チョコレートコスモスは、キク科コスモス属の耐寒性多年草です。メキシコが原産地になります。
学名は、Cosmos atrosanguineusで、自生していた原種のコスモス・アトロサンギネウスは、絶滅したといわれています。
ホームセンターや園芸店で販売されているチョコレートコスモスは、高温多湿に弱い原種の性質を品種改良していますので、耐暑性・耐寒性がありますので、毎年、美しい花を楽しめる多年草です。
チョコレートコスモスは、花が咲く期間が長いことが特徴になります。春から秋まで咲く品種と、秋に咲く品種がありますので、購入するときに、確認するとよいです。
花は咲きますが、種ができませんので、挿し芽や根が肥大した球根を分けて、株を増やします。
チョコレートコスモスの花は、名前の通りチョコレートのような香りが楽しめ、花の色は黒色、赤色、ピンク色があります。
花の形は、周りの花びらのように見える舌状花が8つ、中心部分に筒状花がありますので、コスモスの花に似ています。
普通のコスモスは一年草、チョコレートコスモスは球根植物ですので、寒い冬は葉や茎が枯れますが、暖かくなった春に芽吹いて、毎年、美しい花を楽しめます。
11月中旬に、ホームセンターで、チョコレートコスモスの苗が、花が萎れて、値引き販売されていましたので、購入して育てます。
小さな鉢に、植え付け・植え替えをして、コンパクトで、美しい花を楽しみます。
チョコレートコスモスの苗
花が咲いている苗でしたので、実物を見て、購入することができました。
「赤とんぼ」と記載されています。コスモス・アトロサンギネウスに近い交配品種であるショコラの園芸品種で、耐暑性・耐寒性が強く、コンパクトな株が特徴です。
花の色が深みのある赤色で、花びら(舌状花)が細長くシャープな形の品種、四季咲き性で、春と秋に、たくさんの花が楽しめます。
ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。
チョコレートコスモス
長崎ショコラ
赤とんぼ
キク科/コスモス属
開花期
短日開花で3月~5月、9月~11月に咲きます(夏の間は休みます)。初夏に咲いた花を切り戻すと、秋にまたたくさんの花を付けます。
耐寒性…0℃
草 丈…40~60cm
チョコレートコスモスの苗の草丈は15センチぐらい。草丈は小さいですが、花茎が長く伸びて花が咲いていますので、花までは20センチぐらいになります。
大きな鉢や地植えすると、草丈が40~60センチぐらいまで大きく成長します。
小さいほうが管理が簡単ですので、大きく成長しないように、小さな鉢植えで育てます。
チョコレートコスモスの草丈は、30~70センチと、品種によって異なります。
「赤とんぼ」は、花びらの色が深みのある赤色ですので、チョコレートのような色でなく、ほのかに甘い香りする程度です。
チョコレートコスモスの花の大きさは、直径3センチぐらいです。
ホームセンターで、値引き販売されていた苗ですので、萎れた花がたくさんありますが、咲き始めた花やつぼみがたくさんありますので、花がら摘みをしてキレイにすれば、長期間、花を楽しめる苗です。
苗を購入するときは、咲いている花が多い苗より、つぼみがたくさんある苗がおすすめです。花が咲く様子を楽しめ、長期間、花を観賞できます。
チョコレートコスモスの葉は、小葉が葉の柄につづく葉軸の左右に、鳥の羽のように並んでいる羽状複葉、または羽状で裂け、小葉は楕円形もしくは披針形で、色は緑色、茎に対生します。
葉の長さは、2センチぐらい。
チョコレートコスモスの苗を選び方は、葉の色がよく、茎が間延びしていないものがよいです。
ビニールポットの状態のままで、鉢に入れると、植え付け・植え替えをしたときの雰囲気が確認できます。
チョコレートコスモスの小さな鉢植え
チョコレートコスモスは、草丈が40~60センチぐらいまで成長する多年草です。大きく成長すると、管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます。
小さな鉢植えで育てることで、置くスペースが確保しやすく、管理が簡単になりますので、寒い冬に保護しやすいです。
日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。
チョコレートコスモスを小さな鉢植えで育てるために、KANEYA(兼弥産業)のスリット鉢を用意しました。
スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。
スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。
MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます。
スリット鉢のサイズは3.5号(直径10.5センチ)、CSM-105になります。
スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。
ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。
根詰りすることがなく、チョコレートコスモスを元気に育てることができます。植え替えも2~3年に1回で大丈夫になります。
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。
スリットにより、根が光を浴びて伸びなくなることで、底で根を巻くサークリング現象を防ぎます。
八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。
段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。
植物の成長によいスリット鉢を使うことで、チョコレートコスモスを小さな鉢植えで育てることができます。
日差しが強く暑い夏は半日陰、霜が降りる寒い冬は軒下などに移動させることで、最適な環境で育てることができます。
準備したスリット鉢の直径10.5センチと3.5号のサイズですが、八角形に部分は、一回り小さくなりますので、普通の3.5号の鉢より少し小さい容量になります。
鉢の高さは9センチぐらい。大きくありませんので、移動が簡単になります。
スリット鉢は価格が安いので、いろいろな鉢のサイズを購入してあります。左から3号(直径9センチ)、3.5号(直径10.5センチ)、4号(直径12センチ)。
苗木を購入するときは、鉢のサイズ選びで悩む必要がありません。
チョコレートコスモスの鉢植えは、草丈が40センチ~60センチですので、4号(直径12センチ)~6号(直径18センチ)が、適した鉢のサイズになります。
100均の4号の鉢が、鉢カバーとしてピッタリのサイズです。花が咲いている時期は、鉢カバーに入れて飾り、普段はスリット鉢のまま育てます。
チョコレートコスモスの用土
チョコレートコスモスは、水はけがよく、有機物が豊富な用土を好みます。
ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で、育てることができます。
作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土、ピートモスを5:3:2の割合で混ぜた用土が適しています。
ピートモスは、使う量が少なく、あまり使うことがありませんので、容量の小さな100均の商品を使っています。
いろいろな植物に使いましたが、問題なく使えています。
100均の商品ですが、袋の裏側に、
「水辺植物類などが分解、堆積し、泥炭化したものです。水もち、肥もちが良く酸性です。pH調整用としてもご利用いただけます。」
と記載されています。
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。
チョコレートコスモスは、多湿に弱い性質ですので、鉢底石を敷くことをおすすめします。
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
鉢の高さの底から3分目まで用土を入れて、チョコレートコスモスの鉢の準備ができました。
植え付け・植え替えは、最初に鉢の準備をします。
根は乾燥しやすいですので、短時間で植え付け・植え替えをする必要があります。
チョコレートコスモスの花がら摘み
チョコレートコスモスの苗は、ホームセンターで値引き販売されていましたので、萎れた花がたくさんあります。
花が萎れていますので、花がら摘みをします。
花がら摘みをする目的は、見た目をキレイする以外に、萎れた花がカビ病気の原因になったり、結実して種ができることで株が弱ったりすることを防ぐことができます。
チョコレートコスモスは、種ができませんので、株が弱ることはありません。
必要な道具は、ハサミ、ピンセットです。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
普段も、花が萎れ始めたら、こまめに花がら摘みをするとよいです。
ホームセンターで値引き販売されていた苗ですが、ちょっと状態がよくない苗ぐらいになりましたので、よかったです。
チョコレートコスモスの植え付け・植え替え
チョコレートコスモスの苗を、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
チョコレートコスモスの植え付け・植え替えに適した時期は、春の4月~5月頃になります。
11月上旬と、朝晩は冷え込むようになりましたが、九州地方の福岡県で育てていますので、根鉢を軽く崩して、鉢に植え付け・植え替えをします。
苗を掃除してキレイにする
購入したチョコレートコスモスの苗のビニールポットの中に、肥料や枯れ葉がありますので、ピンセットで取り除いて掃除をします。ビニールポットの中にあった肥料と枯れ葉を取り除きました。
苗は植え付け・植え替えをする前に、キレイな状態にするとよいです。
購入した苗には、土の上にたくさんの肥料がありました。生産者の方が使用している肥料です。
肥料の状態がよいですので、ピンセットで集めて、再利用します。鉢に植え付け・植え替えをした後に、置き肥することにしました。
ビニールポットから取り出す
ビニールポットの底を確認します。
根がたくさん出ていますと、引っかかってビニールポットから取り出すことができません。
根がポットの底の穴から出ている場合は、ハサミで切ります。
チョコレートコスモスの苗を鉢受け皿の中に、横向きに置きます。
ビニールポットの底の角を指で押すと、簡単に取り出すことができます。
チョコレートコスモスの苗をビニールポットから取り出すことができました。
チョコレートコスモスの根鉢
チョコレートコスモスの苗をポットから取り出すことができ、根鉢になりました。
根鉢は、苗を鉢やポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
根鉢の状態を確認すると、根の量は多くなく、鉢の底だけに根がありますので、少し心配です。
白い根は新しく、茶色の根は古く、黒い根は腐敗しています。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け・植え替えすることが基本です。
つぼみがあったり、花が咲いたりしている苗は、根鉢をあまり崩さないで、植え付け・植え替えをします。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、汚れて、水通りと通気性が悪くなります。
植え付け・植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。
竹串を使って、根鉢の表面の土を崩します。根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。
根元より周りの土が高くなっていることが多いですので、根元が一番高くなるように根鉢の肩の土を崩します。
根も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。
鉢に植え付け・植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう。
根鉢の側面は土が固まっていますので、竹串で崩します。
土を崩すことで、植え付け・植え替えした後に、根が成長しやすくなります。
根鉢をたくさん崩すと、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。
枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要な根は取り除きます。
チョコレートコスモスの根鉢を崩して、鉢に植え付け・植え替えをする準備ができました。
鉢に植え付け・植え替えをする
根元の位置を確認します。
スリット鉢の段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差になるように調節します。
高い場合は、3分目まで入れた用土を減らします。低い場合は用土を増やします。少し低いですので、用土を足しました。
根鉢を竹串で挿すと、水通りや通気性がよくなります。
鉢の中に入れていますので、根鉢が崩れる心配がありません。
中心付近は、根が肥大して球根のようになっていますので、傷つけないように注意します。
根鉢と鉢に隙間がありますので、用土を入れます。
根鉢の土が細かく、保水性が高いですので、腐葉土とピートモスを入れずに、赤玉土だけの用土にしました。
根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。
赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
ウォータースペースを作るために、鉢のフチより1~2センチ下まで用土を入れますが、スリット鉢は、段差がありますので、分かりやすいです。
水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。
雨や水遣りで土が跳ねて、葉に付着しますと、病気の原因になりますので、表面の土を軽石にするとよいです。
チョコレートコスモスの小さな鉢植えが完成しました。
小さな鉢植えですので、いろいろな場所に飾ることができ、管理も簡単です。
チョコレートコスモスの管理
チョコレートコスモスの苗を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
チョコレートコスモスの水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
乾き具合は、鉢を手に持ち重さで判断するとよいです。小さな鉢植えは簡単にできます。
春と秋は1~2日1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は、完全に乾かないように4~5日に1回ぐらいが目安になります。
寒さが厳しい真冬は、暖かい日の午前中に水遣りをします。午後に水遣りをすると鉢の中に残った水が夜間に凍ることがあります。
土が凍結すると、枯れることがありますので、寒さが厳しい地域は、保護すると安心です。
花が咲く期間は、水切れに注意が必要です。水切れすると花が早く傷みます。
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
チョコレートコスモスは、日当たりのよい場所で管理します。暑い夏は、強い日差しで葉焼けしますので、西日が当たらない半日陰で管理します。
半日陰でも育てることができますが、枝が間延びして、花の数が減り、色も薄くなります。
花が咲いている時期は、雨が当たらないように管理します。花が傷むことがなく、長期間、花を楽しめます。
植え付け・植え替えをした後は、根が張っていませんので、風が強く吹くと倒れることがありますので、注意します。
コンパクトな株で、美しい花を楽しみます。
ホームセンターで値引き販売されていた苗で、萎れた花や枯れた葉が、たくさんありましたが、キレイな鉢植えにでき、よかったです。
チョコレートコスモスの肥料
チョコレートコスモスの肥料は、春と秋に緩効性化成肥料を与えます。暑さが厳しい夏は、株が弱ることがありますので、肥料を与えないほうがよいです。
秋の肥料は、冬越しのために根が肥大した球根に、たくさんの養分を蓄えさせる効果がありますので、大切になります。
植え付け・植え替えした直後に肥料を与えることを避けますが、苗にあった肥料ですので、影響が小さいです。
苗から集めた肥料を再利用します。
チョコレートコスモスの小さな鉢植えに、肥料を置き肥しました。
チョコレートコスモスの育て方のポイント
- 日当たり、風通しのよい場所で育てる。夏は半日陰。
- 用土は普通の市販の培養土。作る場合は赤玉土と腐葉土、ピートモスを5:3:2で配合。
- 水遣りは、土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は、春と秋に緩効性肥料を置き肥で与える。
- 植え付け・植え替えは、春の4月~5月頃。
チョコレートコスモスは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
つぼみができ始めてから花が咲く時期は、雨に当たらない場所で管理するとよいです。
夏に、切り戻しをすることで、草丈が大きくならないように管理でき、秋に花がたくさん咲きます。
鉢植えは、根詰りしないように、2~3年に1回、植え替えをします。
チョコレートコスモスの今後
鉢カバーに入れると、立派な鉢植えになります。
11月18日に、チョコレートコスモスの苗を鉢に植え付け・植え替えしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、11月の平均気温は13.8度になります。最高気温が17.8度、最低気温は10.2度。
まだ本格的に寒くありませんので、美しい花が期待できます。
チョコレートコスモスの今後の様子はこの記事を更新します。1年間の育てる様子を記録します。
同じキク科の植物を育てていますので、参考にして下さい。
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