症状と原因や治療方法を確認して、メダカを元気に回復させましょう。
初期段階で発見することが、大切になりますので、症状を覚えるとよいです。
メダカがかかりやすい病気は、白点病の他に、水カビ病や尾ぐされ病があります。
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白点病(はくてんびょう)
白点病(はくてんびょう)は、メダカだけでなく、熱帯魚や金魚など観賞魚が感染する病気です。
発症しやすい病気の1つですので、症状を確認することで、メダカを安心して飼育することができます。
特別な病気でなく、どのような飼育環境でも、発症する可能性がある病気です。
白点病の症状
白点病の初期の症状は、メダカが体を水槽などの飼育容器の側面や底に、擦りつける行動が見られます。
重症化すると、メダカのヒレや体の表面に、小さな白い点が現れます。
初めての場合、行動からの発見が難しく、メダカの体の表面に白い点が現れてから気付くことが多いです。
エラに症状が出ると、呼吸困難になり、死ぬこともある病気です。
メダカが、普段と違う動きを頻繁にすることがあれば、注意が必要になります。
白点病の原因
白点病の原因は、寄生虫です。
ウオノカイセンチュウという繊毛虫の一種が、メダカに寄生することで発症します。
メダカが健康であれば、寄生されても発症しないこともあります。
寄生虫が原因になりますので、発症したメダカがいなければ、急に発生することはありません。
寄生虫のウオノカイセンチュウは、水中で分裂、増殖した後、他のメダカに寄生しますので、白点病は伝染します。
新しいメダカと混浴させる場合は、他の容器に入れて2~3日、観察して問題がないことを確認しましょう。
寄生虫であるウオノカイセンチュウは、水槽などの飼育容器に、存在している常在菌ですので、死滅させることはほ不可能です。
寄生しなければ、増殖できないので、メダカが健康であれば、心配することがありません。
白点病の治療方法
白点病の治療方法は、原因である寄生虫のウオノカイセンチュウを退治することです。
ウオノカイセンチュウは、1週間ぐらいで成虫になり、繁殖しますので、発症しているメダカを隔離します。
白点病の治療方法は、
- 水温を26~28度まで高くする
- 治療薬で薬浴させる
- 塩浴で体力を回復させる
水温を26~28度まで高くする
ウオノカイセンチュウは、高い水温に弱い性質があります。
白点病で弱っているメダカを急に高い水温に入れると、負担が大きいですので、1日に1度ずつ、ゆっくり水温をあげます。
水槽用のヒーターを使用して、隔離したメダカの飼育容器の水温を管理します。
治療薬で薬浴させる
高い水温と同時に、治療薬を使って薬浴させると効果が高くなります。
メチレンブルー水溶液、アグテン、ヒコサンZなどが、白点病の治療薬です。
治療薬の説明書をよく確認して、適正な分量で薬浴させましょう。
治療薬は、メダカに寄生したウオノカイセンチュウに効果が小さく、水中を泳ぐウオノカイセンチュウの幼虫を退治することができます。
ウオノカイセンチュウの幼虫を退治することで、新たにメダカに寄生することがなくなりますので、回復に向かうことができます。
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塩浴で体力を回復させる
塩浴は、白点病の原因であるウオノカイセンチュウを退治することはできませんが、塩分濃度が上がることで、弱らせる効果が期待できます。
塩浴で、メダカの体力を回復させて治療することができます。
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メダカの病気:白点病のまとめ
白点病(はくてんびょう)は、メダカだけでなく、観賞魚にとってよく発症する病気です。
早期発見と治療によって回復することができますので、毎日のメダカの観察が大切になります。
治療には、隔離するための飼育容器やヒーター、治療薬などが必要になります。
発症したメダカの飼育容器は、ウオノカイセンチュウが増えている可能性がありますので、一度、リセットすることをおすすめします。
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