆栽が完成しました。

ツツジの小さな鉢植えとミニ盆栽の今後

ツツジの苗木の植え付けは、9月15日に作業しました。

ツツジの植え付けや植え替えは暖かくなる前の2~3月と秋の10~11月が適した時期です。少し早いですが涼しくなったので大丈夫です。

比較的温暖な福岡県の平野部で栽培していますので、12月の中旬ぐらいまでは寒さが厳しくなく、冬越しに特別な作業の必要はありません。

剪定や肥料など、今後の栽培の様子はこの記事を更新します

季節ごとのツツジの栽培を紹介できるようにします。

ツツジの病害虫

ツツジの主な病害虫を紹介します。ツツジに発生しやすい病害虫を把握することで予防できます

ツツジを栽培する前に、確認することで病害虫を予防する育て方ができます。

便利な殺菌剤や殺虫剤がありますが、使用すると樹の負担になります。できる限り使わないで育てることができるようにしたいです。

花腐菌核病(ハナグサレキンカク病)

つぼみに発生する病気です。小さな淡褐色の斑点ができ、大きくなって花が枯れます。

原因はつぼみに付いた水滴で菌が繁殖することです。水遣りのときに、つぼみに水をかけないようにするだけで予防になります

夜露や雨に当てないように、軒下や屋根のある場所で管理します。発生したら斑点のある花を取り除きます。

褐斑病(カッパン病)

小さな褐色の斑点ができる病気。秋から冬の寒い時期に発生します。

葉の健康な緑色の部分と斑点ができた部分の境目がはっきりとしています。発生した葉を取り除きます。

風通しがよくなるように不要な枝や葉を剪定することで予防できます。

炭疽病(タンソ病)

梅雨時期の5~6月、秋の9~10月の気温が低く、雨が多いときに発生しやすい病気です

黄色の斑点ができます。斑点が楕円形に広がり、暗褐色となります。悪化すると輪紋状の病斑となり黒点が発生して落葉します。

発生した葉や落ちた葉を取り除きます。風通しをよくすることが予防になります。

ベニモンアオリンガ(シンクイムシ・ツボミムシ)

4月~9月ごろまで繰り返し発生する害虫です。春は新芽を食べます。秋は花芽に侵入して、花芽が変色して枯れます

食べられた新芽や穴の開いた花芽を見つけたら取り除きます。花芽に中に生息している幼虫が成虫になって産卵して、発生を繰り返すので注意が必要です。

ツツジグンバイムシ

春から秋にかけて、ツツジだけにつくグンバイ虫が発生します。

ツツジグンバイムシの成虫は3~4mmの軍配型の透明なハネの虫で、葉の裏に寄生します。
の表面には白い斑点が発生することで気付くことが多いです。

発生すると、葉の裏に黒いフンがたくさんありますので、水遣りのときに葉の裏を確認しましょう。

風通しをよくすることで予防できます。粒状の殺虫粒剤で予防する方法があります。

ハダニ

5月~10月ぐらいに繰り返し発生しやすい害虫です。表に白い斑点が発生します

ダニは高温・乾燥を好むので、水遣りのときににしっかりをかける葉水をすると予防になります。

アブラムシ

ツツジの花が咲くの4月~6月ごろに、新芽つぼみに発生する害虫です。

アブラムシは樹液を吸うので、つぼみのまま開花しなかったり、開花しても花びらが委縮や変色します

発見したら取り除くか、殺虫剤を散布します。

ルリチュウレンジハバチ

5月~6月に発生しやすい害虫です。の周りから食べてし、硬い葉脈を残します

幼虫が集団で葉を食べるので、放置すると葉がなくなり木が枯れる可能性があります。

虫を発見したら取り除くか、殺虫剤を散布します。

ハマキムシ

寒い冬を除く4月~10月ごろまで発生する害虫です。柔らかい新しい葉をクルクルと巻き、巻いた葉の中で成長します。

葉が巻きますので発生がわかりやすく、発見したら取り除きます。

スリップス(アザミウマ)

気温の高い夏場に多く発生する害虫です新芽つぼみに寄生して汁を吸います。新芽が変色しますので、発見しやすいです。

変色した新芽つぼみを取り除いて、殺虫粒剤を散布して予防します。

ツツジの病害虫のまとめ

ツツジは街路樹に使われる樹ですので、病害虫に強い樹です。発生したら早く対処することで、被害を少なくすることができます。

ツツジの小さな鉢植えミニ盆栽で発生した場合は、作業の様子を記録します。



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