【決定版】ヒイラギ(柊)の育て方|鉢植え・盆栽で枯らさないコツと剪定・植え替え時期

2025/11/23

ヒイラギ 育て方 樹木の栽培

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朝晩が冷え込み始める11月から12月の初冬に、よい香りの白色の花がたくさん咲き、光沢のある濃い緑色の葉が美しいヒイラギ(柊)。
 
ヒイラギ(柊)の育て方のポイント
  • 日当たり、風通しがよい場所で育てる。
  • 用土は市販の培養土。作る場合は赤玉土と腐葉土を7:3で配合。
  • 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は春と秋に緩効性肥料を置き肥。
  • 春の新芽が芽吹く前に、伸びすぎた枝を短く剪定します。
  • 植え付け・植え替えは4月~5月が適しています。
  • 挿し木で簡単に増やすことができます。

香りがよい小さな白い花がたくさん咲くヒイラギ 育て方

育て方:カレンダー

作業項目 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
花期 ● ●
植え付け ● ●
肥料 ● ● ● ●
剪定 ● ●
挿し木 ● ●
※関東地方より西の地域を基準にしています。

【節別の管理ポイ季ント】
春(3月〜5月)
 一年で最も忙しい時期です。新芽が出る前の剪定と、根が動き出す植え付け・植え替えをセットで行いましょう。

夏(6月〜8月)
暑さと乾燥に注意。特に鉢植えは水切れしやすいため、朝夕の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えます。

秋(9月〜10月)
開花に向けた準備期間。夏の間に伸びすぎた枝があれば、花芽を落とさないよう注意しながら整えます。

冬(11月〜12月)
 待望の開花期です。甘い香りを楽しんだ後は、お礼肥(寒肥)を与えて翌年の成長に備えます。

ヒイラギの特徴

つぼみがたくさんあるヒイラギの小さな鉢植え
葉に鋭く尖ったトゲがあることがヒイラギの一番の特徴です。

節分の日にヒイラギの枝の先端にイワシの頭を刺した「ひいらぎいわし」を玄関に飾り、厄除けとする風習があります。鬼がヒイラギの鋭く尖ったトゲのある葉とイワシの臭いを嫌うので、鬼が家に入らないとされています。

「ひいらぎいわし」を作るためにはヒイラギの枝が必要ですので、古くから庭木として人気がありました。

ヒイラギは常緑樹で、1年中、ツヤがある濃い緑色の葉が美しく、鋭く尖ったトゲが邪気を払うとされ、生垣にするとトゲに当たると痛いので防犯対策にもなります。

ヒイラギの基本情報

  • モクセイ科モクセイ属の常緑樹
  • 学名:Osmanthus heterophyllus
  • 英名:False holly      Holly olive
  • 原産地:日本、台湾
  • 開花期:11~12月
  • 花の色:白色

ヒイラギの種類

  • ヒイラギモクセイ:芽吹きがよく成長が早い。ヒイラギとギンモクセイの雑種。
  • 覆輪ヒイラギ:葉に黄色の縁どりがある。洋風の雰囲気が特徴。
  • マルバヒイラギ:葉にトゲがなく、名前の通り丸い形。
クリスマスの飾りに使われるクリスマス・ホーリーは西洋ヒイラギでモチノキ科ですので、モクセイ科のヒイラギとは違う種類になります。

ヒイラギが枯れる原因と対処法 

たくさんの小さな葉が茂るヒイラギの鉢植え

1. 水切れ・水のやりすぎ(根腐れ)

原 因: 用土の乾きによる水切れ、水のやりすぎで過湿による根腐れ。

対処法: 土の表面が乾いてから鉢底から出るまでたっぷり与える。

2. 根詰まり(植え替え不足)

原 因: 鉢の中で根が増えて詰まり、水分や養分を吸収できない。

対処法: 2〜3年に1回、一回り大きな鉢へ新しい用土で植え替え。

3. 日照不足・害虫(アブラムシ・カイガラムシ等)

原 因: 日当たり不足による株の弱り、カイガラムシ等の寄生。

対処法: 日当たりと風通しのよい場所に置き、害虫は早めに駆除。


具体的な育て方、植え替えのやり方、適切な時期、剪定のコツについては、次からの章で詳しく解説しています。

ヒイラギの育てる環境

ヒイラギ 育てる環境
日当たりよい場所で育てます。耐陰性がありますので、日陰でも育てることができますが、葉が大きくなることがありますので、注意が必要です。

ヒイラギは葉が多く、密生しますので、風通しのよい場所なら病害虫の心配がないです。

ヒイラギの水遣り

ヒイラギ 水遣り
ヒイラギの水遣りは、鉢が乾いたら、たっぷり水を与えることです。春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は2~3日に1回ぐらいです。

乾燥に少し弱い性質がありますので、夏の水切れに注意します。

水切れを心配し過ぎて、いつも湿った状態にしていますと、根腐れすることがあります。表面の土が乾いてから水遣りをすると最適です。

ヒイラギの植え付け・植え替え

ヒイラギ 植え付け 植え替え
ヒイラギは常緑樹ですので暖かくなった春が植え付け・植え替えの適期です。鉢植えやミニ盆栽で育てる場合は根詰まりを防ぐための定期的なメンテナンスが欠かせません。

具体的な「植え替え時期の見極め方」や「失敗しない根の整理方法」については、以下の実践記事で50枚以上の写真を使って詳しく解説しています。
関連記事
ヒイラギ(柊)の植え替え時期はいつ?香姫の植え付け・剪定・育て方ガイド

ヒイラギ(柊)の用土

鉢受け皿の中に赤玉土と腐葉土
ヒイラギは排水性(水はけ)がよい用土が適しています。

ホームセンターや園芸店で販売されている培養土で育てることができます。用土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜます。

ヒイラギの肥料

ヒイラギ 肥料
ヒイラギは肥料を多く与える必要がありません。大きく成長させたい場合は、成長する時期の春と秋に有機質肥料や緩効性化成肥料を与えるとよいです。花が終わった後の12月に寒肥を与えてもよいです。

ヒイラギの剪定

ヒイラギ 剪定
春の3~4月頃の新芽が芽吹く前に、伸びすぎた枝を短く剪定します。剪定をした後に枝が枯れることがありませんので、簡単です。

枝が密集すると病害虫の原因になります。不要な枝は根元で切り、風通しをよくします。

ヒイラギのふやし方

ヒイラギ 挿し木
花が終わった後に実ができれば、種を採取して種まきで増やすことができます。大きく成長して花が咲くまで時間が掛かることがデメリットです。

挿し木で増やすことができますので、オススメです。挿し木の様子を多くの写真で詳しく説明した記事がありますので参考にして下さい。

ヒイラギは挿し木で簡単に増やすことができます。実際に挿し木から育てた小さな鉢植えでも、冬になると可愛らしい白い花を咲かせて甘い香りを放ちます。

挿し木で増やしたヒイラギ(柊)の開花様子

▲ 挿し木で増やしたヒイラギの小さな樹が開花した様子(メダカの大工 YouTubeチャンネルより)


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ヒイラギ(柊)の病害虫

ヒイラギは新芽を食べるイモムシやテントウノミハムシに注意します。発見したら、すぐに駆除します。ピンセットなどで取り除くほうが、殺虫剤よりも確実になります。

すす病の原因になるカイガラムシは、枝や葉に付きますので、歯ブラシなどで取り除きます。

葉に褐色の斑点ができる炭そ病などが発生することがありますので、葉を取り除き、被害が広がらないように注意します。

ヒイラギは病害虫の被害は少ないほうですので、水遣りのときに注意して観察することで防ぐことができます。

ヒイラギの育て方のまとめ

ヒイラギの育て方のポイント
  • 日当たり、風通しがよい場所で育てる。
  • 用土は市販の培養土。作る場合は赤玉土と腐葉土を7:3で配合。
  • 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は春と秋に緩効性肥料を置き肥。
  • 春の新芽が芽吹く前に、伸びすぎた枝を短く剪定します。
  • 植え付け・植え替えは4月~5月が適しています。
  • 挿し木で簡単に増やすことができます。

ヒイラギは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

鉢植えは根詰りしないように、2~3年に1回、春の4月~5月に、植え替えをします。

剪定は、新芽が芽吹く前の春が適しています。冬に咲く花は、夏に花芽ができますので、7月までに剪定を終わらる必要があります。

冬に咲く白い花と、ツヤのある葉が魅力のヒイラギ。魔除けや防犯にも役立つため、庭木として古くから親しまれてきました。

丈夫で病害虫も少なく、育て方のポイントさえ押さえれば初心者でも手軽に育てられます。
剪定や水遣りの基本を守って、美しい緑を楽しみましょう。

鉢植えでヒイラギを育ててみてください。

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