出猩々(デショウジョウ)
モミジは、
春に芽吹く新芽が鮮やかな赤色が特徴であるモミジの園芸品種です。
イロハモミジ系の園芸品種で、葉が小さく、深く裂けていますので、鉢植えや盆栽などの小さな樹でも楽しめます。
日差しが強くなる夏は、葉が緑色になりますが、朝晩が涼しくなる秋には、赤色や紅色に紅葉しますので、春と秋の1年に2回、美しい葉を楽しめるモミジです。
ホームセンターで、出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木が販売されていましたので、購入して育てます。
購入したときは、葉が芽吹いていない状態でしたが、暖かくなり、鮮やかな赤色の新芽が芽吹き始めました。
出猩々(デショウジョウ)モミジの育て方を紹介します。
育て方:カレンダー
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
花期 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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植替 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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肥料 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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剪定 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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関東地方より西の地域での基準になります。
花期:樹が大きく成長すると、春に花が咲きます。とても小さな花ですので、観賞向きではありません。
植替:落葉した12月~1月上旬と芽出し前の2月下旬~3月が、植え付け・植え替えに適した時期です。
肥料:落葉後や芽出し前に少量の肥料を与えます。葉の色が黄色くなったり、成長が悪かったりする場合は初夏の6月頃にも与えてください。
剪定:12月頃の落葉した直後と芽出し前が剪定に最適です。春に成長して、枝が混みすぎたり、徒長した枝があったりする場合は5月頃に間引き剪定をします。
出猩々モミジの苗木
5月24日、撮影。
新芽が鮮やかな赤色で美しい葉を楽しめた出猩々(デショウジョウ)モミジでしたが、日差しが強くなり始めた5月下旬には、葉が緑色に変化して、普通のモミジのようになりました。
ホームセンターで購入した出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木は、ラベルに「趣味の小品盆栽」と記載されていますが、枝が少なく、小さな苗木の状態です。
右の枝が徒長して、左の葉が大きくなっていますので、バランスが悪い樹になっています。
この状態で育てても、樹形が悪く、葉の状態もよくありませんので、秋に美しい紅葉を期待することはできません。
枝が徒長したり、葉の大きさがバラバラである原因は、根にあります。太い根があったり、長く伸びた走り根がある可能性があります。細い根が四方八方に均等に伸びる状態が理想です。
植え付け・植え替えの時期ではありませんが、根の状態を確認して、少し大きな鉢に植え替えをします。
購入した出猩々(デショウジョウ)モミジは、ラベルがあります。
趣味の小品盆栽
出 猩 々
DESYOJYO
日当りのよい場所に置き、鉢土の表面が乾いたら水を与えてください。
SYUSUIEN
出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木の樹高は15センチぐらい。地植えすると、樹高が2メートルぐらいまで大きく成長します。
出猩々(デショウジョウ)モミジは、樹高が小さい樹でも葉が美しく、紅葉しますので、大きく成長しないように、小さな鉢植えで育てます。
直径7.5センチ、2.5号のプラスチック製の鉢に植えられています。
根元に曲がなく、
盆栽の素材に向いていませんので、
枝を増やして、挿し木や取り木によって株を増やすための親木にします。
購入した出猩々(デショウジョウ)モミジは、葉の大きさがバラバラで、形が悪いです。
一番大きな葉の長さが7センチぐらい。
モミジの葉は切れ込みが深く、7~9つに裂けている状態が美しいです。
直射日光が当たらない明るい日陰で管理していますが、
水切れで一部が枯れている
葉があります。
根の状態が悪く、うまく水が吸収できていない可能性が高いです。植え付け・植え替えをすることで、根の状態を改善して、美しい葉になるように育てます。
右の鉢は、
イロハモミジです。小さな
ミニ盆栽ですが、
葉の大きさが揃って、バランスがよいです。
種から発芽させて作りました。育てる様子を記事に書いていますので、参考にして下さい。
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右の鉢はノムラモミジ。
出猩々(デショウジョウ)
モミジと同じで、赤色の
葉が特徴の園芸品種です。
小さな樹でも枝が増えると、葉が多くなり、よい雰囲気になります。
モミジの中でも人気が高いシダレモミジの葉と比べました。
シダレモミジは、葉が細く、深い切れ込みがありますので、涼しい雰囲気が楽しめます。育てる様子を記事に書いていますので、参考にして下さい。
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出猩々モミジの小さな鉢植え
出猩々(デショウジョウ)モミジは、挿し木や取り木をするための親木にしますので、小さな鉢植えで育てます。
小さな鉢植えで育てることで、管理が簡単になります。
日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。
出猩々(デショウジョウ)モミジを小さな鉢植えで育てるために、KANEYA(兼弥産業)のスリット鉢を用意しました。
スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。
スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。
MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます。
スリット鉢のサイズは3.5号(直径10.5センチ)、CSM-105になります。
スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。
ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。
根詰りすることがなく、出猩々(デショウジョウ)モミジを元気に育てることができます。植え替えも3~4年に1回で大丈夫になります。
準備した
スリット鉢の直径10.5センチと3.5号のサイズですが、八角形に部分は、一回り小さくなりますので、
普通の3.5号の鉢より少し小さい容量になります。
鉢の高さは9センチぐらい。大きくありませんので、移動が簡単になります。
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。
スリットにより、根が光を浴びて伸びなくなることで、底で根を巻くサークリング現象を防ぎます。
八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。
段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。
植物の成長によいスリット鉢を使うことで、出猩々(デショウジョウ)モミジを小さな鉢植えで育てることができます。
日差しが強く暑い夏は半日陰、霜が降りる寒い冬は軒下などに移動させることで、最適な環境で育てることができます。
出猩々モミジの用土
出猩々(デショウジョウ)モミジは、水はけ(排水性)がよく、肥沃な用土が適していますので、ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。
作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土を使います。
赤玉土と
腐葉土が、均一になるように混ぜます。
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。
出猩々(デショウジョウ)モミジは、水はけがよい環境を好みますので、鉢底石を敷くことをおすすめします。
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
鉢の高さの底から3分目まで用土を入れて、出猩々(デショウジョウ)モミジの鉢の準備ができました。
植え付け・
植え替えは、
最初に鉢の準備をします。
土の中にある根は乾燥しやすいですので、短時間で植え付け・植え替えをする必要があります。
出猩々モミジの植え付け・植え替え
出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木を、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串、食器のナイフです。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
出猩々(デショウジョウ)モミジの植え付け・植え替えに適した時期は、落葉している冬の12月~3月になります。
5月下旬ですので、植え付け・植え替えの時期ではないですが、根の状態を改善するために植え付け・植え替えをします。
ビニールポットから取り出す
最初に、ポットの底を確認します。
底の穴から根がたくさん出ていますと、ポットから取り出すことができません。
無理に取り出しますと、根が途中で切れますので、穴から伸びた根はハサミで切ります。
鉢と土の隙間にナイフを入れ、そのまま1周させます。
根詰まりしていますと、ナイフを1周させることができませんので、一度抜き、別の場所に入れます。
園芸用の専用の道具である「植え替えナイフ」「スパチュラ」がありますが、食器のナイフで代用できます。
100均のナイフですが、ステンレス製ですので、さびにくく、強度があります。
出猩々(デショウジョウ)
モミジの苗木を
鉢受け皿の中に横向きに置きます。
幹の株元を手でつかみ、ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。
上向きに引っ張って、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木をビニールポットから取り出すことができました。
出猩々(デショウジョウ)モミジの根鉢
出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢になりました。
根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
根鉢の状態を確認すると、根の量は多くなく、鉢の底で根が巻くサークリング現象が少し発生しています。
緑色の根は新しく、茶色の根は古く、黒色の根は腐敗しています。
底に根が固まっていますので、水をうまく吸収できなかった可能性が高いです。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け・植え替えすることが基本です。
5月下旬と、出猩々(デショウジョウ)モミジの植え付け・植え替えの時期ではありませんので、、根鉢をあまり崩さないほうが、枯れる心配がありません。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、水通りと通気性が悪くなります。
植え付け・植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。
育てているときに、表面の土を崩すことを「中耕(ちゅうこう)」と言います。雑草を取り除き、水通りと通気性が改善しますので、おすすめです。
竹串を使って、幹の周りを丁寧に、根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。
公園などにある大きな樹は、根の一部が地表に見える状態です。根元の位置が地表になると、樹の成長がよくなります。
根も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。
鉢に植え付け・植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう。
苗木は、倒れることを防ぐために深植えされていることが多く、出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木は、根元が2センチぐらい土の中に埋まっていました。
鉢に植え付け・植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう。
根元から幹が真っすぐ伸びていますので、盆栽に適していない苗木になります。親木にすることにして正解でした。
根鉢の底は、
根が密になり、土が固まった状態で、
植え付け・植え替えをすると、
根の成長がよくありませんので、崩します。
根鉢の底の根と土を崩しました。水はけがよくなり、根腐れの心配がなくなります。
長く伸びた走り
根があります。
5月下旬と、
植え付け・植え替えをする時期ではありませんので、
根の
剪定は気になる
走り根だけにしました。
根鉢をたくさん崩すと、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。
枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要な根は取り除きます。
根鉢を崩して、鉢に植え付け・植え替えをする準備ができました。
鉢に植え付け・植え替えをする
根鉢を崩した出猩々(デショウジョウ)モミジを用土を入れて準備した鉢に入れます。
根元の位置を確認します。
スリット鉢の段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差になるように調節します。
高い場合は、3分目まで入れた用土を減らします。低い場合は用土を増やします。少し低いですので、用土を足しました。
根元の位置が、
スリット鉢の
段差になりました。
根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。
赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
表面の土は、
腐葉土を入れないで、
赤玉土だけの
用土にしました。
表面に腐葉土があると虫が発生しやすくなりますので、注意が必要です。
スリット鉢の段差より少し下まで用土を入れます。
ウォータースペースを作るために、鉢のフチより1~2センチ下まで用土を入れますが、スリット鉢は、段差がありますので、分かりやすいです。
仕上げに、表面の土は
軽石を敷きます。
軽石は固く、
水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。
水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。
雨や水遣りで土が跳ねて、葉に付着しますと、病気の原因になりますので、表面の土を軽石にするとよいです。
出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木を鉢に植え付け・植え替えをすることができ、小さな鉢植えが完成しました。
出猩々モミジの管理
出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
出猩々モミジの水遣りや栽培環境、病害虫などの管理ついてのポイントを確認しましょう。
出猩々モミジの水遣り
植え付け・植え替えをした後に
水遣りをすると、最初は鉢の底から茶色の泥水が流れます。
赤玉土の表面に付着した微塵です。
微塵が鉢の中で固まると、水通り(排水性)が悪くなりますので、鉢の底から透明の水が流れるようになるまで、水をたっぷり与えます。
出猩々(デショウジョウ)モミジの水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
水の与え過ぎに注意が必要です。乾き具合は、鉢を手に持ち重さで判断するとよいです。小さな鉢植えは簡単にできます。
春と秋は1~2日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は、落葉して休眠していますので完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。
出猩々モミジの栽培環境
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
出猩々(デショウジョウ)モミジは、日が当たりがよい場所で育てます。真夏は西日が当たらないように管理すると、水切れを防ぐことができます。
半日陰でも、育てることができますが、枝が徒長したり、葉の色が悪くなったりします。
出猩々モミジの病害虫
病気:うどんこ病・すす病
うどんこ病は、葉に白い粉をまぶしたような状態になることが特徴です。糸状菌である「うどんこ病菌」が原因。進行すると葉が黄色に変色したり、変形したりします。最後は葉が落ちますので、葉の数が減ることで樹勢が悪くなる病気です。
うどんこ病の発生初期は、葉に小さな白色の斑点ができます。この段階で病気が発生した葉を水でよく洗い流し、風通しのよい場所で管理すれば、簡単に進行を防ぐことができます。予防としてホームセンターや園芸店で販売されている殺菌剤が配合されたスプレータイプの薬剤を散布するとよいです。
うどんこ病が進行した場合は、病気が発生した葉を取り除き、専用の殺菌剤を散布します。
朝晩と昼の気温差が大きくなる春と秋に発生しやすいですので、水遣りのときに注意して観察することが大切です。
うどんこ病を予防する方法は、菌が発生して繁殖しないように風通しと日当りを確保することになります。葉が重ならないように、剪定や葉刈りをします。鉢植えの場合は置く場所を変えることもおすすめです。
すす病は、葉にすすのような黒色の粉が付着する病気。すす病の病原菌は、カビの一種である糸状菌ですが、植物に寄生しているのではなく、アブラムシやカイガラムシなどの害虫の排泄物に寄生して栄養を吸収することで繁殖します。葉の表面に発生すると日光が当たらないので光合成が妨げられ、葉の状態が悪くなります。
発生の初期の段階では、すす病が発生した葉を水でよく洗い流します。病気が進行した葉は取り除きます。
すす病の対策は、アブラムシやカイガラムシなどの害虫を駆除することです。害虫を見つけることができれば、園芸用の殺虫剤を散布します。害虫の対策をすれば、すす病が発生することはありません。
害虫:アブラムシ、テッポウムシ(ゴマダラカミキリ)など
アブラムシは植物全般に寄生する害虫です。植物の汁を吸う吸汁性害虫で新芽や若い葉を好み、口針を差し込んで汁液を吸います。汁液を吸われることで植物が弱り、生育が悪くなることが特徴です。
ウイルス病を媒介したり、排泄物がすす病を発生させますので、アブラムシを発見したら、駆除します。園芸用のアブラムシに効果がある殺虫剤を散布すれば、駆除できます。
アブラムシは発生しやすい害虫です。一度駆除しても、羽がある有翅虫が飛んできたり、殺虫剤が効きにくい卵が残ったりすることで再発します。春と秋に発生しやすいですので、注意が必要です。
テッポウムシはカミキリムシの幼虫です。幹の中で食害しますので樹が弱り、枯れることがあります。幹に穴があったり、おがくずが落ちていれば、テッポウムシが発生しています。穴に針金を入れて捕殺したり、専用の殺虫剤を穴に注入したりして駆除します。
地植えした大きな樹に発生することが多いです。カミキリムシの幼虫ですので、近くに山や林がある場合は注意が必要です。
出猩々モミジの剪定
出猩々(デショウジョウ)
モミジの
剪定に適した時期は、落葉した晩秋から冬の11月~1月です。
または、春に芽吹いて、伸びすぎた枝を5月に剪定することができます。
購入した
出猩々(デショウジョウ)
モミジは、
深植えされていましたので、
植え付け・植え替えすることで、少し
樹高が大きくなりました。
右の長く徒長した
枝は、節の間隔が大きく、不要ですので、
剪定します。
出猩々(デショウジョウ)
モミジの
剪定は、簡単ですので、チャレンジするとよいです。
樹高が10センチぐらいになり、コンパクトな鉢植えになりました。
出猩々モミジの育て方のポイント
- 日当たり・風通しがよい場所で育てる。夏は直射日光が当たらない明るい日陰で管理。
- 用土は普通の市販の培養土。作る場合は赤玉土と腐葉土を7:3で配合。
- 水遣りは、表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は落葉後に緩効性化成肥料を少量与えます。
- 植え付け・植え替えは、12月~3月頃が適しています。
出猩々(デショウジョウ)モミジは基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
鉢植えは根詰りしないように、2~3年に1回、植え替えをします。落葉した晩秋から冬に剪定をするとよいです。
出猩々モミジの今後
5月24日に、出猩々(デショウジョウ)モミジの苗木を鉢に植え付け・植え替えしました。
出猩々(デショウジョウ)モミジの今後の様子はこの記事を更新します。1年間の育てる様子を記録します。
状態がよくなり、枝を増やして、挿し木や取り木で盆栽の素材を作るための親木として、活躍してもらう予定です。
モミジを種から育てていますので、参考にして下さい。
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